Atlantic Div.

アメリカ代表チームの追記を書いたばっかりでしたが、また新たな追加があり、ヒートで3年目を迎えるセンターのバム・アデバヨが招集されたようです。

コロコロ変わりすぎるので、また大きな動きがあったらおさらいします。

 

さて、夏のFA市場もほぼほぼ落ち着いてきたかなという感じになりましたので、この時点でどこに誰がいったかを簡単に整理してみたいと思います。

今年のオフはかなりたくさんの動きがありましたので、もう何が何だかわけわからんくなってる方も多いと思いますので、一旦確認する意味で整理します。

 

まずはアトランティックから。

 

 

セルティックス>

 

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PG:ケンバ・ウォーカーカーセン・エドワーズ/ブラッド・ワナメイカー/トレモント・ウォータース

SG:ジェイレン・ブラウン/マーカス・スマート/ジャボンテ・グリーン

SF:ゴードン・ヘイワード/セミ・オジェレイ/ロミオ・ラングフォード

PF:ジェイソン・テイタム/ダニエル・タイス/グラント・ウィリアムス

  C:イネス・カンター/ロバート・ウィリアムスⅢ/ヴァンサン・ポアリエタッコ・フォール

 

カイリーとホーフォード、ロジアーらが抜けたセルティックスですが、ケミストリーという意味ではまとまりがよくなるんじゃないかと思います。

 

またルーキーたちも、1on1に優れるラングフォード、パデュー大で平均24.3点をマークした小さな得点マシーンのエドワーズ、オールアメリカンの5人に選ばれたグラント・ウィリアムス、大巨人タッコ・フォールとバラエティに富んでいます。

 

おそらくシーズンを追うごとにどんどん成長していくんじゃないかなと思わせてくれる若手のタレントに溢れたセルティックスは、今後の成長が非常に楽しみなチームになりました。

 

 

<ネッツ>

 

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PG:カイリー・アービング/スペンサー・ディンウィディ

SG:キャリス・ルバート/ギャレット・テンプル/セオ・ピンソン

SF:ジョー・ハリスデビッド・ヌワバジャーナン・ムサティモシー・ルワル・キャバロ(ウィルソン・チャンドラー)

PF:トーリーン・プリンス/ロディオンス・クルークス/ニコラス・クラクストン(ケビン・デュラント)

  C:ディアンドレ・ジョーダン/ジャレット・アレン/ヘンリー・エレンソン

 

ネッツは大成功のオフになりました。

もちろん、カイリー、デュラント、ディアンドレの大物FAを3人もGETできたことは大きいんですが、残すべき選手はきちんと残していることも評価できます。

 

ルバート、アレン、クルークスといった伸び盛りの若手や、ディンウィディ、ハリスといった使えるベテランは放出することなく、しっかりチームに残しました。

大物FAを獲ったはいいが、そのためにロールプレイヤーを全部出してしまうとチーム力は脆弱になってしまいますが、しっかりとチームのベースをキープしながら大型補強を実現できたのは、フロントの優れた手腕だと思います。

 

今シーズンはデュラントがいませんが、その間に若手をしっかりと育ててチーム力をアップさせることができれば、次のシーズンには優勝候補となることができるでしょう。

 

 

<ニックス>

 

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PG:エルフリッド・ペイトン/デニス・スミスJr./フランク・二リキナ

SG:RJ・バレットウェイン・エリントン/アロンゾ・トリアー/カディーム・アレン

SF:マーカス・モーリス/ケビン・ノックス/デイミヤン・ダットソン/ジー・ブロック

PF:ジュリアス・ランドルタージ・ギブソンイグナス・ブラズデイキス

  C:ミッチェル・ロビンソン/ボビー・ポーティスアイバン・ラブ

 

大型補強に失敗したニックスは、中堅どころのベテランをいっぱい集めてきました。

来年オフのFAマーケットに再チャレンジするものとは思いますが、今シーズンがどんなチームになるのかは全く想像がつきません。

 

ランドルを中心に、デニス・スミスJr.やポーティス、ノックスやバレット、ロビンソンといった若手たちを育てていく1年になるのかなと思います。

ただ、数だけはいっぱい集めたベテラン勢が、若手の出場時間を奪わないように気をつけなければいけないと思います。

 

 

シクサーズ

 

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PG:ベン・シモンズ/トレイ・バークラウル・ネト/シェイク・ミルトン

SG:ジョシュ・リチャードソン/ザイーア・スミス/フルカン・コルクマズ/マリアル・シャヨック

SF:トバイアス・ハリス/ジェイムス・エニスⅢ/ティース・サイブル

PF:アル・ホーフォードマイク・スコット/ジョナ・ボールデンノーベル・ペル

  C:ジョエル・エンビードカイル・オクイン

 

バトラーとレディックを手放したものの、ホーフォードとジョシュ・リチャードソンをGETし、リニューアルを果たしたシクサーズ

ディフェンス力のある2人を加え、攻守のバランスが向上したことと、アウトサイドが多いハリスをSFにスライドさせることで、ポジションバランスも良くなると思います。

 

ただ先発5人が豪華な分、ベンチの層はあまり厚くありません。

再契約組のエニスやスコット、FAで加入したオクインやバーク、若手のスミスやコルクマズといったあたりが安定した働きをできるかどうかも、チームの成績を左右するポイントになってきそうです。

 

 

ラプターズ> 

 

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PG:カイル・ラウリー/シャモリー・ポンズ

SG:フレッド・ヴァンブリート/ノーマン・パウエル/テレンス・デイビスマット・トーマス

SF:OG・アヌノビー/スタンリー・ジョンソン/パトリック・マッコウ/マルコム・ミラー/オシェイ・ブリセット

PF:パスカル・シアカム/ロンデイ・ホーリス・ジェファーソン/クリス・ブシェー

  C:マルク・ガソール/セルジ・イバカ/デュワン・ヘルナンデス

 

初優勝を果たしたラプターズですが、レナードとグリーンが抜け、チャンピオンチームの面影はなくなってしまいました。

オフの補強も、ホーリス・ジェファーソンやスタンリー・ジョンソン(2人はアリゾナ大のチームメイト)といった中堅どころのみで、かなり苦しい戦いを強いられそうです。

 

結果として、デローザンの対価として手に入れたレナードとグリーンをたった1年で両方失うことになりましたが、優勝という最高の結果を残すことができたわけですから、ラプターズの賭けは成功したと言えるでしょう。

主力のほとんどの契約が切れる来年のオフは、チームを一新して作り直す絶好のタイミングになると思います。