Kyrie for KP?

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渡邊雄太がようやく復帰しました。

八村も復帰間近で、Gリーグで調整するとか。

 

ジョン・ウォールは若手に機会を譲って今シーズンまだ出場していませんが、ケビン・ポーターJr.とジェイレン・グリーンの若いバックコートが苦戦しているので、プレーする方向で動きだすかも?という話が浮上しています。

 

ベン・シモンズは再び練習に合流したという話も出てきていますが、目ぼしいトレードの話もなく、先行きは不透明なままです。

 

カイリー・アービングは、1月に新市長が就任したら現在の方針が変わるかも?という噂がありましたが、それも明確に否定されたことで状況は変わっていません。

 

そんなカイリーの新しいトレード案も含めて、いくつか地味だけど現実的なトレード案を考えていきたいと思います。

 

 

①カイリーとポルツィンギスをトレード

 

マブス>       ⇔ <ネッツ>

 カイリー・アービング    クリスタップス・ポルツィンギス

 ジェボン・カーター     ジェイレン・ブランソン

 ポール・ミルサップ     モーゼス・ブラウン

                (or ウィリー・コーリー=スタイン)

 

カイリー・アービングとポルツィンギスを中心にしたトレード案です。

 

ダラスはワクチン接種による制限はなく、本拠地で自由にプレーできます。

また、ゲームメイクから得点からドンチッチに一極集中している現状を改善するため、2人目のプレイメーカー兼スコアラーを必要としているチーム事情からも、カイリーの行き先としていいのではないか?という発想です。

 

逆にネッツは、先発センターがいません。

引退撤回のオルドリッジは予想以上の出来ですが、グリフィン、オルドリッジ、クラクストンの3人の中から取っ替え引っ替えで使っているのが現状です。

その点で、ポルツィンギスが第3の得点源として先発Cに固定できれば、ラインナップの安定感は増すと思います。

 

また、カイリーに代わるPGとして、4年目のジェイレン・ブランソンを入れているところがこのトレードのミソです。

ブランソンはベンチスタートながら、チーム3位の平均15.1点、同2位の5.3アシスト、FG49.3%と安定した働きを見せています。

昨シーズンはFG52.3%、3P40.5%と、シュートも高確率で決めることができます。

 

3人目のトレード選手には、純粋なセンターがいないネッツに、センターが余っているマブスから1人もらおうという話です。

若いモーゼス・ブラウンか、ベテランのコーリー=スタインあたりかと思いますが、これはチームのニーズや好みで決めればいいと思います。

 

逆にマブスはPFが不足していて、ネッツは余っているので、ネッツのローテーションから外れているミルサップあたりを付けてあげると、マブスは喜ぶと思います。

目玉補強の一つだったミルサップでしたが、ここまで平均11.1分しか出場しておらず、2.9点・3.4リバウンドという成績。

力が落ちたというよりも、ほとんど使われていないことが原因ですので、出場機会が増えればまだまだやれると思います。

 

マブス

 PG:カイリー・アービングジェボン・カーター/トレイ・バーク/ジャコーリ・マクローリン

 SG:ティム・ハーダウェイJr./ジー・ブロックフランク・ニリキナ

 SF:ルカ・ドンチッチ/スターリング・ブラウン/ジョシュ・グリーン/ユージーン・オモルイ

 PF:ドリアン・フィニー=スミス/マキシ・クリーバー/ポール・ミルサップ

   C:ドワイト・パウエル/ウィリー・コーリー=スタイン/ボバン・マリヤノビッチ

 

カイリーが先発PGに入り、ドンチッチをSFへ、フィニー=スミスをPFへとスライドさせます。

攻撃を指揮できる司令塔が2人になることで、ドンチッチはもう少し楽にプレーできるようになります。

控えPGにジェボン・カーターも入れたので、ディフェンス面の強化も図れるでしょう。

ミルサップは昨シーズンも10点・5リバウンド・3P35%クラスの数字を残していますので、まだ貴重なベテランとして貢献できる力があります。

 

<ネッツ>

 PG:ジェイレン・ブランソンパトリック・ミルズ

 SG:ジェイムズ・ハーデン/ブルース・ブラウンJr./キャメロン・トーマスデイビッド・デュークJr.

 SF:ジョー・ハリス/ディアンドレ・ベンブリージェイムズ・ジョンソンケスラー・エドワーズ

 PF:ケビン・デュラント/ラマーカス・オルドリッジ/ブレイク・グリフィン

   C:クリスタップス・ポルツィンギス/ニコラス・クラクストン/モーゼス・ブラウン(or ウィリー・コーリー=スタイン)デイロン・シャープ

 

安定感のあるプレーが光るジェイレン・ブランソンが先発PGに入ることで、ハーデンの負担を軽減させることができるでしょう。

パトリック・ミルズも、本来のシューターの役割に専念することができます。

ポルツィンギス(7−3/221cm)とモーゼス・ブラウン(7−2/218cm)は、7フッターが1人もいなかったネッツに高さをもたらしてくれます。

また、ポルツィンギスが3番目の得点源として定着すれば、36才で引退明けのオルドリッジが3番手のスコアラーという窮状を打破することができます。

 

 

②サディアス・ヤングをプレーオフチームへ

 

<サンズ>      ⇔ <スパーズ>

 サディアス・ヤング    ダリオ・シャリッチ

              ジェイレン・スミス

              2022年ドラフト2巡目指名権

 

プレーオフチームならどこでも欲しがりそうなサディアス・ヤングが、若いスパーズの中で使われずに埋もれています。

そこで、PFが手薄なサンズにトレードするという提案です。

スパーズは、昨年のロッタリーピック(10位)であるジェイレン・スミスとドラフト指名権を獲得します。

シャリッチは、今シーズンは全休が決まっていますが、来シーズン復帰したら貴重な戦力になれます。

 

<サンズ>

 PG:クリス・ポール/キャメロン・ペイン/エルフリッド・ペイトン

 SG:デビン・ブッカー/ランドリー・シャメット

 SF:ミケル・ブリッジズ/キャメロン・ジョンソン/チャンドラー・ハッチソン

 PF:ジェイ・クラウダー/サディアス・ヤング/アブデル・ナダー/イシュマイル・ウェインライト

   C:ディアンドレ・エイトン/ジャベイル・マッギー/フランク・カミンスキー

 

クラウダーはいいディフェンダーですが、6−6(198cm)と上背がなく、サイズのあるマッチアップには不利な側面もあります。

ヤングは6−8(203cm)のサイズがあり、昨シーズンは4.3アシストとパスもさばくことができる器用さも兼ね備えています。

シャリッチが担っていた役割を、そのまま引き継いでくれる貴重な人材です。

優勝を目指すサンズの、最後のワンピースとなるかもしれません。

 

<スパーズ>

 PG:デジョンテ・マレー/ブリン・フォーブス/トレ・ジョーンズ

 SG:デリック・ホワイト/ロニー・ウォーカーⅣ/ジョシュア・プリモ

 SF:デビン・バッセル/ダグ・マクダーモット/ケイタ・ベイツ=ジョップ/ジョー・ウィースカンプ

 PF:ケルドン・ジョンソンジェイレン・スミスデボンテ・ケイコック/(ダリオ・シャリッチ

   C:ヤコブ・ポエルトル/ドリュー・ユーバンクス/ジョック・ランデイル/(ザック・コリンズ

 

既に5勝13敗のスパーズは、今シーズンの勝敗は気にしていません。

引く手あまたのヤングを囲っておくのは宝の持ち腐れなので、早めに解放した方がいいと思います。

ジェイレン・スミスは1年前のロッタリーピックであり、ベテランよりも若手を育成した方がいいと思います。

シャリッチはまだ27才であり、アウトサイドから打てる貴重なビッグマンです。

 

 

クリッパーズにスコアリングヘルプを

 

クリッパーズ>    ⇔ <ウルブス>

 マリーク・ビーズリー    ルーク・ケナード

               2022年ドラフト2巡目指名権

 

カワイ・レナードを欠くクリッパーズは、得点力不足に苦しんでいます。

ポール・ジョージに続くスコアラーが必要です。

ウルブスは、アンソニー・エドワーズの台頭により、ポジションや役割が重なるマリーク・ビーズリーの必要性が減っています。

ウルブスは逆に3Pが弱いので、そこにシューターを補強しようというトレードです。

 

クリッパーズ

 PG:レジー・ジャクソンエリック・ブレッドソージェイソン・プレストン

 SG:マリーク・ビーズリー/テランス・マン/キーオン・ジョンソンブランドン・ボストンJr.

 SF:ポール・ジョージアミーア・コフィージェイ・スクラブ/(カワイ・レナード)

 PF:マーカス・モーリスSr./ニコラ・バトゥーム/ジャスティス・ウィンズロウ

   C:イビチャ・ズーバッツ/アイザイア・ハーテンスタイン/セルジ・イバカ

 

昨シーズン19.6点のアベレージを残したビーズリーが先発SGに入れば、第2の得点源とすることができます。

ポール・ジョージに集中してしまう相手マークを分散させる働きが期待できます。

そして、レジ−・ジャクソンやマーカス・モーリスらのシューター陣が本来の調子を取り戻してくれば、オフェンスはだいぶ改善されるでしょう。

 

<ウルブス>

 PG:ディアンジェロラッセル/パトリック・ビバリー/ジョーダン・マクローリン/マッキンリー・ライトⅣ

 SG:ルーク・ケナード/ジョシュ・オコギー/ジェイレン・ノーウェル/リアンドロ・ボルマロ

 SF:アンソニー・エドワーズトーリーン・プリンス/ジェイク・レイマン

 PF:ジャレッド・バンダービルト/ジェイデン・マクダニエルズ

   C:カール・アンソニー=タウンズ/ナズ・リード/ネイサン・ナイト

 

ケナードはキャリア41.4%の3Pシューター。

昨シーズンは44.6%という高確率を記録しています。

ウルブスは、ビッグマンのタウンズがチームNo.1の3Pシューター。

スラッシャータイプのエドワーズとビーズリーを抱えておいても役割がカブるので、シューターであるケナードと交換するのは一つの手だと思います。

 

 

④ポテンシャルの塊を解き放つ!?

 

<サンダー> ⇔ <ナゲッツ

 ボル・ボル    マイク・マスカーラ

          2022年ドラフト2巡目指名権

          2023年ドラフト2巡目指名権

 

7−2(218cm)で3Pも打ち、SFもこなせるボル・ボルは、ポテンシャルの塊です。

しかし、毎年プレーオフを目指すナゲッツでは、なかなか出場機会に恵まれません。

そんなボル・ボルは、未知なるポテンシャルの宝庫であるサンダーでこそ輝けるのではないかと思います。

逆にナゲッツは、即戦力の控えビッグマン兼シューターを獲得することができます。

 

<サンダー>

 PG:シェイ・ギルジャス=アレクザンダー/セオ・マレドン/トレ・マン

 SG:ジョシュ・ギディ/タイ・ジェロームアーロン・ウィギンスヴィト・クレイチ

 SF:ルーゲンツ・ドート/ケンリッチ・ウィリアムス/ガブリエル・デック/ポール・ワトソン

 PF:ダリアス・ベイズリー/アレクセイ・ポクセウスキー/アイザイア・ロビー

   C:ボル・ボルジェレミア・ロビンソン=アールデリック・フェイバース

 

現在サンダーは先発Cがおらず、2巡目指名のルーキーを先発させています。

ボル・ボルが来れば、即先発でプレーさせて育てる価値も実力もあると思います。

昨シーズンもポクセウスキーやマレドンらの新人を即先発にしたように、育成目的の選手起用をためらいません。

ボル・ボルが先発Cに収まったサンダーのラインナップは、ワクワクする可能性に満ちていると思います。

 

ナゲッツ

 PG:モンテ・モーリス/ファクンド・カンパッソ/ボーンズ・ハイランドマーカス・ハワード/(ジャマール・マレー

 SG:ウィル・バートン/オースティン・リバース/(PJ・ドージアー)

 SF:ジェフ・グリーン/ブラトコ・チャンチャー/(マイケル・ポーターJr.)

 PF:アーロン・ゴードン/ジャマイカル・グリーン/ジーク・ナジ

   C:ニコラ・ヨキッチ/マイク・マスカーラ /ピーター・コルネリー

 

今シーズンの3P43.6%、キャリア平均でも37.2%の成功率を誇るマスカーラは、打てるビッグマンです。

ヨキッチをバックアップする人材が欠乏しているナゲッツにとって、即戦力のビッグマンは貴重な戦力になります。

3Pが弱いチーム事情に照らしても、欲しい人材となりそうです。