Pacific Div.

最後のディビジョンです。

 

<ウォリアーズ>

 

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PG:ステフェン・カリー/カイ・ボウマン

SG:ディアンジェロラッセジョーダン・プール/デイミオン・リー

SF:グレン・ロビンソンⅢアレック・バークス/ジェイコブ・エバンス/(クレイ・トンプソン)

PF:ドレイモンド・グリーン/(ケボン・ルーニー)/エリック・パスカルアレン・スマイラジッチ

  C:マーキース・クリスウィリー・コーリー・スタイン)オマリ・スペルマン

 

デュラントが去り、トンプソンは長期離脱となるウォリアーズ。

ディアンジェロラッセルは、カリーとの先発バックコートとしてダブルPGあるいはSGを務めることになりそうです。

 

ベンチには、ウィングにバークスとロビンソン、インサイドにコーリー・スタインを補強しましたが、PFは手薄なままです。

バックアップPGもいないので、カリーとラッセルが交代で務められるように、うまくローテーションを組まないといけなくなりそうです。

 

いずれにしても、カリー、トンプソン、ラッセル、グリーンの4人にMAX契約を与えた以上、その他のロールプレイヤーは最低年俸や新人契約で集めなければならず、今後もかなり厳しい舵取りが必要となるでしょう。

 

 

クリッパーズ

 

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PG:パトリック・ビバリー/ルイス・ウィリアムス/デリック・ウォルトンJr.

SG:ランドリー・シャメット/ロドニー・マッグルーダー/ジェローム・ロビンソン

SF:カワイ・レナードモーリス・ハークレステランス・マンアミール・コフィー

PF:パトリック・パターソン/ジャマイカル・グリーン/ジョナサン・モトリー(ポール・ジョージ)

  C:イビチャ・ズーバッツ/モントレズ・ハレル/ミフォンドゥ・カベンゲリ

 

このオフの話題をさらったカワイ・レナードとポール・ジョージの移籍劇で、クリッパーズは全く別のチームに生まれ変わりました。

大物をGETできたのはもちろん大きいんですが、昨シーズンの主力だったルイス・ウィリアムスやモントレズ・ハレル、ビバリーやシャメットといったベースの戦力は維持したまま、大型補強に成功したことがさらに良かった点です。

 

実質的には、「ガリナーリ+ギルジャス・アレクザンダー」⇔「レナード+ジョージ」の交換トレードをしたのと同じことになりました。

こうして見ると、相当いい取り引きをしたんだなということを実感できます。

 

昨シーズン、シーズン序盤はウェストのトップに立ち、プレーオフではウォリアーズを苦しめたチームに、ファイナルMVPとシーズンMVP投票3位の2人が加わるクリッパーズは、優勝候補No.1に挙げられても不思議ではないと思います。

 

 

レイカーズ

 

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PG:ルブロン・ジェイムス/ラジョン・ロンド/クイン・クック

SG:エイブリー・ブラッドリートロイ・ダニエルズアレックス・カルーソザック・ノーベルJr.

SF:カイル・クーズマ/ダニー・グリーン/ケンタビウス・コールドウェル・ポープ/テイレン・ホートン・タッカー

PF:アンソニーデイビスジャレッド・ダドリーコスタス・アデトクンボ

  C:ジャベイル・マッギー/ドワイト・ハワード(ディマーカス・カズンズ)

 

念願のアンソニーデイビスを獲得した レイカーズは、カワイ・レナードは取り逃がしましたが、その直後からバババババーっと一気にロースターを埋めていきました。

ロンド、マッギー、コールドウェル・ポープといった再契約組に加え、FAでダニー・グリーン、カズンズ、エイブリー・ブラッドリー、クックらを補強していきました。

 

頭数としては充実した補強なのですが、ラインナップのバランスをどう取っていくかがなかなか難しそうです。

クーズマ、AD、カズンズをフロントコートで先発させて、ルブロンをPGに持っていくのか、それともロンドを先発させて、クーズマかカズンズをベンチスタートにするのか。

 

ベストなラインナップはどの組み合わせなのか、AチームBチームのベストなローテーションはどの組み合わせなのか。

それを探りながら、スター揃いのエゴを満足させ、その中でケミストリーを育んでいくのはなかなかの大仕事です。

新HCのフランク・ヴォーゲルにその大役が務まるのか。

いろんな意味で見どころが多い今シーズンのレイカーズです。

 

 

<サンズ>

 

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PG:リッキー・ルビオジェボン・カータージャレッド・ハーパージェイレン・レキュー

SG:デビン・ブッカー/タイラー・ジョンソン/エリー・オコボ/タイ・ジェローム

SF:ケリー・ウーブレイJr./ミケル・ブリッジズ/キャメロン・ジョンソン

PF:ダリオ・シャリッチチェイック・ディアロ

  C:アーロン・ベインズフランク・カミンスキー(ディアンドレ・エイトン)

 

ブレッドソーをトレードして以来空席となっていた先発PGの座に、FAでルビオと契約。

ルビオを取ること自体は悪くないものの、3年51milという契約は、実力に見合っていないのでは?と言われています。

 

PFにはシャリッチ、カミンスキーという長身のシュータータイプを補強。

3年前にドラフト4位指名した同タイプのドラガン・ベンダーは、結局タダで手放しました。

 

2年前にドラフト4位指名したジョシュ・ジャクソンも、タダ同然でトレード。

ドラフト戦略の失敗ばかりが目につきます。

プレーオフを目指せるチームになるのは、随分先の話となりそうです。

 

 

<キングス>

 

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PG:ディアーロン・フォックス/コーリー・ジョセフ/ヨギ・フェレル

SG:バディ・ヒールド/ボグダン・ボグダノビッチカイル・ガイデイクアン・ジェフリーズ

SF:ハリソン・バーンズ/トレバー・アリーザジャスティン・ジェイムス

PF:ネマーニャ・ビエリツァ/リショーン・ホームズウェニエン・ゲイブリエル/(マービン・バグリーⅢ)

  C:ドゥエイン・デドモン/ハリー・ジャイルズⅢ/ケイレブ・スワニガン

 

キングスは、アリーザやジョセフ、デドモンといったベテラン選手たちを集めていて、今シーズンは本気でプレーオフ進出を目指しているように見えます。

 

また、先発Cだったウィリー・コーリー・スタインが抜けたことで、昨年ドラフト2位指名のバグリーをようやく先発で起用できるようになるでしょう。

 

新時代の走るバスケを実践するキングスが、プレーオフ争いでどこまでいけるか注目です。