ワールドカップが終わりました。
アメリカ代表は・・・・結局7位ですか。
まあ、さんざん「こんなメンバーでいいのか?」と疑問を呈してきましたが、それでも準決勝ぐらいは行くだろうと思っていたので、予想を下回る結果となりました。
来年のオリンピックにはベストなメンバーが集まるといいんですが・・・・
さて、NBAが恋しくなってきたのでトレードの話題です(笑)
といっても、「こんなトレードがあったらどうだろう?」という妄想レベルの話なんですが、ちょっとおもしろい記事があったので、その内容を検証していきたいなと。
オールスター級の選手を題材に、こんな風に動かしたらお互いにもっとバランス良くなるんじゃない?というようなお話です。
<マジック> ⇔ <ウォリアーズ>
モー・バンバ
まあ、さんざん言われている「ディアンジェロ・ラッセルはウォリアーズにフィットするのか?」問題なんですが、このトレードは魅力的なんじゃないかと思います。
ウォリアーズは既にスコアリングガードのカリーがいるので、ラッセルが来たらお互いに十分なシュート数が確保できないんじゃないかという心配、そしてクレイ・トンプソンが復帰してきたら本当に3ガードで行くのか?という懸念が払拭できません。
一方のマジックは長らく先発PGが獲得できず、バックアップだったDJ・オーガスティンがずっと先発を勤める状態が続いています。
得点力にも課題を抱えているので、ラッセルのような得点力のあるガードはチームにピッタリの人材です。
逆にフロントコートは人材が重なり気味です。
将来のセンターとしてドラフトしたバンバでしたが、FAで出ていくはずだったブチェビッチが予想以上の活躍を見せてオールスターになったため、急にもったいなくなって再契約を結んでしまいました。
また、ゴードンと若手のジョナサン・アイザックのポジションがカブっていて、現状はアイザックをSFで先発させていますが、慣れないポジションに伸び悩んでいます。
つまり、ブチェビッチ&バンバ、ゴードン&アイザックのポジションかぶりを是正した方がチームにとってはいいんですね。
ガードがかぶるウォリアーズと、インサイドがかぶるマジックで、それぞれの人材を交換すれば、お互いのロースターのバランスが向上して、WinWinになるということですね。
<ウォリアーズ>
PG:ステフェン・カリー/ジョーダン・プール/カイ・ボウマン
SG:アレック・バークス/グレン・ロビンソンⅢ/デイミオン・リー/(クレイ・トンプソン)
SF:アーロン・ゴードン/アルフォンゾ・マッキニー/ジェイコブ・エバンス
PF:ドレイモンド・グリーン/ケボン・ルーニー/エリック・パスカル/アレン・スマイラジッチ
C:ウィリー・コーリー・スタイン/モー・バンバ/オマリ・スペルマン
ゴードンとドレイモンド・グリーンは、SFとPFが逆でもいいかもしれません。
ドレイモンドは、実質的にポイントフォワードですので。
圧倒的なサイズのバンバは、将来の先発としてじっくり育てたらおもしろい存在になります。
身体能力の高い2人が加入したら、ウォリアーズになかったサイズとスピードを与えてくれるでしょう。
<マジック>
PG:ディアンジェロ・ラッセル/DJ・オーガスティン/マイケル・カーター・ウィリアムス
SG:エバン・フォーニエ/マーケル・フルツ/メルビン・フレイジャー
SF:テレンス・ロス/ウェスリー・イワンドゥ
PF:ジョナサン・アイザック/アル・ファルーク・アミヌ/(チュマ・オケケ)
C:ニコラ・ブチェビッチ/ケン・バーチ
ラッセルが先発PGに収まれば、弱かった得点力がグッと補強され、バックコートのサイズも大きくなります。
アイザックはPFにスライドし、昨シーズン6thマン賞候補にもなったロスが先発に上がれば、ポジション的なバランスは向上します。
ドラフトでポジションかぶりの指名をするのはフロントの失策なので、この辺で整理しないとそれぞれの選手のキャリアにとっても良くないでしょう。
②クリス・ポールとアンドリュー・ウィギンスを交換
<ウルブス> ⇔ <サンダー>
クリス・ポール アンドリュー・ウィギンス
ゴーギー・ジェン
ドラフト1巡目指名権
クリス・ポールは、トレード直後からずっと新たな移籍先が噂されてきました。
ただ、3年約124milという巨大契約が足かせとなるため、そう簡単には移籍先も見つかりません。
ただ、このままリビルディング中のサンダーにいても仕方なく、さらに若手のギルジャス・アレクサンダーがハンドリングする機会を減らしてしまうことになるため、いい移籍先が見つかればトレードするのがベストでしょう。
一方のウルブスも、MAX契約を結んだウィギンスが伸び悩み、その金額に見合った活躍ができていません。
4年約121milの残り契約は、年数は違いますが、総額はポールの契約とほぼ同じです。
まだ24才と若く、2人のスターを手放してしまったサンダーにとっては、賭けてみる価値があるかもしれません。
少なくとも、34才のポールを置いておくよりはいい投資でしょう。
<ウルブス>
PG:クリス・ポール/シャバズ・ネイピアー/ジェイレン・ノーウェル
SG:ジョシュ・オコギー/ジャレット・カルバー/タイロン・ウォーレス
SF:ロバート・コビントン/ジェイク・レイマン/トレビオン・グラハム
PF:ダニーロ・ガリナーリ/ノア・ボンレイ/ケイタ・ベイツ・ジョップ
C:カール・アンソニー・タウンズ/ジョーダン・ベル/ナズ・リード
ウルブスの収まりはいいですね。
コビントンをSFに戻し、ガリナーリをPFに入れれば、バランスも悪くありません。
2人とも3Pが狙えるシューターなので、エースのタウンズにとってもやりやすくなるでしょう。
ポールのゲームメイク力があれば、得点機会はさらに増えるでしょう。
<サンダー>
PG:デニス・シュルーダー/ジェフ・ティーグ
SG:シェイ・ギルジャス・アレクザンダー/ハミドゥ・ディアロ/ディオンテ・バートン
SF:アンドリュー・ウィギンス/アンドレ・ロバーソン/テレンス・ファーガソン/アブデル・ナダー
PF:ナーレンズ・ノエル/マイク・マスカーラ/ダリアス・ベイズリー
C:スティーブン・アダムス/ゴーギー・ジェン/ジャスティン・パットン
まだちょっとPGポジションが混雑していますが、実質的にギルジャス・アレクサンダーが司令塔役を担い、シュルーダーをスコアラー役で使えば、バランスが取れるかもしれません。
PFポジションが手薄なので、シュルーダーやティーグ、ロバーソンあたりを交換要員にして、PFの選手を獲得するのがいいでしょう。スティーブン・アダムスをプレーオフチームに出してもいいかもしれません。
③ドマンタス・サボニスとジェイレン・ブラウンを交換
ドマンタス・サボニス ジェイレン・ブラウン
ダグ・マクダーモット セミ・オジェレイ
こちらもポジションかぶりを是正するためのトレードです。
ペイサーズは、先発級のセンターが2人かぶっています。
今シーズンはサボニスをPFで先発させようとしていますが、どうもマイルス・ターナーとサボニスは同時に出しても相性が良くないようで、昨シーズンもあまり一緒にプレーはしていません。
なので、2人を並べて先発させてもどうなのか?という疑問が残されています。
セルティックスの方は、実質的に先発級のSFが3人います。
それを無理くりSG、SF、PFに散らして先発させていますが、これはあまりいい状態ではありません。
そこでロースターの整理をした方がいいんですが、MAX契約とケガが重荷になるヘイワードは出すのが難しく、テイタムはチームの柱になっていく存在なので、消去法でいくとブラウンが一番出しやすいということになります。
<セルティックス>
PG:ケンバ・ウォーカー/カーセン・エドワーズ/トレモント・ウォーターズ
SG:マーカス・スマート/ブラッド・ワナメイカー/ジャボンテ・グリーン
SF:ゴードン・ヘイワード/ダグ・マクダーモット/ロミオ・ラングフォード
PF:ジェイソン・テイタム/ダニエル・タイス/ロバート・ウィリアムス/グラント・ウィリアムス
C:ドマンタス・サボニス/イネス・カンター/ヴァンサン・ポアリエ/タッコ・フォール
サボニスが先発に入れば、カンターとのコンビでCポジションが強化されます。
サボニスをPFに上げて、SGヘイワード、SFテイタムでもいいかもしれません。
いずれにしても、走力と高さがあるサボニスは今のラインナップに合うビッグマンでしょう。
3Pシューターのマクダーモットも、プレーオフチームには必要なロールプレイヤーです。
<ペイサーズ>
PG:マルコム・ブログドン/TJ・マッコーネル/アーロン・ホリデイ
SG:ジェレミー・ラム/ジャスティン・ホリデイ/エドモンド・サムナー/(ビクター・オラディポ)
SF:ジェイレン・ブラウン/ジャカール・サンプソン/CJ・ウィルコックス
PF:TJ・ウォーレン/セミ・オジェレイ/アリーゼ・ジョンソン
C:マイルス・ターナー/TJ・リーフ/ゴガ・ビターゼ
ボグダノビッチを失ったペイサーズは、ウィングプレイヤー、特にSFが不足していました。
ブラウンが入れば、ウォーレンをPFにスライドさせて、ポジションのバランスが向上します。
オラディポとブラウンのウィングコンビは、身体能力も高く、相手にとっては厄介な存在になります。
ガッチリした体格のオジェレイは、PFのバックアップとして必要なロールプレイヤーになるでしょう。
すっかり動きがなくなって久しいオフシーズンですが、こういう理にかなったトレードであれば、これからのタイミングでも実現してくれるとおもしろいな〜と思います。