Central Div.

イースト最後は、セントラル・ディビジョンです。

 

 

<ブルズ>

 

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PG:トマス・サトランスキー/クリス・ダン/ライアン・アーチディアコノ/シャキール・ハリソン

SG:ザック・ラビーンコービー・ホワイト/デンゼル・バレンタイン/マックス・ストラスアダム・モコカ

SF:オットー・ポーターJr./チャンドラー・ハッチソン

PF:ラウリ・マルッカネン/サディアス・ヤングダニエル・ギャフォード

  C:ウェンデル・カーターJr./ルーク・コーネットクリスティアーノ・フェリシオ

 

PG問題が解決しないブルズは、コービー・ホワイトをドラフト指名し、サトランスキーをFAで獲得しました。

ただ、どちらもコンボガードであり、純然たる司令塔ではありません。

昨シーズンの先発クリス・ダンの処遇も含め、まだまだ不透明な部分が残されています。

 

インサイドはロビン・ロペスが抜けましたが、若手のマカネンとカーターのプレータイムが増やせるので、特に問題はなさそう。

ルーキーのギャフォードは6-11(211cm)の長身でジャンプ力に優れ、見ていて楽しい選手なので、今後の成長が楽しみです。

 

 

<キャブス>

 

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PG:ダリアス・ガーランド/マシュー・デラベドーバ/ブランドン・ナイト

SG:コリン・セクストン/ジョーダン・クラークソンケビン・ポーターJr.

SF:ジェディ・オスマンアルフォンゾ・マッキニーディラン・ウィンドラー

PF:ケビン・ラブ/ラリー・ナンスJr./タイラー・クックディーン・ウェイド

  C:トリスタン・トンプソン/アンテ・ジジッチ/ジョン・ヘンソン

 

昨年のドラフトに引き続き、今年もスコアリングPGを指名し、周囲を驚かせたキャブス。

リラード&マッカラムに例える人もいますが、ガーランド&セクストンはさらに小さい6-2(188cm)のコンビです。

ディフェンス面でのミスマッチをどう考えているのか、非常に心配です。

 

また、チーム全体としても、完全にリビルディングモードに入りながら、トレードやFAなどで特に大きな動きもなく、ロースターは現状維持のまま。

ベテラン5人(トンプソン、ナイト、クラークソン、ヘンソン、デラベドーバ)の契約が切れる来年オフを狙っているのかもしれませんが、チーム改編を行うなら早く動き出した方がいいように思います。

 

 

ピストンズ

 

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PG:レジー・ジャクソンデリック・ローズティム・フレイジャージョーダン・ボーン

SG:ブルース・ブラウン/ラングストン・ギャロウェイ/カイリー・トーマス

SF:トニー・スネル/ルーク・ケナード/スビアトスラフ・ミハイリュウク/ルイス・キング

PF:ブレイク・グリフィン/マーキフ・モーリスセクー・ドゥンブーヤ

  C:アンドレ・ドラモンド/ソン・メイカー/クリスチャン・ウッド

 

大型トレードなどの補強の動きがあるかと思ったピストンズですが、結局ロールプレイヤーを少し入れただけの動きに留まりました。

デリック・ローズ、マーキフ・モーリス、トニー・スネル、クリスチャン・ウッドといった面々はおもしろい補強ですが、チームが上を目指せるかというと疑問です。

 

1巡目8位指名で先発定着が期待されたスタンリー・ジョンソンも手放してしまいましたし、今後のチームの方向性に不安が残ります。

今勝てるチームを目指すのか、将来に向けた投資をするのか、いまいちハッキリしない中庸なチームになってしまっているような気がします。

 

もし今勝とうと思っているなら、思い切ってクリス・ポールを取ってしまうような大胆な動きがあってもおもしろいんですけどね・・・・

 

ちなみに、クリスチャン・ウッドはペリカンズでの8試合で平均16.9点・7.9リバウンドとプチブレイクしたので、今シーズンが楽しみな存在です。

 

 

ペイサーズ

 

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PG:マルコム・ブログドンTJ・マッコーネル/アーロン・ホリデイ

SG:ジェレミー・ラムジャスティン・ホリデイエドモンド・サムナーナズ・ミトロウ・ロング/(ビクター・オラディポ)

SF:TJ・ウォーレン/ダグ・マクダーモット/ライアン・ボウエンⅡ

PF:ドマンタス・サボニス/ジャカール・サンプソン/アリーゼ・ジョンソン

  C:マイルス・ターナー/TJ・リーフ/ゴガ・ビターゼ

 

ダレン・コリソンが引退、タイリーク・エバンスが出場停止、ボヤン・ボグダノビッチ、サディアス・ヤング、ウェスリー・マシューズ、コーリー・ジョセフ、カイル・オクインをFAで失ったペイサーズ

これだけ大量の主力を失いながらも、しっかりと補強をまとめてくるのがペイサーズのフロントが優秀なところ。

 

PGの先発にブログドン、バックアップにマッコーネルを入れ、オラディポの復帰を待つSGには先発でも使えるラムとホリデイ兄を補強。

SFには10.8milと安価なウォーレンをトレードで獲得し、ブルズでの4試合で平均20点・8リバウンドと爆発力を見せたサンプソンをバックアップに入れました。

 

あとは、プレースタイルが合わずに併用を避けてきたサボニスとターナーが、先発として並んだ時に機能するかどうかが、今後の鍵を握ってきそうです。

 

 

<バックス>

 

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PG:エリック・ブレッドソー/ジョージ・ヒルフランク・メイソンⅢ

SG:ウェスリー・マシューズ/パット・コノートン/ドンテ・ディビンチェンゾ

SF:クリス・ミドルトン/カイル・コーバー/スターリング・ブラウン/サナシス・アデトクンボキャメロン・レイノルズ

PF:ヤニス・アデトクンボ/エルサン・イリャソワ/ドラガン・ベンダー

  C:ブルック・ロペス/ロビン・ロペス/DJ・ウィルソン

 

マルコム・ブログドンと二コラ・ミロティッチを手放したバックスですが、代わりにマシューズとコーバーのベテランシューターを入れました。

将来的なチーム構成を考えれば若手のブログドンは残したいところでしたが、ひとまずプレーオフで戦うシュート力は維持できました。

 

また、ゴール下にディフェンス力のあるロペス弟を獲得。

キングスで2年のキャリアがあるメイソンと2ウェイ契約を結んだり、かつてのドラフト4位指名であるベンダーを最低年俸で契約するなど、お得な買い物もしています。

 

今シーズンは優勝を目指すバックスですが、この一連の補強が奏功するか注目です。