KP to DC

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次に大きな動きだったのが、ポルツィンギスです。

ポルツィンギス自体は前々からトレードの噂が出ていました。

 

kg21.hatenablog.com

 

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なので、動くこと自体に驚きはないんですが、ウィザーズというところが意外でした。

しかも、その交換内容にまた驚きました。

 

<ウィザーズ>          ⇔ <マブス

 クリスタップス・ポルツィンギス    スペンサー・ディンウィディ

 ドラフト2巡目指名権           ダービス・ベルターンズ

 

なんと、ウィザーズの2大不良債権をまとめて引き取ってくれたんですね(!)

しかも、ご丁寧に2巡目指名権のオマケまでつけて。

 

え、こんなことって・・・・あってもいいんですかね???

ちょっと自分の理解を超えています。

 

サラリーを並べてみましょう。

 

・ポルツィンギス 31.7/33.8/36.0mil

・ディンウィディ 17.1/18.0/18.9mil

・ベルターンズ  16.0/16.0/17.0/16.0mil

 

もちろん、ポルツィンギスはMAX契約なので高いです。

でも、ディンウィディとベルターンズを足すと、同じぐらいの金額になります。

 

つまり、金銭的な負担は同じ。

なんなら、ベルターンズの4年目があるだけマブスの方が余計に負担します。

 

だったら、どっちの不良債権を持っていた方がマシかという話になりますね。

今シーズンのスタッツも比べてみましょう。

 

・ポルツィンギス 19.2点/7.7R/2.0A/1.7B/0.7S/FG45.1%/3P28.3%

・ディンウィディ 12.6点/4.7R/5.8A/0.2B/0.6S/FG37.6%/3P31.0%

・ベルターンズ    5.7点/1.8R/0.5A/0.2B/0.3S/FG35.1%/3P31.9%

 

この成績を単純に比較して、どっちを取るかと考えたら、ポルツィンギスの方が良くないですか???

 

いや、まだ今シーズンで最終年の契約とかだったらわかります。

オフに向けてサラリーキャップの空きを作ろうとしてるんだなと。

 

でも、同じだけの年数が残っていて、何ならポルツィンギスよりも長いんですよ。

これを獲って何の得があるんですかね?

ちょっとよくわかりません。。

 

ジェイレン・ブランソンがFAになって、再契約できないかもしれないから、保険でPGを入れておきたかったという話は聞こえてきたので、ディンウィディはまだわかります。

ただ、ベルターンズに関しては全くの謎です。

 

チームが変わることで、急に元の姿に戻る可能性がないとは言えませんが、現在の評価でこのトレードが成立したことには、驚きしかありません。

ウィザーズ的には、非常にラッキーとしか言いようがないですね。

 

 

続いて、ウィザーズ絡みの動きをまとめてしまいます。

 

<ホーネッツ>    ⇔ <ウィザーズ>

 モントレズ・ハレル    イシュマイル・スミス

              バーノン・キャリーJr.

 

ハレルは素晴らしいスタッツを残していますが、今シーズンが契約最終年でFAとなるため、条件が上がって再契約は難しいと踏んだウィザーズは、FAになる前に対価を得ようというトレードを行いました。

 

先発PGだったディンウィディと、第2PGのアーロン・ホリデイを両方放出することで、PGポジションが手薄になるため、旧知の仲のイシュ・スミスを呼び戻すことにしました。

 

 

<サンズ>      ⇔ <ウィザーズ>

 アーロン・ホリデイ    金銭

 

そのアーロン・ホリデイは、サンズに行くことになりました。

 

若いホリデイは、ディンウィディの後の先発になると思っていたので、一緒に出してしまったことは意外でした。

 

イシュ・スミスはあくまでロールプレイヤーなので、ホリデイを出してしまうウィザーズの意図はよくわかりません。

 

サンズにとっては、非常にいい補強になると思います。

 

 

<サンズ>      ⇔ <ペイサーズ

 トーリー・クレイグ    ジェイレン・スミス

              ドラフト2巡目指名権

 

そのサンズは、オフにFAで手放したクレイグを呼び戻しました。

 

昨シーズン途中にバックスから加入後、チームにフィットしていい活躍をしていたので、サンズはそもそもキープしておきたかったんですが、サラリーキャップの事情などで残すことができませんでした。

 

今回ペイサーズがチーム解体を始めたので、もうベテランのロールプレイヤーは要らないだろうということで、若手とドラフト権をつけて再獲得をしました。

 

リーグ最高勝率のサンズが優勝を狙う上で、また重要なピースが加わったと言えます。

 

 

では、どう変わったのかロースターを見ていきます。

 

<ウィザーズ>

 PG:ラウル・ネト/イシュマイル・スミスカシアス・ウィンストン

 SG:ケンタビウス・コールドウェル=ポープコーリー・キスパートジョエル・アヤイ/(ブラッドリー・ビール)

 SF:カイル・クーズマ/デニ・アブディーヤ

 PF:クリスタップス・ポルツィンギス/八村塁/アンソニー・ギル/アイザイア・トッド

   C:ダニエル・ギャフォード/トーマス・ブライアント/バーノン・キャリーJr.

 

ポルツィンギスをどこで使うのか、は問題ですね。

現在、PFにはクーズマと八村、Cにはギャフォードとブライアントがいて、戦力が重なり気味です。

ポルツィンギスをPFで使うにしても、Cで使うにしても、戦力のダブつきが出てきそうです。

 

逆にPGがいません。

ネトもイシュも本来第3PGぐらいの位置づけなので、先発級のPGが必要です。

バイアウト市場でいい選手が獲れるといいのですが・・・・

ドラギッチあたりが獲れるといいですね。

 

マブス

 PG:ジェイレン・ブランソン/トレイ・バーク/フランク・ニリキナ

 SG:スペンサー・ディンウィディジー・ブロックセオ・ピンソン/(ティム・ハーダウェイJr.)

 SF:ルカ・ドンチッチ/スターリング・ブラウン/ジョシュ・グリーン

 PF:ドリアン・フィニー・スミス/マーキース・クリスダービス・ベルターンズ

   C:マキシ・クリーバー/ドワイト・パウエル/ボバン・マリヤノビッチ/モーゼス・ブラウン

 

ディンウィディは先発か控えかわかりませんが、とりあえず先発SGに入れてみました。

ドンチッチは、SFのポジションからポイントフォワードとしてプレーした方が、よりオールラウンドにできていいようにも思いますので。

ディンウィディもベルターンズも、以前のプレーを取り戻せるかがカギですね。

 

<ホーネッツ>

 PG:ラメロ・ボール

 SG:テリー・ロジアー/ジェイムズ・ブックナイトスコッティ・ルイス

 SF:ゴードン・ヘイワード/ケリー・ウーブレイJr./コーディ・マーティン

 PF:マイルズ・ブリッジズ/PJ・ワシントン/ジェイレン・マクダニエルズ/ケイ・ジョーンズJT・トールアーノルダス・クルボカ

   C:メイソン・プラムリーモントレズ・ハレル/ニック・リチャーズ

 

ハレルが加わることで、インサイドの得点力はアップします。

ただオフにFAになるので、再契約を含めて今後どうするのかが課題です。

SF・PFポジションに人材が偏っているロースターの整理も課題ですね。

 

<サンズ>

 PG:クリス・ポール/キャメロン・ペイン/アーロン・ホリデイエルフリッド・ペイトン

 SG:デビン・ブッカー/ランドリー・シャメット

 SF:ミケル・ブリッジズ/キャメロン・ジョンソン

 PF:ジェイ・クラウダー/トーリー・クレイグ/フランク・カミンスキーイシュマイル・ウェインライト/(ダリオ・シャリッチ)

   C:ディアンドレ・エイトン/ジャベイル・マッギービスマック・ビヨンボ

 

トーリー・クレイグは、ジェイ・クラウダーと同じくディフェンスのストッパーになれるロールプレイヤー。

アーロン・ホリデイは、キャメロン・ペインのケガが多いので、ポールのバックアップとして出番が多くなりそう。

途中加入のビヨンボも驚きの活躍を見せていますし、非常に無駄のないロースターになってきたサンズです。

 

ペイサーズ

 PG:マルコム・ブログドンデュエイン・ワシントンJr.キーファー・サイクス(TJ・マッコーネル)/(リッキー・ルビオ)

 SG:タイリース・ハリバートンバディ・ヒールド

 SF:クリス・デュアルテランス・スティーブンソンテリー・テイラー/(TJ・ウォーレン

 PF:オシェイ・ブリセット/ジェイレン・スミスアイザイア・ジャクソンレジ―・ペリー

   C:マイルス・ターナー/ゴガ・ビターゼ/トリスタン・トンプソン

 

チーム解体とリビルディングを始めたペイサーズは、若手やドラフト権を集めています。

ベテランのクレイグを出して、21才と若いスミスとドラフト権が獲れたのは御の字でしょう。

スミスは今シーズンプチブレイクした瞬間もあったので、ドラフト10位指名のポテンシャルが発揮されるかもしれません。