アトランティック・ディビジョンに続きまして、サウスイースト・ディビジョンです。
<ホークス>
PG:トレイ・ヤング/エバン・ターナー/ブランドン・グッドウィン
SG:キャメロン・レディッシュ/ディアンドレ・ベンブリー/アレン・クラブ/タイロン・ウォーレス/チャーリー・ブラウンJr.
SF:ディアンドレ・ハンター/ケビン・ハーター/ビンス・カーター
PF:ジョン・コリンズ/ジャバリ・パーカー/チャンドラー・パーソンズ
C:アレックス・レン/ブルーノ・フェルナンド/デイミアン・ジョーンズ
ヤングとコリンズを柱に、2年目のハーター、新人のハンターやレディッシュをチームのコアへと育てていく1年になります。
他チームから引き取ったパーソンズ(25.1mil)、ターナー(18.6mil)、クラブ(18.5mil)の不良債権はいずれも今季限りなので、来年のオフには大量にサラリーキャップが空きます。
若手コアを育てつつ、来シーズン以降のチーム再建を見据えて過ごすガマンの1年となりそうです。
<ホーネッツ>
PG:テリー・ロジアー/デボンテ・グラハム/コービー・シモンズ
SG:ドゥエイン・ベイコン/マリーク・モンク
SF:マイルズ・ブリッジズ/マイケル・キッド・ギルクリスト/コーディ・マーティン/ケイレブ・マーティン/ロバート・フランクス/(ニコラ・バトゥーム)
PF:PJ・ワシントン/マービン・ウィリアムス/ジェイレン・マクダニエルズ
C:コーディ・ゼラー/ウィリー・エルナンゴメス/ビスマック・ビヨンボ
ケンバ・ウォーカー、ジェレミー・ラム、フランク・カミンスキーをFAで失い、トニー・パーカーが引退したホーネッツですが、獲得したのはロジアーのみ。
チームのNo.1とNo.2の得点源を引き留められないばかりか、代わりの対価も得られないフロントの動きは、このオフ全チーム中最低と評されています。
せめて、若手のブリッジズやモンクあたりがチームのコアに成長してくれることを願うぐらいしかできないんじゃないかと思います。
<ヒート>
PG:ケンドリック・ナン/ゴラン・ドラギッチ
SG:タイラー・ヒーロー/ディオン・ウェイタース/ダリル・メイコン
SF:ジミー・バトラー/デリック・ジョーンズJr./ダンカン・ロビンソン/KZ・オクパラ
PF:ジャスティス・ウィンズロウ/マイヤーズ・レナード/ジェイムス・ジョンソン/クリス・シウバ
C:バム・アデバヨ/ケリー・オリニク/ユドニス・ハスリム
ジョシュ・リチャードソンとホワイトサイドを手放し、バトラーとレナードを迎え入れたヒート。
この賛否は意見が別れるところですが、明確なエースがいなかったチームに柱ができたのはよかったかもしれません。
それから、掘り出し物の予感がする13位指名のタイラー・ヒーローと、サマーリーグで1stチーム入りしたケンドリック・ナンのルーキーコンビには期待大です。
プレーオフで30点ゲームを見せてプチブレイクしたレナードにも、大化けする期待がかかります。
<マジック>
PG:DJ・オーガスティン/マイケル・カーター・ウィリアムス/ジョシュ・マゲッティ
SG:エバン・フォーニエ/マーケル・フルツ/メルビン・フレイジャーJr.
SF:ジョナサン・アイザック/テレンス・ロス/ウェスリー・イワンドゥ
PF:アーロン・ゴードン/アル・ファルーク・アミヌ/アミール・ジェファーソン/(チュマ・オケケ)
C:ニコラ・ブチェビッチ/モー・バンバ/ケン・バーチ
ブチェビッチ、ロスと再契約をしましたが、新加入はアミヌのみ。
戦力的にはほぼ昨シーズンと変わらないラインナップになります。
1巡目指名したオケケも、トーナメントでACL(前十字靭帯)を断裂しているので、今シーズンは全休となるでしょう。
かつてのドラフト1位指名フルツの完全復活はあるのか、バンバの成長は?といった点は気になりますが、あまり変わり映えのしないマジックです。
<ウィザーズ>
PG:イシュマイル・スミス/アイザイア・トーマス/クリス・キオーザ/ジャスティン・ロビンソン/(ジョン・ウォール)
SG:ブラッドリー・ビール/ジョーダン・マクレイ/ギャリソン・マシューズ
SF:CJ・マイルズ/トロイ・ブラウンJr./イザック・ボンガ
PF:八村塁/ダービス・ベルターンズ/アドミラル・スコフィールド
C:トーマス・ブライアント/モリッツ・ワーグナー/イアン・マインミ
ウィザーズは、FAになったトレバー・アリーザ、ボビー・ポーティス、ジャバリ・パーカーらを引き留めず、新人契約の明けるサム・デッカーにもクオリファイイング・オファーをしませんでした。
そして、ほとんど出場できなかったドワイト・ハワードもトレードで放出し、かつてのプレーオフ常連チームの面影はほぼ見られなくなっています。
そんなチーム状況なので、ルーキーの八村は開幕から先発する可能性が高く、たくさんプレータイムがもらえそうという意味では、いいチームに入ったかもしれません。
ただ、それほど目ぼしい若手がいるわけでもなく、他のチームで不要になったベテランばかりを集めたようなロースターでは、かなり厳しい戦いが続きそうです。