トレードデッドラインを間近に控え、今シーズン最初のブロックバスタートレードが行われました。
12人という大人数が絡んだトレードは、パトリック・ユーイングがニックス⇒ソニックスへと移った2000年のトレード以来なんだそうです。
<ホークス>
C クリント・カペラ(←ロケッツ)
C ネネ(←ロケッツ)
<ロケッツ>
F ロバート・コビントン(←ウルブス)
F ジョーダン・ベル(←ウルブス)
2024年ドラフト2巡目指名権
<ナゲッツ>
G ジェラルド・グリーン(←ロケッツ)
G シャバズ・ネイピアー(←ウルブス)
F ノア・ボンレイ(←ウルブス)
F ケイタ・ベイツ・ジョップ(←ウルブス)
2020年ドラフト1巡目指名権
<ウルブス>
F フアン・エルナンゴメス (←ナゲッツ)
F ジャレッド・バンダービルト(←ナゲッツ)
2020年ドラフト1巡目指名権
何がなんだかわかりませんね(笑)
チームごとに整理して見ていきます。
<ホークス>
PG:トレイ・ヤング/ジェフ・ティーグ/ブランドン・グッドウィン
SG:ケビン・ハーター/ディアンドレ・ベンブリー/トレビオン・グラハム/チャーリー・ブラウンJr.
SF:ディアンドレ・ハンター/キャメロン・レディッシュ/ビンス・カーター
PF:ジョン・コリンズ/ジャバリ・パーカー/ブルーノ・フェルナンド/(チャンドラー・パーソンズ)
C:クリント・カペラ/アレックス・レン/ネネ/デイミアン・ジョーンズ
ホークスは先発センターを欲しがっていました。
ピストンズのアンドレ・ドラモンドにも興味を示していましたが、ロケッツがカペラを出そうしていたので方向転換。
というのも、27milのドラモンドよりも、17milとより安価なカペラの方がいいという判断になったからだと思います。
まだ25才と若く、速攻に走れて、アリウープに跳べて、リバウンドも強いカペラは、ホークスにフィットするビッグマンだと思います。
<ロケッツ>
PG:ラッセル・ウェストブルック/オースティン・リバース/クリス・クレモンズ
SG:エリック・ゴードン/ベン・マクレモア/マイケル・フレイジャー
SF:ジェイムス・ハーデン/タボ・セフォローシャ/ウィリアム・ハワード
PF:ロバート・コビントン/ダヌエル・ハウスJr./ジョーダン・ベル
C:PJ・タッカー/タイソン・チャンドラー/アイザイア・ハーテンスタイン
ロケッツはここ数試合、PJ・タッカーをCにしたスモールラインナップでいい結果を出していました。
まあ、それでっていう訳ではないでしょうけど、若手ビッグマンのカペラを放出したのはちょっと意外でした。
コビントンは、以前から欲しがっていた3&Dタイプのプレイヤー。
かつてのトレバー・アリーザの役割を担う存在になりそうです。
<ナゲッツ>
PG:ジャマール・マレー/モンテ・モーリス/PJ・ドージアー
SG:ゲイリー・ハリス/シャバズ・ネイピアー/ブラトコ・チャンチャー/(ジェラルド・グリーン)
SF:ウィル・バートン/トーリー・クレイグ/ケイタ・ベイツ・ジョップ
PF:ポール・ミルサップ/ジェラミ・グラント/マイケル・ポーターJr.
C:ニコラ・ヨキッチ/メイソン・プラムリー/ノア・ボンレイ/ボル・ボル
ナゲッツは、オフに制限付きFAとなるマリーク・ビーズリーが、評価が上がって安価ではキープできないと踏んで、その前に対価を得ようと動きました。
おそらく、加入した選手たちのメンツよりも、1巡目指名権をGETすることが主目的だったんだろうと思います。
<ウルブス>
PG:ジョシュ・オコギー/エバン・ターナー/ジョーダン・マクローリン
SG:マリーク・ビーズリー/アレン・クラブ/ジェイレン・ノーウェル
SF:ジャレット・カルバー/ジェイク・レイマン/キーラン・マーティン
PF:アンドリュー・ウィギンス/フアン・エルナンゴメス/ジャレッド・バンダービルト
C:カール・アンソニー・タウンズ/ゴーギー・ジェン/ナズ・リード
ウルブスは、5人を出して4人を入れるという大シャッフル。
ただし、必要な先発PGや、コビントンの代わりの先発PFは獲っていません。
おそらく、今回のトレードがどうこうというよりも、その次の動きに向けた伏線なんだろうと思います。
ウルブスは、ずっとウォリアーズのディアンジェロ・ラッセルを獲得しようと狙っています。
今回のトレードで、ナゲッツ同様1巡目指名権をGETしていますので、ラッセル獲得に向けたトレードの材料を集めているんだと思います。
さて、ウルブスの思惑通りにラッセル獲得はできるのか。
トレードデッドラインまであと2日。
次なる動きに注目しましょう!