うーん・・・・どうやらレイカーズの連覇は決まってしまいそうです。
レイカーズは、ラプターズからFAになっていたマルク・ガソールを手に入れることに成功しました。
シュルーダー、モントレズ・ハレルに続いて、またもやキープレイヤーを獲得することになります。
ただ、ハレルとウェスリー・マシューズの獲得で、サラリーキャップをオーバーしているチームが使えるエクセプション(例外枠)は使い切っていました。
そうなると、通常であればもう最低年俸以外の契約はできなくなるんですが、レイカーズはマルクを獲得するために、サラリー枠を捻出するトレードを行いました。
4.2milのプレイヤーオプションを選択して、レイカーズへの残留を決めていたジャベイル・マッギーの契約をキャブスへ放出したんですね。
<キャブス> ⇔ <レイカーズ>
C ジャベイル・マッギー PF ジョーダン・ベル
将来の2巡目指名権 SF アルフォンゾ・マッキニー
どうしてこんなトレードをするかというと、ベル(1.8mil)もマッキニー(1.8mil)も両方ノンギャランティー契約なんですね。
つまり、カットしてもサラリーキャップにカウントされないんです。
なので、マッギーの4.2milのギャランティー契約を放出して、代わりに3.6mil分のノンギャランティー契約を受け取って、トレード後にカットすれば、その分のサラリーキャップの枠が空くんですね。
レイカーズは、「協力してくれてありがとう」ということで、キャブスに2巡目指名権もプレゼントしています。
難しい話ですみません。
その結果、レイカーズのロースターはこうなります。
<レイカーズ>
PG:デニス・シュルーダー/アレックス・カルーソ
SG:ケンタビウス・コールドウェル・ポープ/ウェスリー・マシューズ
SF:ルブロン・ジェイムズ/テイレン・ホートン・タッカー
C:マルク・ガソール/モントレズ・ハレル
これでまだマーキフ・モーリスとの再契約とかも可能性ありますからね。
いやあ、どこまで強くなるんでしょうか・・・・という感じです。
そして、残りのロースターは最低年俸で3〜4人分を埋めていくことになりますが、優勝したいベテランがディスカウントで寄ってくるでしょうから、さらに豪華なラインナップになっていくと思います。
一応、キャブスのロースターも見てみます。
<キャブス>
PG:ダリアス・ガーランド/ダンテ・エクサム
SG:コリン・セクストン/ケビン・ポーターJr.
SF:ジェディ・オスマン/アイザック・オコロ/ディラン・ウィンドラー
PF:ケビン・ラブ/ラリー・ナンスJr./ディーン・ウェイド
C:アンドレ・ドラモンド/ジャベイル・マッギー
トリスタン・トンプソンが出ていったぐらいで、ほとんど動きがありませんね。
アンテ・ジジッチもヨーロッパに帰ってしまったので、ちょうどバックアップCはいない状態でしたので、マッギーの加入はちょうどよかったですね。
イバカとマルクの両センターが抜けてしまったラプターズは、代わりにサンズからFAになっていたアーロン・ベインズとの契約に合意し、クリス・ブシェーと再契約しました。
<ラプターズ>
PG:カイル・ラウリー/マラキ・フリン/ジェイレン・ハリス
SG:フレッド・バンブリート/テレンス・デイビス/マット・トーマス
SF:OG・アヌノビー/ノーマン・パウエル/ディアンドレ・ベンブリー/パトリック・マッコウ
PF:パスカル・シアカム/スタンリー・ジョンソン
C:アーロン・ベインズ/クリス・ブシェー/デュアン・ヘルナンデス
イバカとマルクの代わりにベインズというのは、穴埋め感ハンパないですね。。
バンブリートがドラフト外の選手として最高額の契約を結んだことはハッピーなニュースでしたが、それ以外にあまり動きがないラプターズです。
その他、小さなトレードもいくつかありました。
SG ザイーア・スミス C トニー・ブラッドリー
<サンダー> ⇔ <ペイサーズ>
PF TJ・リーフ PG ジェイレン・レキュー
将来の2巡目指名権
<ウルブス> ⇔ <ニックス>
SG ジェイコブ・エバンス
将来の2巡目指名権
エド・デイビスはジャズに所属していましたが、まずドラフト2巡目指名権×2つと共に、ニックスへトレードされました。
ジャズは、バックアップCとしてデリック・フェイバースを呼び戻したいと考えていて、その枠を空けるためのトレードでした。
そしてニックスは、インサイドにベテランのバックアップを探していたウルブスに、再びトレードしました。
そのトレードにはまた2巡目指名権が1つ付いてきたので、ニックスはエド・デイビスを一時的に受け入れて、すぐまた放出する間に、2巡目指名権を3つも手に入れたことになります。
わらしべ長者みたいですね(笑)
<ウルブス>
PG:ディアンジェロ・ラッセル/リッキー・ルビオ/リアンドロ・ボルマロ
SG:マリーク・ビーズリー/ジョシュ・オコギー/ジェイレン・ノーウェル
SF:アンソニー・エドワーズ/ジャレット・カルバー/ジェイク・レイマン
PF:フアン・エルナンゴメス/エド・デイビス/ジェイデン・マクダニエルズ
C:カール・アンソニー・タウンズ/ナズ・リード/ジャレッド・バンダービルト
ビーズリーに続いて、エルナンゴメスとの再契約も決めたウルブスは、PFとCのバックアップ役にエド・デイビスを獲得しました。
若いチームには必要なベテランの補強と言えるのではないかと思います。
<ニックス>
PG:エルフリッド・ペイトン/フランク・ニリキナ/デニス・スミスJr.
SG:RJ・バレット/オースティン・リバース/イマニュエル・クイックリー
SF:レジー・ブロック/アレック・バークス/ケビン・ノックス/ジェイコブ・エバンス
PF:ジュリアス・ランドル/オビ・トッピン/イグナス・ブラズデイキス
C:ミッチェル・ロビンソン/ナーレンズ・ノエル/オマリ・スペルマン
昨年オフに大物FAの獲得に失敗し、次のオフに仕切り直しを目指したはずのニックス。
満を持して全チーム中で1、2を争う大きなサラリーキャップの枠を空けて臨んだはずでしたが、今年も今のところ昨年のオフと同じような状態に・・・・
大物FAはGETできず、小物と短い年数の契約を繰り返しています。
ドラフトでNCAA最優秀選手を指名できたのはいいですが、エースのランドルと同じPFポジションなので、今後どういう風にチームを作っていくのか。
いっそ状況を打開するために、ハーデンやウェストブルックをトレードで獲得してもいいんじゃないか?と思えてきます。
<ジャズ>
PG:マイク・コンリー/ジョー・イングルス/ナイジェル・ウィリアム・ゴス
SG:ドノバン・ミッチェル/ジョーダン・クラークソン/レイジョン・タッカー
SF:ボヤン・ボグダノビッチ/イライジャ・ヒューズ/ミーヤ・オーニ
PF:ロイス・オニール/ジョージ・ニャン/ジュワン・モーガン
C: ルーディ・ゴベア/デリック・フェイバース/ウドカ・アズブーキ
クラークソンと再契約し、フェイバースが1年で出戻りしたぐらいで、あまり変わっていませんね。
強豪揃いのウェストでプレーオフを争うには、もう少し補強が欲しいですね。
せめてPFのサイズアップと、PGのバックアップは必要だと思います。