サウスイースト・ディビジョンです。
ここは大物の加入が多かったですね。
ホークスにはガリナーリとボグダノビッチ、ホーネッツにはヘイワード、ウィザーズにはウェストブルックが加入しました。
にわかにおもしろそうな顔触れになりましたね〜
赤:移籍
青:ルーキー
緑:2way契約
<ホークス>
PG:トレイ・ヤング/ラジョン・ロンド/クリス・ダン/ブランドン・グッドウィン
SG:ボグダン・ボグダノビッチ/ケビン・ハーター/スカイラー・メイズ
SF:ダニーロ・ガリナーリ/キャメロン・レディッシュ/トニー・スネル
PF:ジョン・コリンズ/ディアンドレ・ハンター/ソロモン・ヒル
C:クリント・カペラ/オニエカ・オコングー/ブルーノ・フェルナンド/ネイサン・ナイト
プレーオフ進出を本気で目指すホークスは、サラリーキャップを大きく空けて、大物FAを積極的に狙いにいきました。
その結果、ガリナーリとボグダン・ボグダノビッチの両シューターを獲得。
さらには、ロンドとクリス・ダンの両PGもバックアップに揃え、ドラフトではオコングーを指名してインサイドのディフェンスも強化しました。
なかなかにタレント揃いのラインナップになりましたので、戦い方次第では上位進出も夢ではないと思います。
<ホーネッツ>
PG:デボンテ・グラハム/ラメロ・ボール/グラント・リラー
SG:テリー・ロジアー/マリーク・モンク/ケイレブ・マーティン/ネイト・ダーリング
SF:ゴードン・ヘイワード/マイルズ・ブリッジズ/コーディ・マーティン
PF:PJ・ワシントン/ジェイレン・マクダニエルズ
C:コーディ・ゼラー/ビスマック・ビヨンボ/バーノン・キャリーJr./ニック・リチャーズ
ゴードン・ヘイワードと大型FA契約を結び、オフの話題を振りまいたホーネッツですが、それ以外は現状維持のロースターになりました。
ドラフトでサイズのあるラメロ・ボールを指名したので、グラハムとロジアーのどちらかはいずれトレードで整理する必要があります。
ロジアーをどこかに出して、インサイド系の選手が獲れるとバランスが良くなると思います。
ただまあ、バトゥームの残り1年27milの契約もうまくトレードで手放すことができず、結局ヘイワードの枠を捻出するために買い取るしかなかったトレード下手なフロントなので、またFAで出て行かれるまでそのままかもしれません。
<ヒート>
PG:ゴラン・ドラギッチ/ケンドリック・ナン/ゲイブ・ビンセント
SG:タイラー・ヒーロー/エイブリー・ブラッドリー/アンドレ・イグオダーラ
SF:ジミー・バトラー/ダンカン・ロビンソン/KZ・オクパラ
PF:バム・アデバヨ/モーリス・ハークレス/クリス・シウバ/ユドニス・ハスリム
C:マイヤーズ・レナード/ケリー・オリニク/プレシャス・アチュワ
ヒートは、来オフFAになるアデトクンボ対策として、このオフの契約は基本単年契約にしていました。
その結果、ファイナル進出に貢献したジェイ・クラウダ―は、3年契約を提示したサンズに持っていかれてしまいました。
クラウダ―とデリック・ジョーンズJr.が抜けた代わりには、モー・ハークレスとエイブリー・ブラッドリーを入れています。
先発SGは、ダンカン・ロビンソン、エイブリー・ブラッドリー、タイラー・ヒーローのいずれも可能性がありますが、個人的にはヒーローを推したいです。
<マジック>
PG:コール・アンソニー/マーケル・フルツ/マイケル・カーター=ウィリアムス/ジョーダン・ボーン
SG:エバン・フォーニエ/ドゥエイン・ベイコン/カリム・メイン
SF:ジェイムズ・エニス/テレンス・ロス/ゲイリー・クラーク
PF:アーロン・ゴードン/アル・ファルーク・アミヌ/チュマ・オキキ/(ジョナサン・アイザック)
C:ニコラ・ブチェビッチ/ケン・バーチ/モー・バンバ
マジックはほとんど動きのないオフでした。
ホーネッツからFAになっていたドゥエイン・ベイコンを獲ったぐらい。
元ホーネッツHCだったスティーブ・クリフォードが引っ張ったようです。
ドラフトで、念願の先発PG候補が指名できたのはよかったですね。
カレッジの1年で評価が急落したコール・アンソニーですが、高校卒業時点ではジェイムズ・ワイズマンに次ぐ全米ランキング2位の高評価でしたから、NBAでその実力が開花するかもしれません。
<ウィザーズ>
PG:ラッセル・ウェストブルック/イシュマイル・スミス/ラウル・ネト/カシアス・ウィンストン
SG:ブラッドリー・ビール/ジェローム・ロビンソン/ギャリソン・マシューズ
SF:デニ・アブディーヤ/トロイ・ブラウンJr./イザック・ボンガ
PF:八村塁/ダービス・ベルターンズ/モリッツ・ワーグナー
C:トーマス・ブライアント/ロビン・ロペス/アンゼイス・パセチニクス
ウィザーズは、ジョン・ウォールを放出してウェストブルックを獲るという大きな変化に出ました。
ウェストブルックは、迫力不足のチームにパンチを与えてくれるいい補強になると思います。
ドラフトで、TOP5が予想されていたアブディーヤが9位まで落ちてきたのはラッキーでした。
ちょうどSFが一番の穴だったラインナップにとっても、棚ボタな補強になりました。
ただ、再契約したベルターンズには明らかに払いすぎなので、どこかで方向転換が必要になってくると思います。