Turner to ・・・ ?

f:id:KG21:20210321201332j:plain


ペイサーズのマイルス・ターナーにも、トレードの噂が出ているようです。

 

今シーズンのターナーは平均3.4ブロックをマークし、ぶっちぎりでリーグのブロック王を独走しています。(2位のルーディ・ゴベアは平均2.8本)

また先日、55試合連続ブロックをマークし、ペイサーズフランチャイズ記録を更新しました。(これまでの記録はジャーメイン・オニールの54試合連続)

 

そんな活躍を見せているターナーに、それでもトレードの噂が絶えないのは、同じチームにドマンタス・サボニスがいるためです。

サボニスは2年連続でオールスターに選出され、今やすっかりチームの顔と言うべき存在に成長しています。

 

ただ、同じ6−11(211cm)のビッグマンである2人は、同時にコートに立った時のバランスがあまりよくありません。

以前はサボニスが6thマンとしてベンチから出ていましたが、もはや押しも押されもせぬスター選手になってしまったので、先発として2人を並べて出すしかなくなりました。

 

そのため、サボニスが先発に昇格してからのここ2シーズンはずっと、ターナーにはトレードの噂がつきまとっていました。

今シーズン開幕前にも、こんな話が出ていました。

 

kg21.hatenablog.com

 

ヘイワードがセルティックスを出るという話になった時、ターナー+オラディポでヘイワードを獲得するオファーをしましたが、これをセルティックスが断りました。

現在のセルティックスの不調を考えると、このトレードをやっておけばよかったのに・・・・と思ってしまいますが、要はここで言いたかったのは、ターナーはずっとトレード候補であったということです。

 

そして、ここに来てまたその話が再燃してきたんですね。

サボニスがなくてはならない存在になり、そのサボニスとコート上でのバランスが悪いとなったら、出るのはターナーの方になってしまいますからね。。

 

ただ、ぶっちぎりのブロック王であり、先発級のセンターは希少価値が高いので、引く手は数多です。

ニックス、レイカーズクリッパーズ、ホーネッツ、ペリカンズあたりが興味を持っているチームとして名前が挙がっていたので、それぞれのトレードパターンを考えてみたいと思います。

 

 

★ニックスの場合

 

<ニックス>        ⇔ <ペイサーズ

 C マイルス・ターナー     SG アレック・バークス

                C ナーレンズ・ノエル

                SF ケビン・ノックス

                

ニックスは、若手Cのミッチェル・ロビンソンがいるので、あまりターナーを獲得する必要性を感じないのですが、トレードをするとしたらこんな感じかなと思います。

ペイサーズとしては、オビ・トッピンが欲しいと思いますが、さすがにニックスが出してくれないと思うので、ケビン・ノックスにしています。

あとは、ターナーに代わるショットブロッカーのノエルと、得点力のあるウィングの控えからバークスかレジー・ブロックのどちらかあたりかなと思います。

デリック・ローズも可能性ありますが、ペイサーズはPGの人材は豊富なので、フロントコートの層を厚くする方が優先かなと思います。

 

<ニックス>

 PG:エルフリッド・ペイトン/デリック・ローズ/フランク・ニリキナ/ジャレッド・ハーパー

 SG:レジー・ブロック/イマニュエル・クイックリーオースティン・リバース

 SF:RJ・バレット/イグナス・ブラズデイキス/セオ・ピンソン

 PF:ジュリアス・ランドル/オビ・トッピンタージ・ギブソン

   C:マイルス・ターナー/ミッチェル・ロビンソン

 

ニックスがどういう方向に進みたいかによってきますが、個人的にはせっかく若手のロビンソンを先発起用しているので、そのまま経験を積ませた方がいいと思います。

ターナーが加わると、成績は上向くかもしれませんが、ロビンソンの出場機会は減ることになりますので、チームの将来に向けてそれでいいのかという考え方になります。

 

ペイサーズ

 PG:マルコム・ブログドン/アーロン・ホリデイ/TJ・マッコーネル/ジェイレン・レキュー

 SG:キャリス・ルバート/ジェレミー・ラム/エドモンド・サムナー/カシアス・スタンリー

 SF:ジャスティン・ホリデイ/アレック・バークスキーラン・マーティンライアン・ボウエン/(TJ・ウォーレン)

 PF:ドマンタス・サボニス/ダグ・マクダーモット/ケビン・ノックス/ジャカール・サンプソン

   C:ナーレンズ・ノエル/ゴガ・ビターゼ

 

ペイサーズは新加入のルバートが先発SGに収まりましたので、あとはインサイドをどうしていくかが課題です。

当面はノエルを先発Cにしてビターゼの成長を待つか、サボニスを先発Cにしてケビン・ノックスをPFで育てるか(ここにトッピンが来ればベストですが・・)。

いずれにしても、このままで十分というわけではなく、インサイドにもう一人先発級の選手を加える必要はありますが、18/18/18milと大きな契約が3年残っていたターナーを動かすことで、別な補強に動く余地が生まれてきます。

サボニスのプレースタイルを邪魔せず、補完できるようなタイプのPF/Cの選手を見つけてくるのがいいでしょう。

 

 

レイカーズの場合

 

レイカーズ>       ⇔ <ペイサーズ

 C マイルス・ターナー     PG デニス・シュルーダー

 PG アーロン・ホリデイ      PF カイル・クーズマ

 

こちらもレイカーズの考え方がどうかという話になってくるのですが・・・・

まずレイカーズが主力を放出してまで、ターナーを欲しいと思っているのかどうか。

ターナーは年18milなので、それなりに大きな契約金額が交換相手として必要になります。

そこで年16milのシュルーダーは契約金額的には釣り合うのですが、わざわざ今シーズン補強したばかりの選手を放出してまで新たな選手を入れるのかは疑問です。

まずは新戦力のシュルーダーとマルク・ガソールで1シーズン、少なくともプレーオフまで戦ってみて判断した方がいいのではないか?と思ってしまいます。

36才のマルクが思ったより動けなかった、だからセンターを補強したい、ということであればわからなくはないですが、であれば18milの選手ではなく、主力を出さなくても済む安価な選手を狙った方がいいと思います。

 

それは置いといて、それでもターナーを取ろうとするのであれば、シュルーダーを出さなければいけなくなるかなと思います。

レイカーズは、シーズン開幕前にシュルーダーへ提示した延長契約を断られています。

つまり、もっと金額を積まないと、来シーズン以降はキープできないということです。

そのためには次のオフまでにコールドウェル=ポープあたりを放出して、サラリーキャップの枠を捻出して・・・・といった手を打たなければいけなくなるわけですが、もしそこまでしてキープしなくてもいいという判断をするとしたら、今シーズン中に何らかの対価と交換してしまうというのは一つの手になります。

そこでシュルーダーの代わりとして、安価で戦力になりそうな若手PGのアーロン・ホリデイを獲得候補に入れてみました。

 

ペイサーズ側から考えると、正直シュルーダーは不要だと思います。

正PGとしてブログドンがいますので、先発PGを獲る必要性はありません。

これは完全に、先発PFの人材としてクーズマを獲得する目的のトレードになります。

実質的には、「ターナー⇔クーズマ」の1対1のトレードという印象ですね。

ただ、18milのターナーと、まだ新人契約途中の3.6milであるクーズマではサラリーが釣り合いません。

なので、シュルーダーの契約を入れる必要が出てくるんですね。

クーズマは加えることができれば、PFクーズマ、Cサボニスというインサイドコンビを作ることができ、チームのコアとして理想的です。

開幕前にレイカーズとの間で結んだ延長契約も、13/13/13milの3年契約とリーズナブルで、他にもリーズナブルな契約が多いペイサーズにとってピッタリです。

ペイサーズ的には、シュルーダーをFAで手放すことになっても、クーズマさえ残せれば御の字という考え方になると思います。

 

レイカーズ

 PG:ルブロン・ジェイムズ/アーロン・ホリデイ

 SG:ケンタビウス・コールドウェル=ポープ/アレックス・カルーソ

 SF:テイレン・ホートン=タッカー/ウェスリー・マシューズアルフォンゾ・マッキニー/ジャレッド・ダドリー

 PF:アンソニーデイビスモントレズ・ハレル/マーキーフ・モーリス/コスタス・アデトクンボデボンテ・ケイコック

   C:マイルス・ターナーマルク・ガソールデイミアン・ジョーンズ 

 

シュルーダーが抜けることで、昨シーズンのようにルブロンをPGに据え、ホリデイがそのバックアップに。

控えPGを務めていたカルーソを本職のSGに戻し、マシューズを控えSFにそれぞれスライドさせます。

そして、プレシーズンでブレイクしたテイレン・ホートン=タッカーを先発SFとして起用します。

ターナーとホートン=タッカーが先発ラインナップに加わることで、かなり機動力がアップし、ディフェンス面が向上するでしょう。

埋もれていたホートン=タッカーに、必要な出場時間も確保できるようになります。

クーズマの穴はハレルとモーリスで埋め、マルクもベンチスタートにすることで、無理なく体力を温存できるようになると思います。

 

ペイサーズ

 PG:マルコム・ブログドン/TJ・マッコーネル/ジェイレン・レキュー

 SG:デニス・シュルーダー/ジェレミー・ラム/エドモンド・サムナー/カシアス・スタンリー

 SF:キャリス・ルバートジャスティン・ホリデイ/キーラン・マーティンライアン・ボウエン/(TJ・ウォーレン)

 PF:カイル・クーズマ/ダグ・マクダーモット/ジャカール・サンプソン

   C:ドマンタス・サボニス/ゴガ・ビターゼ

 

何でもできる万能型ビッグマンのサボニスと、3Pもリバウンドも狙えて、先発に固定されれば18点・8リバウンドぐらいは期待できるクーズマは、お互いにフィットしてインサイドのいいコンビになりそうです。

アウトサイドは、TJ・ウォーレンが戻ってくるまでの間はルバートがSFに入り、シュルーダーとブログドンがガードコンビを組み、ウォーレンが戻ってきたら、シュルーダーを6thマンとして起用する形がいいのではないかと思います。

不良債権がなく、リーズナブルな金額できちんと働く堅実なロースターを組むペイサーズにとって、クーズマは格好のタレントだと思います。

 

 

クリッパーズの場合

  

クリッパーズ>      ⇔ <ペイサーズ

 C マイルス・ターナー     PG パトリック・ビバリー

 PG TJ・マッコーネル      C イビチャ・ズーバッツ

                PF ミフォンドゥ・カベンゲリ

 

リーズナブルなビッグマンとして、先程はクーズマでしたが、今度はズーバッツがそれに当たります。

ターナーの年18milに対して、ズーバッツは年7mil。

ターナーの方が2.5倍も多い金額になります。

しかも、契約期間はいずれもあと3年残っていますので、先発Cを1/2.5の金額で、向こう3年分コストカットできることになります。

プレースタイルこそ違いますが、先発級のCとして遜色はないので、かなりお得です。

その浮いた11mil分は、また別の補強に回すことができます。

  

クリッパーズ

 PG:レジー・ジャクソンTJ・マッコーネル

 SG:ポール・ジョージ/ルイス・ウィリアムス/テランス・マン/ジェイ・スクラブ

 SF:カワイ・レナード/ルーク・ケナードアミーア・コフィー

 PF:マーカス・モーリス/ニコラ・バトゥーム/パトリック・パターソン

   C:マイルス・ターナーセルジュ・イバカダニエル・オトゥル

 

ターナーが加わることで、イバカ1人だったセンター線は強化されることになります。

マッコーネルは、ベンチ出場ながら平均1.9本のスティールをマークし、現在リーグのスティール王になっています。

まだ先発PGの補強は必要ですが、PGポジションの強化にはつながると思います。

 

ペイサーズ

 PG:マルコム・ブログドンパトリック・ビバリー/アーロン・ホリデイ/ジェイレン・レキュー

 SG:キャリス・ルバート/ジェレミー・ラム/エドモンド・サムナー/カシアス・スタンリー

 SF:ジャスティン・ホリデイ/キーラン・マーティンライアン・ボウエン/(TJ・ウォーレン)

 PF:ドマンタス・サボニス/ダグ・マクダーモット/ジャカール・サンプソン

   C:イビチャ・ズーバッツ/ゴガ・ビターゼ/ミフォンドゥ・カベンゲリ

 

ズーバッツはまだ24才と若い7フッターで、昨シーズンは先発として出場しました。

同じく24才のサボニスと組むコンビは、長きに渡ってチームを支える屋台骨となるでしょう。

7/7.5/7.5milの安価な3年契約は、先発Cとしてはかなり安価ですし、技巧派なのでサボニスとのコンビネーションもうまくこなすと思います。

 

 

★ホーネッツの場合

 

<ホーネッツ>        ⇔ <ペイサーズ

 C マイルス・ターナー      C コーディ・ゼラー

 PG ジェイレン・レキュー     SF マイルズ・ブリッジズ

                 C バーノン・キャリーJr.

 

これはターナーの対価として、若手のマイルズ・ブリッジズを獲得するトレードです。

一応、先発Cとしてコーディ・ゼラーを取りますが、オフにFAになるので再契約は微妙でしょう。

将来化ける可能性も考え、ホーネッツがドラフトした2人のセンターのうちのどちらかを、オマケで獲得しておきます。(バーノン・キャリーJr.かニック・リチャーズ

 

<ホーネッツ>

 PG:ラメロ・ボール/デボンテ・グラハム/ジェイレン・レキューグラント・リラー

 SG:テリー・ロジアー/マリーク・モンク/ネイト・ダーリング

 SF:ゴードン・ヘイワード/コーディ・マーティン/ケイレブ・マーティン

 PF:PJ・ワシントン/ジェイレン・マクダニエルズ

   C:マイルス・ターナー/ビスマック・ビヨンボ/ニック・リチャーズ

 

ホーネッツはずっと探していた先発Cを、若いターナーで埋めることができます。

マイルズ・ブリッジズを手放すのはもったいないですが、同じポジションのヘイワードと長期契約してしまったので、どのみちキープするのは難しいと思います。

であれば、不足しているポジションの人材と交換した方がチームのためだと思います。

 

ペイサーズ

 PG:マルコム・ブログドン/アーロン・ホリデイ/TJ・マッコーネル

 SG:キャリス・ルバート/ジェレミー・ラム/エドモンド・サムナー/カシアス・スタンリー

 SF:マイルズ・ブリッジズジャスティン・ホリデイ/キーラン・マーティンライアン・ボウエン/(TJ・ウォーレン)

 PF:ドマンタス・サボニス/ダグ・マクダーモット/ジャカール・サンプソン

   C:コーディ・ゼラー/ゴガ・ビターゼ/バーノン・キャリーJr.

 

インディアナ大のスター選手だったゼラーは、故郷に戻って一花咲かせてくれるといいのですが、あまりポテンシャルは期待できません。

今シーズン終了後にFAとなってそのまま手放し、サボニスをC、ウォーレンをPFにして、ブリッジズをSFで先発させるのがいいのではないかと思います。

ルバートとブリッジスは、ペイサーズに新しい風をもたらすのではないかと思います。

 

 

ペリカンズの場合

 

ペリカンズはどうしてターナーに興味を持っているのか、ちょっとよくわかりません。

なぜなら、先発Cとしてスティーブン・アダムズと延長契約までしているからです。

今さらもう一人センターを連れてくる理由がわかりませんが、とりあえずそういう話が出ているので、成立するトレードを考えてみたいと思います。

 

ペリカンズ>

 C マイルス・ターナー(←ペイサーズ

 PG ジェイレン・レキュー(←ペイサーズ

 

ペイサーズ> 

 PF サディアス・ヤング(←ブルズ)

 C ジャクソン・ヘイズ(←ペリカンズ)

 PF ウィリー・エルナンゴメス(←ペリカンズ)

 

<ブルズ>

 PG ロンゾ・ボール(←ペリカンズ)

 

ペリカンズのトレード要員としては、ロンゾ・ボールとジャクソン・ヘイズを中心としたパッケージを考えてみました。

ただ、ペイサーズはPGが豊富なため、ロンゾは必要ありません。

そこで、ロンゾに興味を持っていると言われているブルズを絡ませた、3チームのトレードにしてみました。

ロンゾはブルズへとトレードし、ブルズからは元ペイサーズのサディアス・ヤングを古巣へと戻す形です。

フロントコートの人材が不足気味なペイサーズには、その方が理にかなっていると思います。

 

ペリカンズ>

 PG:エリック・ブレッドソーカイラ・ルイスJr.ジェイレン・レキュー

 SG:ジョシュ・ハート/JJ・レディック/シンダリアス・ソーンウェル

 SF:ブランドン・イングラム/ニキール・アレクザンダー=ウォーカー/ナジ・マーシャル

 PF:ザイオン・ウィリアムソン/ニコロ・メリ/ウェ二エン・ゲイブリエル

   C:マイルス・ターナーティーブン・アダムスウィル・マグネイ

 

ちょっとペリカンズがどちらを先発にしようとしているのかわかりませんが、とりあえずターナーを先発に、アダムスをバックアップにしておきます。

 

元々アダムスは、トレード当初からザイオンとの相性が疑問視されていました。

インサイドのパワープレイが持ち味のザイオンと共存するには、アウトサイドに開けるストレッチ5タイプのセンターの方が向いています。

どころが、アダムスはゴリゴリのゴール下タイプです。

お互いに主戦場がバッティングしてしまうんじゃないか、という懸念は当初からありました。

 

しかし、アダムスを加えるトレードをしただけでなく、まだザイオンとプレーする前から、いきなり翌シーズン以降の延長契約を結んでしまったんですね。

これは驚きでした。

とりあえずそのシーズンが終わるまで、しばらくザイオンと一緒にプレーさせてみて、相性を確かめてからオフに再契約するかどうか決めてもよかったわけです。

なのに、いきなり何も確かめずに延長契約を決めてしまったんですね。

 

ターナーは3Pも打てるため、アウトサイドに開いてゴール下のスペースを開けておくことができます。

ターナーを獲得するなら、ザイオンと一緒にプレーする時間帯を増やした方がいいので、先発起用するのはターナーの方がいいのではないかと思います。

 

ペイサーズ

 PG:マルコム・ブログドン/アーロン・ホリデイ/TJ・マッコーネル

 SG:キャリス・ルバート/ジェレミー・ラム/エドモンド・サムナー/カシアス・スタンリー

 SF:ジャスティン・ホリデイ/ダグ・マクダーモット/キーラン・マーティンライアン・ボウエン/(TJ・ウォーレン)

 PF:サディアス・ヤングウィリー・エルナンゴメス/ジャカール・サンプソン

   C:ドマンタス・サボニス/ジャクソン・ヘイズ/ゴガ・ビターゼ

 

2シーズン前までペイサーズの先発PFだったヤングは、今シーズン絶好調。

ベンチスタートながら、少ない時間で効率良い働きを見せ、FG成功率は60%を超えています。

サボニスがCにスライドして、ヤングが元の先発PFの座に戻れば収まりはいいです。

そして、若手ビッグマンのヘイズとエルナンゴメスも、インサイドの人材が少なかったペイサーズにとって貴重な戦力となります。

 

<ブルズ>

 PG:ロンゾ・ボール/トマス・サトランスキー/ライアン・アーチディアコノ/デボン・ダットソン

 SG:ザック・ラビーン/コービー・ホワイト/デンゼル・バレンタイン/アダム・モコカ

 SF:パトリック・ウィリアムスギャレット・テンプル/チャンドラー・ハッチソン

 PF:ラウリ・マルッカネン/オットー・ポーターJr./ルーク・コーネット

   C:ウェンデル・カーターJr./ダニエル・ギャフォード/クリスティアーノ・フェリシオ

 

ブルズは、ホワイトとラビーンで先発バックコートを組んでいましたが、どちらもスコアラータイプであったためバランスがいまひとつで、現在はボールをさばくタイプのサトランスキーを先発PGにしています。

ブルズとしては、ホワイトは6thマン的にベンチからのスコアラーとして使い、先発PGには司令塔タイプを置こうとしています。

ロンゾは、そんなブルズが興味を持っているパサータイプのPG。

ヤングは今シーズン好調ですが、ブルズはリビルディング中なので、32才のベテランで23才の若手が取れるなら、将来への投資としてやっておくべきでしょう。