続いてサウスイーストです。
赤:移籍
青:ルーキー
緑:2way契約
<ホークス>
PG:トレイ・ヤング/アーロン・ホリデイ/ヴィト・クレイチ
SG:デジョンテ・マレー/ボグダン・ボグダノビッチ/タイリース・マーティン/トレント・フォレスト
SF:ディアンドレ・ハンター/ジャスティン・ホリデイ/AJ・グリフィン/ジャレット・カルバー
PF:ジョン・コリンズ/フランク・カミンスキー/ジェイレン・ジョンソン
C:クリント・カペラ/オニエカ・オコングー
初のオールスターとスティール王に輝いたデジョンテ・マレーを獲得したホークス。
ヤングにかかる負担を軽くする上でも、ディフェンスを強化する意味でも、重要な補強となりました。
ジャスティンとアーロンのホリデイ兄弟は、ペイサーズに続いてまたまたチームメイトに。
アーロンとFA契約した後に、ジャスティンがトレードでやってきましたが、狙っていなかったのに同じチームになるのがまたおもしろいです。
昨年の1巡名指名だったジェイレン・ジョンソンと、今年の1巡目指名であるAJ・グリフィンは、いずれもデューク大出身でポテンシャルの高いフォワード。
将来チームの中心になっていけるタレントとして注目しています。
<ホーネッツ>
PG:ラメロ・ボール/デニス・スミスJr./セオ・マレドン
SG:テリー・ロジアー/コーディ・マーティン/ジェイムズ・ブックナイト/ブライス・マクゴーウェンス
SF:ゴードン・ヘイワード/ケリー・ウーブレイJr.
PF:PJ・ワシントン/ジェイレン・マクダニエルズ/JT・トール
C:メイソン・プラムリー/マーク・ウィリアムス/ケイ・ジョーンズ/ニック・リチャーズ
相変わらずロースターのバランスが悪いホーネッツですが、このオフもあまり改善する動きが見られません。
ヘイワード、ブリッジズ、ウーブレイ、マーティンはいずれもSFが本職ですが、ポジションが重なるため、やむなくPFやSGとして出場しています。
その結果、PFが本職のワシントンやマクダニエルズとのバッティングも起こし、全員に満足なプレータイムを分配できていません。
それでいてPGの控えはおらず、手薄なSGやCは若手で埋めようとしています。
制限付きFAとなり、クオリファイングオファーを受けていたブリッジズですが、オフにDVの容疑で逮捕され、未契約の状態のままとなっています。
どうなるのかと推移を見守っていましたが、ロースターからその名前が消えてしまいました。
昨シーズンはエースとして活躍した選手が、再契約もトレードで対価を得ることもなく、ただ消えてしまう・・・・
チームにとって大きなマイナスになってしまいそうです。
2巡目40位指名のマクゴーウェンスは、ネブラスカ大で富永啓生とチームメイトだった選手。
身近にNBA選手が誕生したことで、富永の飛躍にも期待したいところです。
<ヒート>
PG:カイル・ラウリー/ゲイブ・ビンセント
SG:タイラー・ヒーロー/マックス・シュトルース/ビクター・オラディポ/ドルー・スミス
SF:ジミー・バトラー/ダンカン・ロビンソン/ヘイウッド・ハイスミス/ジャマール・ケイン
PF:バム・アデバヨ/ケイレブ・マーティン/二コラ・ヨビッチ
C:オメール・ユートセブン/ドゥエイン・デドモン/ユドニス・ハスリム
ヒートは、PJ・タッカーをFAで失った後の先発PFが決まっていません。
今後何らかの補強があるのかもしれませんが、現状ではルーキーのヨビッチしかいない状態です。
そこで、万能型のアデバヨをPFで使い、上背のあるユートセブンをCで先発させるラインナップがいいのではないかと思います。
ユートセブンは、昨シーズン先発ゲームで平均12.1点・12.7リバウンドという素晴らしいスタッツを残しています。
パスもできるアデバヨをフォワード的に使い、ユートセブンの出場機会を増やす方がチームのために有効ではないかと思います。
<マジック>
PG:コール・アンソニー/RJ・ハンプトン/デビン・カナディ/(マーケル・フルツ)
SG:ジェイレン・サグズ/テレンス・ロス/ケボン・ハリス/(ゲイリー・ハリス)
SF:フランツ・ヴァーグナー/チュマ・オキキ/ケイレブ・ヒュースタン/アドミラル・スコフィールド
PF:パオロ・バンケロ/モリッツ・ヴァーグナー/(ジョナサン・アイザック)
C:ウェンデル・カーターJr./モー・バンバ/ボル・ボル
ドラフトNo.1ピックでバンケロを指名して、周囲をアッと言わせたマジック。
その選択が正しかったのかどうか、今後のシーズンが楽しみです。
ただ、気になるのは、丸2シーズン半プレーしていないジョナサン・アイザックの状態。
今回、同じポジションのバンケロを1位指名したことで、チームにおける立ち位置が気になります。
他にもマーケル・フルツやモー・バンバなど、ポジションの重なりが目立つロースターなので、今後誰を中心に、どんなチーム構成にしていくのかが注目されます。
<ウィザーズ>
PG:モンテ・モーリス/デロン・ライト/ジョーダン・グッドウィン
SG:ブラッドリー・ビール/コーリー・キスパート/ジョニー・デイビス
SF:ウィル・バートン/デニ・アブディーヤ/ジョーダン・シャケル
PF:カイル・クーズマ/八村塁/アンソニー・ギル/アイザイア・トッド
C:クリスタップス・ポルツィンギス/ダニエル・ギャフォード/タージ・ギブソン/バーノン・キャリーJr.
ウィザーズは、KCPとイシュ・スミスとの交換で、モンテ・モーリスとウィル・バートンを獲得しました。
派手さはありませんが、先発PGと先発SFを獲得できたのはいい取り引きだったのではないかと思います。
ドラフトでは1巡目10位でSGのジョニー・デイビスを指名。
手薄なポジションの補強じゃなかったのは残念でしたが、即戦力としての期待がかかります。
八村は昨シーズン長期欠場している間に、すっかり先発の座を明け渡してしまいました。
ルーキー契約最後の4年目となるシーズンは、次の大きな契約を勝ち取るためにも、勝負のかかった1年となりそうです。