Trade proposal vol.1

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オールスターウィークエンドを迎え、レギュラーシーズンのゲームが一時中断となるこの時期は、いつにも増してトレードの噂が飛び交うようになります。

 

ここでは、ESPNのサイトに載っていたいくつかのトレードのシナリオを紹介しつつ、その可能性を探っていきたいと思います。

 

 

★トレード案①

 

<ウルブス>

 PF アーロン・ゴードン(←マジック)

 

<マジック>

 SG ジャレット・カルバー(←ウルブス)

 PF フアン・エルナンゴメス(←ウルブス)

 

<ホーネッツ>

 SF ジェイク・レイマン(←ウルブス)

 2025年2巡目指名権(←ウルブス) 

 

ドラフト前にも、ウルブスがアーロン・ゴードンを獲った方がいいのでは?というブログを書きました。

 

kg21.hatenablog.com

 

この時は実現しませんでしたが、今回またウルブスがゴードンに興味という噂が出ています。

そこでこんなトレード案ですが、ちょっとマジックがもらえる見返りが少なすぎるかな?という気がします。

 

<ウルブス>

 PG:ディアンジェロラッセル/リッキー・ルビオジョーダン・マクローリン

 SG:マリーク・ビーズリー/ジェイレン・ノーウェル

 SF:アンソニー・エドワーズ/ジョシュ・オコギー

 PF:アーロン・ゴードン/ジャレッド・バンダービルト/ジェイデン・マクダニエルズ

   C:カール・アンソニー=タウンズ/ナズ・リード/エドデイビス

 

先発PFが不在のウルブスは、ゴードンのようなタレントがGETできると万々歳です。

現在はSG/SFのウィングポジションに人材が重なっているので、ロースターのバランス向上という意味でも、何らかのトレードはすべきだと思います。

 

<マジック>

 PG:コール・アンソニー/マイケル・カーター=ウィリアムス/チェイソン・ランドル/(マーケル・フルツ)

 SG:エバン・フォーニエ/テレンス・ロス/ジャレット・カルバーカリム・メイン

 SF:ジェイムズ・エニス/ドゥエイン・ベイコン/ゲイリー・クラーク

 PF:アル・ファルーク・アミヌ/フアン・エルナンゴメスチュマ・オキキ/(ジョナサン・アイザック

   C:ニコラ・ブチェビッチ/ケン・バーチ/モー・バンバ

 

先発SGのフォーニエは、今シーズンが契約最終年。

もし再契約しないとすると、かつての1巡目6位指名のカルバーは、将来の後釜候補となります。

エルナンゴメスは、ゴードンが抜けるPFを埋める戦力となるでしょう。

 

<ホーネッツ>

 PG:ラメロ・ボール/デボンテ・グラハム/グラント・リラー

 SG:テリー・ロジアー/マリーク・モンク/ネイト・ダーリング

 SF:ゴードン・ヘイワード/マイルズ・ブリッジズ/コーディ・マーティン/ケイレブ・マーティン

 PF:PJ・ワシントン/ジェイク・レイマン/ジェイレン・マクダニエルズ

   C:コーディ・ゼラー/ビスマック・ビヨンボ/ニック・リチャーズバーノン・キャリーJr.

 

ホーネッツは特に誰も出さず、タダでレイマンをGETできるのはラッキーです。

PFの層が薄いので、そこの穴を埋められる貴重なローテーションプレイヤーになりそうです。

 

 

★トレード案②

 

クリッパーズ

 PG ジョージ・ヒル(←サンダー)

 

シクサーズ

 SG ルイス・ウィリアムス(←クリッパーズ

 PF マイク・マスカーラ(←サンダー)

 

<ホーネッツ>

 SF テレンス・ファーガソン(←シクサーズ

 

<サンダー>

 PF マイク・スコット(←シクサーズ

 C トニー・ブラッドリー(←シクサーズ

 PF ミフォンドゥ・カベンゲリ(←クリッパーズ

 2021年1巡目指名権(←シクサーズ) 

 

4チームのトレード案ですが、それぞれが必要なものを手にする取り引きです。

クリッパーズは先発PG、シクサーズは即戦力のベテラン、ホーネッツは若手のディフェンダー、サンダーは1巡目指名権をそれぞれ手に入れることができます。

ただ、ジョージ・ヒルを出しただけで1巡目指名権をもらえるのは、ちょっと考えにくいかなと思います。

 

クリッパーズ

 PG:ジョージ・ヒル/パトリック・ビバリーレジー・ジャクソン

 SG:ポール・ジョージ/テランス・マン/ジェイ・スクラブ

 SF:カワイ・レナード/ルーク・ケナードアミーア・コフィー

 PF:ニコラ・バトゥーム/マーカス・モーリス/パトリック・パターソン

   C:セルジュ・イバカ/イビチャ・ズーバッツ/ダニエル・オトゥル

 

ボールを配るファシリテータータイプのPGは、今クリッパーズが最も必要としている人材です。

直接キラーアシストをしなくとも、ポール・ジョージやレナードがパス出し役から解放され、スコアリングに集中できる状況が作れるのは大きいです。

また、ヒルの高確率で決められる3Pも大きな武器になります。

 

シクサーズ

 PG:ベン・シモンズ/ルイス・ウィリアムスタイリース・マクシー

 SG:セス・カリー/シェイク・ミルトン/アイザイア・ジョーレイジョン・タッカー

 SF:ダニー・グリーン/フルカン・コルクマズ/マティース・サイブル

 PF:トバイアス・ハリス/マイク・マスカーラポール・リード

   C:ジョエル・エンビードドワイト・ハワードヴァンサン・ポアリエ

 

決定力のあるルー・ウィリアムスと、3Pが打てるビッグマンであるマスカーラは、いずれも今のシクサーズに欠けている重要なピースです。

あまり使われていなかったベンチプレイヤーで、こうしたキープレイヤーを獲得できるのはいい取り引きと言えます。

ただ、1巡目指名権を手放すのはもったいないと思います。

 

<ホーネッツ>

 PG:ラメロ・ボール/デボンテ・グラハム/グラント・リラー

 SG:テリー・ロジアー/マリーク・モンク/ネイト・ダーリング

 SF:ゴードン・ヘイワードテレンス・ファーガソン/コーディ・マーティン/ケイレブ・マーティン

 PF:PJ・ワシントン/マイルズ・ブリッジズ/ジェイレン・マクダニエルズ

   C:コーディ・ゼラー/ビスマック・ビヨンボ/ニック・リチャーズバーノン・キャリーJr.

 

ファーガソンは、サンダー時代には先発を務めていたタレントです。

若手のディフェンダーがほしいホーネッツにとって、貴重な戦力になります。

シクサーズでは出場機会に恵まれませんでしたが、新チームで出番が増えれば力を発揮するでしょう。

 

<サンダー>

 PG:セオ・マレドンタイ・ジェローム

 SG:シェイ・ギルジャス=アレクザンダー/ハミドゥ・ディアロ/ケンリッチ・ウィリアムス

 SF:ルーゲンツ・ドート/ジャスティン・ジャクソンダリアス・ミラージョシュ・ホール(トレバー・アリーザ)

 PF:ダリアス・ベイズリー/マイク・スコットアレクセイ・ポクセウスキーミフォンドゥ・カベンゲリ

   C:アル・ホーフォード/アイザイア・ロビー/トニー・ブラッドリーモーゼス・ブラウン

 

サンダーは、1巡目指名権を集めることに注力しています。

このトレードでも、誰を出して、誰を獲るかというのはさして問題ではなく、1巡目指名権をもらえるならやる、というスタンスになるでしょう。

 

 

★トレード案③

 

<ウォリアーズ>

 PF ジョン・コリンズ

 SG ケビン・ハーター

 SF キャメロン・レディッシュ

 2021年1巡目指名権

 

<ホークス>

 PF エリック・パスカル

 SG ケント・ベイズモア

 SG デイミオン・リー

 SG ジョーダン・プール

 PF マーキース・クリス

 SG マイカル・モルダー 

 2021年1巡目指名権(ウルブス)

 

ジョン・コリンズのウォリアーズ行きの話は、以前にも書いています。

 

kg21.hatenablog.com

 

交換相手の顔ぶれを見ると、ウォリアーズの方が主力級の選手をもらって釣り合わないように見えますが、ポイントはウォリアーズからホークスに渡る1巡目指名権です。

この指名権はウルブスの指名権であり、今シーズン最下位のウルブスの指名順は間違いなく上位になります。

次のドラフトはタレントが豊富と言われていますので、それだけ価値の有る指名権になるというわけですね。

 

<ウォリアーズ>

 PG:ステフェン・カリー/ブラッド・ワナメイカニコ・マニオン

 SG:ケビン・ハーターキャメロン・レディッシュ/(クレイ・トンプソン)

 SF:アンドリュー・ウィギンス/ケリー・ウーブレイJr.

 PF:ドレイモンド・グリーン/フアン・トスカーノ=アンダーソン/アレン・スマイラジッチ

   C:ジョン・コリンズジェイムズ・ワイズマン/ケボン・ルーニー

 

今シーズンずっと穴になっているSGのポジションは、3Pシューターのハーターとオールマイティなレディッシュで埋めることができます。

この2人が加入することで、ウィギンスとウーブレイは本来のSFに専念することができるようになります。

またCにコリンズが入ることで、リバウンドと3Pシュート力がプラスされ、ドレイモンドの弱点を補うことができます。

 

<ホークス>

 PG:トレイ・ヤング/ラジョン・ロンドクリス・ダン/ブランドン・グッドウィン

 SG:ボグダン・ボグダノビッチデイミオン・リージョーダン・プールイカル・モルダースカイラー・メイズ

 SF:ディアンドレ・ハンター/ケント・ベイズモアトニー・スネル

 PF:ダニーロガリナーリエリック・パスカルソロモン・ヒルネイサン・ナイト(マーキース・クリス)

   C:クリント・カペラ/オニエカ・オコングー/ブルーノ・フェルナンド

 

コリンズ、ハーター、レディッシュの主力3人を放出することで、オフの目玉補強であるガリナーリとボグダノビッチを先発に上げることができます。

おそらく契約の金額からしても、それが本来あるべき形なのかなと思います。

ウルブスの指名権は上位が予想されるので、スター級の若手有望株を手にすることができる可能性があります。