さて、またしてもトレードです。
<ブレイザーズ> ⇔ <キングス>
トレバー・アリーザ ケント・ベイズモア
ケイレブ・スワニガン アンソニー・トリバー
ウェ二エン・ゲイブリエル 2巡目指名権×2つ
今シーズン、NBA全30チーム中トップのサラリー総額となっているブレイザーズ。
当然ラグジュアリータックスの対象になっているわけですが、その金額を少しでも減らすためのコストカットトレードとなりました。
年19.3milの1年契約が残るベイズモアを出し、12.2/12.8milとあと2年契約が残るアリーザと交換。
これで今シーズンのサラリーを減らし、支払わなければいけないラグジュアリータックスの金額を19.6mil⇒7milまで減らすことに成功しました。
<ブレイザーズ>
PG:デイミアン・リラード/アンファニー・サイモンズ
SG:CJ・マッカラム/ゲイリー・トレントJr.
SF:トレバー・アリーザ/マリオ・へゾーニャ/ナシアー・リトル/ジェイレン・オアール/(ロドニー・フッド)
PF:カーメロ・アンソニー/ケイレブ・スワニガン/ウェニエン・ゲイブリエル/(ザック・コリンズ)
C:ハッサン・ホワイトサイド/スカル・ラビシエール/モーゼス・ブラウン/(ユスフ・ヌルキッチ)
ロドニー・フッドがシーズン絶望となったSFポジションは、これまでベイズモアが穴を埋めてきましたが、そのベイズモアとの交換でアリーザを入れました。
攻守で貢献できるベテランの存在は、チームに安定感をもたらしてくれるでしょう。
スワニガンとゲイブリエルは、35才のメロが奮闘するPFポジションのバックアップとして、フィジカル面を支える若い力となりそうです。
フォワードポジションが常に弱点となってきたブレイザーズですが、35才のメロと34才のアリーザというベテラン2人が救世主となれるか楽しみです。
<キングス>
PG:ディアーロン・フォックス/コーリー・ジョセフ/ヨギ・フェレル
SG:バディ・ヒールド/ケント・ベイズモア/カイル・ガイ/デイクアン・ジェフリーズ
SF:ハリソン・バーンズ/ボグダン・ボグダノビッチ/ジャスティン・ジェイムス
PF:マービン・バグリーⅢ/ネマーニャ・ビエリツァ/アンソニー・トリバー
C:リショーン・ホームズ/ドゥエイン・デドモン/ハリー・ジャイルズⅢ
若手が主力のチームにベテランをという狙いで獲得したアリーザでしたが、今シーズンはボグダノビッチが躍進したことで出番が少なくなっていました。
そうなると、34才であと2年の契約が残るアリーザの必要性は少なくなります。
早めに放出し、代わりにドラフト指名権を集めておく方針に切り替えたようです。
キングスは、次なる動きとして、既にトレード要求をしているCのデドモンを何とかして放出したいところ。
元々オフに結んだ3年40milという契約が、実力に見合わず高すぎると批判されていましたが、1年目のシーズン序盤でトレードを直訴という最悪の展開となりました。
早くも不良債権と化したこの契約をどうやったら手放すことができるか、今後の動きが注目されます。