Dray to Sacramento?


マーベリックス

 C:リショーン・ホームズ(←キングス)

 ドラフト12位指名権(デレック・ライブリーⅡ)(←サンダー)

 ドラフト24位指名権(オリビエ・マキシエンス・プロスパー)(←キングス)

 

<サンダー>

 PF:ダービス・ベルターンズ(←マーベリックス

 ドラフト10位指名権(ケイソン・ウォーレス)(←マーベリックス

 

<キングス>

 トレード・エクセプション

 

このトレードは何かというと、まず2つのパートに分けられます。

 

まず1つ目は、ドラフト12位指名だったサンダーが、10位だったマブスの指名権と交換してもらうために、ベルターンズの不良債権を引き取ったトレード。

 

そしてもう1つは、サラリーキャップの空きを作りたかったキングスが、ドラフト24位指名権を引き換えに、リショーン・ホームズの契約をマブスに引き取ってもらったトレードです。

 

ホームズの12milの契約と1巡目指名選手ギャランティー契約を引き取ってもらったことで、キングスは今オフ最大38mil分のキャップの空きを手に入れることができました。

 

これによって、一流選手1人分のサラリースペースを手に入れましたので、FA戦線で有力な選手をターゲットにして狙うことができます。

 

例えば、ジェラミー・グラントやクリス・ミドルトン、そしてドレイモンド・グリーンといった選手たちです。

 

ここで注目なのが、ドレイモンド・グリーンの動向です。

 

昨シーズン、ウォリアーズのアシスタントコーチからキングスのHCへと転身したマイク・ブラウンは、グリーンをよく知っています。

 

大躍進を遂げたものの、まだ発展途上な若手チームであるキングスにとって、グリーンのような勝ちを知るベテランの存在は、チームをワンランク上に押し上げるために必要な人材です。

 

また、オフェンスでリーグ屈指の結果を残したキングスは、あとディフェンスを向上させることができれば、真の強豪チームへと進化することができます。

 

そういう意味でも、キングスとマイク・ブラウンHCは、グリーンをリクルートするのではないかと言われています。

 

そうなるとこんなラインナップになります。

 

<キングス>

 PG:ディアーロン・フォックス/デイビオン・ミッチェル

 SG:ケビン・ハーター/マリーク・モンク

 SF:キーガン・マレー

 PF:(ドレイモンド・グリーン)

   C:ドマンタス・サボニス

 

得点力には困らないキングスが、ディフェンスの要となるグリーンを獲得したら、他チームにとって侮れない存在になりそうです。

 

マーベリックス

 PG:(カイリー・アービング)/ジェイデン・ハーディ

 SG:ティム・ハーダウェイJr./ジョシュ・グリーン

 SF:レジー・ブロック/オリビエ・マキシエンス・プロスパー

 PF:ルカ・ドンチッチ/マキシ・クリーバー

   C:リショーン・ホームズデレック・ライブリーⅡ/ジャベイル・マッギー

 

先発Cが課題だったマブスは、7−2(218cm)の新人ライブリーと、先発として活躍した実績があるホームズを獲得しました。

 

ホームズは20−21シーズンにフルシーズン先発として出場し、平均14.2点/8.3R/1.6Bとブレイクしました。

 

その後はサボニスの加入もあって出場機会を減らしましたが、先発に返り咲けばかつての成績を取り戻すかもしれません。

 

また、ベルターンズの不良債権(17.0/16.0mil)を手放し、ホームズのリーズナブルな契約(12.0/12.9mil)と交換できたことも、隠れたファインプレーでした。

 

<サンダー>

 PG:シェイ・ギルジャス=アレクザンダー/トレ・マン/ケイソン・ウォーレス

 SG:ジョシュ・ギディ/アイザイア・ジョー/アーロン・ウィギンス

 SF:ルーゲンツ・ドート/ケンリッチ・ウィリアムス/ウースマン・ジェン

 PF:ジェイレン・ウィリアムス/アレクセイ・ポクセウスキー/ダービス・ベルターンズ

   C:チェット・ホルムグレン/ジェイリン・ウィリアムス/ジェレミア・ロビンソン=アール

 

サンダーは、トレードでドラフト順位を2つ上げて、ディフェンスのいいPGのケイソン・ウォーレスを指名しました。

 

ベルターンズの不良債権を引き取ってまで、指名権を買い上げたわけですが、この動きには疑問が残ります。

 

サンダーの前の11位はマジックの指名権でしたが、マジックはその前の6位でコンボガードのアンソニー・ブラックを指名しています。

 

つまり、既にPGを指名しているので、11位でまたPGを指名しにいく可能性は低かったはずです。

 

なので、そのまま待っていれば、トレードで10位の権利を勝ち取らなくても、12位でウォーレスを指名できたのではないかと思います。

 

ベルターンズの年17milの年俸は、サンダーでチーム2位の高額年俸です。

 

わざわざそんな不良債権を引き取ってまで、指名順位を上げる必要があったのか、疑問が残ります。

CP3 to Golden State

 

<ウォリアーズ>

 PG:クリス・ポール

 2023年ドラフト2巡目57位指名権

 

<ウィザーズ>

 SG:ジョーダン・プール

 PF:パトリック・ボールドウィンJr.

 C:ライアン・ロリンズ

 2030年ドラフト1巡目指名権

 2027年ドラフト2巡目指名権

 

ちょっとこのトレードはまだオフィシャルになっていないので、交換要員は変動する可能性があります。

クリス・ポールはサンズからウィザーズへとトレードされ、さらにウォリアーズへとトレードされることになりました。

そして、その交換相手がジョーダン・プールということになりました。

 

プールは開幕前にドレイモンド・グリーンからパンチされるという衝撃の事件があり、チームのケミストリーに大きく影を落とす出来事になりました。

また、延長契約締結時から年30mil超の長期契約はあげすぎではないかという懸念がありました。

次の労使協定がチームの年俸総額に厳しいルールとなっていることと合わせ、その活躍度にも疑問が残ることから、今回早めに放出するという決断になったと思われます。

 

ただ、ウォリアーズはクリス・ポールを獲ってよかったのか?という疑問も残ります。

サイズのことを考えると、カリーとバックコートを組むのは難しいと予想されます。

控えPGにするにしても、年30milの高額バックアップとなってしまいます。

30milをかけるなら、先発級ビッグマンを獲った方がいいのでは?という考え方もあります。

まだこれで終わりではないと思いますので、今後の動きも含めて注目されます。

 

<ウォリアーズ>

 PG:ステフ・カリー/クリス・ポール

 SG:クレイ・トンプソン/ゲイリー・ペイトン

 SF:アンドリュー・ウィギンス/モーゼス・ムーディー

 PF:(ドレイモンド・グリーン)/ジョナサン・クミンガ

   C:ケボン・ルーニー

 

ロースターが現状のままだと仮定すると、ポールはセカンドユニットの司令塔として使われる可能性が高いです。

ウォリアーズは、カリーがベンチに下がった時のオフェンスの攻め手が課題でした。

カリーが抜けると急に得点力が下がることに加え、PGの控えがいないため、オフェンスの組み立てができなくなってしまいます。

 

そこで、ポールをセカンドユニットの司令塔とすることで、周りにイージーショットを打たせる展開を作ることができます。

特に身体能力の高い若手のクミンガあたりは、ポールに生かされて得点力が伸びるタイプでしょう。

トンプソンもキャッチ&シュートタイプのシューターなので、パスを供給されて生きるタイプの選手です。

 

こうしたシナジー効果を期待してのポール獲得なのだろうということは理解できるのですが、ただ30milのバックアップPGかと考えると、そのお金をインサイドの補強に回せなかったのかという疑問は残ります。

今オフ、ドレイモンド・グリーンがFAとなり、再契約するにも年30mil超のコストがかかります。

Cもルーニーしかいない状況で、控えPGに30milか・・・・とどうしても考えてしまいます。

 

<ウィザーズ>

 PG:タイアス・ジョーンズ/モンテ・モーリス/デロン・ライト

 SG:ジョーダン・プールランドリー・シャメット

 SF:デニ・アブディーヤ/コーリー・キスパート/ビラル・クリバリ

 PF:(カイル・クーズマ)/ダニーロガリナーリ

   C:ダニエル・ギャフォード/マイク・マスカーラ

 

ウィザーズは、完全にリビルディングモードに入りました。

エースのブラッドリー・ビールとポルツィンギスを放出し、クーズマは完全FAになるためチームに残る保証はありません。

GMも代わり、新たにチームの作り直しになります。

 

いい材料としては、新バックコートコンビのジョーンズとプールは、先発出場した時の成績を見ると、かなりいいスタッツを残しています。

 

タイアス・ジョーンズ

22試合/33.2分/16.4点/8.1A/4.0R/1.8S/FG50.0%/3P41.5%/FT77.8%

ジョーダン・プール

43試合/33.0分/24.6点/4.6A/3.1R/FG43.3%/3P33.3%/FT88.4%

 

新チームのウィザーズで晴れて先発となり、この成績を残してくれるなら、戦力として十分計算できる存在になります。

 

ただ、今回の一連の大型トレードで、エース級の選手を2人も手放したわけですが、その割には大事なあるものがもらえていません。

リビルディングの最大の肝と言ってもいい、ドラフト1巡目指名権です。

合計3つのトレードを行ったにもかかわらず、GETした1巡目指名権はわずか1つだけです。

しかも、それは2030年とかなり先のものです。

 

これだけ主力選手を手放したのに、GETしたのは先発したらブレイクするかもしれない控え選手2人と、1巡目指名権1つ。

あとはロールプレイヤーと2巡目指名権ばかりです。

サンズから1巡目指名権を交換する権利は得ましたが、これはあくまで順位の交換だけです。

ウィザーズの方が指名順位が高ければ、意味のないものです。

 

結果こういう取り引きをするのであれば、もっと条件がいい時にトレードしておけばよかったのにと思ってしまいます。

ビールにしても、これまで何度もトレードの噂が立ちましたが、そのたびにチームに残すという選択を取ってきました。

その結果、いざ出すとなった時、オールスター級の選手との交換どころか、1巡目指名権すらもらえないという現実・・・・

出し惜しみをして引っ張りすぎた結果、もらえたはずの対価を得られなかったという結末でした。

Porzingis to Boston

 

セルティックス>

 PF/C:クリスタップス・ポルツィンギス(←ウィザーズ)

 2023年1巡目25位指名権(←グリズリーズ

 2024年1巡目指名権(←グリズリーズ

 

<ウィザーズ>

 PG:タイアス・ジョーンズ(←グリズリーズ

 PF:ダニーロガリナーリ(←セルティックス)

 PF/C:マイク・マスカーラ(←セルティックス)

 2023年2巡目35位指名権(←セルティックス)

 

グリズリーズ

 PG:マーカス・スマート(←セルティックス)

 

この三角トレードは、当初はグリズリーズではなく、クリッパーズが入る予定でした。

しかし、セルティックスからクリッパーズへとトレードされる予定だったマルコム・ブログドンのケガの具合が懸念されてお流れとなり、新たに再構築されました。

その結果、クリッパーズの代わりにグリズリーズが入ることになり、ブログドンではなくスマートがトレードされることになりました。

PGのいないクリッパーズは、ブログドンを獲得できるならした方がよかったのにと思ってしまいますが、何か別のアテがあるのでしょうか?

 

本題に戻すと、これはセルティックスがポルツィンギスを獲得するためのトレードでした。

優勝まであと一歩と迫っているセルティックスですが、ロースターのバランスがガードやウィングに偏っており、オフェンスがアウトサイド一辺倒になってしまう傾向がありました。

そこで、インサイドでオフェンスの核になれる存在として、ポルツィンギスに白羽の矢が立ったという話です。

 

ただ、セルティックス的にはチームのハート&ソウルであるスマートを放出したくはなかったと思います。

しかし、スマート、ブログドン、ホワイト、プリチャードとPGができるガードを4人も抱えており、ちょっと人材過多になっていました。

本来は先発であるブログドンが6thマン賞を獲得したことからも、ガードを誰か出して、インサイドを補強した方が、チームバランスが改善されることは明らかでした。

 

ポルツィンギスはアウトサイドから打つ印象が強いかもしれませんが、意外とポストアップもやっています。

これまでどうしてもテイタムとジェイレン・ブラウンの2枚看板に頼ってばかりで、オフェンスのレパートリーが少なかったので、これまでのセルティックスになかった攻撃パターンを作ることができます。

ディフェンス面でサポートしてくれるホーフォードがいることもプラスに働きます。

 

セルティックス>

 PG:マルコム・ブログドン/ペイトン・プリチャード

 SG:ジェイレン・ブラウン/デリック・ホワイト

 SF:ジェイソン・テイタム/サム・ハウザー

 PF:クリスタップス・ポルツィンギス/(グラント・ウィリアムス)

   C:アル・ホーフォード/ロバート・ウィリアムス

 

PGはブログドンを先発に据えて、ホワイトをPG/SG両ガードの控えに。

ポルツィンギスはPFに置き、ホーフォードをCに戻すのがいいと思います。

おそらく昨シーズンよりもロースターのバランスは向上すると思います。

今シーズンこそ、ファイナルを狙いに行けるのではないでしょうか?

 

一昨シーズンのディフェンシブ・プレイヤー・オブ・ザ・イヤーであるスマートを放出するのは痛手ですが、オフェンスでのシュート成功率が悪く、プレーオフで第3のスコアラーとして使われていたのは疑問が残りました。

20点スコアラーのポルツィンギスを獲得し、ブログドンも先発に据えれば、その辺りは十分改善されますので、2枚看板の負担も減ると思います。

 

グリズリーズ

 PG:ジャー・モラント

 SG:マーカス・スマート/ルーク・ケナード

 SF:デズモンド・ベイン/ジョン・コンチャー

 PF:ジャーレン・ジャクソンJr./ブランドン・クラーク

   C:スティーブン・アダムス/サンティアゴ・アルダマ

 

今回PGのスマートを獲得したのは、モラントが開幕から25試合出場停止処分を受けていることが大きかったと思います。

先発PG不在となることがわかっているため、代わりに先発できるPGで、かつモラント復帰後は控えないしはSGにスライドできるコンボガードが便利。

そういう意味で、スマートの獲得は理解できる動きでした。

 

また若いグリズリーズには、スマートのような熱血漢のリーダーの存在も必要です。

ややソフトな印象のあるグリズに、ディフェンスの強さをもたらしてくれる点も、プラスの材料になると思います。

プレーオフで勝てるチームになっていくのは、そうしたベテランのボーカルリーダーの存在は、数字以上に必要になってくるものがあります。

 

ただ、タイアス・ジョーンズは出さなくてもよかったんじゃないかな?というのが疑問です。

スマートを獲ってもいいですが、別にジョーンズもキープしておいた方が、PGの層の厚さを保てたと思います。

特にモラント不在の間は、スマートとジョーンズの2人で乗り切る体制の方がよかったと思うのですが、どうして出してしまったのかわかりません。

Beal to Phoenix

 

<サンズ>

 SG:ブラッドリー・ビール

 PG:ジョーダン・グッドウィン

 PF:アイザイア・トッド

 

<ウィザーズ>

 PG:クリス・ポール

 SG:ランドリー・シャメット

 ドラフト2巡目指名権✕6(2024/2025/2026/2027/2028/2030)

 ドラフト1巡目交換権✕4(2024/2026/2028/2030)

 

まず、クリス・ポールの放出話が出てきたので、活躍度というよりは、契約条件に負うところが大きいです。

つまり、決してサンズがクリス・ポールを要らなくなったという意味ではなく、今手放した方がコスト的に理にかなうためです。

 

ポールの残り契約はあと2年(30.8/30.8mil)ありましたが、最終年の契約はノンギャランティー、来シーズンの契約も今オフにカットすればその半分しかギャランティーされないという条件付きでした。

つまり、今手放せば、残り2年の約60mil分のうち15mil分だけ支払えば、あとの45mil分はチームのサラリーキャップから外すことができるわけです。

 

ポールも既に38才。

パスの能力はまだ一流ですが、得点力にややかげりが見え始めてきました。

今の時点で手放せば、残り契約の3/4を払わなくて済むというのは、チーム運営側からしたら無視できない条件です。

 

ポールは当然サンズに残って優勝を狙いたかったのですが、チーム側に主導権がある契約条件だったため、チーム側の意向を飲まざるをえませんでした。

カットして完全FAにするか、一旦カットしてから低コストで再契約するか、契約を生かしたまま他チームへトレードするか、などいろいろなパターンが考えられましたが、最終的にトレードという選択になったようです。

 

サンズは、昨年からオーナーが代わって新体制になったことも影響しました。

新オーナーは、スター選手獲得には金に糸目をつけない派手好きなタイプで、昨シーズン途中のKDに続いて、今回はビールをも獲りにいきました。

獲れるスター選手はみんな獲れー!といった雰囲気を感じます。

 

<サンズ>

 PG:キャメロン・ペイン/ジョーダン・グッドウィン

 SG:ブラッドリー・ビール

 SF:デビン・ブッカー

 PF:ケビン・デュラント/アイザイア・トッド

   C:ディアンドレ・エイトン

 

ビールとブッカーという点取り屋のSGを2人並べるのがいいのかどうかという疑問は残りますが、ポールが抜けたPGには、控えのペインがそのまま入ることになりそうです。

ただ、来シーズンの契約が残っているのは、このスターター5人しかいません。

ベンチプレーヤーはほぼ全員FAになるので、これからどうやってバックアップを揃えていくかという問題にぶち当たります。

しかも、MAX契約を4人抱えるという前代未聞な大盤振る舞いをしてますので、ベンチはほぼ最低年俸ばかりで揃えなければいけないということになります。

豪華ラインナップは揃いましたが、課題も山積というサンズです。

Failed Twin Tower

 

プレーオフを前に、ウルブスに仲間割れが発生してましたね。

 

タイムアウト中に、ルディ・ゴベールがカイル・アンダーソンに殴りかかった一件です。

 

これで、大事な大事なプレーイン・トーナメントのゲームに、出場停止で出られないという、何ともお粗末な結果となりました。

 

しかも、チーム自ら、自チームの選手を出場停止処分にしなければいけないという、サッカーで言えば完全なるオウンゴールでした。

 

振り返るとゴベールさん、開幕前から話題でした。

 

kg21.hatenablog.com

 

大きなクエスチョンマークのついた、世紀の大盤振る舞いトレードでした。

 

優勝するため?

 

プレーオフ上位のエリートチームになるため?

 

その結果はどうだったでしょう?

 

今シーズンの成績は、42勝40敗。

 

優勝どころか、昨シーズンの46勝36敗をも下回るという散々な結果となりました。

 

5人の選手と4つの1巡目指名権を手放してまで交換した結果がこれです。

 

しかも、手放した選手の1人であるルーキーCのウォーカー・ケスラーは、ルーキー・オブ・ザ・イヤーのファイナリスト3人に選ばれる活躍をしました。

 

さらに悪いことに、巨大な契約が不良債権として残ります。

 

今シーズンが終わっても、まだ41.0/43.8/46.7milという高額な契約があと3年も残っているんです。

 

これでは放出したいと思っても、どこも獲ってくれそうにありません。

 

もし獲ってくれそうなチームがあるとしたら・・・・

 

同じように大型トレードをしたのに結果が出ていない、あのチームはどうでしょう?

 

マブス>     ⇔ <ウルブス>

 ルディ・ゴベール    ティム・ハーダウェイJr.

             ダービス・ベルターンズ

             2027年1巡目指名権

 

マブスは、シーズン途中にカイリー・アービングを獲得したものの、ディフェンスが弱体化してチームは勝てず、プレーオフ圏内からズルズルと順位を下げ、最後はプレーインにも届かない11位まで転落してしまいました。

 

ただ、大物のベテランを獲って今勝ちに行く方向に出たマブスは、後戻りができません。

 

FAになるカイリーには再契約のオファーをすると見られ、ドンチッチの周りに即戦力を揃えようとしています。

 

であれば、不在のCとディフェンス力の強化を狙って、ゴベールに興味を持つのではないか?という見方もできます。

 

幸い、ハーダウェイとベルターンズの2人だけで約35milになるので、サラリーのバランスは取れます。

 

あとはドラフト権で色を付けてあげれば、トレード自体は成立します。

 

前に進むしかないマブスは、ドンチッチ&カイリー&ゴベールのBIG3で勝負に出るのではないか?というわけです。

 

ロースターはこんな感じです。

 

マブス

 PG:カイリー・アービング(FA)

 SG:ジョシュ・グリーン/ジェイデン・ハーディ

 SF:ルカ・ドンチッチ/レジー・ブロック

 PF:クリスチャン・ウッド(FA)/マキシ・クリーバー

   C:ルディ・ゴベール/ジャベイル・マッギー

 

ポジションのバランスは取れます。

 

本当は、クリスチャン・ウッドを先発PFにすればもっとバランスが良くなりますが、ジェイソン・キッドが使う気がないようなので出ていってしまうでしょう。

 

これで勝てるようになるか?と言われると何とも言えませんが、賭けみたいな補強になるかなと思います。

 

スター選手が好きなマーク・キューバンにとっては、いい取り引きなのではないかと思います。

 

<ウルブス>

 PG:マイク・コンリー/ジョーダン・マクローリン

 SG:アンソニー・エドワーズティム・ハーダウェイJr.

 SF:カイル・アンダーソン/トーリーン・プリンス

 PF:ジェイデン・マクダニエルズ/ダービス・ベルターンズ

   C:カール・アンソニー=タウンズ/ナズ・リード(FA)

 

カール・アンソニー=タウンズとゴベールのツインタワーがうまく機能しないことがわかったので、早めに解消するのがお互いのためだと思います。

 

不良債権化する前に早めに引き取ってもらえるなら、交換相手に高望みしなくてもいいと思います。

 

ハーダウェイとベルターンズは、両方ともあと2年の契約で、ゴベールよりも1年短く、かつ年々下がっていく契約なので、金額的な負担は軽減できます。

 

また、シューターとしての力を発揮すれば、戦力としても計算できます。

 

ゴベールを獲得した時の出費は回収できませんが、待っていてもゴベールのトレード価値が上がるわけではないと思うので、早めに切り替えた方が無難でしょう。

 

とにもかくにも、あの大盤振る舞いが悔やまれるウルブスです。。

65 games minimum

 

レギュラーシーズンが終わり、各賞の候補が発表されています。

 

MVPはエンビード、ヨキッチ、アデトクンボの3人が最終候補となっていますが、ヨキッチが3年連続となるのか、エンビードが初の受賞となるのか熾烈な争いとなっています。

 

ただ気になるのは、来シーズンから適用される新しい労使協定です。

 

それによると、今度からMVPやオールNBAチームといった各賞の受賞基準が、65試合以上出場していないとダメになるらしいです。

 

僕は前々から、各賞の受賞者にはある程度の基準が必要だと言ってきました。

 

ただそれは、平均得点などが公式記録に残る規定試合出場数でいいと考えていました。

 

つまり、全試合数の70%にあたる58試合以上の出場です。

 

公式記録に残らない人がオールNBAチームとかに選ばれちゃうのはおかしいだろう、という単純かつ明快な基準です。

 

これまで基準がなかったのに、いきなりその58試合の最低ラインをもはるかに飛び越えた65試合という基準には驚きました。

 

これはかなり厳しいハードルだと思います。

 

どれぐらい厳しいのかというのは、実際に今シーズンのスタッツを見てみるのがわかりやすいと思います。

 

まずは、58試合以上をクリアして公式記録に残る人の一覧です。(得点ランキング順)

かつ、65試合以上をクリアしている人を太字にしています。

 

①ジョエル・エンビード 66試合/33.1点/10.2R/4.2A/1.0S/1.7B/FG54.8%/3P33.0%/FT85.7%

②ルカ・ドンチッチ 66試合/32.4点/8.6R/8.0A/1.4S/FG49.6%/3P34.2%/FT74.2%

③デイミアン・リラード 58試合/32.2点/4.8R/7.3A/FG46.3%/3P37.1%/FT91.4%

④シェイ・ギルジャス=アレクザンダー 68試合/31.4点/4.8R/5.5A/1.6S/1.0B/FG51.0%/3P34.5%/FT90.5%

⑤ヤニス・アデトクンボ 63試合/31.1点/11.8R/5.7A/FG55.3%/3P27.5%/FT64.5%

⑥ジェイソン・テイタム 74試合/30.1点/8.8R/4.6A/1.1S/FG54.8%/3P33.0%/FT85.7%

⑦ドノバン・ミッチェル 68試合/28.3点/4.3R/4.4A/1.5S/FG48.4%/3P38.6%/FT86.7%

⑧カイリー・アービング 60試合/27.1点/5.1R/5.5A/1.1S/FG49.4%/3P37.9%/FT90.5%

⑨ジェイレン・ブラウン 67試合/26.6点/6.9R/3.5A/1.1S/FG49.1%/3P33.5%/FT76.5%

⑩トレイ・ヤング 73試合/26.2点/3.0R/10.2A/1.1S/FG43.0%/3P33.5%/FT88.6%

⑪ジャー・モラント 61試合/26.2点/5.9R/8.1A/1.1S/FG46.6%/3P30.7%/FT74.8%

⑫ラウリ・マルッカネン 66試合/25.6点/8.6R/1.9A/FG49.9%/3P39.2%/FT87.5%

⑬ジュリアス・ランドル 77試合/25.1点/10.0R/4.1A/FG46.0%/3P34.3%/FT75.7%

⑭ディアーロン・フォックス 73試合/25.0点/4.2R/6.1A/1.1S/FG51.2%/3P32.4%/FT78.0%

⑮ザック・ラビーン 77試合/24.8点/4.5R/4.2A/FG48.5%/3P37.5%/FT84.8%

アンソニー・エドワーズ 79試合/24.6点/5.8R/4.4A/1.6S/FG45.9%/3P36.9%/FT75.6%

⑰デマー・デローザン 74試合/24.5点/4.6R/5.1A/1.1S/FG50.4%/3P32.4%/FT87.2%

⑱ニコラ・ヨキッチ 69試合/24.5点/11.8R/9.8A/1.3S/FG63.2%/3P38.3%/FT82.2%

パスカル・シアカム 71試合/24.2点/7.8R/5.8A/FG48.0%/3P32.4%/FT77.4%

⑳ジェイレン・ブランソン 68試合/24.0点/3.5R/6.2A/FG49.1%/3P41.6%/FT82.9%

㉑クリスタップス・ポルツィンギス 65試合/23.2点/8.4R/2.7A/1.5B/FG49.8%/3P38.5%/FT85.1%

㉒ジミー・バトラー 64試合/22.9点/5.9R/5.3A/1.8S/FG53.9%/3P35.0%/FT85.0%

 

◯ジェイムズ・ハーデン 58試合/21.0点/6.1R/10.7A/1.2S/FG44.1%/3P38.5%/FT86.7%

◯ジュルー・ホリデイ 67試合/19.3点/5.1R/7.4A/1.2S/FG47.9%/3P38.4%/FT85.9%

◯ドマンタス・サボニス 79試合/19.1点/12.3R/7.3A/FG61.5%/3P37.3%/FT74.2%

 

続いて、58試合に満たなかった参考記録の人たちです。

そうそうたるメンバーですが、公式記録には残りません。

 

★ステフェン・カリー 56試合/29.4点/6.1R/6.3A/FG49.3%/3P42.7%/FT91.5%

★ケビン・デュラント 47試合/29.1点/6.7R/5.0A/1.4B/FG56.0%/3P40.4%/FT91.9%

★ルブロン・ジェイムズ 55試合/28.9点/8.3R/6.8A/FG50.0%/3P32.1%/FT76.8%

★デビン・ブッカー 53試合/27.8点/4.5R/5.5A/1.0S/FG49.4%/3P35.1%/FT85.5%

★アンソニーデイビス 56試合/25.9点/12.5R/2.6A/1.1S/2.0B/FG56.3%/3P25.7%/FT78.4%

★ブランドン・イングラム 45試合/24.7点/5.5R/5.8A/FG48.4%/3P39.0%/FT88.2%

★カワイ・レナード 52試合/23.8点/6.5R/3.9A/1.4S/FG51.2%/3P41.6%/FT87.1%

★ポール・ジョージ 56試合/23.8点/6.1R/5.1A/1.5S/FG45.7%/3P37.1%/FT87.1%

★ブラッドリー・ビール 50試合/23.2点/3.9R/5.4A/FG50.6%/3P36.5%/FT84.2%

★タイリース・ハリバートン 56試合/20.7点/3.7R/10.4A/1.6S/FG49.0%/3P40.0%/FT87.1%

 

 

これらを踏まえて、各賞を見ていきたいと思います。

 

まずMVPから考えてみると・・・・

 

①ジョエル・エンビード 66試合/33.1点/10.2R/4.2A/1.0S/1.7B/FG54.8%/3P33.0%/FT85.7%

⑤ヤニス・アデトクンボ 63試合/31.1点/11.8R/5.7A/FG55.3%/3P27.5%/FT64.5%

⑱ニコラ・ヨキッチ 69試合/24.5点/11.8R/9.8A/1.3S/FG63.2%/3P38.3%/FT82.2%

 

最終候補に選ばれた3人の中で、アデトクンボは65試合に到達していないので、対象外ということになります。

 

エンビードも66試合なので、ギリギリです。

 

こうして見ると、65試合というラインがいかにハードルが高いかわかると思います。

 

どんなに活躍していても、ちょっとケガで離脱したら、すぐ資格を失いかねません。

 

 

次にオールNBAチームですが、こちらは65試合の基準とともに、ポジション枠が撤廃されました。

 

これは時代に合ったいい動きかと思います。

 

昨年は、MVPを争ったエンビードが、ヨキッチと同じセンターであるため2ndチームに落ちるというありえない事態が起こりました。

 

こうした実態に合わない結果が生まれてしまうと、賞自体の権威がなくなりますので、これが是正されるのはいいことだと思います。

 

kg21.hatenablog.com

 

ただし、今シーズンはまだ従来通りの基準ですので、まずは従来の基準のままオールNBAチームを選んでみたいと思います。

 

最初は、「規定試合数到達」+「ポジション枠あり」で選んでみます。

 

<1st Team>

G:デイミアン・リラード 58試合/32.2点/4.8R/7.3A/FG46.3%/3P37.1%/FT91.4%

G:ルカ・ドンチッチ 66試合/32.4点/8.6R/8.0A/1.4S/FG49.6%/3P34.2%/FT74.2%

F:ジェイソン・テイタム 74試合/30.1点/8.8R/4.6A/1.1S/FG54.8%/3P33.0%/FT85.7%

F:ヤニス・アデトクンボ 63試合/31.1点/11.8R/5.7A/FG55.3%/3P27.5%/FT64.5%

C:ジョエル・エンビード 66試合/33.1点/10.2R/4.2A/1.0S/1.7B/FG54.8%/3P33.0%/FT85.7%

 

ポジション枠の関係で、ヨキッチは泣く泣く2ndチームへ。

リラードとSGAは迷いますが、アシストと3Pを重視してリラードにしてみました。

 

<2nd Team>

G:シェイ・ギルジャス=アレクザンダー 68試合/31.4点/4.8R/5.5A/1.6S/1.0B/FG51.0%/3P34.5%/FT90.5%

G:ドノバン・ミッチェル 68試合/28.3点/4.3R/4.4A/1.5S/FG48.4%/3P38.6%/FT86.7%

F:ジェイレン・ブラウン 67試合/26.6点/6.9R/3.5A/1.1S/FG49.1%/3P33.5%/FT76.5%

F:ジュリアス・ランドル 77試合/25.1点/10.0R/4.1A/FG46.0%/3P34.3%/FT75.7%

C:ニコラ・ヨキッチ 69試合/24.5点/11.8R/9.8A/1.3S/FG63.2%/3P38.3%/FT82.2%

 

Fは悩みどころですが、チーム成績も加味してブラウンとランドルを選びました。

ブラウンは今シーズンはSFとしての出場が多かったので、Fで選出しています。

 

<3rd Team>

G:ディアーロン・フォックス 73試合/25.0点/4.2R/6.1A/1.1S/FG51.2%/3P32.4%/FT78.0%

G:ジャー・モラント 61試合/26.2点/5.9R/8.1A/1.1S/FG46.6%/3P30.7%/FT74.8%

F:ラウリ・マルッカネン 66試合/25.6点/8.6R/1.9A/FG49.9%/3P39.2%/FT87.5%

F:パスカル・シアカム 71試合/24.2点/7.8R/5.8A/FG48.0%/3P32.4%/FT77.4%

C:ドマンタス・サボニス 79試合/19.1点/12.3R/7.3A/FG61.5%/3P37.3%/FT74.2%

 

モラントは不祥事による欠場がありましたが、前半戦の活躍ぶりを否定するものではないと思いますので、3rdチームに値すると思います。

 

 

さて今度は、実際に選ばれるのは誰かという基準で考えてみたいと思います。

 

なんでそんなことを言うのかというと、実際はあまり「規定試合数到達」が意識されていないからです。

 

なので、規定試合数に到達していなくても、スター選手は選ばれる傾向があります。

 

おそらくこんな感じです。

 

<1st Team>

★G:ステフェン・カリー 56試合/29.4点/6.1R/6.3A/FG49.3%/3P42.7%/FT91.5%

G:ルカ・ドンチッチ 66試合/32.4点/8.6R/8.0A/1.4S/FG49.6%/3P34.2%/FT74.2%

F:ジェイソン・テイタム 74試合/30.1点/8.8R/4.6A/1.1S/FG54.8%/3P33.0%/FT85.7%

F:ヤニス・アデトクンボ 63試合/31.1点/11.8R/5.7A/FG55.3%/3P27.5%/FT64.5%

C:ジョエル・エンビード 66試合/33.1点/10.2R/4.2A/1.0S/1.7B/FG54.8%/3P33.0%/FT85.7%

 

リラードかSGAかで迷ったガードですが、カリーは規定試合数にわずか2試合足りないだけなので、おそらく記者はカリーを1stチームに選ぶのではないかと思います。

 

<2nd Team>

G:デイミアン・リラード 58試合/32.2点/4.8R/7.3A/FG46.3%/3P37.1%/FT91.4%

G:シェイ・ギルジャス=アレクザンダー 68試合/31.4点/4.8R/5.5A/1.6S/1.0B/FG51.0%/3P34.5%/FT90.5%

★F:ルブロン・ジェイムズ 55試合/28.9点/8.3R/6.8A/FG50.0%/3P32.1%/FT76.8%

F:ジュリアス・ランドル 77試合/25.1点/10.0R/4.1A/FG46.0%/3P34.3%/FT75.7%

C:ニコラ・ヨキッチ 69試合/24.5点/11.8R/9.8A/1.3S/FG63.2%/3P38.3%/FT82.2%

 

また、ルブロンも規定試合数に3試合足りないだけなので、2ndチームには入ってくると思います。

テイタムに代わって1stチームに入る可能性もありますが、さすがにそれはないかなと思っています。

 

<3rd Team>

G:ディアーロン・フォックス 73試合/25.0点/4.2R/6.1A/1.1S/FG51.2%/3P32.4%/FT78.0%

G:ドノバン・ミッチェル 68試合/28.3点/4.3R/4.4A/1.5S/FG48.4%/3P38.6%/FT86.7%

F:ジェイレン・ブラウン 67試合/26.6点/6.9R/3.5A/1.1S/FG49.1%/3P33.5%/FT76.5%

F:パスカル・シアカム 71試合/24.2点/7.8R/5.8A/FG48.0%/3P32.4%/FT77.4%

C:ドマンタス・サボニス 79試合/19.1点/12.3R/7.3A/FG61.5%/3P37.3%/FT74.2%

 

3rdチームは、KDが選ばれる可能性もありそうですが、さすがに47試合は少なすぎると思います。

スタッツ的にはADもありそうですが、今シーズンはCでの出場が多いので、Fにねじ込んでくるのは反則かなという気がしています。

 

★G:タイリース・ハリバートン 56試合/20.7点/3.7R/10.4A/1.6S/FG49.0%/3P40.0%/FT87.1%

★G:デビン・ブッカー 53試合/27.8点/4.5R/5.5A/1.0S/FG49.4%/3P35.1%/FT85.5%

★G:ポール・ジョージ 56試合/23.8点/6.1R/5.1A/1.5S/FG45.7%/3P37.1%/FT87.1%

★F:ケビン・デュラント 47試合/29.1点/6.7R/5.0A/1.4B/FG56.0%/3P40.4%/FT91.9%

★C:アンソニーデイビス 56試合/25.9点/12.5R/2.6A/1.1S/2.0B/FG56.3%/3P25.7%/FT78.4%

 

 

最後に、新ルールが適用されたら、これだどう変わるのかな?というのを考えてみたいと思います。

 

おさらいすると、「65試合以上」+「ポジション枠なし」という条件になります。

 

<1st Team>

G:シェイ・ギルジャス=アレクザンダー 68試合/31.4点/4.8R/5.5A/1.6S/1.0B/FG51.0%/3P34.5%/FT90.5%

G:ルカ・ドンチッチ 66試合/32.4点/8.6R/8.0A/1.4S/FG49.6%/3P34.2%/FT74.2%

F:ジェイソン・テイタム 74試合/30.1点/8.8R/4.6A/1.1S/FG54.8%/3P33.0%/FT85.7%

C:ニコラ・ヨキッチ 69試合/24.5点/11.8R/9.8A/1.3S/FG63.2%/3P38.3%/FT82.2%

C:ジョエル・エンビード 66試合/33.1点/10.2R/4.2A/1.0S/1.7B/FG54.8%/3P33.0%/FT85.7%

 

ポジション枠が撤廃されるので、晴れてヨキッチとエンビードを両方1stチームに選ぶことができます。

ただガードは、カリーもリラードも選べなくなるので、SGAが1stチーム入りというなかなかの結果になりました。

 

<2nd Team>

G:ディアーロン・フォックス 73試合/25.0点/4.2R/6.1A/1.1S/FG51.2%/3P32.4%/FT78.0%

G:ドノバン・ミッチェル 68試合/28.3点/4.3R/4.4A/1.5S/FG48.4%/3P38.6%/FT86.7%

F:ジェイレン・ブラウン 67試合/26.6点/6.9R/3.5A/1.1S/FG49.1%/3P33.5%/FT76.5%

F:ジュリアス・ランドル 77試合/25.1点/10.0R/4.1A/FG46.0%/3P34.3%/FT75.7%

C:ドマンタス・サボニス 79試合/19.1点/12.3R/7.3A/FG61.5%/3P37.3%/FT74.2%

 

うーん、悪くはないんですが、なんというか3rdチームがそのまま2ndチームに上がったような小粒感が否めません。。

 

<3rd Team>

G:トレイ・ヤング 73試合/26.2点/3.0R/10.2A/1.1S/FG43.0%/3P33.5%/FT88.6%

G:ジェイレン・ブランソン 68試合/24.0点/3.5R/6.2A/FG49.1%/3P41.6%/FT82.9%

G:ジュルー・ホリデイ 67試合/19.3点/5.1R/7.4A/1.2S/FG47.9%/3P38.4%/FT85.9%

F:ラウリ・マルッカネン 66試合/25.6点/8.6R/1.9A/FG49.9%/3P39.2%/FT87.5%

F:パスカル・シアカム 71試合/24.2点/7.8R/5.8A/FG48.0%/3P32.4%/FT77.4%

 

3rdチームはさらに小粒になりました。

ヤニスが選べなくなったので、リーグトップのバックスから1人も入れないというのはアレだろうということで、ホリデイを入れてみました。

 

「65試合以上」がいかに厳しい基準かということが、おわかりいただけたでしょうか?

 

ヘタをすると、スターが不在のオールNBAチームになっていくかもしれません。

 

そうなると、“無事これ名馬”みたいな色が強くなっていくので、とにかくケガをしないこと、長期離脱をしないことが各賞レースの絶対条件になってきそうです。

 

やっぱり公式記録に残る「58試合以上」を基準にした方がよかったと思うんですけどねぇ・・・・

2022-23 Roster (PAC Div.)

最後にパシフィックです。

 

赤:移籍

青:ルーキー

緑:2way契約

 

<ウォリアーズ>

 

PG:ステフェン・カリー/ドンテ・ディビンチェンゾタイ・ジェロームライアン・ロリンズ

SG:クレイ・トンプソン/ジョーダン・プール/アンドレ・イグオダーラ

SF:アンドリュー・ウィギンス/モーゼス・ムーディ/アンソニー・ラム

PF:ドレイモンド・グリーン/ジョナサン・クミンガ/パトリック・ボールドウィンJr.

  C:ケボン・ルーニー/ジェイムズ・ワイズマン/ジャマイカル・グリーン

 

ウォリアーズは、FAになったゲイリー・ペイトンⅡ、オットー・ポーターJr.、デイミオン・リー、フアン・トスカーノ=アンダーソン、ネマーニャ・ビエリツァらがチームを去りました。

主力の顔触れは変わらないものの、ベンチメンバーはだいぶ変わりそうです。

 

新戦力のディビンチェンゾは、PGからSFまでマルチにこなせるユーティリティプレイヤー

ジャマイカル・グリーンも、PF/Cのバックアップができるベテランです。

 

ただ、PGとCはもう少し補強をした方がいいように思います。

すでにカリーも34才。

あまりスターターに負担がかからないようなサポート体制が必要でしょう。

 

 

クリッパーズ

 

PG:レジ―・ジャクソン/ジョン・ウォール/ジェイソン・プレストン

SG:ノーマン・パウエル/ルーク・ケナード/テランス・マン/ブランドン・ボストンJr.

SF:カワイ・レナード/ロバート・コビントン/アミーア・コフィ―

PF:ポール・ジョージ/マーカス・モーリスSr./二コラ・バトゥーム

  C:イビチャ・ズーバッツ/モーゼス・ブラウンムサ・ジャバティ

 

レナードとジョージの両輪がケガから戻ってくるクリッパーズ

昨シーズン途中で加入したパウエルとコビントンは最初からチームにフィットし、欠かせない戦力になっています。

 

手薄なPGとCには、ジョン・ウォールとモーゼス・ブラウンが入りました。

1年間プレーできずにいたウォールは、クリッパーズ起爆剤となれるか。

7-2(218cm)のブラウンは、素材はいいものの、なかなかチームに定着できずにいますが、C不足のクリッパーズなら活躍の機会に恵まれそうです。

 

力のある選手が揃うクリッパーズは、ケガさえなければ優勝候補になれるチーム。

今シーズンどこまで力を発揮できるか注目されます。

 

 

レイカーズ

 

PG:ラッセル・ウェストブルック/パトリック・ビバリー/ケンドリック・ナン/スコッティ・ピッペンJr.

SG:デニス・シュルーダーロニー・ウォーカーⅣマックス・クリスティ

SF:ルブロン・ジェイムズ/オースティン・リーブス/トロイ・ブラウンJr.マット・ライアン

PF:アンソニーデイビスフアン・トスカーノ=アンダーソン/ウェニエン・ゲイブリエル/コール・スワイダー

  C:トーマス・ブライアントデイミアン・ジョーンズ

 

パトリック・ビバリーの続いて、デニス・シュルーダーまで獲得したレイカーズ

これでいよいよウェストブルックを放出か?と思われましたが、今のところその話は聞こえてきません。

ただ、そうなるとPGを2人バックコートに並べるような布陣になるので、果たしてそれでいいのかどうか。

実質的な司令塔はルブロンなので、あまりサイズの小さいPGタイプを並べても仕方ないのですが・・・・

 

サイズのあるシュータータイプが必要ですが、ボヤン・ボグダノビッチはまさかのピストンズ行き。

何度も噂に上がっているバディ・ヒールド獲得はどうなるのか?

Cも、トーマス・ブライアントとデイミアン・ジョーンズでいくのか?

今後もまだまだトレードの可能性が予想されるので、その動向を注視していきたいと思います。

 

 

<サンズ>

 

PG:クリス・ポール/キャメロン・ペイン/デュエイン・ワシントンJr.

SG:デビン・ブッカー/ランドリー・シャメット/デイミオン・リー

SF:ミケル・ブリッジズ/トーリー・クレイグ/ジョシュ・オコギー

PF:キャメロン・ジョンソン/ダリオ・シャリッチ/イシュマイル・ウェインライト/(ジェイ・クラウダ―)

  C:ディアンドレ・エイトン/ビスマック・ビヨンボ/ジョック・ランデイル

 

サンズは優勝まであと一押しまで来ている感がありますが、今のところ大きな補強はありません。

KDを獲得できれば優勝間違いなしと思いましたが、エイトンとの再契約を優先してよかったのかどうか。

プレーオフではパンチ力不足を露呈したので、ブッカー頼みの得点力はもう少し補強が必要かと思いますが・・・・

 

先発PFだったジェイ・クラウダーは、トレーニングキャンプに参加しないことを表明しました。

オフに先発から外されることを伝えられたことで原因のようですが、現在トレードの話が進行しているようです。

前所属のヒートの他、セルティックスやマブス、バックスやグリズリーズといった名前が挙げられています。

 

 

<キングス>

 

PG:ディアーロン・フォックス/デイビオン・ミッチェル/マシュー・デラベドバ

SG:ケビン・ハーターマリーク・モンクキーオン・エリス

SF:ハリソン・バーンズ/テレンス・デイビスKZ・オクパラ

PF:キーガン・マレー/トレイ・ライルズ/チメジー・メツ/チマ・モニーク

  C:ドマンタス・サボニス/リショーン・ホームズ/アレックス・レン/ニミアス・ケイタ

 

キングスはドラフト4位指名のキーガン・マレーの評価が高いです。

サマーリーグで活躍して、すぐにでも通用する即戦力という声が高まりました。

 

SGにはケビン・ハーターとマリーク・モンクを入れ、シュート力と得点力のアップを狙います。

 

昨シーズン途中で加入したサボニスとディアーロン・フォックスのコンビが、フルシーズンをプレーしてどう進化していくのか。

キングスの浮沈はそこにかかっています。