New BIG3?
再開シーズンの話題は一旦置いといて、また仮想トレードのお話を(笑)
今回は、「NBA Trade Ideas to Create New Big 3s This Offseason」という記事がネタ元です。
「新たな“BIG3”を作るためのトレード案」といったところです。
★トレード案①
<ウォリアーズ> ⇔ <ホークス>
PF ジョン・コリンズ PF ケボン・ルーニー
SG ケビン・ハーター SG ジョーダン・プール
PF アレン・スマイラジッチ
2020年ドラフト1巡目指名権
これは前回のトレード案にも出てきた話ですね。
これが実現したら、BIG3どころかBIG5ができそうなので、ぜひ実現してほしいなと思ってしまいます。
大体のことは前回の記事で書いたので、こちらをご参照ください。
★トレード案②
<シクサーズ> ⇔ <ブルズ>
SG ザック・ラビーン SG ジョシュ・リチャードソン
SF マティース・サイブル
PF マイク・スコット
2020年ドラフト2巡目指名権
今季のシクサーズは、オフに大型補強をし、バックスを倒してファイナル進出を狙うシーズンになるはずでした。
ところが、TOP3はおろか、6位でAクラス入りもできていないという現状は、まさかの結果でした。
もしこのままプレーオフでも早々に姿を消し、カンファレンス・ファイナルにも進めないようだと、今オフにもう一度チーム改造をする必要に迫られるでしょう。
ダブルセンターの解消と共に、アウトサイドシュートに課題を抱えるバックコートの改善も必要となってきそうです。
ザック・ラビーンは、波こそあるものの、平均25.5点・4.8リバウンド・4.2アシストをマークし、3Pも38.0%の成功率で1試合3本以上決めています。
以前、バディ・ヒールドのトレード話も書きましたが、SGに3Pシューターを入れないとオフェンスのバランスは改善されないでしょう。
ブルズ側の視点から見ると、ブルズはこのオフ、フロントの執行体制を一新しました。
つまり、新しいトップが人事権を握ったということです。
ということは、新執行部がザック・ラビーンがエースとなっている現チームをよしと思わなければ、チーム刷新を図る可能性も十分あります。
才能ある選手ですが、ラビーンをフランチャイズプレイヤーに据えようと思うフロントはいないと思います。
なので、このオフにチーム改革の一環として放出される可能性は十分あると言えます。
<シクサーズ>
PG:シェイク・ミルトン/ザイーア・スミス
SG:ザック・ラビーン/マリアル・シャヨック
SF:トバイアス・ハリス
PF:ベン・シモンズ/ノーベル・ペル
C:ジョエル・エンビード/アル・ホーフォード
ベン・シモンズのPFが来季も続くかどうかわかりませんが、一応現状ではこの形に。
ホーフォードを別口のトレードで、動けて打てるフォワードと交換できれば、シモンズをPGに戻すことができるようになると思います。
<ブルズ>
PG:トマス・サトランスキー/クリス・ダン/ライアン・アーチディアコノ
SG:ジョシュ・リチャードソン/コービー・ホワイト/マックス・ストラス/アダム・モコカ
SF:オットー・ポーターJr./チャンドラー・ハッチソン/マティース・サイブル/デンゼル・バレンタイン
PF:ラウリ・マルッカネン/サディアス・ヤング/マイク・スコット/ダニエル・ギャフォード
C:ウェンデル・カーターJr./ルーク・コーネット/クリスティアーノ・フェリシオ
リチャードソンとサイブルが入ることで、ウィングのディフェンス力はアップすると思います。
地味でもディフェンス力で基盤をしっかり作って、新たなフランチャイズプレイヤーを受け入れる体制作りを進めるのも、一つのチーム作りの考え方かなと思います。
★トレード案③
<バックス> ⇔ <サンダー>
PG クリス・ポール PG エリック・ブレッドソー
SF アイザイア・ロビー PG ジョージ・ヒル
PF エルサン・イリャソワ
C ロビン・ロペス
SG ドンテ・ディビンチェンゾ
2021年ドラフト2巡目指名権
リーグ勝率1位で順風満帆のバックスですが、一つ大きな節目が。
来季終了後にヤニスがFAになるんですね。
それまでに今季か来季かで優勝できれば、絶対的エースがチームに留まってくれる可能性が高まります。
しかし、今季も来季も優勝を逃すようなことがあると、優勝できるチームを求めて去ってしまう危険が出てきます。
他のチームは手ぐすね引いて、来オフを待ち構えています。
既にヒートをはじめ、2021年オフに照準を合わせているチームはたくさんあります。
これから始まる今季のプレーオフ次第ですが、もし今季優勝できなかった場合、来季は絶対優勝しないとマズイというプレッシャーがかかってきます。
バックスの課題は、ヤニスとミドルトンが絡まない時のハーフコートオフェンス。
2人以外でも安定した得点力を発揮するには、イージーチャンスを演出してあげられる司令塔の存在が必要になってきます。
それを一番上手にできるのは・・・・クリス・ポールですね。
今季激弱だと思っていたサンダーをプレーオフチームに仕立てあげた功績は、クリス・ポールの評価をグンと上げました。
もちろん、年40mil超の年俸と35才という年齢はリスクがあります。
しかし、絶対に優勝しなければと考えたら、その可能性に賭けるという選択をしなければいけないかもしれません。
<バックス>
PG:クリス・ポール/フランク・メイソンⅢ
SG:ウェスリー・マシューズ/キャメロン・レイノルズ
SF:クリス・ミドルトン/サナシス・アデトクンボ
PF:ヤニス・アデトクンボ/アイザイア・ロビー
C:ブルック・ロペス/DJ・ウィルソン
パット・コノートンやスターリング・ブラウンは再契約の可能性があると思いますが、FAになる選手はここでは抜いています。
5人ものローテーションプレイヤーが抜けてしまうと、さすがに選手層の薄さが否めませんが、クリス・ポールがチャンスを演出することで、イージーバスケットが増える効果が期待されます。
<サンダー>
PG:エリック・ブレッドソー/デニス・シュルーダー/ジョージ・ヒル
SG:ルーゲンツ・ドート/ドンテ・ディビンチェンゾ/ハミドゥ・ディアロ/ディオンテ・バートン
SF:シェイ・ギルジャス・アレクザンダー/テレンス・ファーガソン/アブデル・ナダー
PF:エルサン・イリャソワ/マイク・マスカーラ/ダリアス・ベイズリー/ケビン・ハービー
C:スティーブン・アダムス/ロビン・ロペス
ちょっとPGの人材がダブついていますので、さらなるトレードでフォワードの人材と交換するような動きが必要でしょう。
イリャソワとロペスは契約最終年となりますので、リビルディングの邪魔にはなりません。
逆に契約が3年残っているブレッドソーは、先発PGを必要としているチームに早めに放出した方がいいでしょう。
★トレード案④
<ネッツ> ⇔ <ウィザーズ>
SG ブラッドリー・ビール SG キャリス・ルバート
C ジャレット・アレン
PG スペンサー・ディンウィディ
SF ジャーナン・ムサ
2020年ドラフト1巡目指名権
2021年ドラフト1巡目指名権
2021年ドラフト2巡目指名権
ブラッドリー・ビールは、キャリアを通じて一つのチームでプレーすることを希望し、ウィザーズからのトレードを望んでいません。
チームもまた、ビールは放出しないと宣言しています。
しかし、このままの体制では今後の道筋はあまり見通しがよくありません。
ジョン・ウォールとビールの2枚看板がいれば、プレーオフでもそこそこの位置まで行けたのはかつての話。
ウォールはケガで2シーズンを棒に降っており、復帰してもかつての動きを取り戻せるかどうかはわかりません。
つまり、2人が揃えば戦えるという時代が終わったと考えるならば、早めにリビルディングを進める方が得策かもしれません。
であれば、平均30点を超え、キャリア絶頂期であるビールを高く売り、リビルディングに必要な若手のタレントを集めるのは一つの手です。
逆にネッツは、デュラントとカイリー・アービングを獲得して、今すぐ勝ちにいくチーム作りを進めているので、ビールを入れてBIG3を形成することができれば、優勝へ近づくことができます。
<ネッツ>
PG:カイリー・アービング/クリス・キオーザ/ジェレミア・マーティン
SG:ブラッドリー・ビール/ギャレット・テンプル
SF:(ジョー・ハリス)/トーリーン・プリンス/ティモシー・ルワル・キャバロ
PF:ケビン・デュラント/ロディオンス・クルークス
FAになるハリスと再契約し、プリンスが両Fポジションのバックアップに入れば、なかなか豪華なラインナップが完成します。
もう少しベンチ層を厚くする必要はありますが、確実に優勝を争えるチームにはなるでしょう。
<ウィザーズ>
PG:ジョン・ウォール/スペンサー・ディンウィディ/イシュマイル・スミス
SG:キャリス・ルバート/ジェローム・ロビンソン/ギャリソン・マシューズ
SF:トロイ・ブラウンJr./イザック・ボンガ/ジャーナン・ムサ/アドミラル・スコフィールド
PF:八村塁/(ダービス・ベルターンズ)/モリッツ・ワーグナー/ジョナサン・ウィリアムス
C:ジャレット・アレン/トーマス・ブライアント/アンゼイス・パセチニクス
ルバートとジャレット・アレンがそのまま先発に収まり、ディンウィディとトーマス・ブライアントがバックアップに回れば、戦力層はかなり厚くなりそうです。
あとはSFにスターター級の戦力を補強すれば、プレーオフを狙える布陣となりそうです。
★トレード案⑤
SG ビクター・オラディポ SG ダニー・グリーン
PF カイル・クーズマ
SF テイレン・ホートン・タッカー
2020年ドラフト1巡目指名権
再開シーズンに出場するのかしないのか、いまいち態度が判明しないオラディポ。
一応その原因は、ケガへのリスクを避けるためということになっていますが、練習には参加していて、チームメイトいわく、動きはキレているという話です。
ではなぜか?
もちろん、ケガへの警戒もあるとは思いますが、もっと大きな理由として、チームとの信頼関係が破綻しているからではないかという噂があります。
この記事でも書きましたが、大ケガとその後に提示された低評価により、延長契約の線はないんじゃないかという可能性が高まっています。
もう治っているのに、ケガへのリスクを避けて出ないというのは、その後のFAやトレード移籍も見据えて、ここで無理しない方がいいという判断が働いているという見方もできます。
もし来季で契約が切れるオラディポが、今オフに延長契約に合意しなかった場合、来季終了後に出ていかれる可能性が一段と高まります。
そうなった場合、チームはトレードも考えざるをえなくなります。
一方のレイカーズですが、もし今季優勝を逃した場合、来季には必ず優勝しなければというプレッシャーがさらに高まります。
ルブロンは12月には36才を迎えるため、少しでも早いタイミングで一回優勝しておかないと、いつまで現在のハイレベルなパフォーマンスを維持できるかわかりません。
そして、アンソニー・デイビスが来季でFAになってしまうため、引き留めて再契約するためには、優勝できるチームだということをアピールしておかなければいけません。
レイカーズの課題は、この2大スターに負担がかかりすぎていること。
もし今季の優勝を逃した場合、来季に向けてこの2人にかかる負担を軽減できる、第3のスターが必要になってくるでしょう。
攻守で貢献できるオラディポは、第3のスコアラーとしても、エースディフェンダーとしても機能できるので、2人のスターを補完する役割としてピッタリです。
ちょうど、今季先発を務めたエイブリー・ブラッドリーの豪華バージョンというイメージになるでしょう。
<レイカーズ>
PG:ラジョン・ロンド/アレックス・カルーソ/クイン・クック
SG:ビクター・オラディポ/エイブリー・ブラッドリー
SF:ルブロン・ジェイムズ/ケンタビウス・コールドウェル・ポープ
C:ジャベイル・マッギー/デボンテ・ケイコック
ドワイト・ハワードやマーキーフ・モーリスは再契約の可能性が高いと思いますが、FAなのでここでは外しています。
ルブロン、AD、オラディポのBIG3が完成したら、相当手強いラインナップになると思います。
もう少しシューターを補強する必要はありますが、チャンピオンシップが狙えるチームになるでしょう。
<ペイサーズ>
PG:マルコム・ブログドン/アーロン・ホリデイ/TJ・マッコーネル
SG:ダニー・グリーン/ジェレミー・ラム/エドモンド・サムナー/ナズ・ミトロウ・ロング
SF:TJ・ウォーレン/ダグ・マクダーモット/テイレン・ホートン・タッカー/ブライアン・ボウエンⅡ
PF:ドマンタス・サボニス/カイル・クーズマ/TJ・リーフ
C:マイルズ・ターナー/ゴガ・ビターゼ
ダニー・グリーンはオラディポの後釜として先発SGに収まり、クーズマも先発PFができるタレントなので、サボニスとターナーのどちらかを放出するトレードがしやすくなります。
もしオラディポをキープできないと判断するならば、何らかの対価と交換しておくのが得策でしょう。