Stats Leaders

さて、もし今シーズンが中断したまま再開せず、これで打ち切られることになると、現時点での成績で個人タイトルも決まってしまうのかもしれません。

 

そんなわけで、各部門のスタッツリーダーを振り返ってみようかと思います。 

 

<得点>

①ジェイムス・ハーデン(ロケッツ) 34.4点

②ブラッドリー・ビール(ウィザーズ) 30.5点

③ヤニス・アデトクンボ(バックス) 29.6点

④トレイ・ヤング(ホークス) 29.6点

⑤デイミアン・リラード(ブレイザーズ) 28.9点

 

ハーデンがぶっちぎっているので、3年連続の得点王は間違いなかったですね。

オールスターに漏れたビールが2位と踏ん張り、周囲を見返しています。

MVP最右翼のヤニスが3位につけ、トレイ・ヤングが同率で4位。

28.7点で6位につけるドンチッチと共に、2年目の2人が大躍進しました。

 

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やっぱりどう考えてもビールはオールスターに選ばれるべきだったと思いますね

 

 

<リバウンド>

アンドレ・ドラモンド(ピストンズ/キャブス) 15.2本

②ハッサン・ホワイトサイドブレイザーズ) 14.2本

③ヤニス・アデトクンボ(バックス) 13.7本

④ルディ・ゴベール(ジャズ) 13.7本

⑤ドマンタス・サボニス(ペイサーズ) 12.4本

 

リバウンドも、ドラモンドが3年連続4度目のタイトル確実でした。

ブレイザーズへ移籍した復活したホワイトサイドが2位。

ヤニスは得点に続いて、リバウンドでもリーグ3位にランクイン。

初オールスターのゴベールは、ヤニスと同率で4位に入りました。

同じく初オールスターのサボニスが、5位と躍進しています。

 

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シーズン途中でキャブスへ移ったドラモンドは、今後の去就も気になります

 

 

<アシスト>

①ルブロン・ジェイムス(レイカーズ) 10.6本

②トレイ・ヤング(ホークス) 9.3本

③リッキー・ルビオ(サンズ) 8.9本

④ルカ・ドンチッチ(マブス) 8.7本

⑤ベン・シモンズ(シクサーズ) 8.2本

 

ルブロンがキャリア17年目のシーズンにして初のアシスト王に。

PGでもなく、しかも35才にして初めてアシストのタイトルを獲るというのは、常人には真似のできない離れ業だと思います。

2位のヤングは、得点に続いてアシストでも躍進。

3位のルビオは、開幕前の評価を覆してサンズで復活しました。

4位のドンチッチは、シーズントリプルダブルに迫る大躍進でした。

 

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全30チームに対してトリプルダブルを記録した最初の選手となる偉業を達成

 

 

<スティール>

①ベン・シモンズ(シクサーズ) 2.1本

②クリス・ダン(ブルズ) 2.0本

アンドレ・ドラモンド(ピストンズ/キャブス) 1.9本

④フレッド・バンブリート(ラプターズ) 1.9本

⑤カワイ・レナード(クリッパーズ) 1.8本

 

アシストで5位に入ったシモンズが、初のスティール王に。

2位はディフェンスに定評のあるブルズのPGダン。

リバウンド王のドラモンドは、ビッグマンなのにスティールも3位というのが驚異的。

バンブリートは今シーズン初めて先発に定着したことで、スタッツも伸びました。

レナードは安定のTOP5入りですね。

 

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大きなサイズとガードのスキルが、スティールを奪うのに最適なシモンズ

 

 

<ブロック>

①ハッサン・ホワイトサイドブレイザーズ) 3.1本

②ブルック・ロペス(ネッツ) 2.4本

③アンソニーデイビスレイカーズ) 2.4本

④マイルス・ターナーペイサーズ) 2.2本

⑤クリスタップス・ポルツィンギス(マブス) 2.1本

 

ホワイトサイドのブロック王は、4年ぶり2回目。

リバウンドの2位と合わせて、2部門でトップクラスの数字を残しました。

2位のロペスはキャリアハイの数字。

2年前のブロック王であるADが3位、昨年のブロック王ターナーが4位に。

今シーズン復帰を果たしたポルツィンギスは、TOP5入りを果たしました。

 

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スタッツ的にはピーク時の輝きを取り戻した印象のあるホワイトサイド

 

<FG成功率>

①ミッチェル・ロビンソン(ニックス) 74.2%

②ルディ・ゴベール(ジャズ) 69.8%

③ジャレット・アレン(ネッツ) 64.6%

④クリント・カペラ(ロケッツ/ホークス) 62.9%

⑤ブランドン・クラーク(グリズリーズ) 62.3%

 

ニックスの2年目の若手ビッグマン、ロビンソンがトップ。

そしてその74.2%という数字は、なんとNBA史上トップの数字。

72−73シーズンのチェンバレンの72.7%という記録を抜く、歴史的快挙です。

せっかくの記録が注釈付きの参考記録にならないように願います・・・

ルーキーのクラークがTOP5に入っているのも評価したいですね。

 

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あのチェンバレンの記録を塗り替えるというのは、なかなかできない偉業です

 

 

<3P成功率>

①ジョージ・ヒル(バックス) 48.0%

②セス・カリー(マブス) 45.3%

③JJ・レディック(ペリカンズ) 45.2%

④ダンカン・ロビンソン(ヒート) 44.8%

⑤ダグ・マクダーモット(ペイサーズ) 44.5%

 

2位のセス・カリーは、キャリア通算の3P成功率でも44.2%で2位に浮上しました。

1位はスティーブ・カー、兄のステフは5位ですから、スゴイとこに入りましたね。

4位のロビンソンは、昨シーズンまでロースターに残れるかどうかギリギリだった選手。

今シーズンは不動のスターターに抜擢され、大躍進を遂げています。

3P成功数でもリーグ4位ですので、質も量もトップレベルの活躍でした。

 

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キャリア通算の成功率でお兄さん超えを果たしたセスが、シーズンでも2位に

 

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無名のダンカン・ロビンソンは今シーズン大躍進を遂げ、MIPの有力候補にも

 

 

<ダブルダブル>

①ヤニス・アデトクンボ(バックス) 52回

②ハッサン・ホワイトサイドブレイザーズ) 51回

③ドマンタス・サボニス(ペイサーズ) 50回

アンドレ・ドラモンド(ピストンズ/キャブス) 47回

⑤ルディ・ゴベール(ジャズ) 45回

 

ここでもヤニスが強いですね。

57試合中の52試合でダブルダブルを記録しており、逆に言うと5試合しかダブルダブルじゃなかった試合がなかったということですね。

5人の顔ぶれは、リバウンドのTOP5と同じメンツです。

 

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わずか30分程度の出場時間で、誰よりもすごいスタッツを残しています・・・

 

 

<トリプルダブル>

①ルカ・ドンチッチ(マブス) 14回

②ルブロン・ジェイムス(レイカーズ) 13回

③ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ) 12回

ラッセル・ウェストブルック(ロケッツ) 8回

⑤ベン・シモンズ(シクサーズ) 6回

 

昨シーズンまでのトリプルダブル王ウェストブルックが、ハーデンのいるロケッツに入ったことでスタッツが抑えられ、代わりにドンチッチが新トリプルダブル王になっています。

平均でも28.7点・9.3リバウンド・8.7アシストですから驚異的な数字ですね。

 

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次世代を担うスター確定ですね。これでまだ21才になったばかりですから