先日カーメロ・アンソニーの去就問題について触れました。
その中でネッツ入りの可能性について考えてみましたが、また気になる噂がでてきたので紹介したいと思います。
先日のブログで、KD不在の今シーズンなら、フォワードの得点力が不足している状態なので、メロを入れるのもアリなんじゃないかというお話をしました。
もしフィットすれば、KD復帰後もベンチからの得点力として機能するし、ダメでも1年でリリースすればいいので、特に大きなリスクはありません。
レイカーズと契約したハワードのように、ノンギャランティーのベテラン最低年俸なんていう条件もあるので、リスク回避はいかようにでもできます。
で、今回出てきたネタは、チームの柱であるカイリーやKDから、メロを取ってほしいという要望が出た、とする噂です。
これは追い風になるかもしれませんね。
チームの主力がそう言ってるんですから、ケミストリーの問題は出ないでしょう。
そしてもう一つ、さらなる追い風となりそうな事実がありました。
オフに新加入したウィルソン・チャンドラーが、禁止薬物の使用で25試合の出場停止処分を受けたんですね。
チャンドラーは、バックアップのフォワードとして、ベンチから得点力を供給する役割として加入しました。
つまり、この役割はそっくりそのままメロにも当てはまる役割なんですね。
なので、KD不在の穴を埋める役割にプラスして、チャンドラーの穴を埋める役割としても取る価値はあるんじゃないか、という話です。
せめて、その出場停止期間となる最初の25試合分だけでも穴埋めで使ってみて、うまくいけば残せばいいし、ダメならリリースすればいいわけです。
昨シーズンのロケッツだって、10試合でリリースされているわけですから、25試合もやれば、うまくいくかいかないかの判断もつくはずです。
ロースターを見てみます。
<ネッツ>
PG:カイリー・アービング/スペンサー・ディンウィディ/ジェイレン・ハンズ
SG:キャリス・ルバート/ギャレット・テンプル/デビッド・ヌワバ/セオ・ピンソン
SF:ジョー・ハリス/ロディオンス・クルークス/ジャーナン・ムサ/デン・アデル
PF:トーリーン・プリンス/カーメロ・アンソニー/ニコラス・クラクストン/(ウィルソン・チャンドラー)/(ケビン・デュラント)
C:ディアンドレ・ジョーダン/ジャレット・アレン/ヘンリー・エレンソン
先日のブログで、ネッツに入ってもいいんじゃないかと考えた時に、一番引っかかったのは、まさにこのチャンドラーでした。
役割がカブるからです。
同じポジションで、同じスコアラーの役割で、さらにオフの新加入という意味から言えば、チームに必要なのは“どっちか”なんですよね。
両方は要らない、というか、両方入れると若手の出場時間にシワ寄せが来ますので。
ただ、チャンドラーの出場停止でメロにチャンスが来たんじゃないかと思います。
カイリーやKDの後押しもあって、メロのネッツ入りが実現し、その25試合でチームの力になれることを証明できれば、ロースターに残る道が開けてくると思います。
あとは取るという判断をするかどうか、ですね。
最後にもう一つ、メロのネッツ入りを推したいポイントが。
メロはブルックリン生まれなんですね。
もしキャリア最後のチームになるとしたら、地元ブルックリンのチームで有終の美を飾ってほしいなと思います。
2シーズン前の2017−18シーズンを最後にプレーしていなかったジョー・ジョンソンですが、今年3on3リーグのBIG3でMVPに輝いたことで、にわかにNBA復帰の話が浮上してきました。
プレーオフ上位進出を狙う、シクサーズ、クリッパーズ、バックス、ナゲッツに加え、ペリカンズも38才のベテランシューターに興味を示していると言われています。
この中で最もジョー・ジョンソンを必要としているのは、シクサーズだと思います。
シクサーズは、シュート職人のレディックと、クラッチシューターのバトラーを両方手放しています。
その両方の要素を併せ持っているジョー・ジョンソンは、是非ベンチに置いておきたい戦力だと思います。
<シクサーズ>
PG:ベン・シモンズ/トレイ・バーク/ラウル・ネト/シェイク・ミルトン
SG:ジョシュ・リチャードソン/ザイーア・スミス/フルカン・コルクマズ/マリアル・シャヨック
SF:トバイアス・ハリス/ジェイムス・エニス/ジョー・ジョンソン/マティース・サイブル
PF:アル・ホーフォード/マイク・スコット/ジョナ・ボールデン
C:ジョエル・エンビード/カイル・オクイン
ゲームを通してというよりは、終盤の勝負所でコートに入れておきたい選手ですね。
シューター不足のシクサーズには必要な戦力になると思います。
クリッパーズは、レナードにジョージ、ルー・ウィリアムスと、勝負所で任せられるシューターが揃っているので、あまり必要性を感じません。
それよりも、インサイドを充実させるべきじゃないかなと思います。
バックスも、ミドルトンに新加入のウェスリー・マシューズ、そして同じ38才のシューター、カイル・コーバーもいますので、こちらもあまり必要なさそうに感じます。
ナゲッツは、各ポジションにそれなりのコマは揃っているものの、勝負所のシューターは欲しいと思います。
特に若いチームですから、プレーオフの大事なところで頼れるベテランの力は貴重だと思います。
<ナゲッツ>
PG:ジャマール・マレー/モンテ・モーリス
SG:ゲイリー・ハリス/マリーク・ビーズリー/ジョー・ジョンソン/ブラトコ・チャンチャー
SF:ウィル・バートン/トーリー・クレイグ/フアン・エルナンゴメス
PF:ポール・ミルサップ/ジェラミ・グラント/マイケル・ポーターJr.
C:ニコラ・ヨキッチ/メイソン・プラムリー/ジャレッド・バンダービルト/ボル・ボル
最後にペリカンズですが、レディックを補強しているのでベテランシューター枠は間に合ってるかなと思っていましたが、SFのシューターであるダリアス・ミラーがアキレス腱断裂のケガを負い、今季絶望となってしまったため、急遽その穴を埋める必要が生じてきました。
若いチームに知識と経験を与える存在としても、貴重な存在かもしれません。
<ペリカンズ>
PG:ジュルー・ホリデイ/ロンゾ・ボール/フランク・ジャクソン
SG:JJ・レディック/ジョシュ・ハート/ニキール・アレクザンダー・ウォーカー
SF:ブランドン・イングラム/ジョー・ジョンソン/イートワン・ムーア/(ダリアス・ミラー)
PF:ザイオン・ウィリアムソン/ケンリッチ・ウィリアムス/ニコロ・メリ
C:デリック・フェイバース/ジャーリル・オカフォー/ジャクソン・ヘイズ