トレードデッドライン、ラストのトレードです。
<ピストンズ>
マービン・バグリーⅢ(←キングス)
<キングス>
ドンテ・ディビンチェンゾ(←バックス)
トレイ・ライルズ(←ピストンズ)
ジョシュ・ジャクソン(←ピストンズ)
<バックス>
セルジュ・イバカ(←クリッパーズ)
ドラフト2巡目指名権✕2(←ピストンズ)
金銭
<クリッパーズ>
ロドニー・フッド(←バックス)
セミ・オジェレイ(←バックス)
キングスがドラフト2位で指名したバグリーは、若手を集めてリビルディング中のピストンズが試してみることに。
代わりにピストンズは、トレイ・ライルズとジョシュ・ジャクソンをキングスに渡しました。
バックスは、ブルック・ロペスが長期欠場中の穴を埋めるため、クリッパーズからベテランのイバカを獲得。
ロドニー・フッドとオジェレイをクリッパーズへ、ディビンチェンゾをキングスへと放出しました。
ピストンズは未完の大器の可能性に賭け、キングスはローテーションプレイヤーを3人獲得して選手層を厚くしました。
バックスは手薄なポジションをベテランで補強し、クリッパーズは完全にコストカットが目的のトレードとなりました。
<ピストンズ>
PG:ケイド・カニングハム/コーリー・ジョセフ/セイベン・リー
SG:ハミドゥ・ディアロ/キリアン・ヘイズ/フランク・ジャクソン
SF:サディック・ベイ/ロドニー・マッグルーダー/クリス・スミス
PF:ジェラミ・グラント/マービン・バグリーⅢ/アイザイア・リバース/ジャモーコ・ピケット
C:アイザイア・スチュワート/ケリー・オリニク/ルカ・ガルザ
4年目のバグリーは新人契約の最終年で、オフに制限付きFAとなります。
残りの半年間は名誉を挽回し、再評価をしてもらえるかどうかの、最後の機会になります。
ピストンズにとっても、ポテンシャルを認め、チームに残すかどうかを見極める重要な時間となります。
<キングス>
PG:ディアーロン・フォックス/デイビオン・ミッチェル
SG:ドンテ・ディビンチェンゾ/ジェレミー・ラム/(テレンス・デイビス)
SF:ジャスティン・ホリデイ/ジョシュ・ジャクソン/モーリス・ハークレス
PF:ハリソン・バーンズ/トレイ・ライルズ/チメジー・メツ/ルイス・キング
C:ドマンタス・サボニス/リショーン・ホームズ/アレックス・レン/デイミアン・ジョーンズ/ニミアス・ケイタ
ディビンチェンゾが先発SGに入り、ジョシュ・ジャクソンとトレイ・ライルズはそれぞれSFとPFのバックアップに入ります。
1人との交換で3人のローテーションプレイヤーを獲れたので、選手層は厚くなりました。
ただ、先のトレードで加入したサボニスが先発Cに入り、Cが5人と偏っています。
ペイサーズの時のようにサボニスがPFに入り、ホームズを先発Cに戻す形も試してみた方がいいのではないかと思います。
<バックス>
PG:ジュルー・ホリデイ/ジョージ・ヒル/リンデル・ウィギントン
SG:グレイソン・アレン/ウェスリー・マシューズ
SF:クリス・ミドルトン/サナシス・アデトクンボ/(パット・コノートン)
PF:ヤニス・アデトクンボ/ジョーダン・ヌウォラ/サンドロ・マムケラシュビリ
C:ボビー・ポーティス/セルジュ・イバカ/グレッグ・モンロー/(ブルック・ロペス)
バックスは、先発Cのロペスが腰を痛め、長期戦線離脱中。
その間、ポーティスをCで起用していますが、バックアップがいませんでした。
イバカはディフェンスとアウトサイドショットで貢献できるので、いい戦力になります。
ただ、バックスにとって痛かったのは、コノートンの骨折。
グレイソン・アレンとコノートンがいるからということで、ディビンチェンゾを手放しましたが、直後にコノートンが戦線離脱することになったのは誤算でした。
<クリッパーズ>
PG:レジー・ジャクソン/ジェイソン・プレストン
SG:テランス・マン/ルーク・ケナード/ブランドン・ボストンJr./ジェイ・スクラブ/(ノーマン・パウエル)
SF:マーカス・モーリスSr./ロドニー・フッド/アミーア・コフィー/(カワイ・レナード)
PF:ニコラ・バトゥーム/ロバート・コビントン/セミ・オジェレイ/(ポール・ジョージ)
C:イビチャ・ズーバッツ/アイザイア・ハーテンスタイン
クリッパーズは完全にコストカットのトレードでした。
9.7milのイバカを出し、2.2milのフッドと1.8milのオジェレイと交換することで、ラグジュアリータックスの金額を少しでも減らそうという意図です。
ただ、クリッパーズにとって不運だったのが、ノーマン・パウエルの骨折。
ブレイザーズから加入後、21.0点・FG47.6%・3P42.9%と活躍していたのに、わずか3試合だけで離脱することになってしまいました。