トレードを前提に、ロケッツではもうプレーしないと発表されていたPJ・タッカーの移籍先が、バックスに決まりました。
バックスは以前からタッカーの獲得を狙っていたチームだったので、あまり驚きはありませんが、ロケッツ仲間のダントーニやハーデンがいるネッツに取られる前にGETできたのは大きいと思います。
<バックス>
PF PJ・タッカー(←ロケッツ)
PF ロディオンス・クルークス(←ロケッツ)
2022年1巡目指名権(←ロケッツ)
<ロケッツ>
PG DJ・オーガスティン(←バックス)
PF DJ・ウィルソン(←バックス)
2023年1巡目指名権(←バックス)
2021年1巡目指名権交換権
<サンズ>
SF トーリー・クレイグ(←バックス)
タッカーのトレードに絡んで、あまりバックスで使われていなかったトーリー・クレイグをサンズがGETしました。
元々ナゲッツではローテーションに入っていたディフェンダーなので、上位に食い込もうとしているサンズにとってはいい補強になりました。
<バックス>
PG:ジュルー・ホリデイ/ブリン・フォーブス/サム・メリル
SG:ドンテ・ディビンチェンゾ/パット・コノートン/アクセル・トゥーパン
SF:クリス・ミドルトン/ロディオンス・クルークス/サナシス・アデトクンボ
PF:ヤニス・アデトクンボ/PJ・タッカー/ジョーダン・ヌウォラ
C:ブルック・ロペス/ボビー・ポーティス/ママディ・ディアキテ
どのポジションも守れるスペシャリストのタッカーが加わることで、ディフェンス面で大きな戦力となりそうです。
またクルークスも最近は出場機会を失っていますが、数年前はネッツで先発SFを務めていた力があります。
上背とシュート力でセカンドチームを盛り上げる働きが期待されます。
<ロケッツ>
PG:ジョン・ウォール/ケビン・ポーターJr./DJ・オーガスティン/ダンテ・エクサム
SG:ビクター・オラディポ/エリック・ゴードン/ベン・マクレモア/メイソン・ジョーンズ
SF:ダヌエル・ハウスJr./スターリング・ブラウン/デイビッド・ヌワバ
PF:ジェイショーン・テイト/DJ・ウィルソン/ケニヨン・マーティンJr./アンソニー・ラム
C:クリスチャン・ウッド/ジャスティン・パットン
ジョン・ウォールがヒザの内視鏡手術をするかもしれないという話なので、PGの補強は必要でした。
オーガスティンは先発でも控えでもプレーすることができます。
ウィルソンはまだ25才と若いので、PFとCのバックアップとして重宝されそうです。
<サンズ>
PG:クリス・ポール/キャメロン・ペイン/ジェボン・カーター
SG:デビン・ブッカー/ラングストン・ギャロウェイ/イートワン・ムーア/タイション・アレクザンダー
SF:ミケル・ブリッジズ/キャメロン・ジョンソン/トーリー・クレイグ
PF:ジェイ・クラウダー/ダリオ・シャリッチ/アブデル・ナダー
C:ディアンドレ・エイトン/フランク・カミンスキー/ジェイレン・スミス
ディフェンス力を強化したいサンズは、ディフェンダーとして定評のあるクレイグを獲得しました。
これで、クラウダーとクレイグという、プレーオフでも活躍したディフェンダー2人がフォワードポジションに並ぶことになります。
上位進出を狙う今シーズンのサンズにとって、絶好の補強となりました。
また、もう一つこんなトレードも成立しています。
<ヒート> ⇔ <サンダー>
SF トレバー・アリーザ PF マイヤーズ・レナード
2027年2巡目指名権
アリーザはリビルディング中のサンダーでプレーする意思がなく、今シーズンはまだ一度もコートに立っていません。
ブランクが問題なければ、ヒートにとって必要な3&Dプレイヤーとして、プレーオフに向けた戦力となりそうです。
レナードは今シーズン絶望でリハビリ中でしたが、プライベートでの差別的な発言が問題となり、懲罰的に放出される格好となりました。
サンダーもロースターに加える意思はないので、そのままリリースされそうです。
<ヒート>
PG:ケンドリック・ナン/ゴラン・ドラギッチ/ゲイブ・ビンセント
SG:ダンカン・ロビンソン/タイラー・ヒーロー/エイブリー・ブラッドリー/マックス・ストラス
SF:ジミー・バトラー/アンドレ・イグオダーラ/モーリス・ハークレス
PF:ケリー・オリニク/トレバー・アリーザ/KZ・オクパラ
C:バム・アデバヨ/プレシャス・アチュワ/クリス・シウバ/ユドニス・ハスリム
イグオダーラとアリーザのフォワードコンビは、百戦錬磨のベテランとしてプレーオフで頼りになりそうです。
ヒートは、スパーズのルーディ・ゲイやPJ・タッカーあたりも狙っていたそうですが、要求レベルが高くて諦めたようです。
ほぼコストをかけることなくGETできたアリーザに期待、といったところでしょう。