今日は、キャブスのアンドレ・ドラモンドと、ピストンズのブレイク・グリフィンが、トレードを前提として交渉に入るので、もう試合には出場しないという発表がありました。
ドラモンドはまだ27才ですが、契約最終年であることと、リビルディング中のチームにいることで、以前から放出が噂されていました。
グリフィンは来月32才になるベテランで、近年はケガのためスタッツがどんどん落ちていて、ここ2シーズンはまともにプレーできていません。
ドラモンドは毎年リバウンド王を狙える力があり、年齢的にもこれからピークを迎えるので、引く手あまたです。
ラプターズ、マブス、ホーネッツ、ネッツあたりのチームが既に興味を示していると言われています。
一方のグリフィンは、急激に力が落ちている上に、36.8/39.0milとスーパースタークラスの年俸をあと2年も残しており、完全な不良債権となっています。
おそらくその金額のまま引き取ってくれるチームはないと思いますので、最終的にピストンズはバイアウトするしか方法はないと思います。
ただ気になったのは、両チームともにトレードで放出するつもりであることを公表し、今後は試合に出さないと宣言したことです。
こうしてしまうと、交渉相手のチームに足下を見られてしまい、強気な交渉に出られてしまうので、有利な条件での取り引きはできなくなってしまいます。
やはりトレードの鉄則は、秘密裡にコトを進め、ウソでも出し惜しみをするぐらいな感じでいかないと、望むような取り引きはできません。
チーム運営のマズさが出てしまった出来事だなと思いました。
もう一つトレードの話題として、ブルズがロンゾ・ボールに興味を持っているという話があります。
ブルズはコービー・ホワイトとザック・ラビーンという、攻撃力抜群のバックコートを形成していますが、どちらかと言うと両方とも自ら打つタイプのため、あまりコンビネーションがうまくいっていないようです。
そこで、ボールをさばくタイプのロンゾを加え、ホワイトを6thマン的に使おうと考えているようです。
考え方としてはアリだと思いますが、ショットの不安定さは相変わらずなので、その点に不安は残ります。
<ブルズ> ⇔ <ペリカンズ>
PG ロンゾ・ボール SG トマス・サトランスキー
or
PF サディアス・ヤング
シンプルに、ガード同士の1対1のトレードで成り立ちます。
<ブルズ>
PG:ロンゾ・ボール/コービー・ホワイト/ライアン・アーチディアコノ/デボン・ダットソン
SG:ザック・ラビーン/ギャレット・テンプル/デンゼル・バレンタイン/アダム・モコカ
SF:パトリック・ウィリアムス/オットー・ポーターJr./チャンドラー・ハッチソン
PF:ラウリ・マルッカネン/サディアス・ヤング/ルーク・コーネット
C:ウェンデル・カーターJr./ダニエル・ギャフォード/クリスティアーノ・フェリシオ
バランスとしては悪くないと思います。
ただ、あまりにショットが入らないと、ラビーンにマークが集中して負担が増えるだけなので、シュート成功率の向上がカギになると思います。
<ペリカンズ>
PG:エリック・ブレッドソー/カイラ・ルイスJr.
SG:トマス・サトランスキー/JJ・レディック/ニキール・アレクザンダー=ウォーカー
SF:ブランドン・イングラム/ジョシュ・ハート/シンダリアス・ソーンウェル/ナジ・マーシャル
PF:ザイオン・ウィリアムソン/ニコロ・メリ/ウェ二エン・ゲイブリエル
C:スティーブン・アダムス/ウィリー・エルナンゴメス/ジャクソン・ヘイズ/ウィル・マグネイ
こちらもブレッドソーが本来のPGに戻って、サイズのあるサトランスキーとバックコートを組めば、バランスは良くなると思います。
もう一つの可能性として考えられるのは、サトランスキーではなく、サディアス・ヤングとの交換トレードです。
FG60%前後をマークするなど、好調さが目立つベテランフォワードをベンチに加えられれば、プレーオフ争いにはプラスに働きます。
<ペリカンズ>
PG:エリック・ブレッドソー/カイラ・ルイスJr.
SG:ニキール・アレクザンダー=ウォーカー/JJ・レディック/シンダリアス・ソーンウェル
SF:ブランドン・イングラム/ジョシュ・ハート/ナジ・マーシャル
PF:ザイオン・ウィリアムソン/サディアス・ヤング/ニコロ・メリ/ウェ二エン・ゲイブリエル
C:スティーブン・アダムス/ウィリー・エルナンゴメス/ジャクソン・ヘイズ/ウィル・マグネイ
SGのコマは比較的豊富なので、ジョシュ・ハートかニキール・アレクザンダー=ウォーカーのどちらかが先発になるのがいいと思います。
逆に、手薄なフロントコートのバックアップに、頼れるベテランを配置する方がいいかもしれません。