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前回、ジョーダン・クラークソンのトレードをお伝えしましたが、クラークソン加入後のジャズは10連勝。

ジョー・イングルスのスタメン復帰と、その穴を埋めるベンチスコアラーとしてのクラークソンがガッチリはまり、トレードは見事に成功しました。

 

kg21.hatenablog.com

 

この結果を見ても、やっぱりウォリアーズはクラークソンとラブのトレードをしておけばよかったのになぁ・・・・と思ってしまいます。

 

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さて、トレードデッドラインを2月に控え、もう一件トレードが成立しました。

 

<ホークス>      ⇔ <ウルブス>

 ジェフ・ティーグ      アレン・クラブ

 トレビオン・グラハム

 

<ホークス>

PG:トレイ・ヤング/ジェフ・ティー/ブランドン・グッドウィン

SG:ケビン・ハーター/ディアンドレ・ベンブリートレビオン・グラハムチャーリー・ブラウンJr.

SF:キャメロン・レディッシュビンス・カーターエバン・ターナー

PF:ディアンドレ・ハンタージャバリ・パーカーチャンドラー・パーソンズ

  C:ジョン・コリンズ/アレックス・レンブルーノ・フェルナンドデイミアン・ジョーンズ 

 

<ウルブス>

PG:シャバズ・ネイピアージョーダン・マクローリン

SG:ジャレット・カルバー/ジョシュ・オコギー/アレン・クラブジェイレン・ノーウェル

SF:アンドリュー・ウィギンス/ジェイク・レイマンケイタ・ベイツ・ジョップ/キーラン・マーティン

PF:ロバート・コビントン/ノア・ボンレイジョーダン・ベル

  C:カール・アンソニー・タウンズゴーギー・ジェン/ナズ・リード

 

ウルブスに移籍する前、ずっとホークスの先発PGだったティーグは久々の古巣復帰。

今やエースとなったトレイ・ヤングのバックアップを務めることになります。

 

この3人はいずれも今シーズンで契約が切れる選手たちなので、チームとしては半年間のレンタル移籍のようなもので、戦力的な重要さはさほどありません。

 

それよりも重要なのは、ウルブスがティーグを出したことで、先発PG探しに本腰を入れてくるだろう、という点です。

 

その第一候補と言われているのが、ウォリアーズのディアンジェロラッセルです。

 

その得点力も魅力ですが、エースのカール・アンソニー・タウンズと仲が良いという点もウルブスにとっては大きなプラス材料です。

 

ただ、どうやって獲るのかとなると、なかなか簡単ではなさそうです。

例えばこんな感じです。

 

<ウルブス>        ⇔ <ウォリアーズ>

 ディアンジェロラッセル    アンドリュー・ウィギンス

 ジョーダン・プール       ジェイク・レイマン or ノア・ボンレイ

 ジェイコブ・エバンス

 

ラッセルとウィギンスは、年俸約27mil同士なので釣り合います。

ガードのラッセルの代わりに、SFのウィギンスを入れれば、カリーとトンプソンが復帰した後のポジション的なバランスも解消されます。

 

ただ、ラッセルと同じ残り4年のMAX契約が残るウィギンスを獲るのは、大きなリスクがあります。

思ったような活躍ができなかった場合、簡単に手放すことは難しく、その契約が不良債権となって重くのしかかってくる可能性があるためです。

 

ウォリアーズとしては、年11milと安価で使える3&Dプレイヤーであるロバート・コビントンの方が、リスクが少なく望ましい交換相手かもしれません。

その場合はこんな感じになります。

 

<ウルブス>        ⇔ <ウォリアーズ>

 ディアンジェロラッセル    ロバート・コビントン

 ジョーダン・プール       ジェイク・レイマン

 ジェイコブ・エバンス      ゴーギー・ジェン

 

コビントンは、11.3/12.1/13.0milとスターターとしては安価な契約が3年間保証されているので、お買い得物件と言えます。

SFのポジションでディフェンスができ、3Pも決められるのは、ロールプレイヤーとしてウォリアーズにフィットします。

 

レイマンもやはり3.6/3.8/3.9milと安価で、スターターもできるフォワードポジションのバックアップとして貴重な存在になりそうです。

 

16.2/17.3milの契約が2年残るジェンを引き取るのはちょっと負担にはなりますが、Cポジションが手薄な現状を考えると、ゴール下でフィジカルにプレーできる存在は必要かもしれません。

 

ウィギンスの代わりにコビントンを獲る場合は、ジェンの不良債権を引き取ることが条件になりそうですが、最悪来シーズンまで待てば契約が切れるので4年契約よりはリスクは低減されます。

 

 

なお、どちらのケースにもジョーダン・プールとジェイコブ・エバンスを入れていますが、この2人は1巡目指名したものの苦戦が続いています。

 

逆に、2way契約や2巡目契約の選手が思わぬ活躍を見せてしまい、戦力的にそちらの方がローテーションの中で重要な役割を担っています。

 

例えば、2way契約だったデイミオン・リーが登録のリミットを迎え、本契約へと移行しましたが、ロースターの枠を空けるために、ノンギャランティー契約だったマーキース・クリスを一度カットし、2way契約で再契約するという動きをしました。

 

今度は、同じく2way契約のPGカイ・ボウマンがもうすぐリミットを迎えますが、もうクリスのようなノンギャランティー契約はいません。

 

ウォリアーズとしては、使っていない選手をカットしてロースターの枠を空けたいところですが、1巡目指名のギャランティー契約はカットしてもサラリーキャップにカウントされてしまうため、チームの足かせとなりつつあります。

 

トレードの機会があれば、この2人は早めに放出を検討した方がいいでしょう。