ケビン・デュラントの凱旋試合として話題になったウォリアーズvs.ネッツのゲームでしたが、内容は一時30点近くも差が開く一方的な展開となり、ネッツが圧勝しました。
過去の記事でも再三申し上げていますが、ウォリアーズは今のラインナップを続けていても、あまりいい結果は生まないと思います。
なぜなら、選手の組み合わせのバランスが悪いからです。
コンビネーションが熟成されれば〜とかいう問題ではなく、そもそもポジション的なバランスが悪いので、これをいくら続けても限界があるというか、無理があります。
開幕からしばらく様子を見るのは構いません。
しかし、うまくいかないとわかったら、なるべく早く手を打つべきです。
そのスタートは、ドレイモンド・グリーンの放出からだと考えます。
その根拠はつい先日も書いた通りです。
そしてビッグマンも足りないという現状のロースターの問題点を解決するために、一番理想的なのはジョン・コリンズの獲得だと考えています。
これも過去の記事で何度も書いています。
ジョン・コリンズはまだ新人契約の途中なので、比較的低い金額のトレードでも成立するんですが、ここではドレイモンドの放出と絡めて考えてみたいと思います。
<ウォリアーズ> ⇔ <ホークス>
SF トニー・スネル PF ドレイモンド・グリーン
PF ジョン・コリンズ SG ジョーダン・プール
SG ケビン・ハーター PF アレン・スマイラジッチ
PF ブルーノ・フェルナンド ドラフト1巡目指名権
ウォリアーズはジョン・コリンズに加えて、3Pシューターのケビン・ハーターとトニー・スネル、インサンドのブルーノ・フェルナンドと弱点を補強するためのコマを集めます。
さらに、リーグトップに膨れ上がったコストを抑えるために、ドレイモンドの残り4年契約と、ジョーダン・プールとアレン・スマイラジッチの複数年契約を手放します。
その見返りとして、ウォリアーズの2021年1巡目指名権を差し出します。
ウォリアーズは、ディアンジェロ・ラッセルのトレードでGETしたウルブスの1巡目指名権を持っているので、1つは手放してもいい余裕があります。
<ウォリアーズ>
PG:ステフェン・カリー/ブラッド・ワナメイカー/ニコ・マニオン
SG:ケビン・ハーター/デイミオン・リー/ケント・ベイズモア/マイカル・モルダー/(クレイ・トンプソン)
SF:アンドリュー・ウィギンス/トニー・スネル/フアン・トスカーノ=アンダーソン
PF:ケリー・ウーブレイJr./エリック・パスカル/ブルーノ・フェルナンド
C:ジョン・コリンズ/ジェイムズ・ワイズマン/ケボン・ルーニー/(マーキース・クリス)
コリンズを先発Cに入れることで、ウィギンスとウーブレイが本来のフォワードポジションで先発することができるようになります。
そして、シューターのハーターを先発SGとすれば、スタート5人のバランスは格段に向上します。
身体能力が高く、3Pまで打てるコリンズは、スモールラインナップのセンターとして理想的です。
ワイズマンが成長して先発を任せられるようになれば、コリンズがPFにスライドすればいいので、ポジション的な弊害もありません。
<ホークス>
PG:トレイ・ヤング/ラジョン・ロンド/クリス・ダン/ブランドン・グッドウィン
SG:ボグダン・ボグダノビッチ/ジョーダン・プール/スカイラー・メイズ
SF:ディアンドレ・ハンター/キャメロン・レディッシュ/ソロモン・ヒル
PF:ダニーロ・ガリナーリ/ドレイモンド・グリーン/アレン・スマイラジッチ
C:クリント・カペラ/オニエカ・オコングー/ネイサン・ナイト
コリンズが抜けたPFの先発にガリナーリが入り、ドレイモンドがそのバックアップに回ります。
課題のディフェンス面を重要視する場合には、ドレイモンドが先発して、ガリナーリは引き続きバックアップのままかもしれません。
コリンズとハーターはもったいない気もしますが、同じポジションにガリナーリとボグダノビッチという高額FA選手が加わり、新人契約が明けた後の高額契約が望めない状況であるため、ホークス側もトレードで出すことに対してそれほど抵抗はないのではないかと思います。