Gordon to ・・・ ?
トレードデッドラインの3/25まであと10日を切り、いよいよトレードの噂が加熱してきました。
マジックのアーロン・ゴードンについては、これまでも何度も取り上げてきましたが、興味を持っている具体的なチーム名が出てきました。
ロケッツ、マブス、ナゲッツ、ウォリアーズ、ウルブス、ブレイザーズ
もちろん他にも狙っているチームは多々あると思いますが、とりあえずこれらのチームの名前が具体的に挙がったということで、それぞれ実現するとしたらのパターンを考えていきたいと思います。
①ロケッツの場合
<ロケッツ>
PF アーロン・ゴードン(←マジック)
<マジック>
PG スペンサー・ディンウィディ(←ネッツ)
PG ダンテ・エクサム(←ロケッツ)
<ネッツ>
PF PJ・タッカー(←ロケッツ)
SF ダヌエル・ハウスJr.(←ロケッツ)
ロケッツが若いタレント、マジックが先発PG、ネッツが優勝に必要なロールプレイヤーと、3チームがそれぞれ必要な戦力を補強できるトレードです。
個人的には、この3チームにとって是非やるべきトレードだと思っています。
<ロケッツ>
PG:ジョン・ウォール/ケビン・ポーターJr.
SG:ビクター・オラディポ/エリック・ゴードン/ベン・マクレモア/メイソン・ジョーンズ
SF:ジェイショーン・テイト/スターリング・ブラウン/デイビッド・ヌワバ
PF:アーロン・ゴードン/ケニヨン・マーティンJr./ロディオンス・クルークス/アンソニー・ラム
C:クリスチャン・ウッド/ジャスティン・パットン
アーロン・ゴードンとクリスチャン・ウッドのインサイドコンビは、チームのコアとして申し分ないですね。
この2人をベースにチームを組み立てていくのは、リビルディングのスタートとしては非常にいい動きだと思います。
<マジック>
PG:コール・アンソニー/マイケル・カーター=ウィリアムス/ダンテ・エクサム/チェイソン・ランドル/(スペンサー・ディンウィディ)
SG:エバン・フォーニエ/テレンス・ロス/カリム・メイン/(マーケル・フルツ)
SF:ジェイムズ・エニス/ドゥエイン・ベイコン/ゲイリー・クラーク
PF:アル・ファルーク・アミヌ/チュマ・オキキ/(ジョナサン・アイザック)
C:ニコラ・ブチェビッチ/ケン・バーチ/モー・バンバ
マジックは、いずれにしても来シーズン以降が勝負です。
ジョナサン・アイザックとマーケル・フルツが戻ってきてからのチーム編成を考えて、ディンウィディを取っておくというのはいい動きでしょう。
ディンウィディはSGのサイズとPGの技術があるので、PGのサイズでSG的な動きをするフルツの弱点を補完してくれるいいコンビになりそうです。
<ネッツ>
PG:カイリー・アービング/ランドリー・シャメット/クリス・キオーザ
SG:ジェイムズ・ハーデン/ブルース・ブラウン/タイラー・ジョンソン
SF:ジョー・ハリス/ダヌエル・ハウスJr./ティモシー・ルワル・キャバロ
PF:ケビン・デュラント/ジェフ・グリーン/PJ・タッカー/レジー・ペリー
C:ディアンドレ・ジョーダン/ブレイク・グリフィン/ニコラス・クラクストン
PJ・タッカーとダヌエル・ハウスは、ロケッツ時代に共に闘ったハーデンとダントーニに再び合流します。
オフェンス重視のメンバー構成になっているネッツに必要な、ディフェンスのストッパーとして機能しそうです。
特にタッカーは、優勝を目指す最後のワンピースとして重要な役割を果たしそうです。
ディンウィディを手放すのは惜しいですが、今シーズンは優勝に近づくチャンスなので、今シーズン出られない選手は放出してでも、勝つための戦力を集めなければいけないと思います。
②マブスの場合
<マブス> ⇔ <マジック>
PF アーロン・ゴードン SF ティム・ハーダウェイJr.
単純に、ティム・ハーダウェイJr.との1対1で成立します。
アウトサイドからの得点力がほしいマジックには、ちょうど必要な戦力になります。
<マブス>
PG:ルカ・ドンチッチ/ジェイレン・ブランソン/トレイ・バーク/タイレル・テリー
SG:ジョシュ・リチャードソン/ジョシュ・グリーン/ネイト・ヒントン/タイラー・ベイ
SF:ドリアン・フィニー・スミス/ジェイムズ・ジョンソン/ウェスリー・イワンドゥ
PF:アーロン・ゴードン/マキシ・クリーバー/ドワイト・パウエル
C:クリスタップス・ポルツィンギス/ウィリー・コーリー・スタイン/ボバン・マリヤノビッチ
ゴードンが先発PFに入ることで、ポルツィンギスの負担を軽減することができるでしょう。
ちょっとインサイドの人員が混みあっている感はありますが、まずは中心選手の獲得からという考え方から行くのはいいと思います。
<マジック>
PG:コール・アンソニー/マイケル・カーター=ウィリアムス/チェイソン・ランドル/(マーケル・フルツ)
SG:エバン・フォーニエ/テレンス・ロス/カリム・メイン
SF:ティム・ハーダウェイJr./ジェイムズ・エニス/ドゥエイン・ベイコン/ゲイリー・クラーク
PF:アル・ファルーク・アミヌ/チュマ・オキキ/(ジョナサン・アイザック)
C:ニコラ・ブチェビッチ/ケン・バーチ/モー・バンバ
穴が開いている先発SFの枠に、20点級スコアラーであるハーダウェイを入れるのはフィットすると思います。
今シーズンが契約最終年なので、来シーズン以降の再契約を結べるかどうかがポイントになりそうです。
③ナゲッツの場合
<ナゲッツ> ⇔ <マジック>
PF アーロン・ゴードン SF ウィル・バートン
PG PJ・ドージアー
ちょっとPFポジションが混み合っているので、わざわざゴードンを獲得する必要があるのか疑問ですが、ポーターと共存できればそれもアリかもしれません。
マジックは、SFとPGが手薄になっているので、そこをちょうどよく埋めることができるいい取り引きになります。
<ナゲッツ>
PG:ジャマール・マレー/モンテ・モーリス/ファクンド・カンパッソ/マーカス・ハワード
SG:ゲイリー・ハリス/RJ・ハンプトン
SF:マイケル・ポーターJr. /ブラトコ・チャンチャー/グレッグ・ウィッティントン
PF:アーロン・ゴードン/ポール・ミルサップ/ジーク・ナジ/ボル・ボル
C:ニコラ・ヨキッチ/ジャマイカル・グリーン/アイザイア・ハーテンスタイン
ポーターをSFに、ゴードンをPFに置くことで問題なければ成り立ちます。
ミルサップは今シーズンだけの単年契約なので、その後釜としてゴードンが入る形になるでしょう。
SFの人材がやや手薄になるので、補強が必要かと思います。
<マジック>
PG:コール・アンソニー/PJ・ドージアー/マイケル・カーター=ウィリアムス/チェイソン・ランドル
SG:エバン・フォーニエ/テレンス・ロス/カリム・メイン/(マーケル・フルツ)
SF:ウィル・バートン/ジェイムズ・エニス/ドゥエイン・ベイコン/ゲイリー・クラーク
PF:アル・ファルーク・アミヌ/チュマ・オキキ/(ジョナサン・アイザック)
C:ニコラ・ブチェビッチ/ケン・バーチ/モー・バンバ
マジックは、ずっと空席だったSFの座にバートンが収まります。
アウトサイドからのシュート力もあり、先発SFとしてちょうどいいでしょう。
ドージアーは上背のあるPGなので、フルツとバックコートコンビを組むのにちょうどいい戦力になると思います。
④ウォリアーズの場合
<ウォリアーズ> ⇔ <マジック>
PF アーロン・ゴードン SF ケリー・ウーブレイJr.
C ケン・バーチ PF ケボン・ルーニー
SG ジョーダン・プール
ウォリアーズは、いまいちフィットしていない感のあるウーブレイを交換相手に。
また、余り気味のSGの人員整理も併せて行ってしまうトレードになります。
<ウォリアーズ>
PG:ステフェン・カリー/ブラッド・ワナメイカー/ニコ・マニオン
SG:アンドリュー・ウィギンス/デイミオン・リー/マイカル・モルダー/(クレイ・トンプソン)
SF:アーロン・ゴードン/ケント・ベイズモア/フアン・トスカーノ=アンダーソン
PF:ドレイモンド・グリーン/エリック・パスカル/アレン・スマイラジッチ
C:ジェイムズ・ワイズマン/ケン・バーチ/(マーキース・クリス)
ゴードンがSFでいいのかという問題は残りますので、できればその後のトレードでドレイモンドを出して、SFウィギンス、PFゴードンというラインナップにしたいです。
人員が余剰気味だったSGはプールを出し、リーやモルダー、ベイズモアあたりのプレータイムを増やした方がいいと思います。
<マジック>
PG:コール・アンソニー/マイケル・カーター=ウィリアムス/チェイソン・ランドル/(マーケル・フルツ)
SG:エバン・フォーニエ/テレンス・ロス/ジョーダン・プール/カリム・メイン
SF:ジェイムズ・エニス/ドゥエイン・ベイコン/ゲイリー・クラーク
PF:ケリー・ウーブレイJr./アル・ファルーク・アミヌ/チュマ・オキキ/(ジョナサン・アイザック)
C:ニコラ・ブチェビッチ/ケボン・ルーニー/モー・バンバ
今シーズンはウーブレイをPFに置き、来シーズンも残ればSFに戻すような想定です。
ウーブレイは契約が今シーズンで切れるので、再契約できるかどうかが問題になります。
フォーニエがオフにFAになるので、SGに若い人材を入れておくのは有効だと思います。
⑤ウルブスの場合
<ウルブス> ⇔ <マジック>
PF アーロン・ゴードン SG マリーク・ビーズリー
PF フアン・エルナンゴメス
20点級スコアラーのビーズリーは、第2、第3の得点源として計算できます。
エルナンゴメスは昨シーズンは先発PFを務めていたので、今シーズンは先発として、アイザック復帰後はバックアップとして使うことができます。
<ウルブス>
PG:ディアンジェロ・ラッセル/リッキー・ルビオ/ジョーダン・マクローリン
SG:ジャレット・カルバー/ジョシュ・オコギー/ジェイレン・ノーウェル
SF:アンソニー・エドワーズ/ジェイク・レイマン
PF:アーロン・ゴードン/ジャレッド・バンダービルト/ジェイデン・マクダニエルズ
C:カール・アンソニー=タウンズ/ナズ・リード/エド・デイビス
タウンズ、ゴードン、新人エドワーズのフロントコートは、なかなか迫力があります。
SGはカルバーとオコギーがやや伸び悩んでいますが、最近ノーウェルが調子を上げているので、誰かしらで穴を埋めることができるのではないかと思います。
<マジック>
PG:コール・アンソニー/マイケル・カーター=ウィリアムス/チェイソン・ランドル/(マーケル・フルツ)
SG:マリーク・ビーズリー/テレンス・ロス/ドゥエイン・ベイコン/カリム・メイン
SF:エバン・フォーニエ/ジェイムズ・エニス/ゲイリー・クラーク
PF:フアン・エルナンゴメス/アル・ファルーク・アミヌ/チュマ・オキキ/(ジョナサン・アイザック)
C:ニコラ・ブチェビッチ/ケン・バーチ/モー・バンバ
ビーズリー、エルナンゴメスともに先発で起用できるタレントだと思います。
ビーズリーはフォーニエがFAで抜けた後の正SGとして、第2の得点源になるでしょう。
エルナンゴメスは先発でも控えでもプレーできるので、いい戦力になります。
⑥ブレイザーズの場合
<ブレイザーズ> ⇔ <マジック>
PF アーロン・ゴードン PF ロバート・コビントン
SF ゲイリー・クラーク SF ロドニー・フッド
フロントコートの選手を交換し合うようなトレードになります。
ブレイザーズは、いまいち調子の上がらないコビントンとフッドを放出します。
<ブレイザーズ>
PG:デイミアン・リラード/アンファニー・サイモンズ
SG:CJ・マッカラム/ゲイリー・トレントJr./CJ・エルビー/ケルジン・ブレビンス
SF:デリック・ジョーンズJr./ナシアー・リトル/ゲイリー・クラーク
PF:アーロン・ゴードン/カーメロ・アンソニー/ハリー・ジャイルズⅢ
C:ユスフ・ヌルキッチ/イネス・カンター/(ザック・コリンズ)
ゴードンとデリック・ジョーンズは、ダンクコンテスト常連の身体能力の高いコンビになりますね。
得点力抜群のガードコンビと、身体能力抜群のフォワードコンビ・・・・なかなかおもしろいラインナップになりそうです。
<マジック>
PG:コール・アンソニー/マイケル・カーター=ウィリアムス/チェイソン・ランドル/(マーケル・フルツ)
SG:エバン・フォーニエ/ロドニー・フッド/カリム・メイン
SF:ジェイムズ・エニス/テレンス・ロス/ドゥエイン・ベイコン
PF:ロバート・コビントン/アル・ファルーク・アミヌ/チュマ・オキキ/(ジョナサン・アイザック)
C:ニコラ・ブチェビッチ/ケン・バーチ/モー・バンバ
コビントンもSFとPFを両方こなせるので、今シーズンはPF、来シーズンはSFとチーム方針に合わせて変えることができます。
フッドは3Pシューターとして、アウトサイドの戦力になってくれるでしょう。