先日、クリッパーズのPGの話をしました。
デリック・ローズを獲ったり、ジョージ・ヒルを獲ったり、なったらいいなの話をしていましたが、現実は・・・・現実的な線に収まったようです。
クリッパーズは、昨シーズン途中に加入したレジー・ジャクソンと再契約。
昨日の記事で噂として挙げたバトゥームを加えると同時に、ジョアキム・ノアをカットしました。
<クリッパーズ>
PG:レジー・ジャクソン/パトリック・ビバリー/カイ・ボウマン
SG:ポール・ジョージ/ルイス・ウィリアムス/テランス・マン/ジェイ・スクラブ
SF:カワイ・レナード/ルーク・ケナード/ニコラ・バトゥーム
PF:マーカス・モーリス/パトリック・パターソン/ミフォンドゥ・カベンゲリ
C:セルジュ・イバカ/イビチャ・ズーバッツ/ダニエル・オトゥル
レジー・ジャクソンは、クリッパーズでまだフルシーズンをプレーしていないので、先発PGとして1年やったらどうなるか見てみたいです。
ビバリーが先発で使われることが多かった昨シーズンですが、セカンドユニットにはルー・ウィリアムスがいるので、オフェンスでボールを必要としないビバリーと組ませた方がいいように思います。
ロースター枠を空けるためにカットされたノアは、このまま引退する可能性が高いそうです。
ブルズを出て以降は、なかなか活躍する機会に恵まれなかったノアですが、フロリダ大時代から強烈な個性を放つ稀有なバスケットボールプレイヤーでした。
<ピストンズ>
PG:デリック・ローズ/デロン・ライト/キリアン・ヘイズ/セイベン・リー
SG:スビアトスラフ・ミハイリュウク/ウェイン・エリントン/ロドニー・マッグルーダー/リアンジェロ・ボール
SF:ジェラミ・グラント/ジョシュ・ジャクソン/サディック・ベイ/デイビダス・シルビディス/ルイス・キング
PF:ブレイク・グリフィン/セクー・ドゥンブーヤ/ジャーナン・ムサ
C:メイソン・プラムリー/ジャーリル・オカフォー/アイザイア・スチュワート
ピストンズは、2019年2巡目37位指名だったデイビダス・シルビディスと3年契約を結びました。
6−8(203cm)とサイズのあるリトアニア人シューターは、昨シーズンはイスラエルのチームでプレー。
まだ20才と若いので、ピストンズのリビルディングプランの中で、確かな役割を担っていきそうです。
話題性という意味では、ボール3兄弟の真ん中リアンジェロがキャンプロースターに加わりました。
これで一時的とはいえ、ボール3兄弟全員がNBAチーム入りしたことになります。
なにかとお騒がせのパパも、鼻高々ですね。
PROUD‼️ We’re just getting started. pic.twitter.com/WmcCOAsUot
— Lavar Ball (@Lavarbigballer) 2020年12月3日
カーメロ・アンソニーは、ようやくベンチロールを受け入れたようですね。
これまで先発にこだわりを見せてきたメロですが、さすがにもう36才という年齢的なことと、ブレイザーズという居心地の良い居場所を見つけたことで、チームのために貢献できるなら形は問わないという姿勢に変わってきました。
<ブレイザーズ>
PG:デイミアン・リラード/アンファニー・サイモンズ
SG:CJ・マッカラム/ゲイリー・トレントJr./CJ・エルビー
SF:デリック・ジョーンズJr./ロドニー・フッド/ナシアー・リトル
PF:ロバート・コビントン/カーメロ・アンソニー/ハリー・ジャイルズⅢ
C:ユスフ・ヌルキッチ/イネス・カンター/ザック・コリンズ
テリー・ストッツHCは、新加入のデリック・ジョーンズJr.とロバート・コビントンを先発起用する構想を描いているようです。
昨シーズンの先発を務めたロドニー・フッドとメロが、共にバックアップとなる想定です。
センターにはイネス・カンターが帰ってきたので、昨シーズンの先発PFザック・コリンズは、PFとCの3番手に下がります。
さらには、まだ22才でポテンシャルを秘めるハリー・ジャイルズまで加わりましたから、フロントコートの層はかなり厚くなりました。
バックコートには、昨シーズン急成長してブレイクしたゲイリー・トレントJr.もいますので、本当にブレイザーズは見どころが多い楽しみなチームになりました。
先発なのかバックアップなのかという話題で言えば、ホークスも気になるチームです。
今オフ一番の大型補強で獲得したガリナーリですが、なんと契約前に「ポジションはジョン・コリンズのバックアップ」であることを通達していた、というんです。
確かにポジション的にはPFでカブりますが、ガリナーリはSFでも先発できるので、並べて先発させる前提で獲ったものと思っていました。
しかも、年19.5milはチームNo.1の高給取りです。
それを「バックアップ前提」で獲るというのは、どういうことなんでしょうか???
じゃあなんで獲ったんだ?と思ってしまうぐらいの謎な動きです。
ロースターで比較してみましょう。
<SFで先発する場合>
PG:トレイ・ヤング/ラジョン・ロンド/クリス・ダン/ブランドン・グッドウィン
SG:ボグダン・ボグダノビッチ/ケビン・ハーター/スカイラー・メイズ
SF:ダニーロ・ガリナーリ/キャメロン・レディッシュ/トニー・スネル
PF:ジョン・コリンズ/ディアンドレ・ハンター/ソロモン・ヒル
C:クリント・カペラ/オニエカ・オコングー/ブルーノ・フェルナンド/ネイサン・ナイト
<PFの控えの場合>
PG:トレイ・ヤング/ラジョン・ロンド/クリス・ダン/ブランドン・グッドウィン
SG:ボグダン・ボグダノビッチ/ケビン・ハーター/スカイラー・メイズ
SF:ディアンドレ・ハンター/キャメロン・レディッシュ/トニー・スネル
PF:ジョン・コリンズ/ダニーロ・ガリナーリ/ソロモン・ヒル
C:クリント・カペラ/オニエカ・オコングー/ブルーノ・フェルナンド/ネイサン・ナイト
まあ、ディアンドレ・ハンターと入れ替わっただけですね。
セカンドチームのエースにという方針だとしたら、戦術的にはわからなくもないですが、でもそうだとすると年20milの3年契約はデカすぎます。
少なくともベンチプレイヤーに払う金額ではありませんから。
ただ、先ほどのブレイザーズ同様、ホークスもかなり層が厚くなりましたね。
ロンド、ハーター、レディッシュ、ガリナーリ、オコングーのセカンドユニットは、先発5人と言ってもおかしくはない顔触れです。
さらには、3番手にいるクリス・ダンとトニー・スネルは、前所属チームで先発を務めていた選手ですからね。
このブレイザーズとホークスは、来シーズン台風の目になりそうな2チームです。
ポジションかぶりの話で言うと、ニックスもどうなるでしょう?
エースのジュリアス・ランドルがいる同じPFポジションに、ドラフトでオビ・トッピンを指名してしまいました。
タレント不足が叫ばれて久しいニックスなのに、せっかくドラフト上位で指名した期待のルーキーがポジションかぶり。。
無理にでも出そうとするなら、SFで出さざるをえなくなりますが・・・・
<通常のラインナップ>
PG:エルフリッド・ペイトン/フランク・ニリキナ/デニス・スミスJr.
SG:RJ・バレット/オースティン・リバース/イマニュエル・クイックリー
SF:レジー・ブロック/アレック・バークス/ジェイコブ・エバンス/イグナス・ブラズデイキス
PF:ジュリアス・ランドル/オビ・トッピン/ケビン・ノックス/マイケル・キッド・ギルクリスト
C:ミッチェル・ロビンソン/ナーレンズ・ノエル/オマリ・スペルマン
<トッピンを先発にした場合>
PG:エルフリッド・ペイトン/オースティン・リバース/デニス・スミスJr.
SG:RJ・バレット/アレック・バークス/フランク・ニリキナ/イマニュエル・クイックリー
SF:オビ・トッピン/レジー・ブロック/ジェイコブ・エバンス/イグナス・ブラズデイキス
PF:ジュリアス・ランドル/ケビン・ノックス/マイケル・キッド・ギルクリスト
C:ミッチェル・ロビンソン/ナーレンズ・ノエル/オマリ・スペルマン
悪くはないですが、あとはトッピンがSFをできるのかどうかですね。
元々ディフェンス面が不安視されていたのに、さらに不慣れなポジションで先発することになれば、なおさらディフェンスの不安が増すことになります。
ただまあ、中途半端なベテランを出すぐらいなら、思い切って若手にプレータイムを与えた方が将来のチームのためな気はしますけどね。
<レイカーズ>
PG:デニス・シュルーダー/アレックス・カルーソ/クイン・クック
SG:ケンタビウス・コールドウェル・ポープ/ウェスリー・マシューズ/テイレン・ホートン・タッカー
SF:ルブロン・ジェイムズ/カイル・クーズマ/アルフォンゾ・マッキニー
PF:アンソニー・デイビス/マーキーフ・モーリス/ジャレッド・ダドリー/コスタス・アデトクンボ
C:マルク・ガソール/モントレズ・ハレル
レイカーズは、ルブロンと2年の契約延長をまとめ、アンソニー・デイビスと5年のMAX契約を結び、盤石の体制を築いています。
また、ロールプレイヤーのジャレッド・ダドリー、クイン・クックとも再契約。
さらには、マルクに続いて、兄のパウ・ガソールまで連れてくるんじゃないか?なんて噂も。
どうか、この巨人を倒せる戦力を持ったチーム出てきてください・・・・