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オールスターのスターターが発表されましたね。

ほぼ予想した通りのラインナップでしたので、特に驚きはありませんでした。

 

アメリカ代表のゲームで、アイザイア・トーマスが19点を挙げたというニュースもありました。

どこかのチームが拾ってくれるといいですが、なかなか取ってもらえませんね。

 

さて、今日は違う話です(笑)

 

思いっきりマイナーですが、キングスがネマーニャ・ビエリツァをトレードに出そうとしているということで、どこに行くのがいいか相応しいチームを考えてみたいと思います。

 

ビエリツァは6−10(208cm)のPFで、キングス移籍後は2シーズン続けてスターターを務めていましたが、今シーズンは若手のマービン・バグリーを先発起用するチーム方針から、ローテーションを外れていました。

 

しかし、昨シーズンまで3年連続で3P成功率40%以上という優秀なシューターであり、32才という年齢的にもまだまだやれます。

 

実際、今シーズン唯一先発起用された2/19のヒート戦では、25点・8リバウンド・3アシスト・2スティールというスタッツを残しています。

 

契約も残り1年で7.2milと手頃で、プレーオフを目指すチームなら是非欲しい戦力だろうということで、プレーオフチームに絞って行き先を考えてみたいと思います。

 

 

シクサーズの場合

 

現在イースト1位のシクサーズですが、3Pは常に課題のチームです。

プレーオフに向けて、3Pの補強は多いに越したことはありません。

 

シクサーズ>        ⇔ <キングス>

 PF ネマーニャ・ビエリツァ     SF テレンス・ファーガソン

                  C トニー・ブラッドリー

 

サンダーではスターターを務めていたファーガソンですが、シクサーズではローテーションを外れてしまっています。

まだ22才と若く、23才のブラッドリーと併せて、可能性のある若手を手に入れた方がキングスにとってもいいと思います。

 

シクサーズ

 PG:ベン・シモンズ/タイリース・マクシー

 SG:セス・カリー/シェイク・ミルトン/アイザイア・ジョーダコタ・マシアス

 SF:ダニー・グリーン/フルカン・コルクマズ/マティース・サイブル

 PF:トバイアス・ハリス/マーニャ・ビエリツァマイク・スコットポール・リード

   C:ジョエル・エンビードドワイト・ハワードヴァンサン・ポアリエ

 

3Pシューターとして貢献してきたマイク・スコットの調子が上がらないので、ビエリツァはそこを補う貴重な戦力になります。

セカンドユニットとしても、シュート力のないハワードの隣で必要なシューティングを提供してくれます。

 

<キングス>

 PG:ディアーロン・フォックス/コーリー・ジョセフ/ジャーマイアス・ラムジーカイル・ガイ

 SG:バディ・ヒールド/タイリース・ハリバートン/デイクワン・ジェフリーズ/ジャスティン・ジェイムズ

 SF:ハリソン・バーンズ/グレン・ロビンソンⅢテレンス・ファーガソン

 PF:マービン・バグリーⅢ/ジャバリ・パーカー/トニー・ブラッドリーロバート・ウッダードⅡ

   C:リショーン・ホームズ/ハッサン・ホワイトサイドチメジー・メツ

 

32才のベテランの代わりに、22才と23才の若手を加えておくのはいいことです。

特にファーガソンはウィングのディフェンダーとして伸びしろがあるので、残すべき若手になると思います。

ブラッドリーはPFとCのバックアップとして、戦力になります。

 

 

②スパーズの場合

 

<スパーズ>         ⇔ <キングス>

 PG コーリー・ジョセフ      SF ルーディ・ゲイ

 PF ネマーニャ・ビエリツァ     PF トレイ・ライルズ

 

PF不在のスパーズには、サイズがあって3Pも打てるベテランは貴重な戦力になります。

キングスはルーキーPGのハリバートンが加入したことで、控えPGのジョセフが不要になっています。

 

<スパーズ>

 PG:デジョンテ・マレー/パトリック・ミルズ/コーリー・ジョセフトレ・ジョーンズ

 SG:デマー・デローザン/デリック・ホワイト/クインダリー・ウェザースプーン

 SF:ケルドン・ジョンソン/ロニー・ウォーカー/デビン・バッセル

 PF:マーニャ・ビエリツァ/ドリュー・ユーバンクス/ルカ・サマニッチ/ケイタ・ベイツ=ジョップ

   C:ラマーカス・オルドリッジ/ヤコブ・ポエルトル

 

スパーズは現在、6−5(196cm)のSFケルドン・ジョンソンをPFで先発させていますが、そこへ6−10(208cm)のビエリツァが入ればサイズアップができます。

昨シーズンは先発だったライルズですが、今シーズンはローテーションを外れているので、放出しても問題ないかと思います。

ゲイは契約最終年でFAになるので、いずれにしても来シーズンは残らないでしょう。

 

<キングス>

 PG:ディアーロン・フォックス/タイリース・ハリバートンジャーマイアス・ラムジー

 SG:バディ・ヒールド/デイクワン・ジェフリーズ/ジャスティン・ジェイムズ/カイル・ガイ

 SF:ハリソン・バーンズ/ルーディ・ゲイグレン・ロビンソンⅢ

 PF:マービン・バグリーⅢ/トレイ・ライルズ/ジャバリ・パーカー/ロバート・ウッダードⅡ

   C:リショーン・ホームズ/ハッサン・ホワイトサイドチメジー・メツ

 

実績と経験のあるゲイとライルズは、キングスのセカンドユニットに安定感をもらたしてくれるでしょう。

フォックス、ハリバートン、ヒールド、ゲイ、バーンズで組むスモールラインナップも機能すると思います。

ジョセフを放出することで、ハリバートンの出場時間をさらに増やすことができるようにもなります。

 

 

セルティックスの場合

 

セルティックス>       ⇔ <キングス>

 PF ネマーニャ・ビエリツァ      C トリスタン・トンプソン

 C ハッサン・ホワイトサイド    SG ロミオ・ラングフォード

       or

 PF ジャバリ・パーカー

 

セルティックスは、課題のインサイドをベテランで補強できます。

キングスは契約最終年のベテランを手放して、若い可能性と交換しておきます。

 

セルティックス>

 PG:ケンバ・ウォーカー/ペイトン・プリチャードジェフ・ティー/カーセン・エドワーズ/トレモント・ウォータース

 SG:ジェイレン・ブラウン/マーカス・スマート/ジャボンテ・グリーン

 SF:ジェイソン・テイタム/セミ・オジェレイ/アーロン・ネズミス

 PF:ダニエル・タイス/マーニャ・ビエリツァ/グラント・ウィリアムス

   C:ハッサン・ホワイトサイド/ロバート・ウィリアムス/タッコ・フォール

 

キングスがホワイトサイドを出してくれるのかどうかはわかりませんが、もし獲れるとしたら、セルティックス的にはビエリツァより大きな意味を持ちそうです。

この2人の加入で、インサイドの人材不足問題は一気に改善されると思います。

 

セルティックス>

 PG:ケンバ・ウォーカー/ペイトン・プリチャードジェフ・ティー/カーセン・エドワーズ/トレモント・ウォータース

 SG:ジェイレン・ブラウン/マーカス・スマート/ジャボンテ・グリーン

 SF:ジェイソン・テイタム/セミ・オジェレイ/アーロン・ネズミス

 PF:マーニャ・ビエリツァジャバリ・パーカー/グラント・ウィリアムス

   C:ダニエル・タイス/ロバート・ウィリアムス/タッコ・フォール

 

もしホワイトサイドがダメなら、ホワイトサイドがジャバリ・パーカーに変わってもトレードは成立します。

これでも現状のラインナップよりは機動力が高まり、バランスは良くなると思います。

 

<キングス>

 PG:ディアーロン・フォックス/コーリー・ジョセフ/ジャーマイアス・ラムジーカイル・ガイ

 SG:バディ・ヒールド/タイリース・ハリバートンロミオ・ラングフォードジャスティン・ジェイムズ

 SF:ハリソン・バーンズ/グレン・ロビンソンⅢ/デイクワン・ジェフリーズ

 PF:マービン・バグリーⅢ/ジャバリ・パーカー/ロバート・ウッダードⅡ

   C:リショーン・ホームズ/トリスタン・トンプソンチメジー・メツ

 

ラングフォードは、2019年の1巡目14位指名のスコアリングガード。

まだあまりゲームに出られていませんが、いずれも今シーズンで契約が切れるベテランとの交換で、将来に向けた若いタレントを加えておくのはいいことかと思います。

 

 

④ヒートの場合

 

<ヒート>          ⇔ <キングス>

 PF ネマーニャ・ビエリツァ      SG エイブリー・ブラッドリー

                   SF モーリス・ハークレス

 

ヒートも先発PFが不在のプレーオフチーム。

いまいちフィットしていない新加入選手2人との交換で獲ることができます。

 

<ヒート>

 PG:ゴラン・ドラギッチ/ケンドリック・ナン/ゲイブ・ビンセント

 SG:ダンカン・ロビンソン/タイラー・ヒーロー/マックス・ストラス

 SF:ジミー・バトラー/アンドレ・イグオダーラ/KZ・オクパラ

 PF:マーニャ・ビエリツァプレシャス・アチュワ/(マイヤーズ・レナード)

   C:バム・アデバヨ/ケリー・オリニク/クリス・シウバ/ユドニス・ハスリム

 

これまでオリニク一択だった先発PFの枠に、ビエリツァという選択肢が増えます。

主力や若手を出さずにGETできるのもポイントです。

 

<キングス>

 PG:ディアーロン・フォックス/タイリース・ハリバートン/コーリー・ジョセフ/ジャーマイアス・ラムジー

 SG:バディ・ヒールド/エイブリー・ブラッドリージャスティン・ジェイムズ/カイル・ガイ

 SF:ハリソン・バーンズ/グレン・ロビンソンⅢ/デイクワン・ジェフリーズ

 PF:マービン・バグリーⅢ/モーリス・ハークレス/ジャバリ・パーカー/ロバート・ウッダードⅡ

   C:リショーン・ホームズ/ハッサン・ホワイトサイドチメジー・メツ

 

ブラッドリー、ハークレスとフィジカルなプレーができるベテランを2人入れ、ベンチの選手層を厚くすることができます。

特にブラッドリーは、バックコートのディフェンスを引き締めてくれる貴重な戦力になります。

Lonzo to CHI?

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今日は、キャブスのアンドレ・ドラモンドと、ピストンズのブレイク・グリフィンが、トレードを前提として交渉に入るので、もう試合には出場しないという発表がありました。

 

ドラモンドはまだ27才ですが、契約最終年であることと、リビルディング中のチームにいることで、以前から放出が噂されていました。

 

グリフィンは来月32才になるベテランで、近年はケガのためスタッツがどんどん落ちていて、ここ2シーズンはまともにプレーできていません。

 

ドラモンドは毎年リバウンド王を狙える力があり、年齢的にもこれからピークを迎えるので、引く手あまたです。

 

ラプターズマブス、ホーネッツ、ネッツあたりのチームが既に興味を示していると言われています。

 

一方のグリフィンは、急激に力が落ちている上に、36.8/39.0milとスーパースタークラスの年俸をあと2年も残しており、完全な不良債権となっています。

 

おそらくその金額のまま引き取ってくれるチームはないと思いますので、最終的にピストンズはバイアウトするしか方法はないと思います。

 

ただ気になったのは、両チームともにトレードで放出するつもりであることを公表し、今後は試合に出さないと宣言したことです。

 

こうしてしまうと、交渉相手のチームに足下を見られてしまい、強気な交渉に出られてしまうので、有利な条件での取り引きはできなくなってしまいます。

 

やはりトレードの鉄則は、秘密裡にコトを進め、ウソでも出し惜しみをするぐらいな感じでいかないと、望むような取り引きはできません。

 

チーム運営のマズさが出てしまった出来事だなと思いました。

 

 

もう一つトレードの話題として、ブルズがロンゾ・ボールに興味を持っているという話があります。

 

ブルズはコービー・ホワイトとザック・ラビーンという、攻撃力抜群のバックコートを形成していますが、どちらかと言うと両方とも自ら打つタイプのため、あまりコンビネーションがうまくいっていないようです。

 

そこで、ボールをさばくタイプのロンゾを加え、ホワイトを6thマン的に使おうと考えているようです。

 

考え方としてはアリだと思いますが、ショットの不安定さは相変わらずなので、その点に不安は残ります。

 

<ブルズ>      ⇔ <ペリカンズ>

 PG ロンゾ・ボール     SG トマス・サトランスキー

                    or

              PF サディアス・ヤング

 

シンプルに、ガード同士の1対1のトレードで成り立ちます。

 

<ブルズ>

 PG:ロンゾ・ボール/コービー・ホワイト/ライアン・アーチディアコノ/デボン・ダットソン

 SG:ザック・ラビーンギャレット・テンプル/デンゼル・バレンタイン/アダム・モコカ

 SF:パトリック・ウィリアムス/オットー・ポーターJr./チャンドラー・ハッチソン

 PF:ラウリ・マルッカネン/サディアス・ヤング/ルーク・コーネット

   C:ウェンデル・カーターJr./ダニエル・ギャフォード/クリスティアーノ・フェリシオ

 

バランスとしては悪くないと思います。

ただ、あまりにショットが入らないと、ラビーンにマークが集中して負担が増えるだけなので、シュート成功率の向上がカギになると思います。

 

ペリカンズ>

 PG:エリック・ブレッドソーカイラ・ルイスJr.

 SG:トマス・サトランスキー/JJ・レディック/ニキール・アレクザンダー=ウォーカー

 SF:ブランドン・イングラム/ジョシュ・ハート/シンダリアス・ソーンウェル/ナジ・マーシャル

 PF:ザイオン・ウィリアムソン/ニコロ・メリ/ウェ二エン・ゲイブリエル

   C:ティーブン・アダムスウィリー・エルナンゴメス/ジャクソン・ヘイズ/ウィル・マグネイ

 

こちらもブレッドソーが本来のPGに戻って、サイズのあるサトランスキーとバックコートを組めば、バランスは良くなると思います。

 

もう一つの可能性として考えられるのは、サトランスキーではなく、サディアス・ヤングとの交換トレードです。

 

FG60%前後をマークするなど、好調さが目立つベテランフォワードをベンチに加えられれば、プレーオフ争いにはプラスに働きます。

 

ペリカンズ>

 PG:エリック・ブレッドソーカイラ・ルイスJr.

 SG:ニキール・アレクザンダー=ウォーカー/JJ・レディック/シンダリアス・ソーンウェル

 SF:ブランドン・イングラム/ジョシュ・ハート/ナジ・マーシャル

 PF:ザイオン・ウィリアムソン/サディアス・ヤング/ニコロ・メリ/ウェ二エン・ゲイブリエル

   C:ティーブン・アダムスウィリー・エルナンゴメス/ジャクソン・ヘイズ/ウィル・マグネイ

 

SGのコマは比較的豊富なので、ジョシュ・ハートかニキール・アレクザンダー=ウォーカーのどちらかが先発になるのがいいと思います。

 

逆に、手薄なフロントコートのバックアップに、頼れるベテランを配置する方がいいかもしれません。

Dray for Collins?

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ケビン・デュラントの凱旋試合として話題になったウォリアーズvs.ネッツのゲームでしたが、内容は一時30点近くも差が開く一方的な展開となり、ネッツが圧勝しました。

 

過去の記事でも再三申し上げていますが、ウォリアーズは今のラインナップを続けていても、あまりいい結果は生まないと思います。

 

なぜなら、選手の組み合わせのバランスが悪いからです。

 

コンビネーションが熟成されれば〜とかいう問題ではなく、そもそもポジション的なバランスが悪いので、これをいくら続けても限界があるというか、無理があります。

 

開幕からしばらく様子を見るのは構いません。

 

しかし、うまくいかないとわかったら、なるべく早く手を打つべきです。

 

そのスタートは、ドレイモンド・グリーンの放出からだと考えます。

 

その根拠はつい先日も書いた通りです。

 

kg21.hatenablog.com

  

kg21.hatenablog.com

 

そしてビッグマンも足りないという現状のロースターの問題点を解決するために、一番理想的なのはジョン・コリンズの獲得だと考えています。

 

これも過去の記事で何度も書いています。

 

kg21.hatenablog.com

 

ジョン・コリンズはまだ新人契約の途中なので、比較的低い金額のトレードでも成立するんですが、ここではドレイモンドの放出と絡めて考えてみたいと思います。

 

<ウォリアーズ>      ⇔ <ホークス>

 SF トニー・スネル        PF ドレイモンド・グリーン

 PF ジョン・コリンズ       SG ジョーダン・プール

 SG ケビン・ハーター       PF アレン・スマイラジッチ

 PF ブルーノ・フェルナンド    ドラフト1巡目指名権

 

www.espn.com

 

ウォリアーズはジョン・コリンズに加えて、3Pシューターのケビン・ハーターとトニー・スネル、インサンドのブルーノ・フェルナンドと弱点を補強するためのコマを集めます。

 

さらに、リーグトップに膨れ上がったコストを抑えるために、ドレイモンドの残り4年契約と、ジョーダン・プールとアレン・スマイラジッチの複数年契約を手放します。

 

その見返りとして、ウォリアーズの2021年1巡目指名権を差し出します。

 

ウォリアーズは、ディアンジェロラッセルのトレードでGETしたウルブスの1巡目指名権を持っているので、1つは手放してもいい余裕があります。

 

<ウォリアーズ>

 PG:ステフェン・カリー/ブラッド・ワナメイカニコ・マニオン

 SG:ケビン・ハーター/デイミオン・リー/ケント・ベイズモア/マイカル・モルダー/(クレイ・トンプソン)

 SF:アンドリュー・ウィギンス/トニー・スネルフアン・トスカーノ=アンダーソン

 PF:ケリー・ウーブレイJr./エリック・パスカルブルーノ・フェルナンド

   C:ジョン・コリンズジェイムズ・ワイズマン/ケボン・ルーニー/(マーキース・クリス)

 

コリンズを先発Cに入れることで、ウィギンスとウーブレイが本来のフォワードポジションで先発することができるようになります。

そして、シューターのハーターを先発SGとすれば、スタート5人のバランスは格段に向上します。

 

身体能力が高く、3Pまで打てるコリンズは、スモールラインナップのセンターとして理想的です。

ワイズマンが成長して先発を任せられるようになれば、コリンズがPFにスライドすればいいので、ポジション的な弊害もありません。

 

<ホークス>

 PG:トレイ・ヤング/ラジョン・ロンドクリス・ダン/ブランドン・グッドウィン

 SG:ボグダン・ボグダノビッチジョーダン・プールスカイラー・メイズ

 SF:ディアンドレ・ハンター/キャメロン・レディッシュ/ソロモン・ヒル

 PF:ダニーロガリナーリドレイモンド・グリーンアレン・スマイラジッチ

   C:クリント・カペラ/オニエカ・オコングーネイサン・ナイト

 

コリンズが抜けたPFの先発にガリナーリが入り、ドレイモンドがそのバックアップに回ります。

課題のディフェンス面を重要視する場合には、ドレイモンドが先発して、ガリナーリは引き続きバックアップのままかもしれません。

 

コリンズとハーターはもったいない気もしますが、同じポジションにガリナーリとボグダノビッチという高額FA選手が加わり、新人契約が明けた後の高額契約が望めない状況であるため、ホークス側もトレードで出すことに対してそれほど抵抗はないのではないかと思います。

waste no time

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そろそろトレードの動きが出てきてもおかしくない頃なんですが、なかなか具体的な話が聞こえてこないですね。

 

しびれを切らして(?)、こちらから「やったらいいのにな」のトレード案を勝手に考えていきたいと思います。

 

 

クリッパーズがPGを補強、ホーネッツが先発Cを獲得

 

クリッパーズ>     ⇔ <ホーネッツ>

 C コーディ・ゼラー     SG ルイス・ウィリアムス

 PG デボンテ・グラハム     C イビチャ・ズ−バッツ

                  PF ミフォンドゥ・カベンゲリ

 

www.espn.com

 

これは両者WIN-WINのトレードです。

 

ホーネッツは、ドラフトでラメロ・ボールを指名したことで、先発級のPGが3人いる状態になっています。

ラメロは既に頭角を現し出していますので、もう先発に定着してしまうかもしれません。

 

そうなるとあおりを食うのは、デボンテ・グラハムとなりそうです。

 

グラハムは昨シーズンブレイクを果たしましたが、今シーズンはショットの調子が上がらず、ケガの影響もあって今ひとつの出来になっています。

ただ、昨シーズンは平均18.2点/7.5アシスト/3P37.3%をマークし、MIPの有力候補にもなりました。

PGのいないチームに行けば、先発を任せられる存在です。

 

クリッパーズは優勝候補の一角ですが、先発PGが補強できていません。

パトリック・ビバリーレジー・ジャクソンの2人で回していますが、優勝を狙うチームのPGかと言われると、物足りなさが残ります。

特にゲームメイクの部分で司令塔役がいないため、チームのエースであるカワイ・レナードとポール・ジョージに負担がかかっています。

 

一方のホーネッツは、先発Cを探しています。

現在の先発であるコーディ・ゼラーは契約最終年であるため、ホーネッツは将来を担える次なるタレントを探しています。

 

ズーバッツは昨シーズン、クリッパーズの先発Cとしてプレーしていましたが、今シーズンはイバカの加入でバックアップに回っています。

まだ23才の7フッターは、ホーネッツが探している将来を担う若手ビッグマン像にピッタリの存在です。

しかも、7.0/7.5/7.5milというとっても安価な3年契約が残っているので、お値段的にもお財布にやさしい存在です。

 

先発PGを探しているクリッパーズと、先発Cを探しているホーネッツ。

お互いに不足しているニーズを交換できる、いいトレードだと思います。

 

交換要員として投入されるコーディ・ゼラーとルー・ウィリアムスは、どちらも契約最終年でFAになるので、サラリーキャップの負担にはなりません。

 

クリッパーズ

 PG:デボンテ・グラハム/パトリック・ビバリーレジー・ジャクソン

 SG:ポール・ジョージ/ルーク・ケナード/テランス・マン/ジェイ・スクラブ

 SF:カワイ・レナード/マーカス・モーリス/アミーア・コフィー

 PF:ニコラ・バトゥーム/パトリック・パターソン

   C:セルジュ・イバカコーディ・ゼラーダニエル・オトゥル

 

グラハムが先発PGに入り、ゼラーはCのバックアップに入ります。

フォワードは補強の必要がありますが、ロースター枠が2つ空いているので、誰かしら補強が可能でしょう。

 

<ホーネッツ>

 PG:ラメロ・ボールルイス・ウィリアムスグラント・リラー

 SG:テリー・ロジアー/マリーク・モンク/ネイト・ダーリング

 SF:ゴードン・ヘイワード/コーディ・マーティン/ケイレブ・マーティン

 PF:PJ・ワシントン/マイルズ・ブリッジズ/ジェイレン・マクダニエルズ/ミフォンドゥ・カベンゲリ

   C:イビチャ・ズーバッツ/ビスマック・ビヨンボ/バーノン・キャリーJr.ニック・リチャーズ

 

23才のズーバッツが先発Cに収まることで、22才のブリッジズとワシントン、19才のラメロらと共に、将来のコアメンバーを形成することができます。

ドラフトで有望なビッグマンを指名するよりも、確実な方法でしょう。

 

 

②ヒートがFAのオラディポを前借り

 

<ヒート>         ⇔ <ロケッツ>

 SG ビクター・オラディポ      PF ケリー・オリニク

                 SF モーリス・ハークレス

                 PG ケンドリック・ナン

                 将来のドラフト1巡目指名権

 

www.espn.com

 

オラディポがまだペイサーズに所属していて、契約問題で揉めていた頃、残り契約あと1年のオラディポは、FAになってヒートに行くのではないか?という噂がありました。

結果、そうなる前にトレードでロケッツに放出されてしまったわけですが、今シーズン終了後にFAとなる事実は、ロケッツに行った後も変わりません。

 

FA契約というのは、常にリスクを伴います。

本当にチームにフィットするかどうかはやってみないとわからないわけですが、FA契約は他チームに取られないための競争でもあるので、最初から大金を積まなければなりません。

そうすると、もし合わなかった時のリスクも大きいんですね。

 

そこで、今から今シーズン終了までの半年間で、FA契約のお試し期間ができたらいいのでは?というのがこのトレードです。

 

ヒートはオラディポを半年間レンタルできるので、その間にチームとの相性を判断して、シーズン終了後にFAとして再び契約するかどうかを見極めることができます。

 

ロケッツは、既にリビルディングの方向に進んでいると思いますので、ヒートから1巡目指名権をもらうのと、バックアップのいないPGにケンドリック・ナンを獲得することで、若手のタレントを集めようという目的になります。

 

あとの2人はいずれも契約最終年なので、サラリーキャップの空き作りに役立てます。

 

<ヒート>

 PG:ビクター・オラディポ/ゴラン・ドラギッチ/ゲイブ・ビンセント

 SG:タイラー・ヒーロー/エイブリー・ブラッドリーマックス・ストラス

 SF:ダンカン・ロビンソン/アンドレ・イグオダーラ/KZ・オクパラ

 PF:ジミー・バトラー/プレシャス・アチュワ/(マイヤーズ・レナード)

   C:バム・アデバヨ/クリス・シウバ/ユドニス・ハスリム

 

このチームは、バトラーとアデバヨがパス出し役で、ウィングの3人がシューター役という変則的な形なので、従来のポジションの役割とは違うかもしれません。

オラディポは、スピードを生かして相手PGへのディフェンスでも貢献することができます。

プレーオフを戦う上で、スピードのある相手PGに対するディフェンスはヒートの穴だったので、そこを補強できればチーム力はアップします。

 

<ロケッツ>

 PG:ジョン・ウォールケンドリック・ナンダンテ・エクサム

 SG:エリック・ゴードン/デイビッド・ヌワバ/ベン・マクレモア/ケビン・ポーターJr.メイソン・ジョーンズ

 SF:ジェイショーン・テイトダヌエル・ハウスJr./スターリング・ブラウンケニヨン・マーティンJr.

 PF:PJ・タッカー/ケリー・オリニクモーリス・ハークレスロディオンス・クルークス

   C:クリスチャン・ウッドディマーカス・カズンズレイ・スポルディング

 

ジョン・ウォールのバックアップにケンドリック・ナンが入り、手薄なPGポジションを補強します。

オリニクは、PFポジションに高さとシューティングを与える存在になるでしょう。

オラディポがFAになった時、長期契約で引き留めるつもりがない場合は、若手のナンとドラフト1巡目指名権にでも交換しておいた方がいいと思います。

 

 

マブスが先発Cを獲得

 

先日のブログで、マブスの課題はディフェンスとインサイドと書きました。

そして、この時はアンドレ・ドラモンドのトレード案を考えました。

 

kg21.hatenablog.com

 

ドラモンドが一番合っているとは思いますが、その後ラプターズも興味?なんていうブログも書いた通り、獲得を狙うライバルも多いと思うので、今回はプランBを考えてみたいと思います。

 

kg21.hatenablog.com

 

マブス>       ⇔ <サンダー>

 C アル・ホーフォード     PF ジェイムズ・ジョンソン

 PG ジョージ・ヒル       C ドワイト・パウエル

               SG ジョシュ・リチャードソン

 

www.espn.com

 

34才のベテランCホーフォードは、本来プレーオフチームにいるべき選手なのですが、現在リビルディング中のサンダーに所属しています。

そこで、先発Cが必要で、ディフェンス面に課題を抱えるマブスであれば、ホーフォードの行き先として適しているのではないかと思います。

加えて、安定感に定評のあるPGジョージ・ヒルも一緒に獲得することで、プレーオフに向けた確かなベテラン戦力を確保することができます。

 

リビルディング中のサンダーは、今シーズン終了後にFAとなるジェイムズ・ジョンソンとジョシュ・リチャードソンの契約を譲り受けて、サラリーキャップを空けることができます。

パウエルの契約は3年残っていますが、同じく3年残っているホーフォードの年27.5milを払うよりは、年11.1milのパウエルの方がコストカットになります。

 

マブス

 PG:ジョージ・ヒル/ジェイレン・ブランソン/トレイ・バーク

 SG:ティム・ハーダウェイJr./ジョシュ・グリーンタイレル・テリーネイト・ヒントン

 SF:ルカ・ドンチッチ/ドリアン・フィニー・スミス/ウェスリー・イワンドゥ

 PF:クリスタップス・ポルツィンギス/マキシ・クリーバー/タイラー・ベイ

   C:アル・ホーフォード/ウィリー・コーリー・スタイン/ボバン・マリヤノビッチ

 

先発PGにヒルが入って、ドンチッチをSFへ戻し、ホーフォードがCに入ったスターター5人は、以前のラインナップよりもバランスが良くなると思います。

ヒルとホーフォードはディフェンスが良く、3P成功率も高くて、プレーに無駄がありません。

これまでのようなオフェンス一辺倒ではなく、チームディフェンスの向上も期待されます。

 

<サンダー>

 PG:シェイ・ギルジャス=アレクザンダー/セオ・マレドンタイ・ジェローム

 SG:ルーゲンツ・ドート/ハミドゥ・ディアロ/ダリアス・ミラー

 SF:ジョシュ・リチャードソンジャスティン・ジャクソンケンリッチ・ウィリアムスジョシュ・ホール(トレバー・アリーザ)

 PF:ダリアス・ベイズリー/ジェイムズ・ジョンソンアレクセイ・ポクセウスキー

   C:ドワイト・パウエル/マイク・マスカーラ/アイザイア・ロビー/モーゼス・ブラウン

 

若手を中心にリビルディングを進めるサンダーは、壊しては集め、壊しては集め、というスクラップ&ビルトを繰り返しながら、残すべきタレントとそうでない選手を吟味し、チームを組み直していくことになります。

For All-Star 2021

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今シーズンは強行日程の短縮シーズンであるため、当初インディアナポリスで予定されていたオールスターゲームは早々に延期の決定が下されました。

 

ただ、その会場での開催が別の年に延期されただけで、オールスターゲーム自体がなくなったわけではないんですね。(ややこしいんですが・・・・)

 

そして既に投票が始まってますので、ここではどの選手が今シーズンのオールスターに相応しいか考えていきたいと思います。

 

まずは、今シーズンこれまでの成績上位者をピックアップしていきます。

 

【Eastern Conference】

<バックコート>

 ブラッドリー・ビール(ウィザーズ) 32.8点/5.0R/4.5A/FG46.8%/3P33.3%

 カイリー・アービング(ネッツ) 27.9点/4.6R/5.9A/FG52.2%/3P41.0%

 ザック・ラビーン(ブルズ) 28.2点/5.3R/5.3A/FG51.8%/3P42.5%

 ジェイレン・ブラウン(セルティックス) 26.0点/5.6R/3.7A/FG51.2%/3P41.4%

 トレイ・ヤング(ホークス) 26.6点/4.2R/9.5A/FG41.9%/3P36.9%

 ジェイムズ・ハーデン(ネッツ) 23.9点/7.0R/11.0A/FG46.5%/3P35.4%

 コリン・セクストン(キャブス) 22.7点/2.5R/4.3A/FG48.5%/3P42.3%

 マルコム・ブログドンペイサーズ) 21.3点/4.2R/6.5A/FG44.1%/3P38.6%

<フロントコート>

 ケビン・デュラント(ネッツ) 29.5点/7.4R/5.2A/FG52.9%/3P44.9%

 ジョエル・エンビードシクサーズ) 29.4点/10.9R/2.9A/FG54.5%/3P38.1%

 ヤニス・アデトクンボ(バックス) 28.1点/11.1R/5.5A/FG56.2%

 ジェイソン・テイタム(セルティックス) 26.3点/6.8R/4.4A/FG46.0%/3P41.2%

 ジェラミ・グラント(ピストンズ) 23.7点/5.5R/3.0A/FG44.5%/3P38.7%

 ニコラ・ブチェビッチ(マジック) 23.3点/11.6R/3.5A/FG47.5%/3P42.0%

 ゴードン・ヘイワード(ホーネッツ) 22.6点/5.4R/3.8A/FG49.9%/3P42.6%

 ジュリアス・ランドル(ニックス) 22.3点/10.9R/5.8A/FG46.7%/3P38.2%

 ドマンタス・サボニス(ペイサーズ) 21.1点/11.4R/5.5A/FG53.2%/3P37.8%

 クリス・ミドルトン(バックス) 20.7点/6.0R/6.2A/FG51.6%/3P45.0%

 バム・アデバヨ(ヒート) 19.7点/9.3R/5.2A/FG56.8%

 アンドレ・ドラモンド(キャブス) 17.9点/13.8R/2.6A/FG47.7%/1.6S

 クリント・カペラ(ホークス) 13.3点/14.2R/1.0A/FG55.2%/2.3B

 

【Western Conference】

 <バックコート>

 ステフ・カリー(ウォリアーズ) 30.0点/5.5R/5.9A/FG49.0%/3P43.5%

 デイミアン・リラード(ブレイザーズ) 29.4点/4.4R/7.1A/FG44.6%/3P38.8%

 ルカ・ドンチッチ(マブス) 27.8点/8.7R/9.3A/FG46.1%

 *CJ・マッカラム(ブレイザーズ) 26.7点/3.9R/5.0A/FG47.3%/3P44.1%

 ポール・ジョージ(クリッパーズ) 24.4点/6.2R/5.5A/FG50.8%/3P47.8%

 ドノバン・ミッチェル(ジャズ) 24.0点/4.3R/5.1A/FG43.7%/3P41.9%

 デビン・ブッカー(サンズ) 23.8点/3.7R/4.2A/FG48.1%/3P35.5%

 ディアーロン・フォックス(キングス) 23.4点/3.4R/6.7A/FG47.7%/3P35.7%

 シェイ・ギルジャス=アレクザンダー(サンダー) 22.6点/5.5R/6.5A/FG50.6%/3P38.2%

<フロントコート>

 ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ) 26.9点/11.3R/8.6A/FG56.7%/3P40.0%/1.6S

 カワイ・レナード(クリッパーズ) 26.5点/5.9R/5.1A/FG50.5%/3P40.2%/1.8S

 ルブロン・ジェイムズ(レイカーズ) 25.5点/7.9R/7.9A/FG49.5%/3P39.4%

 ザイオン・ウィリアムソン(ペリカンズ) 23.8点/7.0R/2.9A/FG59.9%

 ブランドン・イングラムペリカンズ) 23.7点/5.5R/4.6A/FG46.9%/3P39.3%

 アンソニーデイビスレイカーズ) 22.3点/8.6R/3.2A/FG53.0%/1.9B

 クリスチャン・ウッド(ロケッツ) 22.0点/10.2R/1.3A/FG55.8%/3P42.1%

 ルーディ・ゴベア(ジャズ) 13.4点/13.5R/1.4A/FG62.0%/2.7B

 

ここから、スターター5人とリザーブ7人の計12人ずつを選んでいきます。

 

【Eastern Conference】

<スターター>

 カイリー・アービング(ネッツ) 27.9点/4.6R/5.9A/FG52.2%/3P41.0%

 ブラッドリー・ビール(ウィザーズ) 32.8点/5.0R/4.5A/FG46.8%/3P33.3%

 ケビン・デュラント(ネッツ) 29.5点/7.4R/5.2A/FG52.9%/3P44.9%

 ヤニス・アデトクンボ(バックス) 28.1点/11.1R/5.5A/FG56.2%

 ジョエル・エンビードシクサーズ) 29.4点/10.9R/2.9A/FG54.5%/3P38.1%

リザーブ> 

 トレイ・ヤング(ホークス) 26.6点/4.2R/9.5A/FG41.9%/3P36.9%

 ジェイムズ・ハーデン(ネッツ) 23.9点/7.0R/11.0A/FG46.5%/3P35.4%

 ザック・ラビーン(ブルズ) 28.2点/5.3R/5.3A/FG51.8%/3P42.5%

 ジェイレン・ブラウン(セルティックス) 26.0点/5.6R/3.7A/FG51.2%/3P41.4%

 ジェイソン・テイタム(セルティックス) 26.3点/6.8R/4.4A/FG46.0%/3P41.2%

 ジュリアス・ランドル(ニックス) 22.3点/10.9R/5.8A/FG46.7%/3P38.2%

 ドマンタス・サボニス(ペイサーズ) 21.1点/11.4R/5.5A/FG53.2%/3P37.8%

 

ジェラミ・グラント(ピストンズ)、ニコラ・ブチェビッチ(マジック)は、チームがワースト3の成績なので外しています。

最後の2枠を、ランドル、サボニス、ゴードン・ヘイワード(ホーネッツ)、クリス・ミドルトン(バックス)、バム・アデバヨ(ヒート)あたりで迷いました。

ランドルが22−11−6、サボニスも21−12−5.5と3部門で高いスタッツを残していて、20−9−5のアデバヨを上回っていたのと、ヘイワードは23−5.5−4と得点以外が伸びていないことを加味しました。

ミドルトンは21−6−6でシュート成功率も高いのですが、同一チームから2人目を出すほどではないと判断して選外としました。

 

【Western Conference】

 <スターター>

 デイミアン・リラード(ブレイザーズ) 29.4点/4.4R/7.1A/FG44.6%/3P38.8%

 ステフ・カリー(ウォリアーズ) 30.0点/5.5R/5.9A/FG49.0%/3P43.5%

 ルカ・ドンチッチ(マブス) 27.8点/8.7R/9.3A/FG46.1%

 ルブロン・ジェイムズ(レイカーズ) 25.5点/7.9R/7.9A/FG49.5%/3P39.4%

 ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ) 26.9点/11.3R/8.6A/FG56.7%/3P40.0%/1.6S

リザーブ

 ディアーロン・フォックス(キングス) 23.4点/3.4R/6.7A/FG47.7%/3P35.7%

 ドノバン・ミッチェル(ジャズ) 24.0点/4.3R/5.1A/FG43.7%/3P41.9%

 デビン・ブッカー(サンズ) 23.8点/3.7R/4.2A/FG48.1%/3P35.5%

 ポール・ジョージ(クリッパーズ) 24.4点/6.2R/5.5A/FG50.8%/3P47.8%

 カワイ・レナード(クリッパーズ) 26.5点/5.9R/5.1A/FG50.5%/3P40.2%/1.8S

 ザイオン・ウィリアムソン(ペリカンズ) 23.8点/7.0R/2.9A/FG59.9%

 アンソニーデイビスレイカーズ) 22.3点/8.6R/3.2A/FG53.0%/1.9B

 

シェイ・ギルジャス=アレクザンダー(サンダー)、クリスチャン・ウッド(ロケッツ)はチーム成績が振るわないため、選外としています。

ブランドン・イングラムペリカンズ)は、チーム成績的にザイオンとどちらか一方だけかなと思いましたが、僅差でザイオンを選びました。

CJ・マッカラム(ブレイザーズ)はケガさえなければ選ばれていましたが、1ヶ月の戦線離脱は不運でした。

リーグ最高勝率のジャズからもう1人という考え方もあるかもしれませんが、ディフェンス面だけでゴベアを選ぶより、他のチームのエースを優先しました。

 

 

いかがでしたしょうか?

 

今シーズンに限っては、オールスターゲーム自体の開催是非が問われていますが、結果を残している選手を評価する場という意味合いでは、オールスター選手の選抜は意味のあることではないかと思います。

Best 5 & Worst 5

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オフが極端に短く、試合数も72試合に短縮されている今シーズンは、イレギュラーなことが多く、それが結果にも現れている気がします。

 

チームとしてコンビネーションを合わせる時間がなく、未完成のままいきなり本番に突入した影響から、序盤は大量点差のワンサイドゲームがよくありました。

 

また、コンビネーション不足からか、エースにかかる負担が増している感があり、エースが大量得点して、かつチームが負けるというパターンも多い気がします。

 

最近の試合でも、カリーが57点、ヨキッチが50点をマークしながら、いずれも試合には敗れています。

 

ブラッドリー・ビールが60点をマークしたものの、やはり試合には負けたというゲームもありました。

 

チームとしての熟成が図れず、個の力に頼るシーンが増えているのは、この特殊な環境下の影響が色濃く出ていると感じます。

 

では、5人のユニットとして成績はどうなっているのか?

それを調べたおもしろい記事があったので、ご紹介したいと思います。

 

少なくとも75分以上一緒にプレーした5人の組み合わせの中で、得失点差が優れていたユニットと、ダメだったユニットを抽出しています。

 

スターターの5人に限っていないところが、この調査のおもしろいところかもしれません。

意外と思われる組み合わせがライクインしていたりしますので。

 

計る指標はネット・レイティング。

100ポゼッションあたりに換算した、攻撃と守備の効率性です。

 

ネット・レイティングの解説はこちら。

 

jasonkido.hatenablog.com

 

では、まずは悪い方から見ていきます。

 

【ワースト5位】

  −11.7(計85分)

グリズリーズ

 PG:タイアス・ジョーンズ

 SG:ディロン・ブルックス

 SF:カイル・アンダーソン

 PF:ブランドン・クラーク

 C:ヨナス・バランチュナス

 

ジャー・モラントがケガで欠場していた間のスターターです。

モラントの影響力の大きさが現れた結果かなと思います。

ジャーレン・ジャクソンJr.が、今シーズンまだ出場できていないことも影響しています。

 

【ワースト4位】

  −12.5(計219分)

<スパーズ>

 PG:デジョンテ・マレー

 SG:ロニー・ウォーカー

 SF:デマー・デローザン

 PF:ケルドン・ジョンソン

 C:ラマーカス・オルドリッジ

 

これは、今シーズンのスパーズのレギュラースターターです。

連続プレーオフ出場を逃し、過度期を迎えているスパーズですので、致し方ない面もありますが、この考察についてはまた後ほど。

 

【ワースト3位】

  −16.2(計171分)

<ウォリアーズ>

 PG:ステフ・カリー

 SG:ケリー・ウーブレイJr.

 SF:アンドリュー・ウィギンス

 PF:ドレイモンド・グリーン

 C:ジェイムズ・ワイズマン

 

こちらも、今シーズンのウォリアーズのレギュラースターターですね。

ウォリアーズのスタート5人のバランスの悪さについては、以前も述べた通りです。

やはりそれは数字でも証明されているということですね。

 

kg21.hatenablog.com

 

【ワースト2位】

  −17.3(計76分)

<ブルズ>

 PG:コービー・ホワイト

 SG:ザック・ラビーン

 SF:パトリック・ウィリアムス

 PF:ラウリ・マルッカネン

 C:ウェンデル・カーターJr.

 

現在はウェンデル・カーターJr.がケガで戦列を離れていますが、ブルズのレギュラースターターです。

リビルディング中で若手を積極的に登用しているため、ある程度はやむを得ませんが、この5人が将来のコアでいいのかという疑問は残されたままです。

 

【ワースト1位】

  −20.6(計102分)

<サンダー>

 PG:ジョージ・ヒル

 SG:シェイ・ギルジャス=アレクザンダー

 SF:ルーゲンツ・ドート

 PF:ダリアス・ベイズリー

 C:アイザイア・ロビー

 

完全なリビルディングモードに入ったサンダーは仕方ないですね。

ただ、Cにホーフォードが入ると、レイティングはプラスに転じるようです。

サンダーは、ある意味狙ってこの結果になっているので、驚きはないです。

 

 

さて、続いて良い方のベスト5です。

 

【プラス5位】

  +16.3(計260分)

<ジャズ>

 PG:マイク・コンリー

 SG:ドノバン・ミッチェル

 SF:ボヤン・ボグダノビッチ

 PF:ロイス・オニール

 C:ルーディ・ゴベア

 

現在20勝5敗で、ジャズがウェスト1位って知ってましたか?

11連勝を含めて、ここ15試合で16勝1敗と絶好調なんです。

好調の要因は、個人のネット・レイティングが+17.7でリーグ2位の、コンリーの復活が大きいですね。

移籍初年度の昨シーズンは不振に喘いだコンリーですが、今シーズンはグリズリーズ時代の姿を取り戻した感があります。

 

【プラス4位】

  +17.1(計232分)

レイカーズ

 PG:デニス・シュルーダー

 SG:ケンタビウス・コールドウェル=ポープ

 SF:ルブロン・ジェイムズ

 PF:アンソニーデイビス

 C:マルク・ガソール

 

こちらはレイカーズのスターターですね。

まあ、レイカーズは元々すごいメンバーだと開幕前から紹介してきたので、特に驚きはありません。

 

【プラス3位】

  +23.5(計94分)

<キングス>

 PG:ディアーロン・フォックス

 SG:タイリース・ハリバートン

 SF:バディ・ヒールド

 PF:ハリソン・バーンズ

 C:リショーン・ホームズ

 

最初の驚きはここですね。

キングスはスタートの5人ではなく、6thマンとして活躍するルーキーのタイリース・ハリバートンが入ったこのラインナップが非常にいいという結果が出ています。

ハリバートンは、ドラフトでは謎のランクダウンをしましたが、やはり実力は本物であったことを実戦で証明していますね。

 

【プラス2位】

  +25.4(計167分)

クリッパーズ

 PG:パトリック・ビバリー

 SG:ポール・ジョージ

 SF:カワイ・レナード

 PF:ニコラ・バトゥーム

 C:セルジュ・イバカ

 

2位には、クリッパーズのスターター5人が入りました。

マーカス・モーリスがケガで出遅れたため、先発PFにはバトゥームが入っていますが、このバトゥームが復活していい働きをしています。

ホーネッツからバイアウトされて、ベテラン最低年俸で契約したとは思えない活躍ぶりです。

クリッパーズは思わぬ拾い物をしたようです。

 

【プラス1位】

  +28.9(計82分)

<スパーズ>

 PG:デジョンテ・マレー

 SG:パトリック・ミルズ

 SF:デビン・バッセル

 PF:ルーディ・ゲイ

 C:ヤコブ・ポエルトル

 

そして第1位に輝いたのは、なんとスパーズのセカンドユニットでした。

覚えてますか? スパーズのスターターは、ワースト4位だったんですよ。

つまり、ワースト4位のスターターを、ベスト1位のセカンドチームが支えてるのが、今のスパーズということになります。

だったらこっちをスターターにすれば・・・・と思ってしまいますが。

契約最終年のベテラン、デローザンとオルドリッジの2人がチームを去るのも時間の問題でしょうね。。

 

 

とまあ、ちょっとおもしろい見方ができるデータをご紹介しました。

 

スター選手が何点取ったということがニュースになりがちですが、1人よりも5人でどうなのか?という観点は、ゲームに勝つという意味ではより重要な指標です。

 

どの5人の組み合わせがベストなのか?

 

このチームバランスは常に意識しなければいけないポイントだと思います。

Raptors renewal?

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先日、アンドレ・ドラモンドのトレード案を書きました。

 

kg21.hatenablog.com

 

この時はマブスに行ったら合うんじゃないかなという前提で話を書きましたが、具体的にラプターズがドラモンドに興味という噂が出ていたので、どうやったらトレードが成立するか、ちょっと可能性を考えてみたいと思います。

 

ラプターズ>      ⇔ <キャブス>

 C アンドレ・ドラモンド   SG ノーマン・パウエル

                  C アーロン・ベインズ

                  SF パトリック・マッコウ

                  SG マット・トーマス

 

ちょっと1対4と人数が多くなってしまいますが、28.8milのドラモンドのサラリーとマッチさせるためには、これぐらいの選手が必要になってきてしまいます。

 

ラプターズ

 PG:カイル・ラウリー/マラカイ・フリンジェイレン・ハリス

 SG:フレッド・バンブリート/テレンス・デイビスポール・ワトソン

 SF:OG・アヌノビー/ディアンドレ・ベンブリー

 PF:パスカル・シアカム/スタンリー・ジョンソン/渡邊雄太

   C:アンドレ・ドラモンド/クリス・ブシェー

 

平均15.8点をマークしていたベンチエースのノーマン・パウエルを失うのは痛いですが、代わりにリバウンド王を獲得できるなら必要な犠牲かもしれません。

残りの3人は、戦力的にはそれほど痛くないでしょう。

 

<キャブス>

 PG:ダリアス・ガーランド/マシュー・デラベドーバ

 SG:コリン・セクストン/ノーマン・パウエルデイミヤン・ダットソンマット・トーマス

 SF:アイザック・オコロ/ジェディ・オスマン/ディラン・ウィンドラー/パトリック・マッコウ

 PF:ケビン・ラブ/ラリー・ナンスJr./トーリーン・プリンス/ディーン・ウェイド/ラマー・スティーブンス

   C:ジャレット・アレンジャベイル・マッギーアーロン・ベインズマーキス・ボールデン

 

1対4のトレードをしたことで、ロースターが19人に膨れ上がってしまったので、実際にはここからあと2人カットしなければいけません。

ドラモンドをそのままFAで失うのであれば、何かしらの見返りを得ておこうというトレードになります。

 

 

もう一つ、ラプターズ絡みのトレードの噂として、カイル・ラウリーを放出するのではないか?というのがあります。

ラウリーはラプターズの象徴的な存在ですが、もうすぐ35才を迎える年齢と、今シーズンが契約最終年であることから、放出の噂が絶えません。

 

欲しがりそうなチームとして、クリッパーズの名前が上がっています。

先発PGが必要なクリッパーズは、デリック・ローズ争奪戦でニックスに敗れ、取り逃がしてしまいました。

ローズの代わりに、今度はラウリーを狙うのではないかと言われています。

 

ラプターズ>         ⇔ <クリッパーズ

 PG パトリック・ビバリー       PG カイル・ラウリー

 SG ルイス・ウィリアムス

 C イビチャ・ズーバッツ

 PF ミフォンドゥ・カベンゲリ

 

ラウリーの30.5milのサラリーにマッチさせるためには、やはりこれぐらいの選手が交換相手として必要になってきます。

ポイントは、先発Cに若手のズーバッツを獲得できることです。

 

ラプターズ

 PG:フレッド・バンブリート/パトリック・ビバリーマラカイ・フリンジェイレン・ハリス

 SG:ノーマン・パウエル/ルイス・ウィリアムス/テレンス・デイビス/マット・トーマス/ポール・ワトソン

 SF:OG・アヌノビー/ディアンドレ・ベンブリー渡邊雄太/パトリック・マッコウ

 PF:パスカル・シアカム/クリス・ブシェー/スタンリー・ジョンソン

   C:イビチャ・ズーバッツアーロン・ベインズミフォンドゥ・カベンゲリ

 

先発Cに若手有望株のズーバッツ、バックコートの控えにビバリーとルー・ウィリアムスが加わります。

先発バックコートは、バンブリートがPGに入り、パウエルがSGに上がる形がよいのではないかと思います。

 

クリッパーズ

 PG:カイル・ラウリーレジー・ジャクソン

 SG:ポール・ジョージ/ルーク・ケナードジェイ・スクラブ

 SF:カワイ・レナード/テランス・マン/アミーア・コフィー

 PF:ニコラ・バトゥーム/マーカス・モーリス

   C:セルジュ・イバカ/パトリック・パターソン/ダニエル・オトゥル

 

ずっと穴だった先発PGに、百戦錬磨のラウリーが入ることで、優勝を狙えるラインナップができそうです。

4人が抜ける分、ロールプレイヤーの補強は必要になりますが、まずは強力なベスト5を揃えることが重要かと思います。

 

 

仮にこの2つのトレードを両方行ったとしたら、ラプターズのラインナップはどうなるのでしょうか?

 

ラプターズ

 PG:フレッド・バンブリート/パトリック・ビバリーマラカイ・フリンジェイレン・ハリス

 SG:ルイス・ウィリアムス/テレンス・デイビスポール・ワトソン

 SF:OG・アヌノビー/ディアンドレ・ベンブリー渡邊雄太

 PF:パスカル・シアカム/クリス・ブシェー/スタンリー・ジョンソン

   C:アンドレ・ドラモンドイビチャ・ズーバッツミフォンドゥ・カベンゲリ

 

インサイドはドラモンドとズーバッツ、シアカムとブシェーの4人で回せる体制となり、かなり強力な布陣になります。 

バックコートのサイズ不足は気になりますが、先発はバンブリートとビバリーにし、ルーはベンチエースにした方がいいかもしれません。

サイズのあるSGを補強できたら、さらにバランスのいいラインナップになりそうです。