2019-20 Season Preview
開幕まであと2ヶ月。
ちょっと早い気もしますが、各チームのロースターが大体固まってきたので、この段階で軽~く順位予想なんぞしてみたいと思います。
まずはディビジョンごとに。
<アトランティック>
②セルティックス
③ネッツ
⑤ニックス
ホーフォード、ジョシュ・リチャードソンが加入し、ディフェンスの強化に成功したシクサーズが1位。
バトラーとレディックは失いましたが、オフェンスの駒が多すぎて噛み合ってなかった印象もあったので、攻守のバランスが向上したのは非常にいいことだと思います。
カイリーの代わりにケンバを獲得したセルティックスは、逆にチームワークが向上して成績を伸ばすと思います。
テイタムやジェイレン・ブラウンが飛躍を遂げる1年となりそうです。
そのカイリーが移籍したネッツが3位。
KDはいないものの、ディアンドレ・ジョーダンやトーリーン・プリンスが加入し、ルバートやディンウィディ、ジョー・ハリスといった主力も残っているので、侮れないチームです。
初優勝を遂げたラプターズは、レナードとグリーンが両方抜けたため、戦力ダウンは否めません。
ロースターのほとんどが今年が契約最終年という事情もあり、若手の成長に期待しながら、来年夏のシャッフルを念頭に置いた1年になりそうです。
ニックスは、この夏大物取りに失敗し、小粒な戦力の寄せ集めチームになってしまいました。
また来夏のFA市場をにらみつつ、どの選手を残すべきかを吟味していく1年になると思います。
<サウスイースト>
①ヒート
②マジック
③ホークス
④ウィザーズ
⑤ホーネッツ
バトラーが加入し、ドラギッチが復帰するヒートを1位に。
新人タイラー・ヒーローの活躍ぶりも期待されます。
昨シーズンはプレーオフ進出を果たしたマジックですが、このオフは現有戦力の再契約に留まり、新戦力の補強はほとんどなかったため、ヒートの下に。
若手イケイケチームのホークスは、これからどんどん伸びていくでしょう。
ヤングとコリンズを中心に、今年入ったルーキーたちの活躍にも注目が集まります。
八村塁の加入で注目度アップのウィザーズですが、全体的な戦力の層は薄く、かなり苦しい戦いを強いられそうです。
ジョン・ウォールの復帰はいつになるのか。。
大黒柱のケンバを失ったホーネッツも、ウィザーズ同様厳しい戦力状態に。
オフェンス面でエースとなるべき存在が誰になるのか、心配です。
<セントラル>
①バックス
④ブルズ
⑤キャブス
リーグ最高勝率をマークしたバックスは、今シーズンも健在。
今年こそファイナル進出を目指したいところです。
ペイサーズは、オラディポの復帰時期がいつぐらいになるのか。
それでも的確な補強でプレーオフ戦力は維持しているのがさすが。
ピストンズは、昨シーズンの主力+デリック・ローズでどこまでいけるか。
できれば、もう少しウィングの補強が欲しいところです。。
ブルズは、有望な若手が多く、成長が期待されるチーム。
懸念のPG問題が解決すれば、勝ち星もついてくるようになるでしょう。
キャブスもタレントのある若手が多いチームですが、バランスに難あり。
ガーランド&セクストンの小柄な攻撃的PGコンビが機能するのか心配です。
ということで、カンファレンス全体で見てみるとこんな感じでしょうか?
【イースタン】
①バックス(1→)
②シクサーズ(3↑)
③セルティックス(4↑)
④ネッツ(6↑↑)
⑤ペイサーズ(5→)
⑥ヒート(10↑↑↑↑)
⑦ラプターズ(2↓↓↓↓↓)
⑧ピストンズ(8→)
⑨マジック(7↓↓)
⑩ホークス(12↑↑)
⑪ブルズ(13↑↑)
⑫ニックス(15↑↑↑)
⑬キャブス(14↑)
⑭ウィザーズ(11↓↓↓)
⑮ホーネッツ(9↓↓↓↓↓↓)
バックスとシクサーズは、イースタンのTOPを争う2チームになるでしょう。
チームケミストリーが向上したセルティックスがそれを追う展開。
ネッツとペイサーズは、エース不在でも戦力が粒ぞろいで侮れない存在。
ヒート、ラプターズ、ピストンズ、マジックあたりが、プレーオフ最後の枠を狙って争いそうです。
ホークス、ブルズは、若手の成長でどこまで成績を伸ばしてくるか楽しみ。
ニックス、キャブス、ウィザーズ、ホーネッツは苦しいシーズンになりそうです。
続いてウェスタンにいきます。
<サウスウェスト>
①ロケッツ
②スパーズ
③ペリカンズ
④マブス
ウェストブルックを手に入れたロケッツは、再び強さを取り戻しそうです。
ハーデンとの超攻撃型バックコートは、各チームの脅威となりそうです。
スパーズは、先発PGのデジョンテ・マレーが復帰し、成長著しいデリック・ホワイトの存在もあって、バックコートが充実しました。
23シーズン連続のプレーオフ進出なるか、注目されます。
AD後のチーム再建を図るペリカンズですが、大物新人ザイオンの指名に、イングラム、レディック、フェイバースら新戦力の加入もあり、いきなりプレーオフも狙える戦力になりそうです。
マブスは、復帰するポルツィンギスの出来が成績を左右しそう。
ドンチッチとのヨーロッパコンビで旋風を巻き起こすか、注目が集まります。
グリズリーズは完全にリビルディングイヤーになります。
ジャクソン、モラント、クラークらの若手を、プレーさせながらチームのコアに育てていく1年になります。
<ノースウェスト>
①ナゲッツ
②ジャズ
④ウルブス
⑤サンダー
カンファレンス2位の成績だったナゲッツは、ほとんど主力が変わらず。
チームプレーの部分で、他のチームを一歩リードしそうです。
ジャズは、コンリーやボグダノビッチを補強してオフェンス力がアップ。
持ち前のディフェンス力にオフェンス力が追加され、手強い存在になりそう。
ブレイザーズは、シャッフルされたフロントコートがどう機能するか。
ホワイトサイドがゴール下で持てる力を発揮すれば、ロースターのバランスが向上しそう。
若手の成長が期待されるウルブスは、伸び悩み中。
ウィギンスが期待に応えられれば、プレーオフも狙えますが・・・
ウェストブルックとポール・ジョージを一挙に失ったサンダー。
あまりに突然だったためリビルディングに入る準備もできておらず、ひたすら我慢の年になりそうです。
<パシフィック>
③ウォリアーズ
④キングス
⑤サンズ
パシフィックは激戦区ですね。
大型移籍で話題のクリッパーズとレイカーズは今シーズン1番の注目チームです。
両者の比較で言うと、昨シーズンにプレーオフへ進出しているメンバーをベースにしているクリッパーズが一歩リードしていると思います。
ロールプレイヤーのケミストリーが出来上がっているところに大物2人が加わるわけですから、しっかり強いチームができると思います。
その意味で言うと、これからケミストリーを積み上げていくレイカーズは少し時間がかかるかもしれません。
先発Cを予定していたカズンズの離脱で、フロントコートの層の薄さも気になります。
ウォリアーズは大きくチームが変わりました。
KDとトンプソンの離脱だけでなく、ロールプレイヤー陣もガラッと変わり、若手も増えたので、今までのような常勝チームとはいかないでしょう。
キングスは、プレーオフまであと一歩のところまで来ています。
マービン・バグリーが先発に上がり、コーリー・スタイン⇒デドモンの先発C交代が吉と出れば、プレーオフが狙えるかもしれません。
サンズはようやく先発PGを手に入れましたが、まだフロントの迷走が目につきます。
チーム再建までの道のりは長そうです。
ということで、カンファレンス全体を見てみます。
【ウェスタン】
①クリッパーズ(8↑↑↑↑↑↑↑)
②ナゲッツ(2→)
③レイカーズ(10↑↑↑↑↑↑↑)
④ジャズ(5↑)
⑤ロケッツ(4↓)
⑥ブレイザーズ(3↓↓↓)
⑦ウォリアーズ(1↓↓↓↓↓↓)
⑧スパーズ(7↓)
⑨キングス(9→)
⑩ペリカンズ(13↑↑↑)
⑪マブス(14↑↑↑)
⑫ウルブス(11↓)
⑬サンズ(15↑↑)
⑭サンダー(6↓↓↓↓↓↓↓↓)
⑮グリズリーズ(12↓↓↓)
ウェスタンは上位が混戦模様です。
プレーオフの戦力に大物2人を加わったクリッパーズを、昨シーズン2位のナゲッツ、ADを加えたレイカーズが追う展開でしょうか。
コンリーとボグダノビッチを加えたジャズ、ウェストブックを加えたロケッツも、トップ争いに加わってくる力があります。
ブレイザーズは、ホワイトサイドの加入が吉と出れば上位も狙えそうです。
大きく変容したウォリアーズはプレーオフも安全圏とは言えず、その座をスパーズとキングスが虎視眈々と狙っています。
ペリカンズとマブスは、若手の台頭でどこまで旋風を巻き起こせるか楽しみです。
ウルブスとサンズは補強が中途半端で、伸び悩みの状態が続きそうです。
サンダーはチーム作り直し、グリズリーズは若手育成の1年になるでしょう。