Team USA !?

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以前ブログでお伝えした、アメリカ代表チームのメンバー選考の話です。

 

kg21.hatenablog.com

 

この時はまだ具体的な選手名が公表されていなかったので、報道されていた内容と予想で記事を作ってみましたが、今回その具体的な選手名が発表されたので、改めてその内容を見ていきたいと思います。

 

まずは、既に1年前から発表されていた42名の選手たちがこちら。

 

バム・アデバヨ(ヒート)

ラマーカス・オルドリッジ(スパーズ)

ハリソン・バーンズ(キングス)

ブラッドリー・ビール(ウィザーズ)

デビン・ブッカー(サンズ)

マルコム・ブログドンペイサーズ

ジェイレン・ブラウン(セルティックス)

ジミー・バトラー(ヒート)

マイク・コンリー(ジャズ)

ステフェン・カリー(ウォリアーズ)

アンソニーデイビスレイカーズ

デマー・デローザン(スパーズ)

アンドレ・ドラモンド(キャブス)

ケビン・デュラント(ネッツ)

ポール・ジョージ(クリッパーズ

ドレイモンド・グリーン(ウォリアーズ)

ジェイムズ・ハーデン(ネッツ)

モントレズ・ハレル(レイカーズ

ジョー・ハリス(ネッツ)

トバイアス・ハリス(シクサーズ

ゴードン・ヘイワード(ホーネッツ)

ドワイト・ハワードシクサーズ

ブランドン・イングラムペリカンズ)

カイリー・アービング(ネッツ)

ルブロン・ジェイムズ(レイカーズ

カイル・クーズマ(レイカーズ

カワイ・レナード(クリッパーズ

デイミアン・リラード(ブレイザーズ

ブルック・ロペス(バックス)

ケビン・ラブ(キャブス)

カイル・ラウリー(ラプターズ

ジャベイル・マッギー(キャブス)

クリス・ミドルトン(バックス)

ドノバン・ミッチェル(ジャズ)

ビクター・オラディポ(ロケッツ)

クリス・ポール(サンズ)

メイソン・プラムリー(ピストンズ

ジェイソン・テイタム(セルティックス)

マイルス・ターナーペイサーズ

ケンバ・ウォーカー(セルティックス)

ラッセル・ウェストブルック(ウィザーズ)

デリック・ホワイト(スパーズ)

 

元々は44名いたのですが、アキレス腱の断裂で今シーズン全休のクレイ・トンプソンと、故障が続いて辞退となったマーカス・スマートの名前が抜けています。

 

そして、前回は予想でしか書けなかった、新らにリストに加えられた選手たちがこちらの15人となりました。

  

ジャレット・アレン(キャブス)

エリック・ゴードン(ロケッツ)

ジェラミ・グラント(ピストンズ

ブレイク・グリフィン(ネッツ)

ジュルー・ホリデイ(バックス)

ディアンドレ・ジョーダン(ネッツ)

ザック・ラビーン(ブルズ)

ジュリアス・ランドル(ニックス)

ダンカン・ロビンソン(ヒート)

ミッチェル・ロビンソン(ニックス)

フレッド・バンブリート(ラプターズ

ジョン・ウォール(ロケッツ)

ザイオン・ウィリアムソン(ペリカンズ)

クリスチャン・ウッド(ロケッツ)

トレイ・ヤング(ホークス)

 

えっ!

グリフィン? ジョン・ウォール? エリック・ゴードン

冗談・・・・ですよね??(笑)

 

グリフィンは、もうヒザを故障してから元のオールスター選手の面影はなく、今シーズンはダンクを1本もトライしていないほどです。

 

ジョン・ウォールとエリック・ゴードンが所属するロケッツから計4人も選ばれていますが、ロケッツの今シーズンの成績は11勝25敗ですよ?

 

新しく追加選考される選手って、若手や最近活躍した選手から選ばれるものかと思っていましたが、どうして力の落ちている選手を選ぶんでしょうか?

 

う〜ん・・・・・ちょっと理解を超えていてわかりません。。

 

ちなみに、今回選ばれていない選手の中から特筆すべき人をピックアップすると・・・・

 

CJ・マッカラムは招待されたようですが、自ら辞退したと公表しています。

 

ガード系だと、ディアーロン・フォックスやジャー・モラントも入っていないのが不思議ですが、同じように断ったのかもしれません。

 

ビッグマンでいくと、ジョン・コリンズやアーロン・ゴードンあたりも候補に入れてほしかったんですが、これも入りませんでした。

  

ではまた、わかりやすくするために、ポジション別/平均得点順に並べてみます。

 

【PG】 13人

デイミアン・リラード(ブレイザーズ) 29.9点/4.3R/8.0A/FG44.5%/3P38.5%/FT93.5%

ステフェン・カリー(ウォリアーズ) 29.3点/5.4R/6.2A/FG47.5%/3P40.6%/FT93.0%

カイリー・アービング(ネッツ) 27.7点/4.9R/5.9A/FG51.6%/3P42.0%/FT89.2%

トレイ・ヤング(ホークス) 26.7点/4.2R/9.3A/FG43.1%/3P37.5%/FT87.5%

マルコム・ブログドンペイサーズ) 21.4点/4.7R/6.2A/FG45.2%/3P38.4%/FT89.8%

ジョン・ウォール(ロケッツ) 21.0点/3.2R/6.0A/FG42.4%/3P34.0%

ラッセル・ウェストブルック(ウィザーズ) 20.4点/9.4R/9.8A/FG43.5%

フレッド・バンブリート(ラプターズ) 20.1点/4.4R/6.6A/1.7S/FG40.0%/3P38.3%/FT89.4%

ケンバ・ウォーカー(セルティックス) 18.1点/3.6R/4.4A/FG38.9%/3P35.7%/FT91.4%

カイル・ラウリー(ラプターズ) 18.0点/5.5R/7.2A/FG45.0%/3P40.2%/FT86.4%

マイク・コンリー(ジャズ) 16.2点/3.5R/5.6A/1.4S/FG45.1%/3P42.4%

クリス・ポール(サンズ) 16.1点/4.7R/8.8A/FG48.5%/3P39.4%/FT95.6%

ジュルー・ホリデイ(バックス) 15.1点/4.3R/5.0A/1.8S/FG49.2%/3P36.3%

 

【SG】 10人

ブラッドリー・ビール(ウィザーズ) 32.1点/5.3R/4.6A/1.4S/FG47.8%/3P32.9%/FT90.0%

ザック・ラビーン(ブルズ) 28.5点/5.2R/5.2A/FG52.5%/3P43.9%/FT86.3%

デビン・ブッカー(サンズ) 25.2点/3.7R/4.5A/FG49.8%/3P36.9%/FT84.7%

ジェイムズ・ハーデン(ネッツ) 25.2点/7.9R/11.0A/FG48.0%/3P39.2%/FT86.5%

ドノバン・ミッチェル(ジャズ) 24.8点/4.7R/5.5A/FG42.0%/3P38.0%

ジェイレン・ブラウン(セルティックス) 24.4点/5.6R/4.0A/FG48.5%/3P38.0%

ビクター・オラディポ(ロケッツ) 20.1点/5.2R/4.7A/1.5S/FG39.6%/3P32.3%

エリック・ゴードン(ロケッツ) 17.8点/2.6A/FG43.3%/3P32.9%

ダンカン・ロビンソン(ヒート) 12.8点/3.9R/FG42.6%/3P39.2%

デリック・ホワイト(スパーズ) 11.7点/3.4A/FG39.6%/3P32.7%

 

【SF】 11人

カワイ・レナード(クリッパーズ) 26.7点/6.4R/4.8A/1.5S/FG51.3%/3P40.1%/FT87.5%

ルブロン・ジェイムズ(レイカーズ) 25.6点/7.9R/7.8A/FG50.7%/3P35.7%

ジェイソン・テイタム(セルティックス) 25.1点/7.0R/4.4A/FG44.2%/3P37.0%/FT86.1%

ブランドン・イングラムペリカンズ) 23.7点/5.1R/4.7A/FG47.6%/3P37.7%/FT88.0%

ポール・ジョージ(クリッパーズ) 23.5点/6.1R/5.4A/FG49.5%/3P45.2%/FT88.4%

ゴードン・ヘイワード(ホーネッツ) 21.4点/5.3R/3.9A/FG48.1%/3P40.6%/FT86.5%

ジミー・バトラー(ヒート) 21.1点/7.4R/8.0A/2.0S/FG46.1%/FT84.6%

クリス・ミドルトン(バックス) 20.4点/6.1R/5.6A/FG49.8%/3P42.8%/FT88.6%

デマー・デローザン(スパーズ) 20.3点/4.7R/7.3A/FG49.0%/FT88.2%

ハリソン・バーンズ(キングス) 16.8点/6.2R/3.5A/FG49.4%/3P38.4%

ジョー・ハリス(ネッツ) 14.8点/3.5R/FG52.7%/3P50.0%

 

【PF】 11人

ケビン・デュラント(ネッツ) 29.0点/7.3R/5.3A/FG52.4%/3P43.4%/FT86.9%

ザイオン・ウィリアムソン(ペリカンズ) 25.5点/7.1R/3.3A/FG61.4% 

ジェラミ・グラント(ピストンズ) 23.7点/5.4R/2.9A/FG43.4%/3P35.8%/FT88.9%

ジュリアス・ランドル(ニックス) 22.8点/11.0R/5.6A/FG47.9%/3P40.9%

アンソニーデイビスレイカーズ) 22.5点/8.4R/3.0A/1.8B/FG53.3%

トバイアス・ハリス(シクサーズ) 20.2点/7.5R/3.4A/FG51.5%/3P40.0%/FT88.6%

モントレズ・ハレル(レイカーズ) 13.9点/6.4R/FG62.9%

ブレイク・グリフィン(ネッツ) 12.3点/5.2R/3.9A/FG36.5%/3P31.5%

カイル・クーズマ(レイカーズ) 11.8点/6.8R/FG44.4%/3P37.0%

ケビン・ラブ(キャブス) 7.7点/4.3R/FG31.8%/3P33.3%

ドレイモンド・グリーン(ウォリアーズ) 5.9点/6.0R/8.4A/FG39.2%

 

【C】 12人

クリスチャン・ウッド(ロケッツ) 22.0点/10.2R/1.5B/FG55.8%/3P42.1% 

バム・アデバヨ(ヒート) 19.2点/9.5R/5.4A/FG56.3%/FT84.7%

アンドレ・ドラモンド(キャブス) 17.5点/13.5R/2.6A/1.6S/FG47.4%

ラマーカス・オルドリッジ(スパーズ) 13.7点/4.5R/FG46.4%/3P36.0%

マイルス・ターナーペイサーズ) 13.3点/6.5R/3.3B/FG48.0%/3P30.8%

ジャレット・アレン(キャブス) 13.2点/9.8R/1.7B/FG66.2%

ブルック・ロペス(バックス) 10.8点/5.0R/1.4B/FG47.0%/3P34.8%

メイソン・プラムリー(ピストンズ) 10.4点/9.1R/3.8A/FG61.3%

ミッチェル・ロビンソン(ニックス) 8.4点/8.4R/1.5B/FG66.0%

ジャベイル・マッギー(キャブス) 7.5点/5.0R/FG48.9%

ディアンドレ・ジョーダン(ネッツ) 7.3点/7.5R/1.4B/FG76.0%

ドワイト・ハワードシクサーズ) 6.4点/7.5R/FG59.1%

 

ではまた、この中から最終の12人を選んでみます。

 

【PG】 3人

デイミアン・リラード(ブレイザーズ) 29.9点/4.3R/8.0A/FG44.5%/3P38.5%/FT93.5%

ステフェン・カリー(ウォリアーズ) 29.3点/5.4R/6.2A/FG47.5%/3P40.6%/FT93.0%

カイリー・アービング(ネッツ) 27.7点/4.9R/5.9A/FG51.6%/3P42.0%/FT89.2%

<次点>

トレイ・ヤング(ホークス) 26.7点/4.2R/9.3A/FG43.1%/3P37.5%/FT87.5%

マルコム・ブログドンペイサーズ) 21.4点/4.7R/6.2A/FG45.2%/3P38.4%/FT89.8%

クリス・ポール(サンズ) 16.1点/4.7R/8.8A/FG48.5%/3P39.4%/FT95.6%

 

【SG】 2人

ブラッドリー・ビール(ウィザーズ) 32.1点/5.3R/4.6A/1.4S/FG47.8%/3P32.9%/FT90.0%

ジェイムズ・ハーデン(ネッツ) 25.2点/7.9R/11.0A/FG48.0%/3P39.2%/FT86.5%

<次点> 

ザック・ラビーン(ブルズ) 28.5点/5.2R/5.2A/FG52.5%/3P43.9%/FT86.3%

デビン・ブッカー(サンズ) 25.2点/3.7R/4.5A/FG49.8%/3P36.9%/FT84.7%

ドノバン・ミッチェル(ジャズ) 24.8点/4.7R/5.5A/FG42.0%/3P38.0%

 

【SF】 3人

カワイ・レナード(クリッパーズ) 26.7点/6.4R/4.8A/1.5S/FG51.3%/3P40.1%/FT87.5%

ルブロン・ジェイムズ(レイカーズ) 25.6点/7.9R/7.8A/FG50.7%/3P35.7%

ポール・ジョージ(クリッパーズ) 23.5点/6.1R/5.4A/FG49.5%/3P45.2%/FT88.4%

<次点>

ジェイレン・ブラウン(セルティックス) 24.4点/5.6R/4.0A/FG48.5%/3P38.0%

ブランドン・イングラムペリカンズ) 23.7点/5.1R/4.7A/FG47.6%/3P37.7%/FT88.0%

クリス・ミドルトン(バックス) 20.4点/6.1R/5.6A/FG49.8%/3P42.8%/FT88.6% 

 

【PF】 2人

ケビン・デュラント(ネッツ) 29.0点/7.3R/5.3A/FG52.4%/3P43.4%/FT86.9%

ジェイソン・テイタム(セルティックス) 25.1点/7.0R/4.4A/FG44.2%/3P37.0%/FT86.1%

<次点>

ザイオン・ウィリアムソン(ペリカンズ) 25.5点/7.1R/3.3A/FG61.4% 

ジェラミ・グラント(ピストンズ) 23.7点/5.4R/2.9A/FG43.4%/3P35.8%/FT88.9%

ジュリアス・ランドル(ニックス) 22.8点/11.0R/5.6A/FG47.9%/3P40.9%

 

【C】 2人

アンソニーデイビスレイカーズ) 22.5点/8.4R/3.0A/1.8B/FG53.3%

バム・アデバヨ(ヒート) 19.2点/9.5R/5.4A/FG56.3%/FT84.7%

<次点>

クリスチャン・ウッド(ロケッツ) 22.0点/10.2R/1.5B/FG55.8%/3P42.1% 

アンドレ・ドラモンド(キャブス) 17.5点/13.5R/2.6A/1.6S/FG47.4%

 

結局、前回と選んだ最終メンバーは変わりませんでした(笑)

  

一応、Depth chart も。

 

PG:デイミアン・リラード/ステフ・カリー/カイリー・アービング

SG:ジェイムズ・ハーデン/ブラッドリー・ビール

SF:ルブロン・ジェイムズ/カワイ・レナード/ポール・ジョージ

PF:ケビン・デュラント/ジェイソン・テイタム

  C:アンソニーデイビス/バム・アデバヨ

  

ちょっとアンソニーデイビスのケガの具合が心配されますが、もしADが出られないとなったら、センターのポジションは非常にキツイですね。

かなりのスモールラインナップで勝負せざるをえなくなるかもしれません。

アメリカ代表に頼れるビッグセンターが生まれるのはいつになるのか・・・・

Diallo to DET

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地味ですが、一件トレードが成立しました。

 

ピストンズ>       ⇔ <サンダー>

 SG ハミドゥ・ディアロ    SG スビアトスラフ・ミハイリュウ

                  2027年2巡目指名権

 

両者ともに、2018年ドラフトの2巡目指名で、45位と47位という似た者同士。

いずれもNBA3年目を迎え、今シーズン終了後に制限付きFAとなるのも同じです。

ポジションも同じですが、プレースタイルは真逆。

ディアロはダンクコンテスト優勝経験者であり、その抜群の身体能力が売り。

ミハイリュウクは生粋のシューターで、昨シーズンは40.4%の成功率でした。

 

ピストンズ

 PG:デロン・ライトデニス・スミスJr.セイベン・リーフランク・ジャクソン(キリアン・ヘイズ)

 SG:ウェイン・エリントンハミドゥ・ディアロデイビダス・シルビディス

 SF:サディック・ベイジョシュ・ジャクソン/ロドニー・マッグルーダー

 PF:ジェラミ・グラント/セクー・ドゥンブーヤ

   C:メイソン・プラムリーアイザイア・スチュワートジャーリル・オカフォー

 

ブレイク・グリフィンが抜けたことで、ジェラミ・グラントが本来のPFにシフトし、ルーキーのサディック・ベイがSFの先発に抜擢されたことで、ラインナップのバランスは向上しました。

ローズとのトレードでニックスから加入したデニス・スミスJr.は、ディアロが2019年のダンクコンテストで優勝を争った対戦相手でした。

同じチーム、同じバックコートとなって、ダンクの共演が見られるかもしれませんね。

 

<サンダー>

 PG:ジョージ・ヒルセオ・マレドンタイ・ジェローム

 SG:シェイ・ギルジャス=アレクザンダー/スビアトスラフ・ミハイリュウダリアス・ミラー

 SF:ルーゲンツ・ドート/ジャスティン・ジャクソンケンリッチ・ウィリアムスジョシュ・ホール(トレバー・アリーザ)

 PF:ダリアス・ベイズリー/アイザイア・ロビー/アレクセイ・ポクセウスキー

   C:アル・ホーフォード/マイク・マスカーラ/モーゼス・ブラウン

 

まずまずの活躍を見せていたディアロをサンダーが手放した背景には、ルーゲンツ・ドートの台頭が絡んでいるようです。

ディフェンスのストッパーとして欠かせない存在に成長したドートの影響で、同じポジションのディアロと再契約を結ぶのは難しいだろうと判断したわけですね。

代わりに獲ったミハイリュウクは、サンダーにいないピュアシュータータイプなので、ロールプレイヤーとして残る可能性もあると思います。

Trade proposal vol.2

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今回はBleacher Reportのトレード記事ですが、スター選手を対象にした少々アグレッシブなトレードプランの数々です。

 

なかなか思い切らないと実現は難しそうなものが多いですが、トレードとしては成立するので非常に興味深いものばかりになっています。

 

 

★トレード案①

 

<ホーネッツ>      ⇔ <ブルズ>

 SG ザック・ラビーン       PG テリー・ロジアー

 PF サディアス・ヤング    SF マイルズ・ブリッジズ

 C ルーク・コーネット      SG マリーク・モンク

                 C コーディ・ゼラー

                 2021年1巡目指名権

 

今シーズン絶好調で、ついにオールスターにも選出されたラビーンは、今選手としての価値が最高に上がっています。

それだけに、ブルズは出さないと言っているのですが、かと言って1シーズン半後にFAとなるラビーンにMAX契約を払うのはためらっています。

そこでトレードの噂が出てくるわけなんですが、このホーネッツの交換要員ではちょっと足りないんじゃないかな?という気がします。

 

<ホーネッツ>

 PG:ラメロ・ボール/デボンテ・グラハム/グラント・リラー

 SG:ザック・ラビーン/ケイレブ・マーティン/ネイト・ダーリング

 SF:ゴードン・ヘイワード/コーディ・マーティン

 PF:サディアス・ヤングルーク・コーネット/ジェイレン・マクダニエルズ

   C:PJ・ワシントン/ビスマック・ビヨンボ/ニック・リチャーズバーノン・キャリーJr.

 

28.7点/5.2R/5.1A/1.1S/FG52.5%/3P43.5%/FT85.7%のラビーンは、エースとしての安定感が出てきました。

全てベンチ出場ながら、12.1点/5.9R/4.4A/1.4S/FG60.9%のヤングも、同じく今シーズン好調を続けています。

この2人の加入は、ヘイワードに続いてホーネッツにさらなるベテランの力をもたらしてくれるでしょう。

 

<ブルズ>

 PG:コービー・ホワイト/トマス・サトランスキー/ライアン・アーチディアコノ/デボン・ダットソン

 SG:テリー・ロジアーマリーク・モンクギャレット・テンプルアダム・モコカ

 SF:マイルズ・ブリッジズ/オットー・ポーターJr./デンゼル・バレンタイン/チャンドラー・ハッチソン

 PF:ラウリ・マルッカネン/パトリック・ウィリアムス/ダニエル・ギャフォード

   C:ウェンデル・カーターJr./コーディ・ゼラークリスティアーノ・フェリシオ

 

20.5点/FG49.0%/3P43.9%はいずれもキャリアハイと、シューティングが好調なロジアー。

大型PGのホワイトと組めば、ホーネッツ時代と同じくスコアリングガードの役割でプレーすることができます。

ブリッジズは先発SFを任せられる人材なので、新人ウィリアムスをPFとSF両方のバックアップとして起用することができます。

モンクは、ベンチから爆発的な得点力をもたらしてくれます。

 

 

★トレード案②

 

ブレイザーズ>            ⇔ <マジック>

 C ニコラ・ブチェビッチ          C ユスフ・ヌルキッチ

 SG エバン・フォーニエ           SG アンファニー・サイモンズ

 PG マイケル・カーター=ウィリアムス     PF ザック・コリンズ

                         SF デリック・ジョーンズJr.

                         SF ロドニー・フッド

                         2023年1巡目指名権

 

オフに弱点のフロントコートを補強したはずのブレイザーズでしたが、ケガや不調などが重なり、結局バックコート頼みの状況を打破できていません。

そこで、もう思い切ってオールスター級のビッグマンを入れてしまおう、というのがこのトレードです。

ブチェビッチはここ3年で2回オールスターに選ばれていて、安定感は抜群。

30才と選手としてピークを迎えており、リラードやマッカラムとも同年代です。

 

ブレイザーズ

 PG:デイミアン・リラード/マイケル・カーター=ウィリアムス

 SG:CJ・マッカラム/ゲイリー・トレントJr./ケルジン・ブレビンス

 SF:エバン・フォーニエ/ナシアー・リトル/CJ・エルビー

 PF:ロバート・コビントンカーメロ・アンソニーハリー・ジャイルズⅢ

   C:ニコラ・ブチェビッチイネス・カンター

 

ブチェビッチとフォーニエが先発フロントコートに加わることで、オフェンス力はだいぶアップするでしょう。

カーター=ウィリアムスも、不在だった控えPGの枠を埋めるだけでなく、バックコートのサイズアップも図れて一石二鳥です。

 

<マジック>

 PG:コール・アンソニーアンファニー・サイモンズチェイソン・ランドル/(マーケル・フルツ)

 SG:テレンス・ロス/ドゥエイン・ベイコンロドニー・フッドカリム・メイン

 SF:デリック・ジョーンズJr./ジェイムズ・エニス/ゲイリー・クラーク

 PF:アーロン・ゴードン/アル・ファルーク・アミヌ/チュマ・オキキ/(ジョナサン・アイザック

   C:ユスフ・ヌルキッチ/ケン・バーチ/モー・バンバ/(ザック・コリンズ)

 

マジックはケガ人続出の今シーズンを捨て、来シーズン以降に向けたチームの若返りを図るための動きになります。

ヌルキッチ26才、ジョーンズ24才、コリンズ23才、サイモンズ21才と若いので、アイザックやフルツ、バンバやアンソニーといった若手コアと合う人材を探していくことになると思います。

 

 

 ★トレード案③

 

セルティックス>          ⇔ <マブス

 PF クリスタップス・ポルツィンギス      PG ケンバ・ウォーカー

 PF ジェイムズ・ジョンソン          C トリスタン・トンプソン

                      2021年1巡目指名権

                      2021年2巡目指名権

 

ポルツィンギスが放出候補に挙がっているのでは?という噂は、マブスが否定しています。

ただ、もしその噂が本当であれば、フロントコートの強化を図りたいセルティックスにはどうでしょう?

その見返りとしては、ケガもあってイマイチ本領を発揮できていないケンバ・ウォーカーを差し出します。

第2のプレイメイカー/スコアラーとして、孤軍奮闘するドンチッチをサポートする役割を担うことができるでしょう。

 

セルティックス> 

 PG:マーカス・スマート/ペイトン・プリチャードジェフ・ティー/カーセン・エドワーズ/トレモント・ウォータース

 SG:ジェイレン・ブラウン/ジャボンテ・グリーン/ロミオ・ラングフォード

 SF:ジェイソン・テイタム/セミ・オジェレイ/アーロン・ネズミス

 PF:ダニエル・タイス/ジェイムズ・ジョンソングラント・ウィリアムス

   C:クリスタップス・ポルツィンギス/ロバート・ウィリアムス/タッコ・フォール

 

ポルツィンギスがCに入り、タイスがPFに。あるいは逆でもいいかもしれません。

先発PGにはスマートが入り、バックアップの新人プリチャードも活躍しているので、PGはそれほど戦力ダウンはなさそうです。

ジェイムズ・ジョンソンは契約最終年でFAになりますが、PFのバックアップとしてプレーオフの戦力になるでしょう。

 

マブス

 PG:ケンバ・ウォーカー/ジェイレン・ブランソン/トレイ・バーク/タイレル・テリー

 SG:ジョシュ・リチャードソン/ティム・ハーダウェイJr./ジョシュ・グリーンネイト・ヒントン

 SF:ルカ・ドンチッチ/ウェスリー・イワンドゥタイラー・ベイ

 PF:ドリアン・フィニー・スミス/トリスタン・トンプソン/ドワイト・パウエル

   C:マキシ・クリーバー/ウィリー・コーリー・スタイン/ボバン・マリヤノビッチ

 

ケンバを先発PGに据え、ドンチッチを元のSFに戻します。

サイズがあって3Pも打てるクリーバーを、ポルツィンギスに代わる先発Cにするのがいいのではないかと思います。

クリーバーの3P46.8%は、リーグ5位に入る高確率ですので、もっと出場機会を増やした方がいいと思います。

 

 

★トレード案④

 

ナゲッツ>       ⇔ <ラプターズ

 PF パスカル・シアカム    PF マイケル・ポーターJr.

                 SG ゲイリー・ハリス

                 SG RJ・ハンプトン  

                 2021年1巡目指名権

 

ここ5年ほど常にイーストTOP3に入っていたラプターズですが、今シーズンは苦戦しています。

その原因の一つとなっているのが、エースの座を引き継いだシアカムがいまいち伸び悩んでいること。

攻守ともに優秀なプレイヤーであるシアカムですが、そこまでクリエイティブな選手ではないので、オフェンスの第1オプションとしては荷が重いかもしれません。

ラプターズは過度期を迎えており、将来を見据えたチーム改革として、スターのポテンシャルは十分なポーターを手に入れようというトレード案です。

 

ナゲッツ

 PG:モンテ・モーリス/ファクンド・カンパッソマーカス・ハワード

 SG:ジャマール・マレー/PJ・ドージアー

 SF:ウィル・バートン/ブラトコ・チャンチャー/グレッグ・ウィッティントン

 PF:パスカル・シアカム/ポール・ミルサップ/ジャマイカル・グリーンジーク・ナジ

   C:ニコラ・ヨキッチ/ボル・ボル /アイザイア・ハーテンスタイン

 

オールスター選手であるシアカムが加わることで、ヨキッチ、マレー、シアカムのBIG3ができあがります。

シアカムが第3オプションとなると、プレーオフを戦う上でかなり強力なチーム構成になります。

いつもいいところまで勝ち上がっているので、その先の優勝を目指すのも夢ではなくなるかもしれません。

 

ラプターズ

 PG:カイル・ラウリー/RJ・ハンプトンマラカイ・フリンジェイレン・ハリス

 SG:フレッド・バンブリート/ゲイリー・ハリス/テレンス・デイビス/マット・トーマス/ポール・ワトソン

 SF:OG・アヌノビー/ノーマン・パウエル/ディアンドレ・ベンブリー/パトリック・マッコウ

 PF:マイケル・ポーターJr./スタンリー・ジョンソン/渡邊雄太

   C:アーロン・ベインズ/クリス・ブシェー/ヘンリー・エレンソン

 

ポーターがそのままPFの先発に入り、ハリスとハンプトンはそれぞれバックコートの控えに入ると思われます。

ポテンシャルの高い22才のポーターと20才のハンプトンは、将来的に大化けする可能性を秘めています。

今シーズン終了後にラウリーの契約も切れるので、若手中心の新生ラプターズとして再スタートが切れるのではないかと思います。

Trade proposal vol.1

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オールスターウィークエンドを迎え、レギュラーシーズンのゲームが一時中断となるこの時期は、いつにも増してトレードの噂が飛び交うようになります。

 

ここでは、ESPNのサイトに載っていたいくつかのトレードのシナリオを紹介しつつ、その可能性を探っていきたいと思います。

 

 

★トレード案①

 

<ウルブス>

 PF アーロン・ゴードン(←マジック)

 

<マジック>

 SG ジャレット・カルバー(←ウルブス)

 PF フアン・エルナンゴメス(←ウルブス)

 

<ホーネッツ>

 SF ジェイク・レイマン(←ウルブス)

 2025年2巡目指名権(←ウルブス) 

 

ドラフト前にも、ウルブスがアーロン・ゴードンを獲った方がいいのでは?というブログを書きました。

 

kg21.hatenablog.com

 

この時は実現しませんでしたが、今回またウルブスがゴードンに興味という噂が出ています。

そこでこんなトレード案ですが、ちょっとマジックがもらえる見返りが少なすぎるかな?という気がします。

 

<ウルブス>

 PG:ディアンジェロラッセル/リッキー・ルビオジョーダン・マクローリン

 SG:マリーク・ビーズリー/ジェイレン・ノーウェル

 SF:アンソニー・エドワーズ/ジョシュ・オコギー

 PF:アーロン・ゴードン/ジャレッド・バンダービルト/ジェイデン・マクダニエルズ

   C:カール・アンソニー=タウンズ/ナズ・リード/エドデイビス

 

先発PFが不在のウルブスは、ゴードンのようなタレントがGETできると万々歳です。

現在はSG/SFのウィングポジションに人材が重なっているので、ロースターのバランス向上という意味でも、何らかのトレードはすべきだと思います。

 

<マジック>

 PG:コール・アンソニー/マイケル・カーター=ウィリアムス/チェイソン・ランドル/(マーケル・フルツ)

 SG:エバン・フォーニエ/テレンス・ロス/ジャレット・カルバーカリム・メイン

 SF:ジェイムズ・エニス/ドゥエイン・ベイコン/ゲイリー・クラーク

 PF:アル・ファルーク・アミヌ/フアン・エルナンゴメスチュマ・オキキ/(ジョナサン・アイザック

   C:ニコラ・ブチェビッチ/ケン・バーチ/モー・バンバ

 

先発SGのフォーニエは、今シーズンが契約最終年。

もし再契約しないとすると、かつての1巡目6位指名のカルバーは、将来の後釜候補となります。

エルナンゴメスは、ゴードンが抜けるPFを埋める戦力となるでしょう。

 

<ホーネッツ>

 PG:ラメロ・ボール/デボンテ・グラハム/グラント・リラー

 SG:テリー・ロジアー/マリーク・モンク/ネイト・ダーリング

 SF:ゴードン・ヘイワード/マイルズ・ブリッジズ/コーディ・マーティン/ケイレブ・マーティン

 PF:PJ・ワシントン/ジェイク・レイマン/ジェイレン・マクダニエルズ

   C:コーディ・ゼラー/ビスマック・ビヨンボ/ニック・リチャーズバーノン・キャリーJr.

 

ホーネッツは特に誰も出さず、タダでレイマンをGETできるのはラッキーです。

PFの層が薄いので、そこの穴を埋められる貴重なローテーションプレイヤーになりそうです。

 

 

★トレード案②

 

クリッパーズ

 PG ジョージ・ヒル(←サンダー)

 

シクサーズ

 SG ルイス・ウィリアムス(←クリッパーズ

 PF マイク・マスカーラ(←サンダー)

 

<ホーネッツ>

 SF テレンス・ファーガソン(←シクサーズ

 

<サンダー>

 PF マイク・スコット(←シクサーズ

 C トニー・ブラッドリー(←シクサーズ

 PF ミフォンドゥ・カベンゲリ(←クリッパーズ

 2021年1巡目指名権(←シクサーズ) 

 

4チームのトレード案ですが、それぞれが必要なものを手にする取り引きです。

クリッパーズは先発PG、シクサーズは即戦力のベテラン、ホーネッツは若手のディフェンダー、サンダーは1巡目指名権をそれぞれ手に入れることができます。

ただ、ジョージ・ヒルを出しただけで1巡目指名権をもらえるのは、ちょっと考えにくいかなと思います。

 

クリッパーズ

 PG:ジョージ・ヒル/パトリック・ビバリーレジー・ジャクソン

 SG:ポール・ジョージ/テランス・マン/ジェイ・スクラブ

 SF:カワイ・レナード/ルーク・ケナードアミーア・コフィー

 PF:ニコラ・バトゥーム/マーカス・モーリス/パトリック・パターソン

   C:セルジュ・イバカ/イビチャ・ズーバッツ/ダニエル・オトゥル

 

ボールを配るファシリテータータイプのPGは、今クリッパーズが最も必要としている人材です。

直接キラーアシストをしなくとも、ポール・ジョージやレナードがパス出し役から解放され、スコアリングに集中できる状況が作れるのは大きいです。

また、ヒルの高確率で決められる3Pも大きな武器になります。

 

シクサーズ

 PG:ベン・シモンズ/ルイス・ウィリアムスタイリース・マクシー

 SG:セス・カリー/シェイク・ミルトン/アイザイア・ジョーレイジョン・タッカー

 SF:ダニー・グリーン/フルカン・コルクマズ/マティース・サイブル

 PF:トバイアス・ハリス/マイク・マスカーラポール・リード

   C:ジョエル・エンビードドワイト・ハワードヴァンサン・ポアリエ

 

決定力のあるルー・ウィリアムスと、3Pが打てるビッグマンであるマスカーラは、いずれも今のシクサーズに欠けている重要なピースです。

あまり使われていなかったベンチプレイヤーで、こうしたキープレイヤーを獲得できるのはいい取り引きと言えます。

ただ、1巡目指名権を手放すのはもったいないと思います。

 

<ホーネッツ>

 PG:ラメロ・ボール/デボンテ・グラハム/グラント・リラー

 SG:テリー・ロジアー/マリーク・モンク/ネイト・ダーリング

 SF:ゴードン・ヘイワードテレンス・ファーガソン/コーディ・マーティン/ケイレブ・マーティン

 PF:PJ・ワシントン/マイルズ・ブリッジズ/ジェイレン・マクダニエルズ

   C:コーディ・ゼラー/ビスマック・ビヨンボ/ニック・リチャーズバーノン・キャリーJr.

 

ファーガソンは、サンダー時代には先発を務めていたタレントです。

若手のディフェンダーがほしいホーネッツにとって、貴重な戦力になります。

シクサーズでは出場機会に恵まれませんでしたが、新チームで出番が増えれば力を発揮するでしょう。

 

<サンダー>

 PG:セオ・マレドンタイ・ジェローム

 SG:シェイ・ギルジャス=アレクザンダー/ハミドゥ・ディアロ/ケンリッチ・ウィリアムス

 SF:ルーゲンツ・ドート/ジャスティン・ジャクソンダリアス・ミラージョシュ・ホール(トレバー・アリーザ)

 PF:ダリアス・ベイズリー/マイク・スコットアレクセイ・ポクセウスキーミフォンドゥ・カベンゲリ

   C:アル・ホーフォード/アイザイア・ロビー/トニー・ブラッドリーモーゼス・ブラウン

 

サンダーは、1巡目指名権を集めることに注力しています。

このトレードでも、誰を出して、誰を獲るかというのはさして問題ではなく、1巡目指名権をもらえるならやる、というスタンスになるでしょう。

 

 

★トレード案③

 

<ウォリアーズ>

 PF ジョン・コリンズ

 SG ケビン・ハーター

 SF キャメロン・レディッシュ

 2021年1巡目指名権

 

<ホークス>

 PF エリック・パスカル

 SG ケント・ベイズモア

 SG デイミオン・リー

 SG ジョーダン・プール

 PF マーキース・クリス

 SG マイカル・モルダー 

 2021年1巡目指名権(ウルブス)

 

ジョン・コリンズのウォリアーズ行きの話は、以前にも書いています。

 

kg21.hatenablog.com

 

交換相手の顔ぶれを見ると、ウォリアーズの方が主力級の選手をもらって釣り合わないように見えますが、ポイントはウォリアーズからホークスに渡る1巡目指名権です。

この指名権はウルブスの指名権であり、今シーズン最下位のウルブスの指名順は間違いなく上位になります。

次のドラフトはタレントが豊富と言われていますので、それだけ価値の有る指名権になるというわけですね。

 

<ウォリアーズ>

 PG:ステフェン・カリー/ブラッド・ワナメイカニコ・マニオン

 SG:ケビン・ハーターキャメロン・レディッシュ/(クレイ・トンプソン)

 SF:アンドリュー・ウィギンス/ケリー・ウーブレイJr.

 PF:ドレイモンド・グリーン/フアン・トスカーノ=アンダーソン/アレン・スマイラジッチ

   C:ジョン・コリンズジェイムズ・ワイズマン/ケボン・ルーニー

 

今シーズンずっと穴になっているSGのポジションは、3Pシューターのハーターとオールマイティなレディッシュで埋めることができます。

この2人が加入することで、ウィギンスとウーブレイは本来のSFに専念することができるようになります。

またCにコリンズが入ることで、リバウンドと3Pシュート力がプラスされ、ドレイモンドの弱点を補うことができます。

 

<ホークス>

 PG:トレイ・ヤング/ラジョン・ロンドクリス・ダン/ブランドン・グッドウィン

 SG:ボグダン・ボグダノビッチデイミオン・リージョーダン・プールイカル・モルダースカイラー・メイズ

 SF:ディアンドレ・ハンター/ケント・ベイズモアトニー・スネル

 PF:ダニーロガリナーリエリック・パスカルソロモン・ヒルネイサン・ナイト(マーキース・クリス)

   C:クリント・カペラ/オニエカ・オコングー/ブルーノ・フェルナンド

 

コリンズ、ハーター、レディッシュの主力3人を放出することで、オフの目玉補強であるガリナーリとボグダノビッチを先発に上げることができます。

おそらく契約の金額からしても、それが本来あるべき形なのかなと思います。

ウルブスの指名権は上位が予想されるので、スター級の若手有望株を手にすることができる可能性があります。

Griffin to ・・・ ?

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ブレイク・グリフィンのバイアウトが正式に決まりました。

 

以前もお伝えした通り、完全に不良債権化していたグリフィンの契約をトレードするのは難しく、バイアウトしかないだろうと書きましたが、やはりそうなりました。

 

kg21.hatenablog.com

 

グリフィンの残り2年契約、36.8+39.0=75.8milから、13.3mil分をピストンズに返す形でバイアウトが成立しました。

 

今後は、プレーオフを目指すチームが、ベテラン最低年俸で獲得できるようになります。

 

その最有力候補として、既にネッツの名前が挙がっていますが、そのネッツも含めてどんなチームに行ったら合うかを考えてみます。

 

①ネッツの場合

 PG:ジェイムズ・ハーデンランドリー・シャメットクリス・キオーザ/(スペンサー・ディンウィディ)

 SG:カイリー・アービングブルース・ブラウンJr.タイラー・ジョンソンイマン・シャンパート

 SF:ジョー・ハリス/ティモシー・ルワル・キャバロ/アンドレ・ロバーソン

 PF:ケビン・デュラント/ジェフ・グリーンタイラー・クックジー・ペリー

   C:ディアンドレ・ジョーダン/ブレイク・グリフィン/ニコラス・クラクストン

 

ネッツは強力なアウトサイドからの攻撃陣を揃えていますが、インサイドで攻撃の核となる選手が不足しています。

グリフィンは、アスレティック能力はなくなったものの、ポストやトップ・オブ・ザ・キーからのパスさばきで貢献することができます。

グリフィンがインサイドの軸となることで、アウトサイドシューターを活かす形を作れれば、オフェンスのバリエーションは格段にアップします。

ディフェンシブにいきたい時はディアンドレ、オフェンス重視でいきたい時はグリフィンという形で使い分けができるようになると思います。

 

②ヒートの場合

 PG:ゴラン・ドラギッチ/ケンドリック・ナン/ゲイブ・ビンセント

 SG:ダンカン・ロビンソン/タイラー・ヒーロー/エイブリー・ブラッドリーマックス・ストラス

 SF:ジミー・バトラー/アンドレ・イグオダーラ/KZ・オクパラ/モーリス・ハークレス

 PF:ケリー・オリニク/ブレイク・グリフィン/(マイヤーズ・レナード)

   C:バム・アデバヨ/プレシャス・アチュワ/クリス・シウバ/ユドニス・ハスリム

 

ヒートもアウトサイドの人材は豊富ですが、インサイドが手薄です。

昨シーズン活躍したPFジェイ・クラウダーが、FAで流失した影響も響いています。

そこでグリフィンを加えることで、アデバヨにかかる負担を軽減しようというのが目的です。

ゲームを作る段階(前半)ではなく、ゲームを決める段階(後半)にオフェンスのバリエーションを持たせる点が期待されます。

 

セルティックスの場合

 PG:ケンバ・ウォーカー/ペイトン・プリチャードジェフ・ティー/カーセン・エドワーズ/トレモント・ウォータース

 SG:マーカス・スマート/ジャボンテ・グリーン/ロミオ・ラングフォード

 SF:ジェイレン・ブラウン/セミ・オジェレイ/アーロン・ネズミス

 PF:ジェイソン・テイタム/ブレイク・グリフィン/グラント・ウィリアムス

   C:ダニエル・タイス/トリスタン・トンプソン/ロバート・ウィリアムス/タッコ・フォール

 

セルティックスは、ダニエル・タイスとトリスタン・トンプソンのインサイドコンビがうまく機能していません。

どちらもオフェンスを生み出すタイプではないため、オールスターの2人に負担がかかりっぱなしで、チームのバランスも良くありません。

グリフィンは、インサイドでオフェンスを組み立てるパサー役を務めることができるので、ガード系の選手がフリーに動き回る時間を作ることができます。

意外とこのチームには、グリフィンの能力がハマりそうな気がします。

 

ブレイザーズの場合

 PG:デイミアン・リラード/アンファニー・サイモンズ

 SG:CJ・マッカラム/ゲイリー・トレントJr./CJ・エルビーケルジン・ブレビンス

 SF:デリック・ジョーンズJr./ロドニー・フッド/ナシアー・リトル

 PF:ロバート・コビントンカーメロ・アンソニーブレイク・グリフィン

   C:ユスフ・ヌルキッチ/イネス・カンターハリー・ジャイルズⅢ/(ザック・コリンズ)

 

オフに大型補強をしたはずのブレイザーズでしたが、相変わらずフロントコートが改善されません。

先発のデリック・ジョーンズJr.とコビントンはオフェンスがイマイチで、ヌルキッチはケガで離脱。

結局、36才のメロと控えセンターのカンターにオフェンスを頼っているという状態です。

ここにグリフィンを入れることで、少しでもオフェンスの助けになればという感じです。

 

⑤ホーネッツの場合

 PG:ラメロ・ボール/デボンテ・グラハム/グラント・リラー

 SG:テリー・ロジアー/マリーク・モンク/ネイト・ダーリング

 SF:ゴードン・ヘイワード/マイルズ・ブリッジズ/コーディ・マーティン/ケイレブ・マーティン

 PF:PJ・ワシントン/ブレイク・グリフィン/ジェイレン・マクダニエルズ

   C:コーディ・ゼラー/ビスマック・ビヨンボ/ニック・リチャーズバーノン・キャリーJr.

 

ホーネッツは純粋なPFがワシントンしかおらず、本来はSFのブリッジズがPFのバックアップに回っています。

グリフィンを入れれば、ブリッジズを本来のSFとしてプレーさせることができるようになります。

また、ゲーム終盤のクローザーとして、若いチームに必要な経験をもたらしてくれるでしょう。

フィットという点では、このホーネッツもピッタリ合うチームではないかと思います。

Unicorn spotted?

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さて、トレードの噂と言えば、マブスのポルツィンギスの話も気になります。

 

故障明けでなかなか調子が上がってこないポルツィンギスは、まだニックス時代の輝きを取り戻せていません。

度重なる足のケガでフットワークが落ち、特にディフェンス面で穴になっているという声も聞こえてきます。

マブスとしては、長きに渡ってドンチッチの相棒としての役割を期待していますが、MAX契約に見合った働きができないと判断されれば、放出される可能性も出てきます。

 

まだそうと決まったわけではないのですが、マブスが水面下でポルツィンギスのトレードに興味があるかどうか、他のチームに聞いていると噂されています。

そのヒアリングをした相手として名前が挙がっているのが、ウォリアーズなんですね。

マブスも即座に否定していますし、まだすぐに実行されるような話ではないと思いますが、ちょっとおもしろい話だったので、もし実現するとしたらどんなトレードかを考えてみたいなと思います。

 

 

★パターン①

 

<ウォリアーズ>           ⇔ <マブス

 C クリスタップス・ポルツィンギス    SF アンドリュー・ウィギンス

 

まずは、年俸が同じぐらい(29.5mil)の1対1のトレードとして成り立つのがこれです。

 

www.espn.com

 

ただマブス的には、ドンチッチと同じようなポジション(SF)に、もう1人のMAX契約を入れるのは得策ではありません。

そもそもポルツィンギスを獲得したのは、ドンチッチとインサイドとアウトサイドの両輪になれると踏んだからです。

同じポジションにMAX契約を2人置くのは、ポジションのバランス的に良くない補強になります。

 

<ウォリアーズ>

 PG:ステフェン・カリー/ブラッド・ワナメイカニコ・マニオン

 SG:ケント・ベイズモア/デイミオン・リー/ジョーダン・プール/マイカル・モルダー/(クレイ・トンプソン)

 SF:ケリー・ウーブレイJr.フアン・トスカーノ=アンダーソン

 PF:ドレイモンド・グリーン/エリック・パスカル/アレン・スマイラジッチ

   C:クリスタップス・ポルツィンギスジェイムズ・ワイズマン/ケボン・ルーニー/(マーキース・クリス)

 

フロントコートの混雑と、SG問題はあまり解決せず、バランスは改善されません。

 

マブス

 PG:ルカ・ドンチッチ/ジェイレン・ブランソン/トレイ・バーク/タイレル・テリー

 SG:ジョシュ・リチャードソン/ティム・ハーダウェイJr./ジョシュ・グリーンネイト・ヒントン

 SF:アンドリュー・ウィギンスウェスリー・イワンドゥタイラー・ベイ

 PF:ドリアン・フィニー・スミス/マキシ・クリーバー/ジェイムズ・ジョンソン

   C:ドワイト・パウエル/ウィリー・コーリー・スタイン/ボバン・マリヤノビッチ

 

インサイドの核がなくなるので、新たな補強を考えなければいけません。

 

 

★パターン②

 

パターン①はあまりオススメできないので、次のパターンです。

 

<ウォリアーズ>           ⇔ <マブス

 C クリスタップス・ポルツィンギス    PF ドレイモンド・グリーン

                      C ジェイムズ・ワイズマン

 

ワイズマンを手放してしまうのはもったいないんですが、マブスもMAX契約の選手を手放す以上は、次なるインサイドの核が必要になります。

ワイズマンは将来、インサイドの中心としてMAX契約をもらう選手になるでしょうから、ポルツィンギスの代役としては十分なタレントです。

また、今勝ちたいウォリアーズと、長期的な視点でドンチッチの相棒を探しているマブスとの間で、利害関係も一致します。

 

www.espn.com

 

<ウォリアーズ>

 PG:ステフェン・カリー/ブラッド・ワナメイカニコ・マニオン

 SG:ケント・ベイズモア/デイミオン・リー/ジョーダン・プール/マイカル・モルダー/(クレイ・トンプソン)

 SF:アンドリュー・ウィギンス/フアン・トスカーノ=アンダーソン

 PF:ケリー・ウーブレイJr./エリック・パスカル/アレン・スマイラジッチ

   C:クリスタップス・ポルツィンギス/ケボン・ルーニー/(マーキース・クリス)

 

ポルツィンギスがCに入り、ドレイモンドが抜けることでウィギンスとウーブレイをFに戻すことができます。

ディフェンス面ではマイナスですが、シューティングはアップするので、ラインナップ全体としてのバランスは向上します。

 

マブス

 PG:ルカ・ドンチッチ/ジェイレン・ブランソン/トレイ・バーク/タイレル・テリー

 SG:ティム・ハーダウェイJr./ジョシュ・グリーンネイト・ヒントン

 SF:ジョシュ・リチャードソン/ドリアン・フィニー・スミス/ウェスリー・イワンドゥタイラー・ベイ

 PF:ドレイモンド・グリーン/マキシ・クリーバー/ジェイムズ・ジョンソン

   C:ジェイムズ・ワイズマン/ドワイト・パウエル/ウィリー・コーリー・スタイン/ボバン・マリヤノビッチ

 

チームディフェンスが弱いマブスは、ドレイモンドが加わることによってディフェンス力の向上が期待されます。

将来に向けても、ドンチッチとワイズマンのインサイドアウトコンビで、長くフランチャイズの繁栄を築けるでしょう。

 

 

★パターン③

 

先程のパターン②に、もう少し選手を追加してみたパターンがこれです。

 

<ウォリアーズ>           ⇔ <マブス

 C クリスタップス・ポルツィンギス    SF アンドリュー・ウィギンス

 SG ティム・ハーダウェイJr.         PF ドレイモンド・グリーン

 PF マキシ・クリーバー            C ジェイムズ・ワイズマン

 

なぜ足したかというと、ウォリアーズはトンプソンの穴を埋めるシューターが不足していることと、ビッグマンのコマが少ないので、その点を補強しようという目的です。

ハーダウェイは3Pシューターであり、先発SGを埋められる存在ですが、今シーズン終了後にはFAになるので、トンプソン復帰後のポジションかぶり問題を心配する必要がありません。

 

クリーバーは、ポルツィンギスと同様に、上背があって外からも決められる、ウォリアーズのスタイルにフィットするビッグマンだと思います。

ワイズマンを出すのは惜しいですが、代わりに近い能力を持ったベテランを入れられるなら、来シーズンもう一度優勝を目指す戦力を整えることができます。

 

www.espn.com

 

<ウォリアーズ>

 PG:ステフェン・カリー/ブラッド・ワナメイカニコ・マニオン

 SG:ティム・ハーダウェイJr./デイミオン・リー/ジョーダン・プール/マイカル・モルダー/(クレイ・トンプソン)

 SF:ケリー・ウーブレイJr.ケント・ベイズモアフアン・トスカーノ=アンダーソン

 PF:マキシ・クリーバー/エリック・パスカル/アレン・スマイラジッチ

   C:クリスタップス・ポルツィンギス/ケボン・ルーニー/(マーキース・クリス)

 

7−3(221cm)のポルツィンギスと6−10(208cm)のクリーバーが入ると、ゴール下にだいぶ高さを加えることができます。

両者とも3Pが打てるので、ウーブレイに無理に3Pを打たせるのではなく、ビッグマンが外に開き、ウーブレイは空いたスペースに切れ込んで、中で勝負するような攻撃パターンを増やせば、それぞれの得意分野で力を発揮できるようになると思います。

 

マブス

 PG:ルカ・ドンチッチ/ジェイレン・ブランソン/トレイ・バーク/タイレル・テリー

 SG:ジョシュ・リチャードソンウェスリー・イワンドゥジョシュ・グリーンネイト・ヒントン

 SF:アンドリュー・ウィギンス/ドリアン・フィニー・スミス/タイラー・ベイ

 PF:ドレイモンド・グリーンジェイムズ・ジョンソン/ドワイト・パウエル

   C:ジェイムズ・ワイズマン/ウィリー・コーリー・スタイン/ボバン・マリヤノビッチ

 

新加入の3人が、そのままフロントコートの3ポジションに入ります。

ディフェンス力はアップしますが、シュート力が落ちると思いますので、ベンチにシューターの補強が必要になってきます。

チームディフェンスを向上させつつ、ワイズマンの成長を待つというチーム作りになると思います。

 

 

ウォリアーズは勝てるチームを作ることももちろん大事なのですが、リーグトップに膨れ上がったチームサラリーをマネジメントしていかないといけません。

ウィギンスとドレイモンド2人分の長期高額契約を、ポルツィンギス1人分と交換することができれば、向こう数年間のサラリーを大分抑えることができます。

 

 ・ウィギンス   残り3年 29.5/31.6/33.6 mil

 ・グリーン    残り4年 22.2/24.0/25.8/27.6 mil

 ・ワイズマン   新人契約 8.7/  9.2/  9.6/12.1 mil

              計 60.4/64.8/69.0/39.7 mil = 233.9mil

                ↓

 ・ポルツィンギス 残り4年 29.5/31.7/33.8/36.0 mil

 ・ハーダウェイ  残り1年 19.0 mil

 ・クリーバー   残り3年   8.3/  8.8/  9.1 mil    

              計 56.8/40.5/42.9/36.0 mil = 176.2mil

 

ひとたび不良債権化してしまうと、後から手放すのは大変です。

ピストンズがブレイク・グリフィンの残り2年契約を放出できずに苦労しているのを見れば、それは明らかです。

ウィギンスとドレイモンドは、個人成績の割にはもらいすぎているので、早めに放出しておいた方が今後のチーム運営にとってプラスだと思います。

Lowry moving?

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ラプターズのカイル・ラウリーにトレードの噂が出ています。

 

まずは、なぜラウリーにトレードの噂が出るのか?

理由は、大きく分けて2つあります。

 

ラプターズの不振

 ここ数年、毎年イースト上位につけていたラプターズでしたが、今シーズンは大苦戦。

 開幕から2勝8敗とつまづき、その後14勝9敗と持ち直してきたものの、まだ5割を切ったままです。

 もし今シーズンの上位進出や、プレーオフでの勝ち上がりが難しそうだと諦める判断をした場合、高額年俸のベテラン選手を放出して、チームの再建を図るという方向に向かう可能性があります。

 

②年齢と契約の問題

 ラウリーの契約は今シーズン限りで、その金額は30.5milと高額です。

 チームは同じスモールガードのフレッド・バンブリートと4年間の長期契約を結んだばかりで、3月で35才を迎えるラウリーと高額の再契約を結ぶとは考えにくいです。

 であれば、FAで何の見返りもなく出て行かれるぐらいであれば、何らかの対価と交換しておいた方が得策となります。

 

ラウリー自身にとってみても、ラプターズが上位を見込めない状態であるのなら、優勝争いをできるチームに移籍するというのは悪い話ではありません。

特に小さなガードの選手は、年齢による衰えの影響を受けやすいと言われ、35才になる今シーズンはラストチャンスとなる可能性もあります。

かつての名ガードたちも、35才を超えると急激に力が落ちるケースが目立ちました。(スティーブ・ナッシュゲイリー・ペイトン・・・等々)

35才のシーズンに優勝を目指せる環境に身を置くということは、ラウリーのキャリアにとっても有意義なことと言えるでしょう。

 

そして既に、3つのチームが移籍先として噂に上がっています。

どんなトレードなら成立するのか、順番に見て行きたいと思います。

 

 

シクサーズの場合

 

まずは現在イースト首位のシクサーズ

オールラウンダーのベン・シモンズがPGを務めていますが、昨シーズンのプレーオフはPFへコンバートされるなど、優勝を目指すチームとしては不安が残ります。

優勝経験のあるラウリーが取れるなら、司令塔として申し分ないですし、シモンズも別の役割でその能力を生かすことができます。

 

また、ラウリーは地元フィラデルフィア出身で、大学もフィラデルフィアにあるビラノバ大という、生粋のフィリーっ子です。

キャリアの最後に故郷に戻って優勝を目指す、なんてラウリー自身にとっても最高のシナリオだろうと思います。

 

シクサーズ>     ⇔ <ラプターズ

 PG カイル・ラウリー    SF ダニー・グリーン

 SG ポール・ワトソン    PF マイク・スコット

                 SF テレンス・ファーガソン

                 C ヴァンサン・ポアリエ

 

優勝メンバーの出戻りとなるダニー・グリーンを中心にしたパッケージになりますが、4人とも契約最終年なので、サラリーキャップの空きを作ることができます。

若手のファーガソンは、チームに合う戦力となれば再契約の可能性もあると思います。


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シクサーズ

 PG:カイル・ラウリータイリース・マクシー

 SG:セス・カリー/シェイク・ミルトン/アイザイア・ジョーレイジョン・タッカー

 SF:トバイアス・ハリス/フルカン・コルクマズ/マティース・サイブル/ポール・ワトソン

 PF:ベン・シモンズ/トニー・ブラッドリーポール・リード

   C:ジョエル・エンビードドワイト・ハワード

 

ラウリーが先発PGに入り、シモンズがPFにスライドする形のラインナップに変わります。

ウィングの人員を整理してPFを補強する必要はありますが、なかなか強力な布陣ができあがると思います。

 

ラプターズ

 PG:フレッド・バンブリート/マラカイ・フリンジェイレン・ハリス

 SG:ノーマン・パウエル/ダニー・グリーン/テレンス・デイビス/マット・トーマス

 SF:OG・アヌノビー/ディアンドレ・ベンブリーテレンス・ファーガソン/パトリック・マッコウ

 PF:パスカル・シアカム/マイク・スコット/スタンリー・ジョンソン/渡邊雄太

   C:クリス・ブシェー/アーロン・ベインズヴァンサン・ポアリエ

 

ラウリーが抜けたことで、バンブリートが本来のPGに戻り、SGには好調パウエルが入ります。

優勝時の先発SGだったグリーンがバックアップに回り、手薄なセンターには7フッターのポアリエを加えて層を厚くします。

 

 

②ヒートの場合

 

昨シーズンはファイナル進出を果たしたヒートですが、今シーズンはずっとプレーオフ圏外にいる状態が続いています。

特に先発PGは、本来はSGであるタイラー・ヒーローを起用するなど苦労しています。

再びファイル返り咲きを狙うには、司令塔の補強は不可欠になりそうです。

 

<ヒート>         ⇔ <ラプターズ

 PG カイル・ラウリー       SF アンドレ・イグオダーラ

 C アーロン・ベインズ      PF ケリー・オリニク

 SF パトリック・マッコウ     SG エイブリー・ブラッドリー

                 SF モーリス・ハークレス

 

ラウリーに加えて、ラプターズにフィットしていないベインズも放出します。

代わりにラプターズは、イグオダーラの残り契約(15.0/15.0mil)を引き取ります。

オリニクとブラッドリーは、戦力として選手層を厚くします。

 

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<ヒート>

 PG:カイル・ラウリー/ゴラン・ドラギッチ/ゲイブ・ビンセント

 SG:タイラー・ヒーロー/ケンドリック・ナン/マックス・ストラス

 SF:ダンカン・ロビンソン/KZ・オクパラ/パトリック・マッコウ

 PF:ジミー・バトラー/プレシャス・アチュワ/クリス・シウバ

   C:バム・アデバヨ/アーロン・ベインズ/ユドニス・ハスリム/(マイヤーズ・レナード)

 

ラウリーが先発PGに入り、タイラー・ヒーローとダンカン・ロビンソンが両ウィングに並ぶ布陣。

バトラーをPFにするスモールラインナップにはなりますが、バランスは取れていると思います。

アデバヨをPFに上げて、ベインズをCで先発させてもいいと思います。

 

ラプターズ

 PG:フレッド・バンブリート/テレンス・デイビスマラカイ・フリンジェイレン・ハリス

 SG:ノーマン・パウエル/エイブリー・ブラッドリー/マット・トーマス/ポール・ワトソン

 SF:OG・アヌノビー/ディアンドレ・ベンブリーアンドレ・イグオダーラ

 PF:パスカル・シアカム/モーリス・ハークレス/スタンリー・ジョンソン/渡邊雄太

   C:ケリー・オリニク/クリス・ブシェー

 

課題のCポジションを、オリニクとブシェーで分け合う形です。

ビッグマンのさらなる補強は必要ですが、フィットしないアーロン・ベインズをそのまま置いておくよりはいいと思います。

ブラッドリーとイグオダーラもディフェンス面で貢献してくれるでしょう。

 

 

クリッパーズの場合

 

今回の3チームの中でも、最も先発PGを必要としているのはクリッパーズでしょう。

優勝を目指していながら、優勝チームに相応しい司令塔がいません。

本来そういうタイプではないカワイ・レナードやポール・ジョージが、オフェンスの組み立て役も担わざるをえない状況になっているところが、このチームがもう一つブレイクスルーできない要因にもなっています。

 

kg21.hatenablog.com

 

トレード案自体はこちらで提案したものと同じなのですが、改めて見てみます。

 

ラプターズ>         ⇔ <クリッパーズ

 PG パトリック・ビバリー       PG カイル・ラウリー

 SG ルイス・ウィリアムス

 C イビチャ・ズーバッツ

 PF ミフォンドゥ・カベンゲリ

 

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ラプターズ

 PG:フレッド・バンブリート/パトリック・ビバリーマラカイ・フリンジェイレン・ハリス

 SG:ノーマン・パウエル/ルイス・ウィリアムス/テレンス・デイビス/マット・トーマス

 SF:OG・アヌノビー/ディアンドレ・ベンブリー/パトリック・マッコウ/ポール・ワトソン

 PF:パスカル・シアカム/クリス・ブシェー/スタンリー・ジョンソン/渡邊雄太

   C:イビチャ・ズーバッツアーロン・ベインズミフォンドゥ・カベンゲリ

 

先発Cにズーバッツが入り、シアカムとブシェーの3人で回せば、ベインズを使わずともビッグマンのローテーションを回せるようになります。

ビバリーとルー・ウィリアムスは、バンブリートとパウエルの先発バックコートのバックアップとなれば、非常に心強い存在です。

 

クリッパーズ

 PG:カイル・ラウリーレジー・ジャクソン

 SG:ポール・ジョージ/ルーク・ケナードジェイ・スクラブ

 SF:カワイ・レナード/テランス・マン/アミーア・コフィー

 PF:ニコラ・バトゥーム/マーカス・モーリス

   C:セルジュ・イバカ/パトリック・パターソン/ダニエル・オトゥル

 

1対4のトレードにしたため、一時的にロースターの人数が少なくなってしまいましたが、追って補強していく必要があります。

ただ、それ以上に優勝経験のある司令塔が加わることでバランスが向上し、両エースも本来のスコアリングに集中できるようになるでしょう。

 

ちなみに、レナードとイバカはご存知の通りラプターズの優勝メンバー。

マーカス・モーリスは、ロケッツ時代の元チームメイトです。

ケミストリー的にも違和感なくフィットするでしょう。

 

 

故郷のフィラデルフィアに戻って・・・・というストーリーも魅力的ではありますが、やはり個人的には、このクリッパーズへのトレードが一番実現してほしいですね。

レイカーズが盤石かと思われた今シーズンの優勝争いですが、アンソニーデイビスの故障で雰囲気が怪しくなってきました。

ここでクリッパーズが効果的な補強を行えば、優勝に近づく大きなチャンスになると思います。