CJ to N.O.

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ペイサーズと同時に、ブレイザーズもチーム解体を始めました。

 

ペリカンズ>   ⇔ <ブレイザーズ

 CJ・マッカラム     ジョシュ・ハート

 ラリー・ナンスJr.    ニキール・アレクザンダー=ウォーカー

 トニー・スネル     トマス・サトランスキー

             ディディ・ロウザダ

              2022年1巡目指名権+2巡目指名権✕2

 

まず、長年のリラードの盟友であり、ブレイザーズ生え抜きのスター、マッカラムの放出に踏み切りました。

これはノーマン・パウエルのトレードの際にも触れたように、ブレイザーズ的にはアンファニー・サイモンズを残すということを最優先と位置づけたんですね。

そのため、同じようなサイズと役割のマッカラムとパウエルを放出するという選択をしました。

 

しかし、ブレイザーズ一筋9年目の生え抜きスター、7年連続20点以上の安定したスコアラーであるマッカラムを出すにしては、少々寂しい取り引きです。

ロールプレイヤーとドラフト権の寄せ集めのような交換相手は、まるで閉店セールのようです。

今のところ、ブレイザーズの動きには不安しかありません。

 

ペリカンズ>

 PG:デボンテ・グラハムホセ・アルバラード/(カイラ・ルイスJr.)

 SG:CJ・マッカラムギャレット・テンプル

 SF:ブランドン・イングラムトニー・スネルトレイ・マーフィーⅢドールトン・ホームズ

 PF:ハーバート・ジョーンズ/ナジ・マーシャル/ゲイリー・クラーク/(ザイオン・ウィリアムソン)/(ラリー・ナンスJr.)

   C:ヨナス・バランチウナス/ジャクソン・ヘイズ/ウィリー・エルナンゴメス

 

ペリカンズは一番の穴だったSGに、オールスター級のスコアラーを入れました。

マッカラムは3Pの成功率も高く、安定して計算できるスコアラーというだけでなく、リードガードも務めることができるので、グラハムを3Pシューターにして、マッカラムが攻撃のイニシアチブを執る時間帯も作ることができます。

プレイメイクにかかるイングラムの負担も軽くすることができます。

ザイオンが復帰したら、マッカラムとのBIG3結成がどう機能するのか楽しみです。

 

 

ブレイザーズは、さらにもう一つのトレードを敢行しています。

 

ブレイザーズ

 ジョー・イングルス(←ジャズ)

 イライジャ・ヒューズ(←ジャズ)

 ドラフト2巡目指名権(←ジャズ)

 

<ジャズ>

 ニキール・アレクザンダー=ウォーカー(←ブレイザーズ

 フアン・エルナンゴメス(←スパーズ)

 

<スパーズ>

 トマス・サトランスキー(←ブレイザーズ

 ドラフト2巡目指名権(←ジャズ)

 

ブレイザーズは、ジャズから今シーズン絶望となったジョー・イングルスの残り1年契約(13mil)を引き取り、ペリカンズから入ったばかりのアレクザンダー=ウォーカーをジャズへ、サトランスキーをスパーズへそれぞれ放出。

スパーズは、こちらも先月トレードしたばかりのエルナンゴメスをジャズに渡しました。

戦力として選手を獲ったのはジャズだけで、他の2チームはサラリーキャップの整理とドラフト権の獲得が目的のトレードになりました。

 

ブレイザーズ

 PG:エリック・ブレッドソーデニス・スミスJr./(デイミアン・リラード)

 SG:アンファニー・サイモンズ/ベン・マクレモアキーオン・ジョンソンディディ・ロウザダ

 SF:ジョシュ・ハートCJ・エルビー/イライジャ・ヒューズケルジン・ブレビンスジョー・イングルス)

 PF:ジャスティス・ウィンズロウグレッグ・ブラウンⅢ/(ナシアー・リトル)

   C:ユスフ・ヌルキッチトレンドン・ワトフォード(コーディ・ゼラー)

 

ブレイザーズのロースターは正直、焼け野原のような状態です。

解体作業中の散らかった状態なので、ラインナップを組むのも難しいです。

どうせなら今後は負け続け、次のドラフトでTOP3ピックを狙うのがいいと思います。

 

<ジャズ>

 PG:マイク・コンリー/ジョーダン・クラークソン/ジャレッド・バトラー

 SG:ドノバン・ミッチェル/キール・アレクザンダー=ウォーカートレント・フォレスト

 SF:ボヤン・ボグダノビッチ/ルーディ・ゲイダヌエル・ハウスJr.

 PF:ロイス・オニール/エリック・パスカルフアン・エルナンゴメス

   C:ルーディ・ゴベール/ハッサン・ホワイトサイド/ウドカ・アズブーキ

 

ジャズはバックアップPGも務めていたイングルスの代役に、アレクザンダー=ウォーカーを獲得しました。

3つのポジションをこなし、PG役もできるという意味では、イングルスの役割をカバーできる能力はあります。

あとはシュートの正確性が上がってくれば、いい戦力になっていくと思います。

エルナンゴメスはなかなか出場機会に恵まれませんでしたが、上背があって3Pも打てるので、ジャズにいなかったタイプのPFとして重宝されると思います。

 

<スパーズ>

 PG:デジョンテ・マレー/トレ・ジョーンズ/トマス・サトランスキー

 SG:デリック・ホワイト/ロニー・ウォーカーⅣ/ジョシュア・プリモ

 SF:ダグ・マクダーモット/デビン・バッセルジョー・ウィースカンプ

 PF:ケルドン・ジョンソンサディアス・ヤング/ケイタ・ベイツ=ジョップ/デボンテ・ケイコック

   C:ヤコブ・ポエルトル/ザック・コリンズ/ドリュー・ユーバンクス/ジョック・ランデイル

 

スパーズは2年の契約が残るエルナンゴメスを放出し、残り1年契約のサトランスキーを入れました。

このトレードよりも、サディアス・ヤングをどうするのかが気になるスパーズです。