NBAドラフトが終わりました。
ドラフト当日は、指名権を含めたトレードも盛んに行われるんですが、今年は2003年以来15年ぶりにベテラン選手のトレードがない、静かなドラフトとなりました。
大きな波乱も、マイケル・ポーターJrぐらいで、全体的に静かにつつがなく進行した感じに見受けられました。
荒れれば荒れるほどワクワクする自分としては、少々拍子抜けでしたが・・・・
では、指名をおさらいしていきましょう。
【1位 サンズ】
ディアンドレ・エイトン C 7−0(213cm) アリゾナ大1年(バハマ)
◆似たタイプの選手:ジョエル・エンビード
ここは驚きナシでした。
今年は全体的に手堅いピックが多かったような気がしますね。
エイトンは既にNBAレベルの体格を持ち、サイズ・パワー・クイックネスを兼ね備えたフィジカルタレントです。
NBAでも20点・10リバウンドが期待される本格派センターです。
<サンズ>
PG:ブランドン・ナイト/タイラー・ユーリス
SG:デビン・ブッカー/ミケル・ブリッジズ
SF:TJ・ウォーレン/ジョシュ・ジャクソン
PF:マーキス・クリス/ドラガン・ベンダー
C:タイソン・チャンドラー/ディアンドレ・エイトン
10位指名のミケル・ブリッジズも即戦力のいいシューターですが、一番の補強ポイントだったPGを取りにいかなかったのが残念でした。
★チームドラフト評価:B
【2位 キングス】
マービン・バグリーⅢ PF 6−11(211cm) デューク大1年
◆似たタイプの選手:クリス・ボッシュ
こちらはドンチッチもあるかな?と思いましたが、より確実なバグリーでした。
バグリーは即戦力として新人王候補になると思います。
センターもできるサイズでガードのように走り、テクニックも十分。
外からも中からもトランジッションでも点が取れる、万能型のスコアラーです。
<キングス>
PG:ディアーロン・フォックス/フランク・メイソンⅢ
SG:バディ・ヒールド/イマン・シャンパート
SF:ボグダン・ボグダノビッチ/ジャスティン・ジャクソン
PF:ザック・ランドルフ/スカル・ラビシエール
C:マービン・バグリーⅢ/ウィリー・コーリー・スタイン
即エースとなれそうなバグリーを取れたのはOKですが、ここ数年似たタイプのビッグマンを指名していてロースターのバランスが悪いので、改善が必要です。
★チームドラフト評価:B+
【3位 ホークス】
ルカ・ドンチッチ SG/SF 6−8(203cm) レアル・マドリード(スロベニア)
◆似たタイプの選手:ヒード・ターコルー
ホークスは3位でドンチッチを指名し、5位でトレイ・ヤングを指名したマブスとトレードしました。
ドンチッチは、1位サンズ、2位キングス、3位ホークスのどこにでもフィットするので、この3チームのどれかにいくものと思っていましたが、そこを5位だったマブスが取りに行ったのはとてもいい判断だったと思います。
マブスには、ヨーロッパが誇る大スター・ノビツキー師匠がいるので、ドンチッチも心強いサポートがもらえるでしょう。
Welcome my man @luka7doncic
— Dirk Nowitzki (@swish41) June 22, 2018
あと1年で引退が濃厚なノビツキー師匠に代わって、今後20年マブスを支えていく存在になるかもしれません。
<マブス>
PG:デニス・スミスJr/JJ・バレア/ジェイレン・ブランソン
SG:ウェスリー・マシューズ/ダグ・マクダーモット
SF:ルカ・ドンチッチ/ドリアン・フィニー・スミス
PF:ハリソン・バーンズ/マキシ・クレベル
C:ダーク・ノビツキー/ドワイト・パウエル
ちなみに、2巡目指名のジェイレン・ブランソンは、ブレイザーズなどで活躍したリック・ブランソンの息子さんです。
ビラノバ大で2度全米優勝し、今年のカレッジ最優秀選手に輝いています。
それからマブスは、2巡目最後の60位で、ヤニスの弟コスタス・アデトクンボを指名しています。
こちらもどんな選手に成長していくのか楽しみですね。
5位のままでビッグマン系を取りに行かず、フランチャイズ・プレイヤーとなれるタレントを積極的に取りに行った姿勢は、素晴らしい判断だったと思います。
★チームドラフト評価:Aー
【4位 グリズリーズ】
ジャーレン・ジャクソンJr PF/C 6−11(211cm) ミシガン・ステイト大1年
◆似たタイプの選手:サージ・イバカ
オフェンス力のないグリズはスコアラータイプにいくかと思いましたが、身体能力とディフェンスに優れるビッグマンを獲得しました。
こちらも手堅いチョイスという印象です。
でも、モック・ドラフトの時も触れましたが、オフェンスのタレントNo.1であるマイケル・ポーターJrを取ってほしかったなと思います。
グリズはPGとCにフランチャイズ・プレイヤーがいるので、その中間のSFにチームの中心となりうるタレントを入れるのも、バランス的にちょうどよかったので。
<グリズリーズ>
PG:マイク・コンリー/アンドリュー・ハリソン
SF:チャンドラー・パーソンズ/ベン・マクレモア
PF:ジャマイカル・グリーン/ジャーレン・ジャクソンJr
C:マルク・ガソール
★チームドラフト評価:Bー
【5位 マブス】
トレイ・ヤング PG 6−2(188cm) オクラホマ大1年
◆似たタイプの選手:ステフ・カリー
今年のNo.1PGと呼ばれていたヤングは、トレードダウンしてホークスが取りました。
ホークスはデニス・シュルーダーとうまくいっていないという噂で、この夏に放出するんじゃないかと言われています。
その後釜を先に取ってしまった格好ですね。
悪くはないんですが、せっかく上位のタレントが豊富だった今年のドラフトで、わざわざトレードダウンしてまで小型ガードを取りにいかなくてもよかったんじゃないかなと思います。
それに、先にPGを取ってしまったら、シュルーダーとの関係修復も難しいし、トレード交渉する際も他チームに足元を見られるので不利な立場になってしまいます。
<ホークス>
PG:デニス・シュルーダー/トレイ・ヤング
SG:ケント・ベイズモア/ケビン・ハーター
SF:トーリーン・プリンス
PF:ジョン・コリンズ/マイク・マスカラ/オマリ・スペルマン
C:ドゥエイン・デドモン/マイルズ・プラムリー
ホークスはさらに、1巡目19位でシューターのケビン・ハーター、1巡目最後の30位でビッグマンのオマリ・スペルマンを指名しています。
3人ともローテーション・プレイヤーとして活躍してくれればいいんですが、ギャランティー契約に縛られる1巡目指名を3人同時に取るのはリスクがあります。
自分なら、3位指名権はトレードダウンせず、ポジションにかかわらずタレント重視のチョイスをし、逆に下の2つの指名権はセットにしてもう少し上の10〜15位あたりの指名権を取りにいき、スタータークラスの人材を確保しにいきますね。
あるいは、シュルーダーやベイズモアをトレードに出すつもりなら、ドラフト権とセットにしたトレードをしてしまった方が、FA戦線が始まってからよりもやりやすかったと思います。
★チームドラフト評価:C+
【6位 マジック】
モハメド・バンバ C 7−0(213cm) テキサス大1年
◆似たタイプの選手:ルディ・ゴベール
ちょっとこれは驚きでした。
何が驚きかというと、マジックにはビッグマンが余り気味なのに、そこへさらに重ねてきたからです。
一番強化すべきはPGでした。
ロッタリーピックで取ったエルフリッド・ペイトンを諦めたのは正解だと思いますが、その後はバックアップのベテランでしのいでいる状態です。
積極的にトレイ・ヤングやコリン・セクストンを取りにいってもよかったはず。
ホークスとは逆に、PGを取りにいく動きをすべきなのはマジックでした。
逆に、バンバを取ったインサイドはどう整理するのか?
ブチェビッチ、ビヨンボ、ゴードンがいる上に、昨年のドラフト6位でジョナサン・アイザックまで取っています。
PGの穴を補強せずに、ログジャムであるインサイドにもう1枚加えるのは、よく理解できません。
<マジック>
PG:DJ・オーガスティン/シェルビン・マック
SG:エバン・フォーニエ/テレンス・ロス
SF:ジョナソン・シモンズ/ジョナサン・アイザック
PF:アーロン・ゴードン/ビスマック・ビヨンボ
C:ニコラ・ブチェビッチ/モハメド・バンバ
★チームドラフト評価:C
【7位 ブルズ】
ウェンデル・カーターJr C/PF 6−10(208cm) デューク大1年
◆似たタイプの選手:アル・ホーフォード
ここは順当でした。
ブルズは7位に残った中でベストな選手を選んだんだと思います。
カーターは地味ですが、堅実に身体を張るタイプのビッグマン。
上背はありませんが、ゴール下でブルーカラー的な仕事をこなしてくれるでしょう。
<ブルズ>
PG:クリス・ダン/ジェリアン・グラント
SG:ザック・ラビーン/デンゼル・バレンタイン
SF:ジャスティン・ホリデー/チャンドラー・ハッチソン
PF:ラウリ・マカネン/ボビー・ポーティス
C:ロビン・ロペス/ウェンデル・カーターJr
★チームドラフト評価:Bー
【8位 キャブス】
コリン・セクストン PG 6−2(188cm) アラバマ大1年
◆似たタイプの選手:エリック・ブレッドソー
ルブロンの去就が控えるキャブスは、PGを指名してきました。
補強ポイントはゴール下だったので、インサイドの選手の誰かが落ちてくれば指名したと思いますが、有望株は指名されてしまったので、PGに切り替えました。
セクストンはスピードを武器にディフェンスを切り裂いてペネトレイトしていく、キャブスにはいないタイプの選手。
試合にアクセントをつけられる存在として、戦力となるはずです。
<キャブス>
SG:JR・スミス/ジョーダン・クラークソン
SF:ルブロン・ジェームズ/カイル・コーバー
PF:ケビン・ラブ/ラリー・ナンスJr
C:トリスタン・トンプソン
★チームドラフト評価:Bー
【9位 ニックス】
ケビン・ノックス SF 6−9(206cm) ケンタッキー大1年
◆似たタイプの選手:トバイアス・ハリス
また今年もニックスの指名にはブーイングが出ました。
ドラフト会場はいつもNYなので、ニックスファンが反応するんですね。
今年のお目当ては、残された大物マイケル・ポーターJrでした。
しかしポーターは腰の手術明けでその状態が心配され、上位チームが次々と指名を回避しました。
それで9位のニックスまで残ってきたので、「これは是非とも取れー!」というファンの声が高まったんですね。
でもニックスをリスクを取らず、安全策できました。
同じポジションの別の選手を取ったんですね。
これに会場はブーイングをしたわけです。
ノックスは普通に考えたらいい選手なんですが、ポーターと比べてしまうとスケールが一回り小さく見えてしまいます。
いくらリスクがあると言っても、10位前後であればリスクを取って指名してもいい順位だったと思います。
<ニックス>
PG:トレイ・バーク/フランク・二リキナ
SG:コートニー・リー/エマニュエル・ムディエイ
SF:ティム・ハーダウェイJr/ケビン・ノックス
PF:クリスタップス・ポルツィンギス
C:イネス・カンター/ジョアキム・ノア
★チームドラフト評価:C+
【10位 シクサーズ】
ミケル・ブリッジズ SG/SF 6−7(201cm) ビラノバ大3年
◆似たタイプの選手:ダニー・グリーン
シクサーズは3Pシューターのミケル・ブリッジズを指名してサンズへトレードし、16位指名のザイーア・スミスと将来の1巡目指名権を獲得しました。
この動きはいろいろと納得がいきませんでした。
まずミケル・ブリッジズは、シクサーズに一番足りない即戦力の3Pシューターでした。
これまでベテランFAで補強してきた部分を、安価なルーキー契約で補えるのに、どうして手放してしまうのか?
そして、代わりに取ったスミスは、身体能力に優れダンクなど派手なプレーをしますが、サイズとシュート力がありません。
既に似たタイプのマーケル・フルツがいるのに、どうしてまた同じタイプを取るのか?
さらに、シクサーズもニックス同様、SFが補強ポイントでもありました。
であれば、どうしてマイケル・ポーターJrにいかないのか?
エンビードは2年半、シモンズも1年、ケガで全休しました。
それでも辛抱強く回復を待って花開いた経験があるのに、どうしてポーターの回復も同じように待たないのか?
もしポーターのケガが癒え、シクサーズの先発SFに定着したら、とんでもない若手コアのラインナップができあがります。
ほぼドラフト1位のタレントを4人揃えたようなメンバーになるわけです。
いやあ、これはもったいない。
ポーターにいくか、せめてブリッジズをキープしてほしかった。。。
ガッカリです。
<シクサーズ>
PG:ベン・シモンズ/TJ・マッコネル/ランドリー・シャメット
SG:マーケル・フルツ/ザイーア・スミス
SF:ロバート・コビントン/ジャスティン・アンダーソン
PF:ダリオ・サリッチ/リショーン・ホームズ
C:ジョエル・エンビード
★チームドラフト評価:Cー
【11位 ホーネッツ】
シェイ・ギルジャス・アレクザンダー PG 6−6(198cm) ケンタッキー大1年(カナダ)
◆似たタイプの選手:デジョンテ・マレー
ホーネッツは11位でケンタッキー大の長身PGギルジャス・アレクザンダーを指名し、12位でクリッパーズが指名したマイルズ・ブリッジズと交換しました。
クリッパーズはさらに、続く13位でシューターのジェローム・ロビンソンも指名しています。
<クリッパーズ>
PG:ミロス・テオドシッチ/パトリック・ビバリー/シェイ・ギルジャス・アレクザンダー
SG:オースティン・リバース/ルイス・ウィリアムズ/ジェローム・ロビンソン
SF:ダニロ・ガリナーリ/ウェスリー・ジョンソン
PF:トバイアス・ハリス/サム・デッカー
C:ボバン・マリヤノビッチ
クリッパーズはディアンドレ・ジョーダンとモントレズ・ハレルがFAになり、インサイドが手薄になります。
逆にガード陣は余剰気味なので、12位・13位と連続で2つ指名権を持っているのに、どうして両方ガードにいくのかよく理解できません。
指名したい選手がいなくなりそうであれば、指名権を2つ持っている利点を生かして、もっと上位指名権を取りにいくこともできたと思います。
それと、しつこいようですが、またポーター問題です(笑)
2つ指名権を持っているのであれば、ある程度リスクを負った指名もできたはず。
であれば、1つはチームのニーズ、1つはスターのポテンシャルに賭けてもよかったはず。
クリッパーズはまたドアマットに戻りそうです。
★チームドラフト評価:Cー
【12位 クリッパーズ】
マイルズ・ブリッジズ SF 6−6(198cm) ミシガン・ステイト大2年
◆似たタイプの選手:ジャスティス・ウィンズロー
クリッパーズは、12位でブリッジズを指名して、ホーネッツへトレードしました。
これまた安全策というか、手堅い選択が好まれているのかなという指名でした。
<ホーネッツ>
PG:ケンバ・ウォーカー
SG:ニコラ・バトゥーム/ジェレミー・ラム/マリーク・モンク
SF:マイケル・キッド・ギルクリスト/マイルズ・ブリッジズ
PF:マービン・ウィリアムズ/フランク・カミンスキー
C:コーディ・ゼラー/ティモフィ・モズコフ
そして、またこのチームもポーターを回避して、同じポジションの別の選手を指名しました。
ただロールプレイヤーを増やしただけでは、平均以下のチームのまま浮上できないでしょう。
★チームドラフト評価:C
【13位 クリッパーズ】
ジェローム・ロビンソン SG/PG 6−5(196cm) ボストン・カレッジ3年
◆似たタイプの選手:ジャマール・クロフォード
ロビンソンは、PGもこなせるコンボガードで、優秀なシューターでもあります。
クリッパーズは11位のところで触れていますが、せっかく2つ指名権を持っていたのに、ポジションや役割が重なるような選手をピックしていてもったいない気がします。
【14位 ナゲッツ】
マイケル・ポーターJr SF 6−11(211cm) ミズーリ大1年
◆似たタイプの選手:ケビン・デュラント
高校のマクドナルド・オールアメリカンでMVPを獲得し、カレッジシーズン開幕前にドラフトNo.1ピックに予想されていた選手が、ここまで順位を落としました。
実際、手術した腰の状態がどうなのか、長くNBAキャリアを送れるのか、という疑問に対する答えは誰にもわかりません。
ただ、この世代でNo.1のタレントを持った選手であることは確かです。
では、どこまでリスクを考えればよかったのか?
実際、TOP3あるいはTOP5ぐらいまでなら、リスク回避してもやむをえないかなとは思います。
せっかくの上位ピックを無駄にしたくはないですからね。
ただ、6位以降になると、オールスターのポテンシャルを持った選手が少なくなるので、そのリスクに賭けてもいいんではないかなと思います。
エンビードは2年、ベン・シモンズやブレイク・グリフィンは1年休みました。
それでもケガが完治すれば、オールスター級の活躍をしています。
もちろん、グレッグ・オーデンのように復活できなかった選手もいます。
でもやはり、タレントレベルというのは歴然と存在します。
安全策で取った選手は、うまくすればチームの先発になれるかもしれませんが、大抵がロールプレイヤー止まりでしょう。
ローテーション・プレイヤーを1人増やすことと、将来オールスター・プレイヤーになれる可能性がある選手に賭けることのバランスをどこで取るか。
正解はないと思いますが、僕は6位以降であれば、その可能性に賭けるべきではないかと思います。
特にスター級のポテンシャルを持つ選手が取れなかったチームなら。
近い将来、ポーターのケガが完治し、オールスター級の活躍をし始めた時に、あの時なんで取らなかったんだろう・・・・と後悔しないことを願います。
<ナゲッツ>
PG:ジャマール・マレー
SG:ゲイリー・ハリス
SF:ウィルソン・チャンドラー/マイケル・ポーターJr
PF:ポール・ミルサップ/トレイ・ライルズ
C:ニコラ・ヨキッチ/メイソン・プラムリー
★チームドラフト評価:A
以上、ロッタリーピックをご紹介しましたが、その他の指名で目立ったところだけピックアップしてみます。
【18位 スパーズ】
ロニー・ウォーカー SG 6-5(196cm) マイアミ大1年
スパーズが指名したロニー・ウォーカーは、完璧な“パイナップル頭”の持ち主です。
最近流行り気味?なパイナップル頭ですが、今ドラフトの“ベスト・パイナプラー”と言えるでしょう。
ポポちゃんに「髪を切れ」と言われないことを願います。
【21位 ジャズ】
グレイソン・アレン SG 6-5(196cm) デューク大4年
グレイソン・アレンとドノバン・ミッチェルは、カレッジ時代に同じポジションでしのぎを削ったライバル同士。
チームメイトとなってどんなコンビになるのか楽しみです。
【23位 ペイサーズ】
アーロン・ホリデー PG 6-1(185cm) UCLA3年
アーロン・ホリデーは、ジャスティン・ホリデー(ブルズ)とジュルー・ホリデー(ペリカンズ)の弟。
3兄弟揃ってNBA入りするなんてスゴイですね。
マイルズ・プラムリー(ホークス)、メイソン・プラムリー(ナゲッツ)、マーシャル・プラムリー(バックス)のプラムリー3兄弟みたいです。
【27位 セルティックス】
ロバート・ウィリアムズ PF/C 6-10(208cm) テキサスA&M大2年
パワフルで重戦車のようなビッグマンで、すぐにローテーション入りが期待できる選手です。
おもしろかったのが、指名後にチームが指名報告の連絡を入れるのが恒例なんですが、セルティックスがウィリアムズに連絡を入れたところ、なんと当人は寝てたそうです(笑)
電話を受けた家族が慌てて、「ほら、あんたにチームから電話が来てるよ!」と起こしたんだとか。
いやあ、既に大物感があふれていますね~
【37位 ブレイザーズ】
ゲイリー・トレントJr SG 6-6(198cm) デューク大1年
今年は元NBA選手のジュニアが多いドラフトでした。
4位のジャーレン・ジャクソンJr、33位のジェイレン・ブランソン、そしてこのゲイリー・トレントJrです。
ちなみに、パパのゲイリー・トレント・シニアもドラフトでブレイザーズ入りしており、親子二代で同じチームでプレーすることになりました。
すごく運命的なものを感じますね~
【60位 マブス】
コスタス・アデトクンボ SF/PF 6-11(211cm) デイトン大1年
言わずと知れたヤニスの弟が、2巡目最後の60位でマブスに指名されました。
未知なる可能性や謎のビッグマンが大好きな、いかにもマブスらしい指名でした。
かのノビツキー師匠も、当時はヨーロッパ選手なんか通用しないと言われていた時代だったので、かなり賭けに近い指名と見られていました。
9位という指名順位は今考えると低いんですが、この年はTOP3確実と言われていたポール・ピアースがなぜか10位まで指名されませんでした。
ピアースにいかずに未知のヨーロッパ人にいくというのは、相当なギャンブルだったと思います。
また2004年には、シベリアの大巨人と呼ばれた7-5(226cm)のパベル・ポコルツィンを指名し、周囲を驚かせました。
残念ながらNBAでは大成しませんでしたが、マブスの未知なるポテンシャルに賭ける心意気というのは、つい応援したくなってしまいます。
コスタスは、ドラフトされた当時のヤニスに体格もプレーも似ています。
これから兄のように大化けするのか、その成長が楽しみですね!
ドンチッチの美人ママは元モデルさん
モー・バンバのウィングスパンはドラフト・コンバイン記録
(史上最も長いのはマヌート・ボルのようです)
確かに長いw
左からジュルー、アーロン、ジャスティンのホリデー3兄弟
ファミリーフォト・・・・ですよね?
ゲイリー・トレント親子
パパと同じブレイザーズ入り
グレイソン・アレンを歓迎するドノバン・ミッチェル
カレッジ時代は激しくやり合っていました
コスタスとヤニスのアデトクンボ兄弟
やっぱ似てますね
兄ちゃん、どうやったらウマくなれるんだ?
稀代のパイナプラー、ロニー・ウォーカー
パイナプラーの目にも涙
そら帽子なんて浮きますわな
パイナプラー・インタビュー
バスケ選手には見えない(笑)