waste no time

f:id:KG21:20210213212327j:plain

 

そろそろトレードの動きが出てきてもおかしくない頃なんですが、なかなか具体的な話が聞こえてこないですね。

 

しびれを切らして(?)、こちらから「やったらいいのにな」のトレード案を勝手に考えていきたいと思います。

 

 

クリッパーズがPGを補強、ホーネッツが先発Cを獲得

 

クリッパーズ>     ⇔ <ホーネッツ>

 C コーディ・ゼラー     SG ルイス・ウィリアムス

 PG デボンテ・グラハム     C イビチャ・ズ−バッツ

                  PF ミフォンドゥ・カベンゲリ

 

www.espn.com

 

これは両者WIN-WINのトレードです。

 

ホーネッツは、ドラフトでラメロ・ボールを指名したことで、先発級のPGが3人いる状態になっています。

ラメロは既に頭角を現し出していますので、もう先発に定着してしまうかもしれません。

 

そうなるとあおりを食うのは、デボンテ・グラハムとなりそうです。

 

グラハムは昨シーズンブレイクを果たしましたが、今シーズンはショットの調子が上がらず、ケガの影響もあって今ひとつの出来になっています。

ただ、昨シーズンは平均18.2点/7.5アシスト/3P37.3%をマークし、MIPの有力候補にもなりました。

PGのいないチームに行けば、先発を任せられる存在です。

 

クリッパーズは優勝候補の一角ですが、先発PGが補強できていません。

パトリック・ビバリーレジー・ジャクソンの2人で回していますが、優勝を狙うチームのPGかと言われると、物足りなさが残ります。

特にゲームメイクの部分で司令塔役がいないため、チームのエースであるカワイ・レナードとポール・ジョージに負担がかかっています。

 

一方のホーネッツは、先発Cを探しています。

現在の先発であるコーディ・ゼラーは契約最終年であるため、ホーネッツは将来を担える次なるタレントを探しています。

 

ズーバッツは昨シーズン、クリッパーズの先発Cとしてプレーしていましたが、今シーズンはイバカの加入でバックアップに回っています。

まだ23才の7フッターは、ホーネッツが探している将来を担う若手ビッグマン像にピッタリの存在です。

しかも、7.0/7.5/7.5milというとっても安価な3年契約が残っているので、お値段的にもお財布にやさしい存在です。

 

先発PGを探しているクリッパーズと、先発Cを探しているホーネッツ。

お互いに不足しているニーズを交換できる、いいトレードだと思います。

 

交換要員として投入されるコーディ・ゼラーとルー・ウィリアムスは、どちらも契約最終年でFAになるので、サラリーキャップの負担にはなりません。

 

クリッパーズ

 PG:デボンテ・グラハム/パトリック・ビバリーレジー・ジャクソン

 SG:ポール・ジョージ/ルーク・ケナード/テランス・マン/ジェイ・スクラブ

 SF:カワイ・レナード/マーカス・モーリス/アミーア・コフィー

 PF:ニコラ・バトゥーム/パトリック・パターソン

   C:セルジュ・イバカコーディ・ゼラーダニエル・オトゥル

 

グラハムが先発PGに入り、ゼラーはCのバックアップに入ります。

フォワードは補強の必要がありますが、ロースター枠が2つ空いているので、誰かしら補強が可能でしょう。

 

<ホーネッツ>

 PG:ラメロ・ボールルイス・ウィリアムスグラント・リラー

 SG:テリー・ロジアー/マリーク・モンク/ネイト・ダーリング

 SF:ゴードン・ヘイワード/コーディ・マーティン/ケイレブ・マーティン

 PF:PJ・ワシントン/マイルズ・ブリッジズ/ジェイレン・マクダニエルズ/ミフォンドゥ・カベンゲリ

   C:イビチャ・ズーバッツ/ビスマック・ビヨンボ/バーノン・キャリーJr.ニック・リチャーズ

 

23才のズーバッツが先発Cに収まることで、22才のブリッジズとワシントン、19才のラメロらと共に、将来のコアメンバーを形成することができます。

ドラフトで有望なビッグマンを指名するよりも、確実な方法でしょう。

 

 

②ヒートがFAのオラディポを前借り

 

<ヒート>         ⇔ <ロケッツ>

 SG ビクター・オラディポ      PF ケリー・オリニク

                 SF モーリス・ハークレス

                 PG ケンドリック・ナン

                 将来のドラフト1巡目指名権

 

www.espn.com

 

オラディポがまだペイサーズに所属していて、契約問題で揉めていた頃、残り契約あと1年のオラディポは、FAになってヒートに行くのではないか?という噂がありました。

結果、そうなる前にトレードでロケッツに放出されてしまったわけですが、今シーズン終了後にFAとなる事実は、ロケッツに行った後も変わりません。

 

FA契約というのは、常にリスクを伴います。

本当にチームにフィットするかどうかはやってみないとわからないわけですが、FA契約は他チームに取られないための競争でもあるので、最初から大金を積まなければなりません。

そうすると、もし合わなかった時のリスクも大きいんですね。

 

そこで、今から今シーズン終了までの半年間で、FA契約のお試し期間ができたらいいのでは?というのがこのトレードです。

 

ヒートはオラディポを半年間レンタルできるので、その間にチームとの相性を判断して、シーズン終了後にFAとして再び契約するかどうかを見極めることができます。

 

ロケッツは、既にリビルディングの方向に進んでいると思いますので、ヒートから1巡目指名権をもらうのと、バックアップのいないPGにケンドリック・ナンを獲得することで、若手のタレントを集めようという目的になります。

 

あとの2人はいずれも契約最終年なので、サラリーキャップの空き作りに役立てます。

 

<ヒート>

 PG:ビクター・オラディポ/ゴラン・ドラギッチ/ゲイブ・ビンセント

 SG:タイラー・ヒーロー/エイブリー・ブラッドリーマックス・ストラス

 SF:ダンカン・ロビンソン/アンドレ・イグオダーラ/KZ・オクパラ

 PF:ジミー・バトラー/プレシャス・アチュワ/(マイヤーズ・レナード)

   C:バム・アデバヨ/クリス・シウバ/ユドニス・ハスリム

 

このチームは、バトラーとアデバヨがパス出し役で、ウィングの3人がシューター役という変則的な形なので、従来のポジションの役割とは違うかもしれません。

オラディポは、スピードを生かして相手PGへのディフェンスでも貢献することができます。

プレーオフを戦う上で、スピードのある相手PGに対するディフェンスはヒートの穴だったので、そこを補強できればチーム力はアップします。

 

<ロケッツ>

 PG:ジョン・ウォールケンドリック・ナンダンテ・エクサム

 SG:エリック・ゴードン/デイビッド・ヌワバ/ベン・マクレモア/ケビン・ポーターJr.メイソン・ジョーンズ

 SF:ジェイショーン・テイトダヌエル・ハウスJr./スターリング・ブラウンケニヨン・マーティンJr.

 PF:PJ・タッカー/ケリー・オリニクモーリス・ハークレスロディオンス・クルークス

   C:クリスチャン・ウッドディマーカス・カズンズレイ・スポルディング

 

ジョン・ウォールのバックアップにケンドリック・ナンが入り、手薄なPGポジションを補強します。

オリニクは、PFポジションに高さとシューティングを与える存在になるでしょう。

オラディポがFAになった時、長期契約で引き留めるつもりがない場合は、若手のナンとドラフト1巡目指名権にでも交換しておいた方がいいと思います。

 

 

マブスが先発Cを獲得

 

先日のブログで、マブスの課題はディフェンスとインサイドと書きました。

そして、この時はアンドレ・ドラモンドのトレード案を考えました。

 

kg21.hatenablog.com

 

ドラモンドが一番合っているとは思いますが、その後ラプターズも興味?なんていうブログも書いた通り、獲得を狙うライバルも多いと思うので、今回はプランBを考えてみたいと思います。

 

kg21.hatenablog.com

 

マブス>       ⇔ <サンダー>

 C アル・ホーフォード     PF ジェイムズ・ジョンソン

 PG ジョージ・ヒル       C ドワイト・パウエル

               SG ジョシュ・リチャードソン

 

www.espn.com

 

34才のベテランCホーフォードは、本来プレーオフチームにいるべき選手なのですが、現在リビルディング中のサンダーに所属しています。

そこで、先発Cが必要で、ディフェンス面に課題を抱えるマブスであれば、ホーフォードの行き先として適しているのではないかと思います。

加えて、安定感に定評のあるPGジョージ・ヒルも一緒に獲得することで、プレーオフに向けた確かなベテラン戦力を確保することができます。

 

リビルディング中のサンダーは、今シーズン終了後にFAとなるジェイムズ・ジョンソンとジョシュ・リチャードソンの契約を譲り受けて、サラリーキャップを空けることができます。

パウエルの契約は3年残っていますが、同じく3年残っているホーフォードの年27.5milを払うよりは、年11.1milのパウエルの方がコストカットになります。

 

マブス

 PG:ジョージ・ヒル/ジェイレン・ブランソン/トレイ・バーク

 SG:ティム・ハーダウェイJr./ジョシュ・グリーンタイレル・テリーネイト・ヒントン

 SF:ルカ・ドンチッチ/ドリアン・フィニー・スミス/ウェスリー・イワンドゥ

 PF:クリスタップス・ポルツィンギス/マキシ・クリーバー/タイラー・ベイ

   C:アル・ホーフォード/ウィリー・コーリー・スタイン/ボバン・マリヤノビッチ

 

先発PGにヒルが入って、ドンチッチをSFへ戻し、ホーフォードがCに入ったスターター5人は、以前のラインナップよりもバランスが良くなると思います。

ヒルとホーフォードはディフェンスが良く、3P成功率も高くて、プレーに無駄がありません。

これまでのようなオフェンス一辺倒ではなく、チームディフェンスの向上も期待されます。

 

<サンダー>

 PG:シェイ・ギルジャス=アレクザンダー/セオ・マレドンタイ・ジェローム

 SG:ルーゲンツ・ドート/ハミドゥ・ディアロ/ダリアス・ミラー

 SF:ジョシュ・リチャードソンジャスティン・ジャクソンケンリッチ・ウィリアムスジョシュ・ホール(トレバー・アリーザ)

 PF:ダリアス・ベイズリー/ジェイムズ・ジョンソンアレクセイ・ポクセウスキー

   C:ドワイト・パウエル/マイク・マスカーラ/アイザイア・ロビー/モーゼス・ブラウン

 

若手を中心にリビルディングを進めるサンダーは、壊しては集め、壊しては集め、というスクラップ&ビルトを繰り返しながら、残すべきタレントとそうでない選手を吟味し、チームを組み直していくことになります。