最後に、パシフィック・ディビジョンです。
赤:移籍
青:ルーキー
<ウォリアーズ>
PG:ステフェン・カリー/クリス・キオーザ/ゲイリー・ペイトンⅡ
SG:クレイ・トンプソン/ジョーダン・プール/マイカル・モルダー/モーゼス・ムーディ
SF:アンドリュー・ウィギンス/デイミオン・リー/フアン・トスカーノ=アンダーソン/アンドレ・イグオダーラ
PF:ドレイモンド・グリーン/オットー・ポーターJr./ネマーニャ・ビエリツァ/ジョナサン・クミンガ
C:ジェイムズ・ワイズマン/ケボン・ルーニー
クレイ・トンプソンが復帰しますが、丸2シーズンもプレーしていないので、ブランクの影響やケガからの回復具合などが気になります。
完全FAとなっていたケリー・ウーブレイJr.は、結局ホーネッツへと去っていってしまいました。
代わりに、オットー・ポーターやビエリツァ、そして古巣復帰のイグオダーラといったベテラン勢を補強しています。
2way契約していたニコ・マニオンがイタリアに渡ってしまったのは、控えPGがいない現状を考えるともったいないな・・・という気がします。
<クリッパーズ>
PG:レジー・ジャクソン/パトリック・ビバリー/ラジョン・ロンド/ジェイソン・プレストン
SG:テランス・マン/ルーク・ケナード/ヨギ・フェレル/キーオン・ジョンソン/BJ・ボストン
SF:ポール・ジョージ/ジャスティス・ウィンズロウ/(カワイ・レナード)
PF:マーカス・モーリスSr./ニコラ・バトゥーム
C:セルジ・イバカ/イビチャ・ズーバッツ/ダニエル・オトゥール
エースのレナードが、ほぼフルシーズン欠場することが濃厚なクリッパーズ。
代役の先発にはバトゥームか、プレーオフでブレイクしたテランス・マンが入ることになると思います。
補強はと言うと、今のところレジ―・ジャクソンと再契約したことと、ウィンズロウが加入したことぐらい。
ウィンズロウはケガさえなければいい戦力になると思いますが、果たしてどこまで戻っているのかが気になります。
<レイカーズ>
PG:ラッセル・ウェストブルック/ケンドリック・ナン
SG:テイレン・ホートン=タッカー/マリーク・モンク/ウェイン・エリントン
SF:ルブロン・ジェイムズ/トレバー・アリーザ/ケント・ベイズモア
PF:アンソニー・デイビス/カーメロ・アンソニー
レイカーズは、大胆にもガラッとモデルチェンジを図りました。
大物ウェストブルックをトレードで獲得して、BIG3を形成したこともそうですが、サポーティングキャストもフルモデルチェンジしました。
ルブロンの盟友であるメロ、若手のスコアラーであるマリーク・モンクとケンドリック・ナン、そしてアリーザ、ハワード、エリントン、ベイズモアといったレイカーズ出戻り組と、ほぼベンチを総取り替えしました。
それでいて、将来有望なテイレン・ホートン=タッカーとはしっかり再契約して残しましたので、全体として理にかなった補強をしたレイカーズです。
<サンズ>
PG:クリス・ポール/キャメロン・ペイン/エルフリッド・ペイトン
SG:デビン・ブッカー/ランドリー・シャメット
SF:ミケル・ブリッジズ/キャメロン・ジョンソン/アブデル・ナダー
PF:ジェイ・クラウダー/フランク・カミンスキー/ジェイレン・スミス
C:ディアンドレ・エイトン/ジャベイル・マッギー/(ダリオ・シャリッチ)
ファイナル進出の躍進を見せたサンズは、立役者であるクリス・ポールの再契約をまとめて一安心。
スターターに変化はありませんが、サポーティングキャストは堅実な補強をしています。
シャリッチがケガで倒れた後、エイトン以外に頼れる存在がいなかったゴール下に、マッギーを補強しました。
また3Pシューターにシャメット、控えPGに出戻りのペイトンと、地味ながらも堅実な補強をしたサンズです。
<キングス>
PG:ディアーロン・フォックス/デイビオン・ミッチェル
SG:タイリース・ハリバートン/テレンス・デイビス/ジャーマイアス・ラムジー
SF:バディ・ヒールド/モーリス・ハークレス/ロバート・ウッダードⅡ
PF:ハリソン・バーンズ/マービン・バグリーⅢ/トリスタン・トンプソン/チメジー・メツ
C:リショーン・ホームズ/アレックス・レン/デイミアン・ジョーンズ/ニミアス・ケイタ
1巡目9位指名権を持っていたキングスですが、2年続けてロッタリーピックでPGを指名。
さらには、先発Cホームズと再契約したのはいいですが、さらにトレードでトリスタン・トンプソン、FAでアレックス・レン、再契約でデイミアン・ジョーンズ、2巡目指名でケイタと、実に5人ものセンターを入れました。
こんなに同じポジションをカブらせて、いったい何がしたいのか疑問です。
なかなか光が見えて来ないキングスのオフです。