4th NBAer?

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日本代表の馬場雄大が、マブスのトレーニングキャンプに参加することになりましたね。

サマーリーグでもマブスの一員として、短い出場時間ながらもコンスタントに結果を残していました。

 

そして迎えたワールドカップでは、全敗だった日本代表の中で唯一の明るい材料と言える活躍を見せていました。

特にアメリカ代表相手に見せた18得点のパフォーマンスは、NBAの関係者にも大きなインパクトを与えたものと思います。

 

ただ、呼ばれたからと言って、すぐにNBAの舞台に立てるわけではありません。

 

まずマブスのロースターは、既に枠いっぱいの15人に対してギャランティー契約を与えています。

そして、渡邊雄太と同じ2WAY契約も、既に2人と契約していて空きがありません。

 

今回結んだのはトレーニングキャンプに参加するための契約で、大抵の場合はシーズン開幕前にカットされてしまう選手がほとんどです。

 

ロースターに残るためには、ギャランティー契約をもらっている15人のうちの誰かをカットして入り込むか、2WAY契約している選手のどちらかを蹴落としてもぐり込むかのどちらかしかありません。

 

まずギャランティー契約をもらっている選手を追いやるというのは、よっぽどの活躍をしない限り現実的には難しいです。

チーム側としては、たとえ誰かを解雇したとしても、ギャランティーしている1年分のサラリーは丸々支払わなければいけませんので、そこまでしても獲る価値があると思える選手でない限り、そんなことはしません。

 

可能性があるとすれば、キャンプやプレシーズンマッチで活躍して、2WAY契約を勝ち取る方法がありますが、それでも今いる2人のどちらかをリリースしてもいいと思える活躍をしない限りは、なかなか難しいでしょう。

 

現実的には、傘下のGリーグチームに所属して、誰かが離脱した時にコールアップしてもらえるように、Gリーグで結果を出し続けるしかありません。

年明け以降に解禁される10日間契約が、Gリーグの選手にとってはNBAに上がるきっかけをつかめるチャンスとなります。

 

それから、日本ではSFの馬場ですが、198cmというサイズは、NBAではSGの標準サイズになります。

そこで、SGとしても使ってもらえるように、3Pシュートの精度を上げていくことが、生き残りへ向けた課題となっていくでしょう。

 

いずれにしても、キャンプに呼ばれるぐらい活躍が評価されたということは素晴らしいことです。

このスタートラインに立てることができる人は限られていますので、是非このチャンスを活かして、日本人4人目のNBA選手を目指してほしいなと思います。

 

 

★セフォローシャがロケッツへ

 

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本気で優勝を狙うロケッツは、ベテランのウィングディフェンダーを探していました。

 

昨シーズン途中にトレードで加入したイマン・シャンパートとの再契約を交渉していましたが、契約は成立せず。

 

一昨シーズンにプレーしていたルーク・ンバムーテにも声をかけましたが、こちらも空振り。

 

そこで、ベテランFAを集めたミニキャンプを行い、ニック・ヤング、テレンス・ジョーンズ、タボ・セフォローシャ、アーロン・アフラーロらを招き、その中からセフォローシャに落ち着きました。

 

セフォローシャは、ウェストブルックとハーデンがいたサンダーで先発SGとして出場しており、コンビネーションやケミストリーは問題ないと思われます。

 

ロースターはこんな感じになりそうです。

  

PG:ラッセル・ウェストブルック/オースティン・リバース/クリス・クレモンズ

SG:エリック・ゴードン/ジェラルド・グリーン/ベン・マクレモアマイケル・フレイジャー

SF:ジェイムス・ハーデン/ダヌエル・ハウスJr./タボ・セフォローシャ

PF:PJ・タッカー/ゲイリー・クラーク/デヨンテイ・デイビスアンソニー・ベネット

  C:クリント・カペラ/タイソン・チャンドラーネネ/アイザイア・ハーテンスタイン

 

その前にネネとも再契約しましたが、昨シーズン途中で加入したファリードの名前は一切出てきていません。

 

ファリードは加入後すぐに活躍を見せ、先発したゲームの平均は、16.2点・10.5リバウンド・FG成功率58.8%という素晴らしい結果を残しました。

 

しかし、プレーオフではほとんど使われず、せっかく活躍の場が見つかったと思ったのもつかの間、また姿が見えなくなってしまいました。

 

なぜいつも使われなくなってしまうのかは謎ですが、ロケッツのプレースタイルにも合っていたので、チームに必要なプレイヤーではないかと思います。

 

 

★大型トレードの妄想

 

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前回、あったらいいなのトレード話を書きましたが、もう一つ実現したらいいんじゃない?という大型トレードのお話を。

 

<ネッツ>

 ブラッドリー・ビール(←ウィザーズ)

 スビアトスラフ・ミハイリュウク(←ピストンズ

 カイリー・トーマス(←ピストンズ

 クリスチャン・ウッド(←ピストンズ

 

ピストンズ

 スペンサー・ディンウィディ(←ネッツ)

 ジョー・ハリス(←ネッツ)

 ダービス・ベルターンズ(←ウィザーズ)

 

<ウィザーズ>

 レジー・ジャクソン(←ピストンズ

 キャリス・ルバート(←ネッツ)

 ジャレット・アレン(←ネッツ)

 ロディオンス・クルークス(←ネッツ)

 1巡目指名権×2つ(←ネッツ)

 2巡目指名権×1つ(←ピストンズ

 

なかなか壮大なスケールの三角トレードですね〜

チームごとに見ていきます。

 

<ネッツ>

PG:カイリー・アービングジェイレン・ハンズ

SG:ブラッドリー・ビールデビッド・ヌワバカイリー・トーマス/セオ・ピンソン

SF:ギャレット・テンプルスビアトスラフ・ミハイリュウ/ジャーナン・ムサ

PF:トーリーン・プリンスクリスチャン・ウッドデン・アデル(ウィルソン・チャンドラー)(ケビン・デュラント)

  C:ディアンドレ・ジョーダンニコラス・クラクストンヘンリー・エレンソン

 

ブラッドリー・ビールを獲得して、カイリー&KD&ビールという新BIG3を形成しようという大胆なプランです。

KDが戻れば、カイリー、ビール、プリンス、KD、ディアンドレという強力なスターティング5が出揃います。

 

ただ一方で、ディンウィディ、ルバート、ジョー・ハリス、クルークス、ジャレット・アレンと昨シーズンのほぼスターティング5を根こそぎ出してしまうことになるため、ロールプレイヤーの戦力層はかなり薄くなってしまいます。

どっちがいいのか両刃の剣という取り引きですね。

 

ピストンズ

PG:スペンサー・ディンウィディデリック・ローズティム・フレイジャー

SG:ルーク・ケナード/ブルース・ブラウン/ラングストン・ギャロウェイ

SF:ジョー・ハリストニー・スネルジョー・ジョンソン

PF:ブレイク・グリフィン/マーキフ・モーリスダービス・ベルターンズ

  C:アンドレ・ドラモンド/ソン・メイカセクー・ドゥンブーヤ

 

ディンウィディは元々ピストンズでキャリアをスタートさせ、ネッツへの移籍でブレイクした選手。

ただ、ネッツにはディアンジェロラッセル、そしてカイリー・アービングと先発PGがいたため、スーパーサブ的な役割に留まっていました。

ピストンズは、先発PGのレジー・ジャクソンが契約最終年を迎えているので、ここでディンウィディに司令塔を交換できるのはいい話です。

穴になっていたSFにジョー・ハリスが収まるのもプラスですね。

 

<ウィザーズ>

PG:レジー・ジャクソンイシュマイル・スミスクリス・キオーザジャスティン・ロビンソン(アイザイア・トーマス)/(ジョン・ウォール)

SG:キャリス・ルバートCJ・マイルズ/ジョーダン・マクリー/イザック・ボンガ

SF:ロディオンス・クルークス/トロイ・ブラウンJr.ジェメリオ・ジョーンズ

PF:ジャレット・アレン八村塁アドミラル・スコフィールド

  C:トーマス・ブライアント/イアン・マインミモリッツ・ワーグナー

 

ウィザーズは、エースのビールを出す代わりに、4人もの先発級選手を手にできます。

ルバート、ジャレット・アレン、クルークスはいずれもネッツで先発を務めていました。

 

レジー・ジャクソンも、先発不在のPGポジションにピタリと収まります。

契約も残り1年なので、ジョン・ウォールが戻ってくるまでの間の先発としてちょうどいいかもしれません。

 

ウィザーズのGMはブラッドリー・ビールは出さないと名言していますが、もしトレードがあるとしたら、八村と一緒に成長していけるような若手コアが複数獲得できるといいなと思います。

 

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ピストンズ時代のディンウィディ

Trading places?

ワールドカップが終わりました。

アメリカ代表は・・・・結局7位ですか。

まあ、さんざん「こんなメンバーでいいのか?」と疑問を呈してきましたが、それでも準決勝ぐらいは行くだろうと思っていたので、予想を下回る結果となりました。

来年のオリンピックにはベストなメンバーが集まるといいんですが・・・・

 

さて、NBAが恋しくなってきたのでトレードの話題です(笑)

といっても、「こんなトレードがあったらどうだろう?」という妄想レベルの話なんですが、ちょっとおもしろい記事があったので、その内容を検証していきたいなと。

オールスター級の選手を題材に、こんな風に動かしたらお互いにもっとバランス良くなるんじゃない?というようなお話です。

 

 

ディアンジェロラッセルとアーロン・ゴードンを交換

 

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<マジック>        ⇔ <ウォリアーズ>

 ディアンジェロラッセル    アーロン・ゴードン

                 モー・バンバ

 

まあ、さんざん言われている「ディアンジェロラッセルはウォリアーズにフィットするのか?」問題なんですが、このトレードは魅力的なんじゃないかと思います。

 

ウォリアーズは既にスコアリングガードのカリーがいるので、ラッセルが来たらお互いに十分なシュート数が確保できないんじゃないかという心配、そしてクレイ・トンプソンが復帰してきたら本当に3ガードで行くのか?という懸念が払拭できません。

 

一方のマジックは長らく先発PGが獲得できず、バックアップだったDJ・オーガスティンがずっと先発を勤める状態が続いています。

得点力にも課題を抱えているので、ラッセルのような得点力のあるガードはチームにピッタリの人材です。

 

逆にフロントコートは人材が重なり気味です。

将来のセンターとしてドラフトしたバンバでしたが、FAで出ていくはずだったブチェビッチが予想以上の活躍を見せてオールスターになったため、急にもったいなくなって再契約を結んでしまいました。

 

また、ゴードンと若手のジョナサン・アイザックのポジションがカブっていて、現状はアイザックをSFで先発させていますが、慣れないポジションに伸び悩んでいます。

つまり、ブチェビッチ&バンバ、ゴードン&アイザックのポジションかぶりを是正した方がチームにとってはいいんですね。

 

ガードがかぶるウォリアーズと、インサイドがかぶるマジックで、それぞれの人材を交換すれば、お互いのロースターのバランスが向上して、WinWinになるということですね。

 

<ウォリアーズ>

PG:ステフェン・カリー/ジョーダン・プールカイ・ボウマン

SG:アレック・バークスグレン・ロビンソンⅢ/デイミオン・リー/(クレイ・トンプソン)

SF:アーロン・ゴードン/アルフォンゾ・マッキニー/ジェイコブ・エバンス

PF:ドレイモンド・グリーン/ケボン・ルーニーエリック・パスカルアレン・スマイラジッチ

  C:ウィリー・コーリー・スタインモー・バンバオマリ・スペルマン

 

ゴードンとドレイモンド・グリーンは、SFとPFが逆でもいいかもしれません。

ドレイモンドは、実質的にポイントフォワードですので。

圧倒的なサイズのバンバは、将来の先発としてじっくり育てたらおもしろい存在になります。

身体能力の高い2人が加入したら、ウォリアーズになかったサイズとスピードを与えてくれるでしょう。

 

<マジック>

PG:ディアンジェロラッセ/DJ・オーガスティン/マイケル・カーター・ウィリアムス

SG:エバン・フォーニエ/マーケル・フルツ/メルビンフレイジャー

SF:テレンス・ロス/ウェスリー・イワンドゥ

PF:ジョナサン・アイザックアル・ファルーク・アミヌ(チュマ・オケケ)

  C:ニコラ・ブチェビッチ/ケン・バーチ

 

ラッセルが先発PGに収まれば、弱かった得点力がグッと補強され、バックコートのサイズも大きくなります。

アイザックはPFにスライドし、昨シーズン6thマン賞候補にもなったロスが先発に上がれば、ポジション的なバランスは向上します。

ドラフトでポジションかぶりの指名をするのはフロントの失策なので、この辺で整理しないとそれぞれの選手のキャリアにとっても良くないでしょう。

 

 

クリス・ポールとアンドリュー・ウィギンスを交換

 

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<ウルブス>     ⇔ <サンダー>

 クリス・ポール      アンドリュー・ウィギンス

 ダニーロガリナーリ   ジェフ・ティー

              ゴーギー・ジェン

              ドラフト1巡目指名権

 

クリス・ポールは、トレード直後からずっと新たな移籍先が噂されてきました。

ただ、3年約124milという巨大契約が足かせとなるため、そう簡単には移籍先も見つかりません。

ただ、このままリビルディング中のサンダーにいても仕方なく、さらに若手のギルジャス・アレクサンダーがハンドリングする機会を減らしてしまうことになるため、いい移籍先が見つかればトレードするのがベストでしょう。

 

一方のウルブスも、MAX契約を結んだウィギンスが伸び悩み、その金額に見合った活躍ができていません。

4年約121milの残り契約は、年数は違いますが、総額はポールの契約とほぼ同じです。

まだ24才と若く、2人のスターを手放してしまったサンダーにとっては、賭けてみる価値があるかもしれません。

少なくとも、34才のポールを置いておくよりはいい投資でしょう。

 

<ウルブス>

PG:クリス・ポールシャバズ・ネイピアージェイレン・ノーウェル

SG:ジョシュ・オコギー/ジャレット・カルバータイロン・ウォーレス

SF:ロバート・コビントン/ジェイク・レイマントレビオン・グラハム

PF:ダニーロガリナーリノア・ボンレイ/ケイタ・ベイツ・ジョップ

  C:カール・アンソニー・タウンズ/ジョーダン・ベルナズ・リード

 

ウルブスの収まりはいいですね。

コビントンをSFに戻し、ガリナーリをPFに入れれば、バランスも悪くありません。

2人とも3Pが狙えるシューターなので、エースのタウンズにとってもやりやすくなるでしょう。

ポールのゲームメイク力があれば、得点機会はさらに増えるでしょう。

 

<サンダー>

PG:デニス・シュルーダー/ジェフ・ティー

SG:シェイ・ギルジャス・アレクザンダー/ハミドゥ・ディアロ/ディオンテ・バートン

SF:アンドリュー・ウィギンスアンドレ・ロバーソン/テレンス・ファーガソン/アブデル・ナダー

PF:ナーレンズ・ノエル/マイク・マスカーラダリアス・ベイズリー

  C:スティーブン・アダムス/ゴーギー・ジェンジャスティン・パットン

 

まだちょっとPGポジションが混雑していますが、実質的にギルジャス・アレクサンダーが司令塔役を担い、シュルーダーをスコアラー役で使えば、バランスが取れるかもしれません。

PFポジションが手薄なので、シュルーダーやティーグ、ロバーソンあたりを交換要員にして、PFの選手を獲得するのがいいでしょう。スティーブン・アダムスをプレーオフチームに出してもいいかもしれません。

 

 

③ドマンタス・サボニスとジェイレン・ブラウンを交換

 

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セルティックス>   ⇔ <ペイサーズ

 ドマンタス・サボニス    ジェイレン・ブラウン

 ダグ・マクダーモット    セミ・オジェレイ

 

こちらもポジションかぶりを是正するためのトレードです。

 

ペイサーズは、先発級のセンターが2人かぶっています。

今シーズンはサボニスをPFで先発させようとしていますが、どうもマイルス・ターナーとサボニスは同時に出しても相性が良くないようで、昨シーズンもあまり一緒にプレーはしていません。

なので、2人を並べて先発させてもどうなのか?という疑問が残されています。

 

セルティックスの方は、実質的に先発級のSFが3人います。

それを無理くりSG、SF、PFに散らして先発させていますが、これはあまりいい状態ではありません。

そこでロースターの整理をした方がいいんですが、MAX契約とケガが重荷になるヘイワードは出すのが難しく、テイタムはチームの柱になっていく存在なので、消去法でいくとブラウンが一番出しやすいということになります。

 

セルティックス>

PG:ケンバ・ウォーカーカーセン・エドワーズトレモント・ウォーターズ

SG:マーカス・スマート/ブラッド・ワナメイカー/ジャボンテ・グリーン

SF:ゴードン・ヘイワード/ダグ・マクダーモットロミオ・ラングフォード

PF:ジェイソン・テイタム/ダニエル・タイス/ロバート・ウィリアムス/グラント・ウィリアムス

  C:ドマンタス・サボニスイネス・カンターヴァンサン・ポアリエタッコ・フォール

 

サボニスが先発に入れば、カンターとのコンビでCポジションが強化されます。

サボニスをPFに上げて、SGヘイワード、SFテイタムでもいいかもしれません。

いずれにしても、走力と高さがあるサボニスは今のラインナップに合うビッグマンでしょう。

3Pシューターのマクダーモットも、プレーオフチームには必要なロールプレイヤーです。

 

ペイサーズ

PG:マルコム・ブログドンTJ・マッコーネル/アーロン・ホリデイ

SG:ジェレミー・ラムジャスティン・ホリデイエドモンド・サムナー/(ビクター・オラディポ)

SF:ジェイレン・ブラウンジャカール・サンプソンCJ・ウィルコック

PF:TJ・ウォーレンセミ・オジェレイ/アリーゼ・ジョンソン

  C:マイルス・ターナー/TJ・リーフ/ゴガ・ビターゼ

 

ボグダノビッチを失ったペイサーズは、ウィングプレイヤー、特にSFが不足していました。

ブラウンが入れば、ウォーレンをPFにスライドさせて、ポジションのバランスが向上します。

オラディポとブラウンのウィングコンビは、身体能力も高く、相手にとっては厄介な存在になります。

ガッチリした体格のオジェレイは、PFのバックアップとして必要なロールプレイヤーになるでしょう。

 

 

すっかり動きがなくなって久しいオフシーズンですが、こういう理にかなったトレードであれば、これからのタイミングでも実現してくれるとおもしろいな〜と思います。

Melo to BKN?

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先日カーメロ・アンソニーの去就問題について触れました。

 

kg21.hatenablog.com

 

その中でネッツ入りの可能性について考えてみましたが、また気になる噂がでてきたので紹介したいと思います。

 

先日のブログで、KD不在の今シーズンなら、フォワードの得点力が不足している状態なので、メロを入れるのもアリなんじゃないかというお話をしました。

 

もしフィットすれば、KD復帰後もベンチからの得点力として機能するし、ダメでも1年でリリースすればいいので、特に大きなリスクはありません。

 

レイカーズと契約したハワードのように、ノンギャランティーのベテラン最低年俸なんていう条件もあるので、リスク回避はいかようにでもできます。

 

 

で、今回出てきたネタは、チームの柱であるカイリーやKDから、メロを取ってほしいという要望が出た、とする噂です。

 

これは追い風になるかもしれませんね。

 

チームの主力がそう言ってるんですから、ケミストリーの問題は出ないでしょう。

 

 

そしてもう一つ、さらなる追い風となりそうな事実がありました。

 

オフに新加入したウィルソン・チャンドラーが、禁止薬物の使用で25試合の出場停止処分を受けたんですね。

 

チャンドラーは、バックアップのフォワードとして、ベンチから得点力を供給する役割として加入しました。

 

つまり、この役割はそっくりそのままメロにも当てはまる役割なんですね。

 

なので、KD不在の穴を埋める役割にプラスして、チャンドラーの穴を埋める役割としても取る価値はあるんじゃないか、という話です。

 

せめて、その出場停止期間となる最初の25試合分だけでも穴埋めで使ってみて、うまくいけば残せばいいし、ダメならリリースすればいいわけです。

 

昨シーズンのロケッツだって、10試合でリリースされているわけですから、25試合もやれば、うまくいくかいかないかの判断もつくはずです。

 

ロースターを見てみます。

 

<ネッツ>

PG:カイリー・アービング/スペンサー・ディンウィディ/ジェイレン・ハンズ

SG:キャリス・ルバート/ギャレット・テンプルデビッド・ヌワバ/セオ・ピンソン

SF:ジョー・ハリス/ロディオンス・クルークス/ジャーナン・ムサ/デン・アデル

PF:トーリーン・プリンスカーメロ・アンソニーニコラス・クラクストン(ウィルソン・チャンドラー)(ケビン・デュラント)

  C:ディアンドレ・ジョーダン/ジャレット・アレン/ヘンリー・エレンソン

 

先日のブログで、ネッツに入ってもいいんじゃないかと考えた時に、一番引っかかったのは、まさにこのチャンドラーでした。

 

役割がカブるからです。

 

同じポジションで、同じスコアラーの役割で、さらにオフの新加入という意味から言えば、チームに必要なのは“どっちか”なんですよね。

 

両方は要らない、というか、両方入れると若手の出場時間にシワ寄せが来ますので。

 

ただ、チャンドラーの出場停止でメロにチャンスが来たんじゃないかと思います。

 

カイリーやKDの後押しもあって、メロのネッツ入りが実現し、その25試合でチームの力になれることを証明できれば、ロースターに残る道が開けてくると思います。

 

あとは取るという判断をするかどうか、ですね。

 

 

最後にもう一つ、メロのネッツ入りを推したいポイントが。

 

メロはブルックリン生まれなんですね。

 

もしキャリア最後のチームになるとしたら、地元ブルックリンのチームで有終の美を飾ってほしいなと思います。 

 

 

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ジョー・ジョンソンNBA復帰?

 

2シーズン前の2017−18シーズンを最後にプレーしていなかったジョー・ジョンソンですが、今年3on3リーグのBIG3でMVPに輝いたことで、にわかにNBA復帰の話が浮上してきました。

 

プレーオフ上位進出を狙う、シクサーズクリッパーズ、バックス、ナゲッツに加え、ペリカンズも38才のベテランシューターに興味を示していると言われています。

 

この中で最もジョー・ジョンソンを必要としているのは、シクサーズだと思います。

 

シクサーズは、シュート職人のレディックと、クラッチシューターのバトラーを両方手放しています。

その両方の要素を併せ持っているジョー・ジョンソンは、是非ベンチに置いておきたい戦力だと思います。

 

シクサーズ

PG:ベン・シモンズ/トレイ・バークラウル・ネト/シェイク・ミルトン

SG:ジョシュ・リチャードソン/ザイーア・スミス/フルカン・コルクマズ/マリアル・シャヨック

SF:トバイアス・ハリス/ジェイムス・エニス/ジョー・ジョンソンティース・サイブル

PF:アル・ホーフォードマイク・スコット/ジョナ・ボールデン

  C:ジョエル・エンビードカイル・オクイン

 

ゲームを通してというよりは、終盤の勝負所でコートに入れておきたい選手ですね。

シューター不足のシクサーズには必要な戦力になると思います。

 

 

クリッパーズは、レナードにジョージ、ルー・ウィリアムスと、勝負所で任せられるシューターが揃っているので、あまり必要性を感じません。

 

それよりも、インサイドを充実させるべきじゃないかなと思います。

 

 

バックスも、ミドルトンに新加入のウェスリー・マシューズ、そして同じ38才のシューター、カイル・コーバーもいますので、こちらもあまり必要なさそうに感じます。

 

 

ナゲッツは、各ポジションにそれなりのコマは揃っているものの、勝負所のシューターは欲しいと思います。

特に若いチームですから、プレーオフの大事なところで頼れるベテランの力は貴重だと思います。

 

ナゲッツ

PG:ジャマール・マレー/モンテ・モーリス

SG:ゲイリー・ハリス/マリーク・ビーズリージョー・ジョンソンブラトコ・チャンチャー

SF:ウィル・バートン/トーリー・クレイグ/フアン・エルナンゴメス

PF:ポール・ミルサップ/ジェラミ・グラントマイケル・ポーターJr. 

  C:ニコラ・ヨキッチ/メイソン・プラムリー/ジャレッド・バンダービルトボル・ボル

 

 

最後にペリカンズですが、レディックを補強しているのでベテランシューター枠は間に合ってるかなと思っていましたが、SFのシューターであるダリアス・ミラーがアキレス腱断裂のケガを負い、今季絶望となってしまったため、急遽その穴を埋める必要が生じてきました。

 

若いチームに知識と経験を与える存在としても、貴重な存在かもしれません。

 

ペリカンズ>

PG:ジュルー・ホリデイ/ロンゾ・ボール/フランク・ジャクソン

SG:JJ・レディックジョシュ・ハートキール・アレクザンダー・ウォーカー

SF:ブランドン・イングラムジョー・ジョンソン/イートワン・ムーア/(ダリアス・ミラー)

PF:ザイオン・ウィリアムソン/ケンリッチ・ウィリアムス/ニコロ・メリ

  C:デリック・フェイバース/ジャーリル・オカフォー/ジャクソン・ヘイズ

 

 

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Most Valuable Player: Joe Johnson

Roster settled

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ついに、アメリカ代表チームの12名が決定しました。

 

足首をケガしたカイル・クーズマがチームを離れることになり、残ったメンバーがちょうど12名となったためです。

 

最終メンバーを見てみましょう。

 

【ガード】

 ケンバ・ウォーカー(セルティックス)

 マーカス・スマート(セルティックス)

 デリック・ホワイト(スパーズ)

 ドノバン・ミッチェル(ジャズ)

 

フォワード】

 ジョー・ハリス(ネッツ)

 クリス・ミドルトン(バックス)

 ジェイレン・ブラウン(セルティックス)

 ジェイソン・テイタム(セルティックス)

 ハリソン・バーンズ(キングス)

 カイル・クーズマ(レイカーズ

 

【センター】

 メイソン・プラムリー(ナゲッツ

 マイルズ・ターナーペイサーズ

 ブルック・ロペス(バックス)

 

Depth Chart です。

 

PG:ケンバ・ウォーカー/デリック・ホワイト/マーカス・スマート

SG:ドノバン・ミッチェル/ジョー・ハリス

SF:クリス・ミドルトン/ジェイレン・ブラウン

PF:ハリソン・バーンズ/ジェイソン・テイタム

  C:マイルス・ターナー/ブルック・ロペス/メイソン・プラムリー

 

結局、セルティックス4人衆は全員最終メンバーに残ることになりました。

12人中4人、チームの1/3がセルティックスということになります。

 

そのセルティックス勢の1人、マーカス・スマートもようやく実戦復帰を果たしました。 

ただその試合、オーストラリア代表との2回目の対戦で、アメリカ代表は敗れています。

 

なんでも、2006年の世界選手権で銅メダルに終わった以降は、国際試合で78連勝中だったらしいですが、それ以来の黒星なんだそうです。

オーストラリア代表にとっても、過去30回対戦して一度も勝てていないアメリカ代表相手に初勝利を挙げた、ということです。

 

試合の前日、ポポビッチHCは「(スパーズの選手であるパトリック・ミルズに)オーストラリアのゲームプランを持って来いって言ったんだ。(スパーズとの)契約のことで脅してね」と冗談をかましていましたが、そのミルズに30点を取られてやられました。

 

さらに、アンドリュー・ボーガットに16点・9リバウンド、ジョー・イングルスにも15点・7アシスト、アーロン・ベインズに13点と活躍を許し、オーストラリアに金星を献上しました。

 

まあ、これは練習試合の結果なので大騒ぎすることはないんですが、ライバルの各国に自信を与えたことは確かでしょう。

オーストラリアが勝てるんなら、ウチも勝てるぞ、という自信です。

 

例えば、セルビアやフランス、ギリシャといった各チームです。

 

セルビアは、ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ)、ボグダン・ボグダノビッチ(キングス)、ネマーニャ・ビエリツァ(キングス)、ボバン・マリヤノビッチ(マブス)、マルコ・グードゥリッチ(グリズリーズ)らのNBA選手がいます。

 

フランスも、ルーディ・ゴベア(ジャズ)、ニコラ・バトゥーム(ホーネッツ)、エバン・フォーニエ(マジック)、フランク・二リキナ(ニックス)、エリー・オコボ(サンズ)、ヴァンサン・ポアリエ(セルティックス)といった現役NBA選手に、ナンド・デ・コロ(元スパーズ)、アクセル・トゥーパン(元ナゲッツ)らの元NBA選手もいるタレント軍団です。

 

そしてギリシャは、何と言ってもMVPのヤニス・アデトクンボがいます。

他にもお兄さんのサナシス・アデトクンボ(バックス)、ニック・カラセズ(元グリズリーズ)、ジョルジオス・パパジャニス(元キングス)、コスタス・パパニコロウ(元ロケッツ)などNBA経験者は結構います。

 

NBA選手の数で言えば、本当はカナダもライバルになりえたんですが、結局は辞退の嵐で残ったNBA選手は、コーリー・ジョセフ(キングス)、ケン・バーチ(マジック)、クリス・ブシェー(ラプターズ)、オシェイ・ブリセット(ラプターズ)ぐらいとなってしまいました。

 

フルメンバーが揃えば、すごかったんですけどねぇ〜

 

kg21.hatenablog.com

 

 

★ハワードのレイカーズ入りが決定

 

ディマーカス・カズンズがシーズン絶望となり、注目されたレイカーズのセンター補強ですが、少なくとも4名が候補に挙がっていました。

ドワイト・ハワードジョアキム・ノア、マリース・スペイツ、マーチン・ゴータットの4選手です。

 

ただ最終的には、実績と経験から大方の予想通りハワードに決まりました。

過去の獲得は失敗に終わったものの、安価なロールプレイヤーとしてならリスクは少ないと踏んだのでしょう。

 

それが証拠に、ハワードとの契約はベテラン最低年俸の上に、ノンギャランティー契約だそうです。

つまり、うまくいかないとわかった時点ですぐに切れる契約にしたということです。

 

ベテラン最低年俸での1年契約であれば、ギャランティー契約にしたとしても大した負担ではありません。

にもかかわらず、ノンギャランティー契約を結んだというのは驚きでした。

 

かつてはオールスター常連で、得票数トップだった時代もあったハワードですが、まだ33才でノンギャランティーの最低年俸というのは、相当な落差です。

昨シーズンまで、バイアウトされたとはいえ24mil以上もらってましたからね。

 

これでハワードがプレーに集中して、ゴール下のリバウンドやブロックで地道に頑張ってくれれば、レイカーズはお得な買い物をしたことになります。

 

ハワード加入後のロースターはこちらで。

 

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2019-20 Season Preview

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開幕まであと2ヶ月。

 

ちょっと早い気もしますが、各チームのロースターが大体固まってきたので、この段階で軽~く順位予想なんぞしてみたいと思います。

 

まずはディビジョンごとに。

  

<アトランティック>

シクサーズ

セルティック

③ネッツ

ラプターズ

⑤ニックス

 

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ホーフォード、ジョシュ・リチャードソンが加入し、ディフェンスの強化に成功したシクサーズが1位。

バトラーとレディックは失いましたが、オフェンスの駒が多すぎて噛み合ってなかった印象もあったので、攻守のバランスが向上したのは非常にいいことだと思います。

 

カイリーの代わりにケンバを獲得したセルティックスは、逆にチームワークが向上して成績を伸ばすと思います。

テイタムやジェイレン・ブラウンが飛躍を遂げる1年となりそうです。

 

そのカイリーが移籍したネッツが3位。

KDはいないものの、ディアンドレ・ジョーダンやトーリーン・プリンスが加入し、ルバートやディンウィディ、ジョー・ハリスといった主力も残っているので、侮れないチームです。

 

初優勝を遂げたラプターズは、レナードとグリーンが両方抜けたため、戦力ダウンは否めません。

ロースターのほとんどが今年が契約最終年という事情もあり、若手の成長に期待しながら、来年夏のシャッフルを念頭に置いた1年になりそうです。

 

ニックスは、この夏大物取りに失敗し、小粒な戦力の寄せ集めチームになってしまいました。

また来夏のFA市場をにらみつつ、どの選手を残すべきかを吟味していく1年になると思います。

 

 

<サウスイースト>

①ヒート

②マジック

③ホークス

④ウィザーズ

⑤ホーネッツ

 

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バトラーが加入し、ドラギッチが復帰するヒートを1位に。

新人タイラー・ヒーローの活躍ぶりも期待されます。

 

昨シーズンはプレーオフ進出を果たしたマジックですが、このオフは現有戦力の再契約に留まり、新戦力の補強はほとんどなかったため、ヒートの下に。

 

若手イケイケチームのホークスは、これからどんどん伸びていくでしょう。

ヤングとコリンズを中心に、今年入ったルーキーたちの活躍にも注目が集まります。

 

八村塁の加入で注目度アップのウィザーズですが、全体的な戦力の層は薄く、かなり苦しい戦いを強いられそうです。

ジョン・ウォールの復帰はいつになるのか。。

 

大黒柱のケンバを失ったホーネッツも、ウィザーズ同様厳しい戦力状態に。

オフェンス面でエースとなるべき存在が誰になるのか、心配です。

 

 

<セントラル>

①バックス

ペイサーズ

ピストンズ

④ブルズ

⑤キャブス

 

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リーグ最高勝率をマークしたバックスは、今シーズンも健在。

今年こそファイナル進出を目指したいところです。

 

ペイサーズは、オラディポの復帰時期がいつぐらいになるのか。

それでも的確な補強でプレーオフ戦力は維持しているのがさすが。

 

ピストンズは、昨シーズンの主力+デリック・ローズでどこまでいけるか。

できれば、もう少しウィングの補強が欲しいところです。。

 

ブルズは、有望な若手が多く、成長が期待されるチーム。

懸念のPG問題が解決すれば、勝ち星もついてくるようになるでしょう。

 

キャブスもタレントのある若手が多いチームですが、バランスに難あり。

ガーランド&セクストンの小柄な攻撃的PGコンビが機能するのか心配です。

 

 

ということで、カンファレンス全体で見てみるとこんな感じでしょうか?

 

イースタン

①バックス(1→)

シクサーズ(3↑)

セルティックス(4↑)

④ネッツ(6↑↑)

ペイサーズ(5→)

⑥ヒート(10↑↑↑↑)

ラプターズ(2↓↓↓↓↓)

ピストンズ(8→)

⑨マジック(7↓↓)

⑩ホークス(12↑↑)

⑪ブルズ(13↑↑)

⑫ニックス(15↑↑↑)

⑬キャブス(14↑)

⑭ウィザーズ(11↓↓↓)

⑮ホーネッツ(9↓↓↓↓↓↓)

 

バックスとシクサーズは、イースタンのTOPを争う2チームになるでしょう。

チームケミストリーが向上したセルティックスがそれを追う展開。

ネッツとペイサーズは、エース不在でも戦力が粒ぞろいで侮れない存在。

ヒート、ラプターズピストンズ、マジックあたりが、プレーオフ最後の枠を狙って争いそうです。

ホークス、ブルズは、若手の成長でどこまで成績を伸ばしてくるか楽しみ。

ニックス、キャブス、ウィザーズ、ホーネッツは苦しいシーズンになりそうです。

 

 

続いてウェスタンにいきます。

 

<サウスウェスト>

①ロケッツ

②スパーズ

ペリカン

マブス

グリズリーズ

 

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ウェストブルックを手に入れたロケッツは、再び強さを取り戻しそうです。

ハーデンとの超攻撃型バックコートは、各チームの脅威となりそうです。

 

スパーズは、先発PGのデジョンテ・マレーが復帰し、成長著しいデリック・ホワイトの存在もあって、バックコートが充実しました。

23シーズン連続のプレーオフ進出なるか、注目されます。

 

AD後のチーム再建を図るペリカンズですが、大物新人ザイオンの指名に、イングラム、レディック、フェイバースら新戦力の加入もあり、いきなりプレーオフも狙える戦力になりそうです。

 

マブスは、復帰するポルツィンギスの出来が成績を左右しそう。

ドンチッチとのヨーロッパコンビで旋風を巻き起こすか、注目が集まります。

 

グリズリーズは完全にリビルディングイヤーになります。

ジャクソン、モラント、クラークらの若手を、プレーさせながらチームのコアに育てていく1年になります。

 

 

<ノースウェスト>

ナゲッツ

②ジャズ

ブレイザーズ

④ウルブス

⑤サンダー

 

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カンファレンス2位の成績だったナゲッツは、ほとんど主力が変わらず。

チームプレーの部分で、他のチームを一歩リードしそうです。

 

ジャズは、コンリーやボグダノビッチを補強してオフェンス力がアップ。

持ち前のディフェンス力にオフェンス力が追加され、手強い存在になりそう。

 

ブレイザーズは、シャッフルされたフロントコートがどう機能するか。

ホワイトサイドがゴール下で持てる力を発揮すれば、ロースターのバランスが向上しそう。

 

若手の成長が期待されるウルブスは、伸び悩み中。

ウィギンスが期待に応えられれば、プレーオフも狙えますが・・・

 

ウェストブルックとポール・ジョージを一挙に失ったサンダー。

あまりに突然だったためリビルディングに入る準備もできておらず、ひたすら我慢の年になりそうです。

 

 

<パシフィック>

クリッパーズ

レイカーズ

③ウォリアーズ

④キングス

⑤サンズ

 

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パシフィックは激戦区ですね。

大型移籍で話題のクリッパーズレイカーズは今シーズン1番の注目チームです。

 

両者の比較で言うと、昨シーズンにプレーオフへ進出しているメンバーをベースにしているクリッパーズが一歩リードしていると思います。

ロールプレイヤーのケミストリーが出来上がっているところに大物2人が加わるわけですから、しっかり強いチームができると思います。

 

その意味で言うと、これからケミストリーを積み上げていくレイカーズは少し時間がかかるかもしれません。

先発Cを予定していたカズンズの離脱で、フロントコートの層の薄さも気になります。

 

ウォリアーズは大きくチームが変わりました。

KDとトンプソンの離脱だけでなく、ロールプレイヤー陣もガラッと変わり、若手も増えたので、今までのような常勝チームとはいかないでしょう。

 

キングスは、プレーオフまであと一歩のところまで来ています。

マービン・バグリーが先発に上がり、コーリー・スタイン⇒デドモンの先発C交代が吉と出れば、プレーオフが狙えるかもしれません。

 

サンズはようやく先発PGを手に入れましたが、まだフロントの迷走が目につきます。

チーム再建までの道のりは長そうです。

 

 

ということで、カンファレンス全体を見てみます。

 

ウェスタン】

クリッパーズ(8↑↑↑↑↑↑↑)

ナゲッツ(2→)

レイカーズ(10↑↑↑↑↑↑↑)

④ジャズ(5↑)

⑤ロケッツ(4↓)

ブレイザーズ(3↓↓↓)

⑦ウォリアーズ(1↓↓↓↓↓↓)

⑧スパーズ(7↓)

⑨キングス(9→)

ペリカンズ(13↑↑↑)

マブス(14↑↑↑)

⑫ウルブス(11↓)

⑬サンズ(15↑↑)

⑭サンダー(6↓↓↓↓↓↓↓↓)

グリズリーズ(12↓↓↓)

 

ウェスタンは上位が混戦模様です。

プレーオフの戦力に大物2人を加わったクリッパーズを、昨シーズン2位のナゲッツ、ADを加えたレイカーズが追う展開でしょうか。

コンリーとボグダノビッチを加えたジャズ、ウェストブックを加えたロケッツも、トップ争いに加わってくる力があります。

ブレイザーズは、ホワイトサイドの加入が吉と出れば上位も狙えそうです。

大きく変容したウォリアーズはプレーオフも安全圏とは言えず、その座をスパーズとキングスが虎視眈々と狙っています。

ペリカンズとマブスは、若手の台頭でどこまで旋風を巻き起こせるか楽しみです。

ウルブスとサンズは補強が中途半端で、伸び悩みの状態が続きそうです。

サンダーはチーム作り直し、グリズリーズは若手育成の1年になるでしょう。

Best rookie?

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突然ですが、ちょっとおもしろいアンケートがあったのでご紹介したいと思います。

 

今年のルーキーたちが、同じルーキー同士を評価し合ったアンケートなんですが、少し意外なというか、興味深い結果が出てたので、シェアしたいなと思いました。

 

ちなみに、アンケートのルールとして、自分に投票するとか、カレッジのチームメイトやNBAのチームメイトに投票するのはNGにしているそうです。

 

 

Q)今シーズンの新人王は?

 

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ザイオン・ウィリアムソン(ペリカンズ) 35%

②ジャー・モラント(グリズリーズ) 27%

③RJ・バレット(ニックス) 5%

 キャメロン・レディッシュ(ホークス) 5%

 

ここは順当な結果ですね。

ドラフト順位通りになってます。

10位指名のレディッシュが同率3位になってるのが、ちょっと意外ですね。

 

 

Q)1番いいNBAキャリアを過ごすのは?

 

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①キャメロン・レディッシュ(ホークス) 19%

②ジャー・モラント(グリズリーズ) 16%

③ディアンドレ・ハンター(ホークス) 11%

④RJ・バレット(ニックス) 5%

 ジャクソン・ヘイズ(ペリカンズ) 5%

 コービー・ホワイト(ブルズ) 5%

 ザイオン・ウィリアムソン(ペリカンズ) 5%

 

おっと、これは意外ですね。

なんとキャメロン・レディッシュが1位になっています。

デューク大時代はザイオンとバレットの影に隠れる形で力を発揮できなかったレディッシュですが、同じルーキー仲間からの評価は高いということがわかります。

 

 

Q)今年のドラフトで1番の掘り出し物は?

 

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①ボル・ボル(2巡目44位⇒ナゲッツ) 19%

 ケビン・ポーターJr.(1巡目30位⇒キャブス) 19%

③カーセン・エドワーズ(2巡目33位⇒セルティックス) 5%

 ナシアー・リトル(1巡目25位⇒ブレイザーズ) 5%

 アイザイア・ロビー(2巡目45位⇒マブス) 5%

 コービー・ホワイト(1巡目7位⇒ブルズ) 5%

 グラント・ウィリアムス(1巡目22位⇒セルティックス) 5%

 

ボル・ボルはロッタリーピックと言われていたのに、2巡目まで順位が落ちましたからね。

ケビン・ポーターJr.は、持っているタレントはNBAレベルと評判のスウィングマンなので、期待値が高くなってますね。

 

 

Q)最も身体能力が高いのは?

 

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ザイオン・ウィリアムソン(ペリカンズ) 87%

②ブランドン・クラーク(グリズリーズ) 8%

 

これは簡単でしたね。

それにしても9割近いというのは圧倒的ですが。

 

 

Q)ベストシューターは?

 

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①タイラー・ヒーロー(ヒート) 33%

②カイル・ガイ(キングス) 29%

③キャメロン・ジョンソン(サンズ) 13%

④タイ・ジェローム(サンズ) 8%

⑤ジョーダン・プール(ウォリアーズ) 4%

 

1位はサマーリーグでも活躍したタイラー・ヒーロー。

2位もNCAAトーナメントでクラッチシュートを決めたカイル・ガイ。

まあ、納得のランキングという感じですね。

 

 

Q)ベストディフェンダーは?

 

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①マティース・サイブル(シクサーズ) 37%

②ディアンドレ・ハンター(ホークス) 29%

③ブランドン・クラーク(グリズリーズ) 8%

 ジャクソン・ヘイズ(ペリカンズ) 8% 

 ナシアー・リトル(ブレイザーズ) 8%

 

これも順当な結果ですね。

ティース・サイブルは、ディフェンスのスペシャリスト。

ディアンドレ・ハンターは、攻守両面で貢献度の高い選手。

ブランドン・クラークは、ジャンプ力から繰り出されるブロックが持ち味。

 

 

Q)ベストプレイメイカーは?

 

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①ジャー・モラント(グリズリーズ) 40%

②ダリアス・ガーランド(キャブス) 15%

③タイ・ジェローム(サンズ) 10%

 コービー・ホワイト(ブルズ) 10%

⑤ニキール・アレクザンダー・ウォーカー(ペリカンズ) 8%

⑥ケビン・ポーターJr.(キャブス) 6%

 トレモント・ウォーターズ(セルティックス) 6%

 

今年のドラフトNo.1PGのジャー・モラントが1位に。

それは想定内ですが、あとは今年のドラフトに純粋な司令塔タイプのPGがいないため、団子状態感がありますね。。

 

 

Q)NBAでプレーするにあたって、一番大きなアジャストは何ですか?

①スピード、ゲームのペースの速さ 40%

②フィジカル面(身体能力、サイズ、相手の身体の強さ) 21%

 試合スケジュール、シーズンの長さ 21%

④生活スタイル、時間の管理 12%

 

NBAでは、試合時間の長さが40分⇒48分に変わるだけでなく、その中のポゼッションの数も大きく変わります。

NCAAのポゼッション数を48分換算すると「82.8」なのに対し、NBAのポゼッション数は「100.7」もあるんですね。

つまり、試合のペースが早いということなんです。

 

僕はなんとなく、82試合という長丁場のシーズンだとか、フィジカルの強さなんかが1位に来るのかなと思っていましたが、それは2位なんですね。

実際にプレーする選手たちが一番違いを実感しているのは、ゲームスピードの速さなんですね〜

ちょっと意外な気がしました。

 

 

Q)一番磨くべきスキルは何ですか?

①シューティング 32%

②ボールハンドリング 16%

③パス 9%

④身体の強さ 7%

⑤判断力 5%

 ディフェンス 5%

 全て 5%

 お金の管理 5%

 

やはり、シューティングを一番の課題に挙げる人が多いですね。

そしてボールハンドリングやパス、フィジカルの強さなどが続きます。

速い展開の中での判断力(Decision-making)も非常に大切な要素になります。

 

 

Q)好きな選手は?

①ルブロン・ジェイムス(レイカーズ) 38%

②ケビン・デュラント(ネッツ) 20%

③カワイ・レナード(クリッパーズ) 8%

 デイミアン・リラード(ブレイザーズ) 8%

⑤デビン・ブッカー(サンズ) 5%

 ジェイムス・ハーデン(ロケッツ) 5%

 

ルブロンは3年連続で人気No.1なんだそうです。

その前は3年連続でデュラントが1位でした。

リラードやブッカーといった渋い名前も挙がっている一方で、一般のファンから絶大な人気のあるカリーには1票も入っていないところが、ちょっとおもしろい結果でした。

 

 

さて、いかがでしたでしょうか?

意外な結果もあって、ちょっとおもしろかったので取り上げてみました。

 

元ネタのサイトはこちらです。

英語サイトですが、動画もありますのでどうぞ。

https://www.nba.com/2019-20-nba-rookie-survey

Reunion?

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ディマーカス・カズンズを失ったレイカーズですが、手薄となったセンターの補強に意外な選手の名前が挙げられています。

 

ドワイト・ハワードです。

 

最近すっかりプレーしている姿を見なくなったハワードですが、昨シーズンはウィザーズに所属していてほとんど欠場(出場は9試合のみ)。

そしてこの夏、コストカットでグリズリーズへ放出されました。

 

グリズリーズからはまだバイアウトされていませんが、イグオダーラと同じく、何らかの形で放出されることは間違いないとみられています。

 

しかし、レイカーズ行きの噂が出るのは興味深いものがあります。

 

なぜなら、ハワードは一度レイカーズに所属したことがあり、それが失敗だったとして放出された過去があるからです。

 

2012年の夏、34才になったコービー・ブライアントにもう一花咲かせるため、レイカーズは大型補強に打って出ました。

当時リーグを代表するセンターだったハワードと、MVP経験者のスティーブ・ナッシュを迎え入れたのです。

 

メンバーはこう変わりました。

 

<2011-12シーズン>

PG:デレック・フィッシャー

SG:コービー・ブライアント

SF:メタ・ワールドピース

PF:パウ・ガソール

  C:アンドリュー・バイナム

    ↓

<2012-13シーズン>

PG:スティーブ・ナッシュ

SG:コービー・ブライアント

SF:メタ・ワールドピース

PF:パウ・ガソール

  C:ドワイト・ハワード

 

ナッシュはだいぶベテランでしたが、ハワードは当時26才と全盛期バリバリ。

当然、レイカーズの成績がジャンプアップすると期待されました。

 

しかし、結果は真逆でした。

 

◆2011-12シーズン:41勝25敗 勝率62.1% ウェスト3位タイ

    ↓

◆2012-13シーズン:45勝37敗 勝率54.9% ウェスト7位タイ

 

チーム成績はアップするどころか、だいぶダウンして、ギリギリプレーオフに進出したという状態でした。

 

ハワードの個人成績もダウンしました。

 

◆2011-12シーズン:20.6点・14.5リバウンド・2.1ブロック

    ↓

◆2012-13シーズン:17.1点・12.4リバウンド・2.4ブロック

 

かつてリーグの大物センターを引き抜いて栄華を築いてきたレイカーズの歴史でしたが、シャック以来の大物GETと思われたハワード獲得は、とんだ外れクジに終わるという結果になりました。

 

レイカーズは、ハワードにたった1年で見切りをつけ、ハワードはロケッツへと去っていきました。

 

こういう過去の経緯があったので、レイカーズもハワードを取らないだろうし、ハワードもレイカーズに行きたがらないだろうと思っていました。

 

なので、今回の噂が出た時に驚いたわけです。

 

もしハワードのレイカーズ入りが実現すると、ロースターはどうなるでしょう?

 

PG:ラジョン・ロンド/クイン・クック/アレックス・カルーソ/ディミトリアス・ジャクソン

SG:ダニー・グリーンエイブリー・ブラッドリートロイ・ダニエルズザック・ノーベルJr.

SF:ルブロン・ジェイムス/ケンタビウス・コールドウェル・ポープ/テイレン・ホートン・タッカー

PF:カイル・クーズマ/ジャレッド・ダドリーコスタス・アデトクンボ

  C:アンソニーデイビス/ジャベイル・マッギー/ドワイト・ハワード(ディマーカス・カズンズ)

 

うーん・・・・こんな感じでしょうか?

 

マッギーかハワードをセンターで先発させて、アンソニーデイビスをPFに戻すという考え方もあると思いますが、インサイドの人員の少なさを考えると、それは厳しいんじゃないかな?と思っています。

 

現状のロースターだと、ガード系の選手が多くなっていて、上背のあるローテーションプレイヤーがAD、マッギー、クーズマの3人しかいないんですね。

 

この状態でADをPFに、クーズマをSFに上げるのは厳しいんじゃないかな?という話です。

 

一応、並べてみます。

 

PG:ルブロン・ジェイムス/ラジョン・ロンド/クイン・クックディミトリアス・ジャクソン

SG:ダニー・グリーンエイブリー・ブラッドリートロイ・ダニエルズ/アレックス・カルーソ/ザック・ノーベルJr.

SF:カイル・クーズマ/ケンタビウス・コールドウェル・ポープ/テイレン・ホートン・タッカー

PF:アンソニーデイビスジャレッド・ダドリーコスタス・アデトクンボ

  C:ジャベイル・マッギー/ドワイト・ハワード(ディマーカス・カズンズ)

 

一応SFに入れているものの、KCPは6-5(196cm)、ホートン・タッカーは6-4(193cm)しかなく、本当ならSGに入れるべき選手です。

 

PFに入れているダドリーも6-8(203cm)と上背がなく、アデトクンボはまだ未知数の2WAY契約選手。

 

それがハワードかどうかは別としても、本来ならあと2人ぐらいはビッグマンを入れておきたいところです。

 

 

ちなみに、もう1人噂が出ているのはジョアキム・ノア。

 

昨年はシーズン途中からグリズリーズに加わり、久しぶりに元気な姿を見せていました。

ゴール下で身体を張れるビッグマンは、今のレイカーズに必要なピースだと思います。

 

さて、レイカーズの判断やいかに。

 

 

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