ウェスタン・カンファレンスに移って、サウスウェスト・ディビジョンです。
赤:移籍
青:ルーキー
<マブス>
PG:ルカ・ドンチッチ/ジェイレン・ブランソン/トレイ・バーク/タイレル・テリー
SG:ティム・ハーダウェイJr./レジー・ブロック/ネイト・ヒントン
SF:ドリアン・フィニー・スミス/スターリング・ブラウン/ジョシュ・グリーン
PF:クリスタップス・ポルツィンギス/マキシ・クリーバー/ドワイト・パウエル
C:モーゼス・ブラウン/ウィリー・コーリー・スタイン/ボバン・マリヤノビッチ
マブスは、ジョシュ・リチャードソンを放出するトレードで、21才のビッグセンター、モーゼス・ブラウンを手に入れました。
7−2(218cm)のサイズでリバウンドに強さを見せるビッグマンは、先発C不在だったマブスにとって将来に向けた貴重な戦力になります。
マブスはカイル・ラウリー獲りにも参戦していましたが、こちらは惜しくもヒートにあと一歩及ばずでした。
レジー・ブロックとスターリング・ブラウンは、いずれも昨シーズン3P成功率が40%を超えているので、シューターの補強といったところでしょう。
<ロケッツ>
PG:ジョン・ウォール/DJ・オーガスティン
SG:ケビン・ポーターJr./エリック・ゴードン/カイリー・トーマス/ジョシュ・クリストファー
SF:ジェイレン・グリーン/ジェイショーン・テイト/デイビッド・ヌワバ
PF:ダニエル・タイス/ケニヨン・マーティンJr./ダヌエル・ハウスJr./ウスマン・ガルバ
C:クリスチャン・ウッド/アルパレン・シェングン/DJ・ウィルソン
ドラフト全体2位で、ウィングスコアラーのジェイレン・グリーンを獲得。
将来のエースとして、チームの核となる選手を手に入れました。
また16位でも、トルコ人センターのシェングンを指名。
弱冠19才にしてトルコリーグのMVPに輝いた、技巧派ビッグマンです。
FAでは、PFとCを両方こなすベテランのタイスを補強。
クリスチャン・ウッドをサポートする役割が期待されます。
<グリズリーズ>
PG:ジャー・モラント/エリック・ブレッドソー/タイアス・ジョーンズ
SG:ディロン・ブルックス/ディアンソニー・メルトン/ザイーア・ウィリアムス/サム・メリル
SF:カイル・アンダーソン/デズモンド・ベイン/ジョン・コンチャー
PF:ジャーレン・ジャクソンJr./ブランドン・クラーク/サンティアゴ・アルダマ
C:スティーブン・アダムス/ゼイビア・ティルマン/ジョンテイ・ポーター
オフの大きな動きは、バランチウナスをトレードに出し、スティーブン・アダムスとエリック・ブレッドソーを入れたことでした。
これに伴い、17位だった指名権を10位と交換し、ザイ―ア・ウィリアムスを指名しました。
プレーオフ進出の一翼を担ったバランチウナスを放出し、不良債権化していた2人のベテランを引き取った動きは、非常にもったいない気がします。
それでTOP5の指名権をGETできるならまだわかりますが、順位を7つ上げるために使える選手を出し、不良債権を2つも引き受けるのは、ちょっと理解ができません。
<ペリカンズ>
PG:デボンテ・グラハム/トマス・サトランスキー/カイラ・ルイスJr.
SG:ニキール・アレクザンダー=ウォーカー/ギャレット・テンプル/ディディ・ロウザダ
SF:ブランドン・イングラム/ジョシュ・ハート/ハーバート・ジョーンズ
PF:ザイオン・ウィリアムソン/トレイ・マーフィーⅢ/ナジ・マーシャル/ウェ二エン・ゲイブリエル
C:ヨナス・バランチウナス/ジャクソン・ヘイズ/ウィリー・エルナンゴメス
ペリカンズは、ロンゾ・ボールを手放す決断をしました。
後釜には、ラメロ・ボールの加入によって出場機会が減ったデボンテ・グラハムが入るという、何やら因縁めいたつながりも感じます。
スティーブン・アダムスの代わりに、外からも打てるバランチウナスが入るのは、ザイオンとの相性を考えると好都合でしょう。
ブレッドソーを出したことで、若手のアレクザンダー=ウォーカーやカイラ・ルイスJr.に出場機会が回ってくるのも、チームの成長につながると思います。
<スパーズ>
PG:デジョンテ・マレー/ブリン・フォーブス/トレ・ジョーンズ
SG:デリック・ホワイト/ロニー・ウォーカーⅣ/デイクアン・ジェフリーズ/ジョシュア・プリモ
SF:ケルドン・ジョンソン/デビン・バッセル/チャンドラー・ハッチソン/ジョー・ウィースカンプ
PF:サディアス・ヤング/ダグ・マクダーモット/アル・ファルーク・アミヌ/ルカ・サマニッチ
C:ヤコブ・ポエルトル/ザック・コリンズ/ドリュー・ユーバンクス
デマ―・デローザン、パトリック・ミルズ、ルーディ・ゲイといったベテラン勢が去り、新チームへの移行が進むスパーズ。
バックスで優勝して戻ってきたフォーブス、トレードで得たヤング、アミヌ、ハッチソン、そしてFAで獲ったマクダーモットとコリンズ。
数は多いものの、中堅どころの地味な補強という感は否めません。
ドラフトでは、1巡目下位予想だった18才のプリモを、12位のロッタリーピックで指名したことも、驚きをもって迎えられました。