現在32勝18敗でイースト首位に立つブルズですが、昨シーズンの順位を覚えてますか??
31勝41敗の11位で、プレーイン・トーナメントにすら行けませんでした。
オフに大型補強を敢行したとはいえ、優勝はおろか、プレーオフ進出を予想する専門家すらあまりいませんでした。
ところが、そんな戦前の予想を吹き飛ばす快進撃を見せ、まさかのイーストトップに立っています。
これはファイナル進出も夢ではなくなってきました。
新加入のデローザンがMVP級の活躍でチームを引っ張っていますが、32才のベテランは今がピーク。
センターのブチェビッチも31才であり、今シーズンが勝負の年と腹をくくって、一気に優勝を狙うための補強をしてもいいのではないかと思います。
そこで、「ブルズ優勝計画」と題して、ベストなトレードを考えてみたいと思います。
<ブルズ> ⇔ <ピストンズ>
ジェラミ・グラント デリック・ジョーンズJr.
ロドニー・マッグルーダー パトリック・ウィリアムス
トロイ・ブラウンJr.
まずは、ジェラミ・グラント獲り。
開幕直後にパトリック・ウィリアムスを失ってから、ほぼPF不在のままここまで戦ってきました。
しかし、プレーオフの戦いを見据えて、計算できるPF戦力を入れておきたいところです。
そこで、ジェラミ・グラントを狙おうというトレードです。
まだ2年目20才のパトリック・ウィリアムスを手放すのはもったいないですが、今シーズンに全てを賭けるなら必要な犠牲だと思います。
また、ピストンズもポテンシャルの高い若手がもらえるなら、グラントを差し出してもいいと考えると思います。
<ブルズ> ⇔ <セルティックス>
デニス・シュルーダー コービー・ホワイト
そしてもう一つ、ロンゾ・ボールが手術で戦線を離脱する間、その穴を埋めるPGとしてシュルーダーを獲りに行くトレードです。
実力がありながら安価な契約のシュルーダーは、先発としても控えとしても使える貴重な戦力になります。
一方のセルティックスにとっても、PGとSGを両方こなせるホワイトは、両バックコートのバックアップとして重宝されそうです。
また、1年限りでFAとなって出ていくことが濃厚なシュルーダーよりも、ルーキー契約でキープしておけるホワイトの方が都合がいいのもあります。
この2つのトレードを成立させると、ロースターはこう変わります。
<ブルズ>
PG:デニス・シュルーダー/アイヨ・ドスム/(ロンゾ・ボール)
SG:ザック・ラビーン/マット・トーマス/(アレックス・カルーソ)
SF:デマー・デローザン/ジャボンテ・グリーン/ロドニー・マッグルーダー/マルコム・ヒル
PF:ジェラミ・グラント/アルフォンゾ・マッキニー/タイラー・クック
C:ニコラ・ブチェビッチ/トニー・ブラッドリー/マルコ・シモノビッチ
シュルーダー、ラビーン、デローザン、グラント、ブチェビッチと揃ったスターター陣は豪華です。
これにロンゾとカルーソが後から加わってくるんですから、優勝を目指すに相応しい面々と言っていいでしょう。
ロースターはあと2人分足りないので、フォワードのベンチメンバーを補強するのがいいでしょう。
これはちょっとワクワクするメンバーになります。
<ピストンズ>
PG:ケイド・カニングハム/コーリー・ジョセフ/セイベン・リー
SG:ハミドゥ・ディアロ/キリアン・ヘイズ/フランク・ジャクソン
SF:サディック・ベイ/ジョシュ・ジャクソン/カシアス・スタンリー/クリス・スミス/(デリック・ジョーンズJr.)
PF:トレイ・ライルズ/トロイ・ブラウンJr./アイザイア・リバース/ジャモーコ・ピケット/(パトリック・ウィリアムス)
C:アイザイア・スチュワート/ケリー・オリニク/ルカ・ガルザ
20才のパトリック・ウィリアムスは、同じく20才のカニングハムやスチュワート、22才のベイらとともに、将来のチームを担う核となれるタレントです。
ジェラミ・グラントは実力者ですが、数年先のリビルディングを目指す今のチームにとっては、ウィリアムスの方が必要な人材と言えるでしょう。
<セルティックス>
PG:マーカス・スマート/ペイトン・プリチャード/(PJ・ドージアー)
SG:ジェイレン・ブラウン/コービー・ホワイト/ロミオ・ラングフォード/ブロドリック・トーマス
SF:ジェイソン・テイタム/ジョシュ・リチャードソン/アーロン・ネズミス/サム・ハウザー
PF:アル・ホーフォード/グラント・ウィリアムス/ブルーノ・フェルナンド
C:ロバート・ウィリアムス/イネス・カンター・フリーダム/(ボル・ボル)
小さくてPG限定のシュルーダーよりも、サイズがあって両ガードポジションをこなせるホワイトの方が、何かと使い勝手がいいでしょう。
また、伸び盛りのプリチャードとも共存することができます。
先発SGに入って、スマートとバックコートを組んでもいいでしょう。
スマートのオフェンス力不足を補い、チームにいろんな可能性と組み合わせをもたらしてくれます。