いやはや、このオフは完全に“祭り”ですね。
トレードに、ドラフトに、FAに、もう何がなんだかっていう状態です。
そんな大嵐に一番巻き込まれてしまっているのが、トレバー・アリーザです。
なんと、この1週間の間だけで3回もトレードされ、所属も4チーム目。。
目まぐるしく変わるこのオフを象徴しているようですね・・・・
で、その4チーム目へのトレードがこちら。
<ピストンズ>
SG デロン・ライト(←マブス)
<マブス>
PF ジェイムズ・ジョンソン(←サンダー←ウルブス)
<サンダー>
SF トレバー・アリーザ(←ピストンズ←ロケッツ←ブレイザーズ)
将来のドラフト指名権
よく見たら、ジェイムズ・ジョンソンも3チーム目でしたね。。
みなさま、お疲れ様です。
ロースターを見てみましょう。
<ピストンズ>
PG:デリック・ローズ/キリアン・ヘイズ/セイベン・リー
SG:デロン・ライト/スビアトスラフ・ミハイリュウク/ロドニー・マッグルーダー
SF:ジェラミ・グラント/ジョシュ・ジャクソン/サディック・ベイ/ジャーナン・ムサ
PF:ブレイク・グリフィン/セクー・ドゥンブーヤ/トニー・ブラッドリー
C:メイソン・プラムリー/ジャーリル・オカフォー/アイザイア・スチュワート
もう昨シーズンからロースターに残っているのは、わずかに4人しかいません。
原型を留めていない、というのはこのことでしょうね。
新加入のデロン・ライトとジョシュ・ジャクソンの、どちらかが先発SGになるかと思いますが、現時点ではちょっとわかりません。
ジェラミ・グラントは、グリフィンが抜けるまでは当面SFとしてプレーすることになると思われます。
<マブス>
PG:ルカ・ドンチッチ/ジェイレン・ブランソン/タイレル・テリー
SG:ティム・ハーダウェイJr./ジョシュ・グリーン
SF:ジョシュ・リチャードソン/ドリアン・フィニー・スミス
PF:クリスタップス・ポルツィンギス/ジェイムズ・ジョンソン/タイラー・ベイ
C:ドワイト・パウエル/マキシ・クリーバー/ボバン・マリヤノビッチ
トレードで獲得したジョシュ・リチャードソンと、1巡目18位で指名したジョシュ・グリーンが加入したことで、ウィングのディフェンス力がアップしました。
ベテランのジェイムズ・ジョンソンは、ケガのポルツィンギスが復帰するまでの間、先発PFに入ることもできます。
ロースター全体の攻守のバランスとサイズ面は、良くなったと言えるでしょう。
サンダーのロースターについては、次のトレードにも関わってくるので、また後で。
その“次のトレード”ですが、これは以前お伝えしたジュルー・ホリデイのトレードをリバイズしたものになります。
<バックス>
PG ジュルー・ホリデイ(←ペリカンズ)
2020年2巡目60位指名権(サム・メリル)(←ペリカンズ)
<ペリカンズ>
PG エリック・ブレッドソー(←バックス)
C スティーブン・アダムズ(←サンダー)
2024年1巡目指名交換権(←バックス)
2025年1巡目指名権(←バックス)
2026年1巡目指名交換権(←バックス)
2027年1巡目指名権(←バックス)
<ナゲッツ>
2020年1巡目24位指名権(RJ・ハンプトン)(←バックス)
<サンダー>
PG ジョージ・ヒル(←バックス)
SF ダリアス・ミラー(←ペリカンズ)
2023年1巡目指名権(←ナゲッツ)
2023年2巡目指名権(←ホーネッツ)
2024年2巡目指名権(←ホーネッツ)
元々のトレードに、スティーブン・アダムズ、ダリアス・ミラーを加えて4チームの大型トレードになりました。
<バックス>
PG:ジュルー・ホリデイ
SG:ドンテ・ディビンチェンゾ/パット・コノートン/サム・メリル
SF:クリス・ミドルトン/サナシス・アデトクンボ
PF:ヤニス・アデトクンボ/ジョーダン・ヌウォラ
C:ブルック・ロペス/DJ・ウィルソン
ホリデイを獲得したまでは良かったバックスですが、ボグダン・ボグダノビッチを取り逃がしたのは大きな損失でした・・・・
既にウェスリー・マシューズもレイカーズ行きが決まっていますので、新たなSGの補強が必要になります。
せっかくいい動きをしていましたので、次の一手が非常に重要になってくると思います。
<ペリカンズ>
PG:ロンゾ・ボール/キーラ・ルイスJr.
SG:エリック・ブレッドソー/JJ・レディック/ニキール・アレクザンダー・ウォーカー
SF:ブランドン・イングラム/ジョシュ・ハート
PF:ザイオン・ウィリアムソン/ニコロ・メリ
C:スティーブン・アダムズ/ジャクソン・ヘイズ
バックスからブレッドソーとヒルが加わり、ドラフトでも1巡目13位でPGを指名したので、PGが4人という過密状態になりましたが、さらにトレードがリバイズされて、ヒルはサンダーへ行くことになりました。
また、センターにアダムズが加わったことで、フロントコートの先発3人は豪華な顔ぶれになりました。
ただバックアップは弱いので、まだインサイドを増やす補強が必要になるでしょう。
<ナゲッツ>
PG:ジャマール・マレー/ファクンド・カンパッソ/モンテ・モーリス
SG:ゲイリー・ハリス/RJ・ハンプトン/PJ・ドージアー
SF:ウィル・バートン/ケイタ・ベイツ・ジョップ/ブラトコ・チャンチャー
C:ニコラ・ヨキッチ/ボル・ボル/ジーク・ナジ
レアル・マドリードの変幻自在の司令塔カンパッソや、高卒でオーストラリアリーグに渡ったハンプトンなど、相変わらずおもしろそうな新人を集めてくるナゲッツ。
しかし、FAでジェラミ・グラントとメイソン・プラムリーを何の見返りもなく失ったのは痛いです。
これで、同じくFAのポール・ミルサップとトーリー・クレイグまで失うことになれば、自慢の選手層の厚さは一気になくなります。
<サンダー>
PG:ジョージ・ヒル/タイ・ジェローム/セオ・マレドン/ジェイレン・レキュー
SG:ルーゲンツ・ドート/ハミドゥ・ディアロ/ディオンテ・バートン
SF:シェイ・ギルジャス・アレクザンダー/ジャスティン・ジャクソン/ダリアス・ミラー/アドミラル・スコフィールド
PF:トレバー・アリーザ/ダリアス・ベイズリー/アイザイア・ロビー/アレクセイ・ポクセウスキー
C:アル・ホーフォード/マイク・マスカーラ/ヴァンサン・ポアリエ
クリス・ポール、デニス・シュルーダー、ダニーロ・ガリナーリ、スティーブン・アダムズと主力のほとんどを放出したサンダー。
一旦加入した、ルビオやウーブレイらもすぐさま放出し、ドラフト指名権集めに余念がありません。
ギルジャス・アレクザンダーやルーゲンツ・ドート、ダリアス・ベイズリーといった若手を中心にリビルディングを進めるという姿勢がハッキリと見えます。
ポクセウスキー、マレドンというヨーロッパのタレントもどう花開くのか、今後の成長が楽しみです。