34勝20敗のヒートは、ブルズとゲーム差なしのイースト2位につけています。
いつの間にそんな上に上がってましたっけ???
ヒートは強いというか、しぶといというか、負けないチームですね。。
54試合のうち、エースのバトラーが20試合欠場、アデバヨも26試合欠場、ラウリーは14試合欠場、ヒーローも10試合欠場・・・・
主力がこれだけお休みしているのに、カンファレンス首位に並んでいるんですから。
チームの2トップが規定試合数に達していないことで、チームのリーディングスコアラーは6thマンのタイラー・ヒーローということになっています。
いやはや、それで勝ってるわけですから、ある意味底が知れない怖さがあります。
プレーオフでは本命になるんじゃないですかね・・・・
そんなヒートですが、さらなる強化を目指して、ロケッツのクリスチャン・ウッドを狙っているという話があります。
さすがにそれは・・・・とは思っていますが、どうやったら獲れる可能性があるかを考えてみたいと思います。
<ヒート> ⇔ <ロケッツ>
クリスチャン・ウッド ダンカン・ロビンソン
ダニエル・タイス KZ・オクパラ
オメール・ユートセブン
ウッドの交換相手として、ヒートが唯一出せそうなのがダンカン・ロビンソンです。
この2人はサラリーがマッチするので、1対1でのトレードが成り立ちます。
ただ、実力的にはウッドの方が上なので、このままではつり合いません。
そこで、オフに4年契約を結んだものの、あまり使っていないダニエル・タイスの契約を引き取ってもらうことと、若手有望株のユートセブンを差し出すことで、バランスを取ろうというトレードにしています。
<ヒート>
PG:カイル・ラウリー/ゲイブ・ビンセント/カイル・ガイ
SG:タイラー・ヒーロー/マックス・ストラス/(ビクター・オラディポ)
SF:ジミー・バトラー/ケイレブ・マーティン
PF:クリスチャン・ウッド/PJ・タッカー/マーキーフ・モーリス/クリス・シウバ
C:バム・アデバヨ/ダニエル・タイス/ドゥエイン・デドモン/ユドニス・ハスリム
ラウリー、ヒーロー、バトラー、ウッド、アデバヨのスターター5人は、ファイナルを狙える布陣だと思います。
さらに、ダニエル・タイスもインサイドのバックアップに加わりますので、層は厚くなります。
ウィングの層が薄くなりますが、マックス・ストラスとケイレブ・マーティンは今シーズンブレイクした伸び盛りです。
さらに、オラディポも復帰してくれば、プレーオフに向けて心強い存在になります。
これが実現すれば、優勝を狙えるチームができあがると思います。
<ロケッツ>
PG:ケビン・ポーターJr./DJ・オーガスティン/(ジョン・ウォール)
SG:ジェイレン・グリーン/エリック・ゴードン/アーモニ・ブルックス/ジョシュ・クリストファー/トレベリン・クイーン
SF:ダンカン・ロビンソン/ギャリソン・マシューズ/デイビッド・ヌワバ/ダイシェン・ニックス
PF:ジェイショーン・テイト/ケニヨン・マーティンJr./KZ・オクパラ
C:オメール・ユートセブン/アルパレン・シェングン/ウスマン・ガルバ
アウトサイドショットに安定感のない21才と19才の先発バックコートを育成中なので、リーグ有数の3Pシューターであるロビンソンは心強い存在。
また、ユートセブンとシェングンは同郷のトルコ代表コンビ。
将来的に、技巧派のシェングンをPFで起用して、キャブスのモーブリー&アレンのように並べて先発させることも可能だと思います。
そんな夢のある未来も含めて、ユートセブンを獲得するトレードにしてみました。
さて、もう一つも少し飛躍したトレード案ですが、実現したらおもしろい話です。
今シーズン、キャブスと共に驚きのシンデレラチームとなっているのがグリズリーズ。
強豪ひしめくウェスタン・カンファレンスの中で、堂々の3位につけています。
3位といっても、リーグでも勝率TOP3なので、イーストにいったら単独首位です。
リビルディング中のはずだったのに、ドラフトした選手が実力を発揮し、いきなり勝てるチームになってしまいました。
ジャー・モラント、デズモンド・ベイン、ジャーレン・ジャクソンJr.、ディロン・ブルックス、ブランドン・クラーク・・・・今チームの中心になっている選手は、ほとんど自前でドラフト指名した選手たちです。
これはスゴイことです!
ただ、うまくいきすぎてしまったことで、数年先のチーム作りを目指すのか、それとも今勝てるチームを目指すのか、悩ましい選択も迫られています。
もし、今勝てるチームを目指すのなら、ドラフトした若いタレントをオールスター級の選手に交換するという手もあります。
例えばこんな感じです。
ディロン・ブルックス
ジャレット・カルバー
ブランドン・クラーク
ラプターズは、スコッティ・バーンズをドラフト指名したことで、センターを外し、フォワード3人を同時に先発させるラインナップにしています。
ただ、そのスタイルでプレーオフも戦えるのかというと、ちょっと疑問です。
そこで、3人のフォワードのうち1人をセンターに替えようというのは、いずれ必要となる動きだと思います。
グリズリーズとしては、インサイドにオールスター選手が入ることによって、アウトサイドのモラントと双璧をなすチームの核を作ることができます。
6−11(211cm)でブロックも得意なジャーレン・ジャクソンJr.は、Cにスライドさせることができるので、ポジションのバッティングもありません。
またラプターズにとっても、ディロン・ブルックスとブランドン・クラークの加入は歓迎されるはずです。
なぜなら、2人ともカナダ人選手だからです。
シアカムを手放すのは大きな決断ですが、代わりに地元カナダのタレントが集まるのはファンにとっても喜ばしいことだと思います。
<グリズリーズ>
PG:ジャー・モラント/タイアス・ジョーンズ
SG:デズモンド・ベイン/ディアンソニー・メルトン/イブ・ポンズ
SF:ザイーア・ウィリアムス/カイル・アンダーソン/ジョン・コンチャー
PF:パスカル・シアカム/サンティアゴ・アルダマ/キリアン・ティリー
C:ジャーレン・ジャクソンJr./ゼイビア・ティルマン
1対4のトレードなので、一時的にロースターがスカスカな感じになってしまいますが、スターターの顔ぶれはグレードアップします。
シアカムもまだ27才なので、若手が多いチームの中心としても相応しい存在かと思います。
このスターターを軸に、ベテラン選手などを入れてベンチメンバーを充実させていけば、プレーオフでも上を目指せるチームができていくと思います。
<ラプターズ>
PG:フレッド・バンブリート/ダラーノ・バントン/マラカイ・フリン/デイビッド・ジョンソン/(ゴラン・ドラギッチ)
SG:ゲイリー・トレントJr./ジャレット・カルバー/スビアトスラフ・ミハイリュウク/イザック・ボンガ
SF:OG・アヌノビー/ディロン・ブルックス/渡邊雄太/ジャスティン・シャンパニー
PF:スコッティ・バーンズ/ブランドン・クラーク/プレシャス・アチュワ
C:スティーブン・アダムス/クリス・ブシェー/ケン・バーチ
スティーブン・アダムスは、ゴール下で身体を張れるビッグマン。
センター不在だったラプターズに、安定感をもたらしてくれそうです。
そして、地元カナダ出身のブルックスとクラークは、先発の実力がある選手。
この2人がベンチに控えるロースターは、かなり層が厚いと言えます。
スターター5人ばかり使いすぎと批判の声もあった最近のラプターズですが、ベンチにも実力者が増えることで、そうした一極集中も緩和されるでしょう。