Harden to LAC

 

ようやく、ようやく、ハーデンのトレードが決まりました。

 

もう関係修復は不可能と言われていたので、シクサーズ残留はなかったと思いますが、それでもシクサーズ側が高い要求を崩さなかったため、トレード話は難航していました。

 

交換相手に名前が挙げられていたテランス・マンは、クリッパーズ側が出さないと決め、先発起用も示唆する動きを見せていたので、最終的にトレード要員から外れた形です。

 

シクサーズ側も、最後は折れたという格好でしょう。

 

クリッパーズ

 G:ジェイムズ・ハーデン

 F:PJ・タッカー

 F:フィリップ・ペトルセフ

 2027年ドラフト1巡目交換権

 

シクサーズ

 F:マーカス・モーリス

 F:ニコラ・バトゥーム

 F:ロバート・コビントン

 F:ケニオン・マーティンJr.

 2026年ドラフト1巡目指名権

 2028年ドラフト1巡目指名権

 2024年ドラフト2巡目指名権

 2029年ドラフト2巡目指名権

 2029年ドラフト1巡目交換権

 

<サンダー>

 2027年ドラフト1巡目交換権

 

クリッパーズからシクサーズへ移った4人は、いずれも今シーズン限りで契約が切れる選手たち。

 

戦力としてというよりは、来夏に大物FAを狙いにいくための布石と考えた方がいいでしょう。

 

シクサーズ的には、タイリース・マクシーが開幕週の週間MVPに輝くなど急成長しているので、ハーデンがいなくてもある程度計算ができるようになったのも大きな点です。

 

エンビード&マクシーの2枚看板に相応しいサポーティングキャストを、これから選び直していくことになると思います。

 

 

クリッパーズ

PG:ラッセル・ウェストブルック/ボーンズ・ハイランド

SG:ジェイムズ・ハーデン/ノーマン・パウエル/ブランドン・ボストンJr./ジョシュア・プリモジョーダン・ミラー

SF:カワイ・レナードテランス・マン/アミーア・コフィー

PF:ポール・ジョージ/PJ・タッカーコービー・ブラウンムサ・ディアバテ

  C:イビチャ・ズーバッツ/メイソン・プラムリー/フィリップ・ペトルセフ

 

ウェストブルックをベンチに下げて、ハーデンが先発PG、マンが先発SGとなる可能性もあるとは思いますが、とりあえずはウェストブルックとハーデンの元サンダーバックコートで入れてみました。

キラーディフェンダーのタッカーが加わったのも、プレーオフを見据えた戦いで役立つでしょう。

若手のマーティンを出してしまったのはちょっともったいなかったですが、カブり気味だったフォワードポジションの人員を整理できたのはよかったのではないかと思います。

ベテラン揃いとなった主力メンバーがケガなく過ごすことができれば、隠れた優勝候補として他チームにとって恐い存在になっていくのではないかと思います。

 

 

シクサーズ

PG:タイリース・マクシー/パトリック・ビバリー/ジェイデン・スプリンジャー/タクエイビオン・スミス

SG:ディアンソニー・メルトン/フルカン・コルクマズ/ジャボンテ・スマート

SF:ケリー・ウーブレイJr.ニコラ・バトゥームケニオン・マーティンJr.リッキー・カウンシルⅣ

PF:トバイアス・ハリス/マーカス・モーリスロバート・コビントンダヌエル・ハウスJr.

  C:ジョエル・エンビード/ポール・リード/モー・バンバ

 

ハーデンを出したことで、バックス、セルティックスの2強とは差が付きました。

ただ、クリッパーズから入った4選手プラス、ハリスの大型契約(39.3mil)からも開放されるので、来夏もしくはシーズン中からチーム改造の動きが始まるかもしれません。

これで完全に、エンビード&マクシーのチームとして再始動していくものと思います。