ペイサーズにチーム再編の噂が絶えません。
プレーオフ常連で、常に安定した成績を残していたペイサーズでしたが、今シーズンは15勝29敗でイーストの下から3番目というまさかの順位に沈んでいます。
そこで、思い切ったチーム改革を行うのではないか?という話が出てきたわけですね。
ターゲットとなっているのは、マイルス・ターナーとキャリス・ルバートです。
ターナーは、元々サボニスとのビッグマンコンビが合わないと言われてきました。
またルバートは、同じポジションのクリス・デュアルテをドラフトしたことで、欲しいチームに出す余裕が出てきたことが主な要因です。
例えば、こんなトレードはどうでしょう?
<ホーネッツ> ⇔ <ペイサーズ>
マイルス・ターナー ゴードン・ヘイワード
ジェレミー・ラム PJ・ワシントン
トーリー・クレイグ ニック・リチャーズ
先発センターが長年の課題となっているホーネッツに、目下ブロック王のターナーを渡します。
代わりに、地元インディアナが生んだスター選手ヘイワードを獲得しようというトレードです。
さらに、PFの人材が少ないペイサーズに、先発PFの実績があるPJ・ワシントンをつけます。
プレーオフを目指すホーネッツには、即戦力となるベテランのトーリー・クレイグと、出戻りとなるジェレミー・ラムを送る交換になります。
<ホーネッツ>
PG:ラメロ・ボール/イシュマイル・スミス
SG:テリー・ロジアー/ジェレミー・ラム/ジェイムズ・ブックナイト/スコッティ・ルイス
SF:ケリー・ウーブレイJr./コーディ・マーティン/アーノルダス・クルボカ
PF:マイルズ・ブリッジズ/トーリー・クレイグ/ジェイレン・マクダニエルズ/JT・トール
C:マイルス・ターナー/メイソン・プラムリー/バーノン・キャリーJr./ケイ・ジョーンズ
先発Cにリーグダントツトップのブロック王が入ることで、長年の課題が解消できます。
現在25才のターナーは、世代的にも23才のブリッジズや20才のラメロ・ボールらとチームのコアを組むことができます。
ヘイワードが抜けるSFは、ブリッジズ、ウーブレイ、コーディ・マーティンら最も層が厚いポジションなので、特に問題はありません。
トーリー・クレイグがPJ・ワシントンが抜けた控えPFに入り、ジェレミー・ラムはサイズのあるSGとして小さなテリー・ロジアーをバックアップします。
<ペイサーズ>
PG:マルコム・ブログドン/キーファー・サイクス/デュエイン・ワシントンJr./(TJ・マッコーネル)
SG:キャリス・ルバート/クリス・デュアルテ/ランス・スティーブンソン/テリー・テイラー
SF:ゴードン・ヘイワード/ジャスティン・ホリデイ/ジャスティン・アンダーソン
PF:PJ・ワシントン/オシェイ・ブリセット/アイザイア・ジャクソン/(TJ・ウォーレン)
C:ドマンタス・サボニス/ゴガ・ビターゼ/ニック・リチャーズ
サボニスがPFからCへとスライドし、SFにヘイワード、PFにPJ・ワシントンが収まるラインナップです。
長期離脱中のTJ・ウォーレンが戻ったら、ウォーレンが先発PFに入ります。
ゴール下には、若手7フッターのニック・リチャーズを加え、じっくり育てます。
ターナー1人を出して、先発級を2人獲得できるなら、悪い取り引きじゃないと思います。
ペイサーズ同様に、もう一つ注目されるチームがホークスです。
昨シーズン、ファイナルまであと一歩のところまで躍進しましたが、今シーズンは18勝25敗と振るわず、ペイサーズの1つ上の順位の下から4番目に低迷しています。
先日キャメロン・レディッシュをトレードしましたが、契約延長を結んだばかりのジョン・コリンズにもトレードの噂が出ています。
以前から、事あるごとにチーム内で声を上げてきたコリンズ。
特に、トレイ・ヤングがボールを独占しすぎてパスがあまり回らず、せっかくタレント揃いのロースターなのに、それが生かされていないと訴えてきました。
プレーオフの躍進で一度はその問題も解消されたかに思いましたが、今シーズンの不振でまた同じ問題が浮上してきたようです。
そこでこんなトレード案です。
<シクサーズ> ⇔ <ホークス>
ジョン・コリンズ ベン・シモンズ
デロン・ライト
相変わらず、“オールスター級の選手”という条件がついたままのベン・シモンズのトレード問題ですが、ジョン・コリンズであればそのランクに当てはまるのではないかと思っています。
まあ、ダリル・モーリー(シクサーズのGM)がそう思うかは別問題ですが・・・・
コリンズは、平均20点・10リバウンドのいわゆる「20-10」が毎年期待でき、40%前後で3Pを決められるシュート力もあります。
ペイントの外でも勝負できるので、エンビードの邪魔をすることもないと思います。
さらにオマケとして、現在シクサーズに不足しているベテランの控えPGもつけました。
いつまでも引っ張らず、このあたりで手を打ってはどうでしょうか?
<シクサーズ>
PG:タイリース・マクシー/デロン・ライト/ジェイデン・スプリンジャー/マイルス・パウエル
SG:セス・カリー/シェイク・ミルトン/マティース・サイブル/アイザイア・ジョー/チャーリー・ブラウンJr.
SF:トバイアス・ハリス/ダニー・グリーン/フルカン・コルクマズ/ブラクストン・キー
PF:ジョン・コリンズ/ジョージ・ニャン/ポール・リード
C:ジョエル・エンビード/アンドレ・ドラモンド/チャールズ・バッシー
コリンズが先発PFに入り、ハリスがSFへとスライドします。
コリンズがリバウンドなどの力仕事を引き受けてくれることで、ハリスも少し楽になり、今シーズンは不振なアウトサイドショットの確率(31.3%)も上がってくるのではないかと思います。
また、デロン・ライトが控えPGに入ることで、シモンズ不在で手薄になっていたPGポジションの助けになります。
元々1試合も出場していなかったシモンズの代わりに、コリンズとライトの2人が加われば、チームの選手層はかなり厚くなるのではないかと思います。
<ホークス>
PG:トレイ・ヤング/ルイス・ウィリアムス/シャリーフ・クーパー
SG:ボグダン・ボグダノビッチ/ケビン・ハーター/スカイラー・メイズ
SF:ディアンドレ・ハンター/ケビン・ノックス/ティモシー・ルワル=キャバロ
PF:ベン・シモンズ/ダニーロ・ガリナーリ/ジェイレン・ジョンソン
C:クリント・カペラ/オニエカ・オコングー/ゴーギー・ジェン
シモンズは、コリンズの抜ける先発PFに入りますが、オフェンスでは司令塔役を務め、トレイ・ヤングをスコアラー的に使うのがいいかと思います。
そうすることで、ヤングのボール独占問題も緩和され、チーム全体にボールが行き渡るようになるのではないかと思います。
また、シモンズとハンターのフォワードコンビで、ディフェンス面のグレードアップも期待できます。
レディッシュとコリンズが抜け、ちょっと派手さはなくなりますが、逆にチームとしてのバランスは向上するのではないかと思います。