LBJ to LAL

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うーん・・・・・

 

おもてたんとちがーう!

 

なんか釈然としないモヤモヤ感が残りました。

 

なんだろう? この違和感は。。

 

kg21.hatenablog.com

 

ここでも取り上げましたが、ルブロンがキャブスに残らないだろうことは予想できました。

 

で、移籍先の最有力候補がレイカーズということも、ある程度予想できていました。

 

そしてレイカーズへの移籍が決まったわけなのに、なぜか釈然としないんですね。

 

 

これまで移籍した時には、必ず何かありました。

 

マイアミに移籍した時は、親友であるウェイドとボッシュに声をかけ、スーパーチームを作りました。

 

クリーブランドに戻った時は、既にカイリー・アービングがいたチームに、ケビン・ラブを呼んでBIG3を作りました。

 

そう、これまでの移籍劇の際は常に、移ったら即優勝を狙える戦力を整えて移籍していました。

 

つまり、これまでの移籍の目的は常に、「優勝できる戦力」がそこにあることでした。

 

なので、今回もまた、ポール・ジョージやクリス・ポール、カワイ・レオナードなど、一緒にプレーするオールスター選手か、シクサーズのようなタレント集団に入ることで、次なる「優勝できる戦力」を探すものと思っていました。

 

 

でも今回、それがなかったんですね。

 

 

最終的にレイカーズに行くことは不思議ではありません。

 

でも、例えば、ポール・ジョージを積極的に勧誘するとか、クリス・ポールレイカーズに誘うとか、レオナルド君のトレード成立を待つとか、カズンズの獲得を促すとか、そういう動きが一切ありませんでした。

 

かつて“陰のGM”と揶揄されたくらい盛んにリクルーティング活動をし、“お友達”の獲得をチームに進言していたその姿は、今回全くと言っていいほど見られませんでした。

 

その結果、噂されたポール・ジョージやクリス・ポールはあっさりと再契約を決め、大物FAは次々といなくなっていきます。

 

それでも何の動きもなく、報道されるのは家族と南の島でバカンスを楽しむ姿だけ。

 

 

「あれ? なんかおかしいな・・・・」

 

 

感じた違和感は、その後現実の形となって現れます。

 

大物の到着も待たず、リクルーティングもしないまま、あっさりとレイカーズ入りを決めたんですね。

 

 

「えっ・・・・」

 

 

思わず絶句しました。

 

何の駆け引きもせずに、”ただ”レイカーズ入りを決めたんですね。

 

つまり何が言いたいかというと、「誰が入っても入らなくても、レイカーズ入りすることは既に決めていた」ということなんです。

 

 

いったいなぜ??

 

 

これまではあんなにギラギラしてチームの人事に口を出していたのに、この大きな決断に際して何も戦力的な交渉をしないで決める?

 

そんなことある?

 

 

その時、ちょっと前に読んだ記事が頭に浮かびました。

 

ゲイリー・ペイトンがインタビューで、「ルブロンの息子がLAの学校に入学を決めた」と話した記事です。

 

この時は学校側も噂を否定するなど、ちょっとした騒ぎになりました。

 

でも、おそらくそれが答えなんだろうと思います。

 

 

今回のルブロンは、「優勝できる戦力」ではなく、「家族と暮らす場所」を選んだんだと思います。

 

ルブロンの息子は13才で、既に優秀なバスケのプレイヤーです。

 

ルブロンもよく観戦に行き、息子の勇姿を応援しています。

 

究極の夢は、「息子と一緒にNBAでプレーすること」なんだとか。

 

それも、あと5年したら実現可能かもしれません。

 

そのためにも、いい都市に住み、いい環境で育て、強豪の学校に進み、バスケエリートの道を歩ませたい、という想いがあるでしょう。

 

 

そもそもルブロンは、LAに家を持ち、オフはそこで過ごしていたそうです。

 

さらにLAには、自身の映画制作会社もあるそうです。

 

奥さんと3人の子供たちも、寒くて田舎のクリーブランドより、暖かくて都会のLAに住む方がいいに決まっています。

 

 

それにプラスして、LAには”レイカーズ”というブランドがあります。

 

野球ならニューヨーク・ヤンキース、アメフトならダラス・カウボーイズ、というそれぞれのNo.1ブランドが好きなルブロンなら、NBA1のブランドチームを好きでないはずがありません。

 

家族の生活環境を第一に優先し、かつ、No.1のブランドチームに所属できるなら、特にもう優勝できる戦力にこだわらなくてもいいや。

 

なんだか、そんな考えが透けて見えるような気がします。

 

 

もちろん、レイカーズにはいい若手が揃っていて、今後伸びていくはずです。

 

プレーオフにも行けるし、そこそこいい勝負もできるようになるでしょう。

 

でも、ポイントはそこじゃないんだと思います。

 

 

マイケル・ジョーダンコービー・ブライアント、ラリー・バードやマジック・ジョンソンなど、かつてのスーパースターは何人もいました。

 

ルブロンは、それと同等か凌駕するようなタレントの持ち主です。

 

でも、かつてのレジェンドたちは、戦力の状況によってチームをころころ変えたり、プライベートを優先してチームを選んだりしていたでしょうか?

 

何か釈然としない違和感は、そのあたりにありそうな気がします。

 

 

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