Russ wants out?

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何やらロケッツがきな臭くなってきましたね・・・・

 

マイク・ダントーニHCが再契約をせず、ダリル・モーリーGMもチームを去った時点で、ロケッツはもう優勝争いを諦めたのかな?という不安がよぎりました。

 

代わりのHCも大物ではなく、他のチームのアシスタントコーチ。

GMも大物ではなく、内部昇格という小さくまとまった動きからも、もう一度優勝を狙いに行くチームのそれとは言えない雰囲気がありました。

 

そんなチーム方針を見て、選手たちの不満が噴出してきたんですね。

 

ハーデンとウェストブルックは、ロケッツは本当に優勝する気があるのか?とチーム方針を疑問視。

 

安くてよく働くと評判だったPJ・タッカーは、その年俸の安さに不満を唱え、6thマンのオースティン・リバースは、プレータイムの少なさに文句を言っています。

 

エリック・ゴードンは、先発なのかベンチなのか、得点源なのか3Pシュート専門なのか、役割の不明確さに居心地の悪さを訴えていました。

 

そしてついに、ウェストブルックがトレードを直訴するという事態に発展しました。

 

こうなってくると、ロケッツはドミノ式に崩壊していくような気がしますが、この先いったいどうなっていくのでしょうか・・・・

 

 

そんな心配もあるんですが、ひとまずここではウェストブルックのトレード先について考えてみたいと思います。

 

現在既に噂として挙がっているのは、ニックスとクリッパーズの名前です。

 

今月32才を迎えたウェストブルックは、41.4/44.2/47.1milという巨額の3年契約を残しています。

 

トレードするにも、この年俸に見合った金額と交換しなければなりません。

 

ではどんな交換相手なら成立するのか、見ていきたいと思います。

 

 

①ニックスの場合

 

<ニックス>           ⇔ <ロケッツ>

 PG ラッセル・ウェストブルック     PF ジュリアス・ランドル

                    SG ウェイン・エリントン

                    PG エルフリッド・ペイトン

                    PG フランク・ニリキナ

 

ニックスの交換相手は、いろいろなパターンが考えられます。

ただ個人的には、ロケッツにはインサイドとPGが必要かな?と思ったので、そんな交換相手を選んでみました。

 

<ニックス>

 PG:ラッセル・ウェストブルック/デニス・スミスJr.

 SG:RJ・バレット

 SF:ケビン・ノックス/レジー・ブロック

 PF:タージ・ギブソン

   C:ミッチェル・ロビンソン

 

ペイトンやニリキナの代わりにデニス・スミスJr.を手放す考え方もありますが、身体能力が高く、似たタイプのPGであるウェストブルックと一緒にプレーすることによって、プレーの仕方を吸収して覚醒するのではないか?という期待を込めて残しました。

 

あとは今年のドラフト8位指名権を使って、PFにオニエカ・オコングーかパトリック・ウィリアムズあたりを取れたら、なかなかバランスがいいと思います。

 

<ロケッツ>

 PG:ジェイムズ・ハーデン/エルフリッド・ペイトンフランク・ニリキナ

 SG:エリック・ゴードンウェイン・エリントン

 SF:ロバート・コビントン/ベン・マクレモア

 PF:PJ・タッカー/ダヌエル・ハウスJr.

   C:ジュリアス・ランドル

 

ダントーニHCが抜けるので、超スモールラインナップはもうしないのではないかと思います。

そうなるとビッグマンが必要なので、ランドルを入れてみました。

それでもまだサイズが足りませんが、タッカーがCをするよりはいいと思います。

 

ただPGはちょっと弱いので、FAなどでさらなる補強が必要になると思います。

以前のように、ハーデンをPGにするパターンもアリかもしれません。

 

 

クリッパーズの場合

 

クリッパーズ>         ⇔ <ロケッツ>

 PG ラッセル・ウェストブルック     PG パトリック・ビバリー

                    SG ルイス・ウィリアムズ

                    C イビチャ・ズーバッツ

                    SG ロドニー・マッグルーダー

                    PF ミフォンドゥ・カベンゲリ

 

かなりの人数になりますが、これはレナードとポール・ジョージを除いて、来シーズンの契約が残っている選手を、年俸の高い順から5人差し出したようなイメージになります。

 

他の選手はFAだったりするので、サイン&トレードでも決まらない限りトレード要員に入れることができません。

 

ただ、仮にトレードができたとしても、ウェストブルック(41.4mil)、ポール・ジョージ(35.5mil)、レナード(34.4mil)の3人だけで111.3milとサラリーキャップの大部分を占めてしまい、目ぼしいロールプレイヤーの補強はほとんどできなくなってしまうので、あまり現実的なトレードではないと思われます。

 

クリッパーズ

 PG:ラッセル・ウェストブルック

 SG:ランドリー・シャメット

 SF:カワイ・レナード

 PF:ポール・ジョージ

   C:(ジャマイカル・グリーン)

 

今シーズン6thマン賞に輝いたモントレズ・ハレルはFAになり、今シーズンの年俸6milから大幅アップすることは間違いありません。

同じくFAになるマーカス・モーリスも、年15milだった年俸と同レベルは下らないでしょう。

ジャマイカル・グリーンは来シーズン5milのプレイヤー・オプションを持っていますが、FAになればおそらくそれ以上の評価があると思いますので、再契約は難しいかもしれません。

 

つまりは、残りのメンバーは最低年俸クラスで探してこなければならなくなります。

どうしても優勝したいベテラン選手が、最低年俸をのんで集まるかもしれませんが、サポーティングキャストの層が薄くなるのは避けられません。

それでもウェストブルックを獲るのか?という判断になります。

 

<ロケッツ>

 PG:パトリック・ビバリールイス・ウィリアムズ

 SG:ジェイムズ・ハーデン/エリック・ゴードン/ベン・マクレモア

 SF:ロバート・コビントン/ロドニー・マッグルーダー

 PF:PJ・タッカー/ダヌエル・ハウスJr.

   C:イビチャ・ズーバッツミフォンドゥ・カベンゲリ

 

ビバリーとルー・ウィリアムズは出戻りになりますね。

センターにサイズも加わるので、戦力的なバランスは向上しそうな気がします。

ルーとゴードンのプレースタイルがカブりそうなのが気になりますが・・・・

 

 

その他でウワサに上がっているチームは・・・・

 

③ホーネッツの場合

 

<ホーネッツ>          ⇔ <ロケッツ>

 PG ラッセル・ウェストブルック     PG テリー・ロジアー

                    C コーディ・ゼラー

                    SG マリーク・モンク

 

FAではなかなか大物が来てくれず、スター欠乏症のホーネッツは、元MVPのスーパースターを欲しがりそうなチームです。

ジョーダンブランドの選手である点も、ホーネッツ行きの噂が出る要因となっています。

 

さらに、ドラフトでビッグマンのジェイムズ・ワイズマンを欲しがっているという話も出ているので、2位のウォリアーズに指名されないように、1位指名権と3位指名権を交換するトレードか、2位のウォリアーズと直接取り引きするかもしれません。

 

この2つが実現すると、ロースターは・・・・

 

<ホーネッツ>

 PG:デボンテ・グラハム

 SG:ラッセル・ウェストブルック

 SF:マイルズ・ブリッジズ

 PF:PJ・ワシントン

   C:ジェイムズ・ワイズマン

 

PG2人のバックコートは変わりませんが、6-1(185cm)のロジアーから6-3(191cm)とサイズのあるウェストブルックに代わることで、少しはマシになるでしょう。

また、ドラフトNo.1ピックで7フッターのワイズマンを指名することで、インサイドにも核を作ることができます。

アウトサイドのシュート成功率とサイズ面に不安は残りますが、現状のラインナップよりは大幅に進化するでしょう。

 

ただ、40mil超の3年契約が残る32才のガードを、リビルディング中のチームが獲得するリスクはかなり大きいと言わざるをえません。

 

<ロケッツ>

 PG:テリー・ロジアー

 SG:ジェイムズ・ハーデン/エリック・ゴードンマリーク・モンク

 SF:ロバート・コビントン/ベン・マクレモア

 PF:PJ・タッカー/ダヌエル・ハウスJr.

   C:コーディ・ゼラー

 

必要なポジションを的確に埋めるという点では、バランスのいい補強にはなります。

ただやはり小粒感は否めないですね。。

優勝を狙うチームのラインナップではないと思います。

 

 

個人的に、獲得したらいいのになと思うチームは・・・・

 

④マジックの場合

 

<マジック>           ⇔ <ロケッツ>

 PG ラッセル・ウェストブルック     PF アーロン・ゴードン

                    PG マーケル・フルツ

                    PF アル・ファルーク・アミヌ

 

マジックは、ずっーと先発PGを探していて、いまだ見つかっていません。

ウェストブルックは、自分が主役になって自由に暴れられるチームを探しています。

おそらく、マジックとウェストブルックのマッチングはピッタリだと思います。

 

そして、マジックはなぜか有望株のゴードンをトレード要員にしています。

ジョナサン・アイザックとポジションがカブるのがその原因ですが、アイザックはヒザの前十字靭帯断裂で来シーズンの全休が決まっているので、なにもこのタイミングで・・・と思うのですが、やはり放出の噂は消えてないようです。

 

それならば、スモールラインナップを卒業する(であろう)ロケッツに必要な、インサイドのタレントとしていいのではないかと思います。

 

<マジック>

 PG:ラッセル・ウェストブルック

 SG:エバン・フォーニエ

 SF:テレンス・ロス

 PF:ジェイムズ・エニス/(ジョナサン・アイザック

   C:ニコラ・ブチェビッチ/モー・バンバ

 

ゴードンに加えてアミヌも出してしまったので、アイザックが戻るまではPFが厳しい状態ですが、ここはFAなどの補強でなんとか補ってほしいと思います。

インサイドのブチェビッチ以外はシューターが並ぶラインナップなので、ウェストブルックがボールを独占して好きに暴れ回っても、あまり支障がないロースターではないかと思います。

 

<ロケッツ>

 PG:ジェイムズ・ハーデン/マーケル・フルツ

 SG:エリック・ゴードン/ベン・マクレモア

 SF:ロバート・コビントン/ダヌエル・ハウスJr.

 PF:アーロン・ゴードンアル・ファルーク・アミヌ

   C:PJ・タッカー

 

ちょっとセンターがタッカーのままですが、ここはFAなどで補強してほしいと思います。

もしマジックが、アミヌの代わりにモー・バンバを入れてくれたら、ロケッツ的には万々歳だと思いますが、いまいちマジックがバンバをどうしたいと思っているのか不透明なので、ここでは外しておきました。

 

 

最後にもう一つ、これはどうだろう・・・・と気になるチームを。

 

ピストンズの場合

 

ピストンズ>          ⇔ <ロケッツ>

 PG ラッセル・ウェストブルック     PF ブレイク・グリフィン

 SF ダヌエル・ハウスJr.         PG デリック・ローズ

 

ウェストブルックの代わりに、ローズを先発PGにGETできるとしたら、戦力的なダウンはそこまでなさそうな気がします。

問題は、グリフィンがどこまでケガから回復して、元の調子を取り戻せているか?

70~80%の動きができるなら、この取り引きはアリだと思います。

新フロントが主張している「優勝を狙えるチームを作る」のが本当であれば、今勝てる戦力をキープするために即戦力のベテランを獲得するかもしれません。

 

ピストンズ

 PG:ラッセル・ウェストブルック

 SG:ルーク・ケナード/スビアトスラフ・ミハイリュウ

 SF:トニー・スネル/ブルース・ブラウン

 PF:ダヌエル・ハウスJr. /セクー・ドゥンブーヤ

   C:(クリスチャン・ウッド)

 

FAのウッドが再契約すると想定したラインナップです。

これにドラフト7位でフォワード系のルーキーを指名すれば、なかなかいいベースができるのではないかと思います。

デニ・アブディーヤあたりが残っていれば最高ですけどね。

 

<ロケッツ>

 PG:デリック・ローズ

 SG:ジェイムズ・ハーデン/エリック・ゴードン

 SF:ロバート・コビントン/ベン・マクレモア

 PF:PJ・タッカー/ダヌエル・ハウスJr.

   C:ブレイク・グリフィン

 

グリフィンは以前のようにダンクをしなくても、ヨキッチ的な働きをして、パスをさばいて3Pを決めるようなビッグマンになれば、十分貢献できると思います。

ローズとハーデンが飛び道具となり、グリフィンがバランスを取るような形が収まりがいいでしょう。

あと1枚ゴール下にサイズのあるディフェンダーが加われば、結構いいチームができるのではないかと思います。