なかなかトレードが決まらないベン・シモンズですが、シモンズにトバイアス・ハリスも一緒にくっつけてトレードする?という噂が出ています。
ハリスは、シモンズよりもエンビードよりも多い36milという年俸をもらっています。
それなりの数字は残していますが、その年俸に対しては活躍度が足りず、費用対効果が悪いんです。
なので、シモンズと抱き合わせでトレードしてしまえという話が出てくるわけです。
ハリスが出した方がいいという考えには賛成なのですが、ハリスとシモンズは2人合わせて約70milです。
どうやって出すの??という話なんですね。
可能性として挙がっているのが、キングスです。
キングスであれば、この70milの年俸に見合う交換要員を出せるだろうということなんですね。
下記の3パターンは、いずれもトレードが成立する組み合わせです。
★パターン①
ディアーロン・フォックス(28.1mil)
バディ・ヒールド(23.1mil)
マービン・バグリーⅢ(11.3mil)
トリスタン・トンプソン(9.7mil)
合計72.2mil
<キングス>
PG:ベン・シモンズ/デイビオン・ミッチェル
SG:タイリース・ハリバートン/テレンス・デイビス/ジャーマイアス・ラムジー
SF:ハリソン・バーンズ/モーリス・ハークレス/ロバート・ウッダードⅡ
PF:トバイアス・ハリス/チメジー・メツ/ルイス・キング
C:リショーン・ホームズ/アレックス・レン/デイミアン・ジョーンズ/ニミアス・ケイタ
PGにシモンズ、PFにハリスが入ることで、見た目には良さそうなラインナップですね。
あとはフォックスを諦めていいのかどうかの決断でしょうね。
フォックスよりもシモンズの方がいいと判断するなら、アリな話ですね。
<シクサーズ>
PG:ディアーロン・フォックス/タイリース・マクシー/ジェイデン・スプリンジャー/マイルス・パウエル
SG:セス・カリー/シェイク・ミルトン/フルカン・コルクマズ/アイザイア・ジョー/チャーリー・ブラウンJr.
SF:バディ・ヒールド/ダニー・グリーン/マティース・サイブル/ブラクストン・キー
PF:マービン・バグリーⅢ/ジョージ・ニャン/ポール・リード
C:ジョエル・エンビード/アンドレ・ドラモンド/トリスタン・トンプソン/チャールズ・バッシー
6−2(188cm)のマクシーとセスのバックコートに、6−3(191cm)のフォックスが入ってきてしまうと、使い方が難しくなりそうです。
マクシーは16.7点・4.4アシスト・FG46.8%・3P40.6%、セスも15.8点・4.0アシスト・FG50.9%・3P41.7%と、どちらも活躍しています。
3人並べて先発させるには小さすぎるし、じゃあ誰を先発から外すのかと考えると、判断が難しいところです。
また、PFがバグリーに賭けるしかないという点も不安が残ります。
キングスで先発から外されていた選手を、プレーオフチームが即先発で使うというのは、かなりリスクがあるでしょう。
ただ、他に選択肢がないのも事実です。
★パターン②
バディ・ヒールド(23.1mil)
ハリソン・バーンズ(20.3mil)
マービン・バグリーⅢ(11.3mil)
トリスタン・トンプソン(9.7mil)
合計64.4mil
<キングス>
PG:ディアーロン・フォックス/デイビオン・ミッチェル
SG:タイリース・ハリバートン/テレンス・デイビス/ジャーマイアス・ラムジー
SF:トバイアス・ハリス/モーリス・ハークレス/ロバート・ウッダードⅡ
PF:ベン・シモンズ/チメジー・メツ/ルイス・キング
C:リショーン・ホームズ/アレックス・レン/デイミアン・ジョーンズ/ニミアス・ケイタ
フォックスとハリバートンの先発バックコートはそのままで、フォワードにハリスとシモンズが加わるというラインナップです。
この形も見た目には悪くない気がします。
シモンズはPFで使った方がシューティングの弱点が目立たなくなるのと、このポジションからでもゲームメイクやディフェンス、リバウンド等々マルチに貢献できると思います。
<シクサーズ>
PG:タイリース・マクシー/シェイク・ミルトン/ジェイデン・スプリンジャー/マイルス・パウエル
SG:セス・カリー/フルカン・コルクマズ/アイザイア・ジョー/チャーリー・ブラウンJr.
SF:バディ・ヒールド/ダニー・グリーン/マティース・サイブル/ブラクストン・キー
PF:ハリソン・バーンズ/マービン・バグリーⅢ/ジョージ・ニャン/ポール・リード
C:ジョエル・エンビード/アンドレ・ドラモンド/トリスタン・トンプソン/チャールズ・バッシー
ベテランのバーンズが先発PFに入ることで、先程よりも安定感は増します。
バグリーがアテにできそうであれば、SFバーンズ、PFバグリーに変えてもいいでしょう。
ただ、スターパワーという観点で言うと、ちょっと物足りない感は残ります。
★パターン③
ディアーロン・フォックス(28.1mil)
バディ・ヒールド(23.1mil)
ハリソン・バーンズ(20.3mil)
合計71.5mil
<キングス>
PG:タイリース・ハリバートン/デイビオン・ミッチェル
SF:トバイアス・ハリス/モーリス・ハークレス/ロバート・ウッダードⅡ
PF:ベン・シモンズ/チメジー・メツ/マービン・バグリーⅢ/トリスタン・トンプソン/ルイス・キング
C:リショーン・ホームズ/アレックス・レン/デイミアン・ジョーンズ/ニミアス・ケイタ
シモンズのPF起用は変わらず、先発PGにハリバートン、先発SGにテレンス・デイビスを持ってくるラインナップです。
デイビスはここ9試合先発起用され、平均18.3点・5.1リバウンド・FG49.2%・3P37.3%と活躍しています。
そこで、あえてシモンズをPGにせず、ハリバートンとデイビスのバックコートにした方が、シュート力もあっていいと思います。
<シクサーズ>
PG:ディアーロン・フォックス/タイリース・マクシー/ジェイデン・スプリンジャー/マイルス・パウエル
SG:セス・カリー/シェイク・ミルトン/フルカン・コルクマズ/アイザイア・ジョー/チャーリー・ブラウンJr.
SF:バディ・ヒールド/ダニー・グリーン/マティース・サイブル/ブラクストン・キー
PF:ハリソン・バーンズ/ジョージ・ニャン/ポール・リード
C:ジョエル・エンビード/アンドレ・ドラモンド/チャールズ・バッシー
前述のフォックス、マクシー、セスの共存の問題は、相変わらず残ったままです。
また、6−4(193cm)のヒールドを先発SFに起用しようとしたら、なおさらサイズの問題は出てきます。
バーンズもPFとしてはサイズ面で不足するので、全体的にディフェンス面が弱まりそうな懸念があります。
いろいろなパターンを考えてみましたが、どのパターンも帯に短したすきに長しという感じで、なかなかすんなり収まるラインナップにはならないですね。
年俸バランスだけを考えると、トレード自体は成立できそうですが、ラインナップに落とし込んで考えてみると、なかなかうまくいかないようです。
果たして、シモンズのトレード先はあるのか・・・・