ずっとトレードの噂が出ていたベン・シモンズですが、ついにチームと決別宣言をしたというニュースが入ってきました。
トレーニングキャンプにも参加しない意向を示し、シクサーズ的にはトレード一択という状況になってきました。
これまで、シモンズを高値で売ろうと、どうみても成立しないような高条件を吹っかけていたシクサーズでしたが、これである程度条件を下げざるをえなくなるだろうというのが大方の見方です。
いくつかトレード候補となりそうなチーム名が挙がっているので、どんなトレードなら成立しそうか、順番に見ていきたいと思います。
①ブレイザーズの場合
シクサーズが、シモンズの交換相手として一番欲しがっているのは、デイミアン・リラードです。
ただ、リラードクラスの選手を獲ろうと思ったら、それこそエンビードでも差し出さない限り無理な話でしょう。
現実的には、第2の男であるCJ・マッカラムあたりが無難なラインだと思われます。
PG/PF ベン・シモンズ SG CJ・マッカラム
<シクサーズ>
PG:タイリース・マクシー/セス・カリー/ジェイデン・スプリンジャー
SG:CJ・マッカラム/シェイク・ミルトン/アイザイア・ジョー
SF:ダニー・グリーン/フルカン・コルクマズ/マティース・サイブル
PF:トバイアス・ハリス/ジョージ・ニャン/ポール・リード
安定したシューターでありスコアラーであるマッカラムは、アウトサイドの得点源として、インサイドのエンビードとバランスの取れたコンビになるでしょう。
シモンズの抜けるPGには、ルーキーシーズンに先発起用された8試合で、平均18.6点を挙げてプチブレイクしていたマクシーがいいと思います。
そして、セス・カリーはセカンドユニットの得点源にするパターンの方が、チームとしてバランスが取れると思います。
<ブレイザーズ>
PG:デイミアン・リラード/アンファニー・サイモンズ
SG:ノーマン・パウエル/ベン・マクレモア/CJ・エルビー
SF:ロバート・コビントン/トニー・スネル/ナシアー・リトル
PF:ベン・シモンズ/ラリー・ナンスJr./グレッグ・ブラウン
C:ユスフ・ヌルキッチ/コーディ・ゼラー/トレンドン・ワトフォード
シモンズはPFに入り、コビントンがSF、パウエルがSGへとそれぞれスライドする形になると思います。
先発PFが一番の穴だったチームにとって、サイズがあって万能型のシモンズは、ピタリとハマる戦力になると思います。
アウトサイドシュートの欠点も、PFとしてならガードの時ほど問題視されないでしょう。
コビントンとパウエルも、それぞれナチュラルポジションに戻れるので、ラインナップとしてのバランスは向上すると思います。
②スパーズの場合
スパーズは、シクサーズが求めるオールスタークラスの選手がいません。
そこで、有望な若手として、オリンピック代表チームに選ばれたケルドン・ジョンソンと若手PGのデジョンテ・マレー、また即戦力のベテランであるサディアス・ヤングらの組み合わせで考えてみました。
<スパーズ> ⇔ <シクサーズ>
PG ベン・シモンズ PG デジョンテ・マレー
PF ポール・リード PF サディアス・ヤング
SF チャンドラー・ハッチソン
SF ケルドン・ジョンソン
<シクサーズ>
PG:デジョンテ・マレー/タイリース・マクシー/ジェイデン・スプリンジャー
SG:ダニー・グリーン/セス・カリー/シェイク・ミルトン/アイザイア・ジョー
SF:ケルドン・ジョンソン/フルカン・コルクマズ/マティース・サイブル/チャンドラー・ハッチソン
PF:トバイアス・ハリス/サディアス・ヤング/ジョージ・ニャン
上背があってディフェンス力もあるマレーは、シモンズの小型版というイメージ。
ケルドン・ジョンソンは、昨シーズンは先発PFを務め、リバウンド力もある選手。
サディアス・ヤングは、プレーオフで重宝しそうな即戦力のベテラン。
全体的に小粒にはなるものの、勝つために必要なピースの補強にはなりそうです。
<スパーズ>
PG:ベン・シモンズ/ブリン・フォーブス/トレ・ジョーンズ
SG:デリック・ホワイト/ロニー・ウォーカーⅣ/デイクアン・ジェフリーズ/ジョシュア・プリモ
SF:デビン・バッセル/ダグ・マクダーモット/ジョー・ウィースカンプ
PF:ザック・コリンズ/アル・ファルーク・アミヌ/ポール・リード/ルカ・サマニッチ
C:ヤコブ・ポエルトル/ドリュー・ユーバンクス/ジョック・ランデイル
チーム再建中のスパーズですが、将来の核となるスター選手が不在です。
オールスター常連であるシモンズなら、フランチャイズプレイヤーとして期待できます。
元々3Pに頼らないオフェンスを組み立てているスパーズでなら、シモンズの弱点もうまく消してくれそうです。
伸び盛りのケルドン・ジョンソンを手放すのは痛いですが、昨シーズンのロッタリーピックであるデビン・バッセルといずれポジション問題が出てきそうだったので、どこかの時点でどちらかを選ぶという選択をしなければいけなくなると思います。
③ウォリアーズの場合
ちまたで出ているウォリアーズのトレード話は、交換要員としてウィギンスやワイズマンばかりが出てきますが、最もトレードすべきはドレイモンド・グリーンだと思います。
パスはできるが、シュートはできないドレイモンドとシモンズを、同じラインナップにに入れるのはナンセンスです。
そして、今勝てるチーム作りを目指すウォリアーズが、10代のルーキーを育てているヒマはありません。
そういう意味で、こんなトレードがいいのではないかと思います。
<ウォリアーズ> ⇔ <シクサーズ>
PG/PF ベン・シモンズ PF ドレイモンド・グリーン
SF ジョナサン・クミンガ
SG モーゼス・ムーディ
<シクサーズ>
PG:タイリース・マクシー/セス・カリー/ジェイデン・スプリンジャー
SG:ダニー・グリーン/シェイク・ミルトン/アイザイア・ジョー/モーゼス・ムーディ
SF:トバイアス・ハリス/フルカン・コルクマズ/マティース・サイブル
PF:ドレイモンド・グリーン/ジョージ・ニャン/ジョナサン・クミンガ
C:ジョエル・エンビード/アンドレ・ドラモンド/ポール・リード
シモンズが担っていたディフェンスとプレーメイクの役割は、そのままドレイモンドが引き継ぐことができます。
タレント的な物足りなさは、クミンガとムーディの今年のロッタリーピック2人をもらうことで穴埋めします。
<ウォリアーズ>
PG:ステフェン・カリー/クリス・キオーザ/ゲイリー・ペイトンⅡ
SG:クレイ・トンプソン/ジョーダン・プール/デイミオン・リー/マイカル・モルダー
SF:アンドリュー・ウィギンス/オットー・ポーターJr./アンドレ・イグオダーラ
PF:ベン・シモンズ/ネマーニャ・ビエリツァ/フアン・トスカーノ=アンダーソン
C:ジェイムズ・ワイズマン/ケボン・ルーニー
シモンズは、ドレイモンドの大型バージョンなので、問題なくフィットするでしょう。
オフェンスではPG役を担うことで、カリーやトンプソンをシューター役として、ウィギンスやワイズマンを速攻のフィニッシャーとしてうまく使い、トランジッションで強さを発揮すると思います。
ただ、これで物足りない場合は、トバイアス・ハリスとアンドリュー・ウィギンスをこのトレードに追加することも可能です。
<ウォリアーズ> ⇔ <シクサーズ>
SF トバイアス・ハリス SF アンドリュー・ウィギンス
PG/PF ベン・シモンズ PF ドレイモンド・グリーン
SF ジョナサン・クミンガ
SG モーゼス・ムーディ
<シクサーズ>
PG:タイリース・マクシー/セス・カリー/ジェイデン・スプリンジャー
SG:ダニー・グリーン/シェイク・ミルトン/アイザイア・ジョー/モーゼス・ムーディ
SF:アンドリュー・ウィギンス/フルカン・コルクマズ/マティース・サイブル
PF:ドレイモンド・グリーン/ジョージ・ニャン/ジョナサン・クミンガ
C:ジョエル・エンビード/アンドレ・ドラモンド/ポール・リード
ウィギンスを加えることで、走力と機動力をアップさせることができます。
ディフェンス面でもプラスに働くでしょう。
<ウォリアーズ>
PG:ステフェン・カリー/クリス・キオーザ/ゲイリー・ペイトンⅡ
SG:クレイ・トンプソン/ジョーダン・プール/デイミオン・リー/マイカル・モルダー
SF:トバイアス・ハリス/オットー・ポーターJr./アンドレ・イグオダーラ
PF:ベン・シモンズ/ネマーニャ・ビエリツァ/フアン・トスカーノ=アンダーソン
C:ジェイムズ・ワイズマン/ケボン・ルーニー
ハリスを加えた場合、アウトサイドのシュート力がアップします。
アウトサイドがないシモンズをサポートする上では、ウィギンスよりハリスがいた方がバランスはいいでしょう。
④キングスの場合
シクサーズは、シモンズの交換相手としてディアーロン・フォックスかタイリース・ハリバートンを要求しているようですが、キングスは応じないでしょう。
ヒールドとバグリーなら出してもいいと考えていますが、それだとシクサーズが納得しないので、3人目のPGであるロッタリーピックのミッチェルを差し出すことでバランスを取ったのが、このトレード案です。
<キングス> ⇔ <シクサーズ>
PG/PF ベン・シモンズ SG バディ・ヒールド
SG アイザイア・ジョー PF マービン・バグリーⅢ
PG デイビオン・ミッチェル
<シクサーズ>
PG:タイリース・マクシー/デイビオン・ミッチェル/ジェイデン・スプリンジャー
SG:バディ・ヒールド/セス・カリー/シェイク・ミルトン
SF:ダニー・グリーン/フルカン・コルクマズ/マティース・サイブル
PF:トバイアス・ハリス/マービン・バグリーⅢ/ジョージ・ニャン
C:ジョエル・エンビード/アンドレ・ドラモンド/ポール・リード
オフェンスのマクシー、ディフェンスのミッチェルで、PGポジションの穴を埋められると思います。
そして、リーグ有数の3Pシューターであるヒールドを加えることで、課題の3Pが強化されます。
キングスでは伸び悩んだバグリーですが、そのポテンシャルを発揮できれば、先発PFを担える人材です。
<キングス>
PG:ディアーロン・フォックス/アイザイア・ジョー
SG:タイリース・ハリバートン/テレンス・デイビス/ジャーマイアス・ラムジー
SF:ハリソン・バーンズ/モーリス・ハークレス/ロバート・ウッダードⅡ
PF:ベン・シモンズ/トリスタン・トンプソン/チメジー・メツ
C:リショーン・ホームズ/アレックス・レン/デイミアン・ジョーンズ/ニミアス・ケイタ
フォックス、ハリバートン、シモンズとPGのできる3人が並ぶラインナップは、ちょっとおもしろいなと思います。
どこからでも攻撃が組み立てられるのは、選択肢の幅を大いに広げてくれます。
誰でも速攻をリードできるのも、速い展開を目指すチームにはもってこいです。
⑤ラプターズの場合
ドラフト4位でPGのジェイレン・サグズではなく、PFのスコッティ・バーンズを指名したことで、シアカム放出の噂が再燃したラプターズ。
チームは否定していますが、サラリー的には1対1での交換が成り立ちます。
PG/PF ベン・シモンズ PF パスカル・シアカム
<シクサーズ>
PG:タイリース・マクシー/ジェイデン・スプリンジャー
SG:ダニー・グリーン/セス・カリー/シェイク・ミルトン/アイザイア・ジョー
SF:トバイアス・ハリス/フルカン・コルクマズ/マティース・サイブル
PF:パスカル・シアカム/ジョージ・ニャン/ポール・リード
シクサーズが求める「オールスタークラスの選手」という条件には当てはまります。
先発PGもマクシーで埋めることができるでしょう。
<ラプターズ>
PG:フレッド・バンブリート/ゴラン・ドラギッチ/マラカイ・フリン/ダラーノ・バントン/デイビッド・ジョンソン
SG:ゲイリー・トレントJr./スビアトスラフ・ミハイリュウク/イザック・ボンガ
SF:OG・アヌノビー/スコッティ・バーンズ/サム・デッカー/渡邊雄太
PF:ベン・シモンズ/プレシャス・アチュワ/フレディ・ジレスピー
C:ケン・バーチ/クリス・ブシェー
シモンズはとりあえず先発PFに入れていますが、バーンズが成長してきたら、CかPGにスライドさせるパターンも考えられると思います。
その辺りの融通が利くのは、万能型のシモンズならではの利点だと思います。
もう一つ、全く別のパターンも考えてみます。
シアカムではなく、ドラギッチとバーンズを中心にしたパッケージです。
オールスターはいませんが、TOP4ピックのバーンズを将来のオールスターと見立て、即戦力のPGとしてドラギッチも付けるパターンです。
PG/PF ベン・シモンズ PG ゴラン・ドラギッチ
SF スコッティ・バーンズ
PF クリス・ブシェー
<シクサーズ>
PG:ゴラン・ドラギッチ/タイリース・マクシー/ジェイデン・スプリンジャー
SG:ダニー・グリーン/セス・カリー/シェイク・ミルトン/アイザイア・ジョー
SF:スコッティ・バーンズ/フルカン・コルクマズ/マティース・サイブル
PF:トバイアス・ハリス/クリス・ブシェー/ジョージ・ニャン
C:ジョエル・エンビード/アンドレ・ドラモンド/ポール・リード
今勝つことにこだわるなら、ドラギッチのようなベテランのPGは、プレーオフで心強い存在になります。
また、万能型フォワードのバーンズが加わることで、チームとしてプレースタイルの幅が広がります。
ブシェーはPFとCのバックアップとして、昨シーズン6thマン賞候補になる活躍を見せており、貴重な戦力になります。
<ラプターズ>
PG:フレッド・バンブリート/マラカイ・フリン/ダラーノ・バントン/デイビッド・ジョンソン
SG:ゲイリー・トレントJr./スビアトスラフ・ミハイリュウク/イザック・ボンガ
SF:OG・アヌノビー/サム・デッカー/渡邊雄太
PF:パスカル・シアカム/プレシャス・アチュワ/フレディ・ジレスピー
C:ベン・シモンズ/ケン・バーチ
トリッキーですが、6-11(211cm)のシモンズを先発Cとして起用するラインナップで組んでみました。
全員が走れて、全員がスイッチして守れるフレキシブルなラインナップは、現代バスケの中でうまく機能するかもしれません。
シモンズとバンブリートでバックコートを組み、バーチを先発Cにするオーソドックスな形でも、もちろん可能です。
⑥ウルブスの場合
シモンズ獲得に最も積極的と言われているのがウルブス。
ただ交換相手が問題で、ディアンジェロ・ラッセルやアンソニー・エドワーズを手放しても獲る覚悟があるかどうかが注目されます。
ラッセルはタウンズと仲良しであり、ラッセルを放出することでタウンズがチームに不信感を抱く恐れがあります。
とはいえ、昨年のドラフトNo.1ピックであり、昨シーズン後半に急成長を見せたエドワーズを手放すには勇気が要ります。
まずはラッセルを出す場合ですが、これは1対1での取り引きが成立します。
<ウルブス> ⇔ <シクサーズ>
<シクサーズ>
PG:ディアンジェロ・ラッセル/タイリース・マクシー/ジェイデン・スプリンジャー
SG:セス・カリー/シェイク・ミルトン/アイザイア・ジョー
SF:ダニー・グリーン/フルカン・コルクマズ/マティース・サイブル
PF:トバイアス・ハリス/ジョージ・ニャン/ポール・リード
先発PGが代わるだけなので、特に大きな変化はありません。
アウトサイドのシュート力があるラッセルは、オフェンス面ではシモンズよりチームにフィットするでしょう。
あとはディフェンス面でどの程度影響が出るのかというところだと思います。
<ウルブス>
PG:ベン・シモンズ/パトリック・ビバリー/ジョーダン・マクローリン
SG:マリーク・ビーズリー/ジョシュ・オコギー/ジェイレン・ノーウェル
SF:アンソニー・エドワーズ/ジェイク・レイマン
PF:トーリーン・プリンス/ジェイデン・マクダニエルズ/ネイサン・ナイト
C:カール・アンソニー=タウンズ/ナズ・リード
タウンズ、エドワーズ、ビーズリーとオフェンス面のタレントはいるので、シモンズはディフェンスとゲームメイクに集中することができるでしょう。
ビバリーを先発PGにして、シモンズをPFで先発させるラインナップも可能です。
シモンズとビバリーが加わることで、チームディフェンスは強化されるでしょう。
もう一つの案は、エドワーズを中心にしたパッケージです。
PGの後釜としてビバリー、アウトサイドのスコアラーとしてビーズリーもセットにしています。
1対3でもトレードは成り立ちますが、主力級を3人も出すウルブスに比べるとバランスが取れないので、若手のサイブルを付けて2対3の形にしています。
<ウルブス> ⇔ <シクサーズ>
PG/PF ベン・シモンズ SG マリーク・ビーズリー
SF アンソニー・エドワーズ
<シクサーズ>
PG:パトリック・ビバリー/タイリース・マクシー/ジェイデン・スプリンジャー
SG:マリーク・ビーズリー/セス・カリー/シェイク・ミルトン/アイザイア・ジョー
SF:アンソニー・エドワーズ/ダニー・グリーン/フルカン・コルクマズ
PF:トバイアス・ハリス/ジョージ・ニャン/ポール・リード
ビバリーとビーズリーについては、先発がいいのか控えがいいのかという話がありますが、とりあえず先発に並べてみました。
マクシー、カリー、グリーンと、3つのポジションに先発級が2人ずついるので、選手層の厚さはだいぶアップすると思います。
交換要員はサイブルではなく、他の若手に替えてもトレードは成り立ちます。
<ウルブス>
SG:ジョシュ・オコギー/マティース・サイブル/ジェイレン・ノーウェル
SF:トーリーン・プリンス/ジェイク・レイマン
PF:ベン・シモンズ/ジャレッド・バンダービルト/ジェイデン・マクダニエルズ
C:カール・アンソニー=タウンズ/ナズ・リード/ネイサン・ナイト
ウルブスは、タウンズとラッセルの2人を残したままシモンズを加え、BIG3を形成することができます。
また、シモンズとサイブルの2人が加わることで、チームのディフェンス力が向上するでしょう。
エドワーズを手放すのはもったいないですが、チームケミストリー的にはこちらの方が丸く収まるのではないかと思います。
⑦キャブスの場合
キャブスは6-1(185cm)のPG2人をバックコートで同時に先発させていますが、このサイズ的なハンデは特にディフェンス面において影響が出ます。
いずれどちらかを出さなくてはいけない時が来ると思いますが、1年早くNBA入りしているセクストンが契約延長のタイミングを迎えています。
昨シーズン平均24.3点とオールスタークラスの成績を残したセクストンは、当然MAX契約を要求してくると思いますが、キャブスがこれに躊躇しています。
もし契約延長の折り合いがつかないのであれば、ここが手放すタイミングではないかと思います。
<キャブス> ⇔ <シクサーズ>
PG ベン・シモンズ PG リッキー・ルビオ
SF ジェディ・オスマン
PG コリン・セクストン
<キャブス>
PG:ダリアス・ガーランド
SG:アイザック・オコロ/デイミヤン・ダットソン
SF:ベン・シモンズ/ディラン・ウィンドラー/ラマー・スティーブンス
PF:ラウリ・マルッカネン/ケビン・ラブ/ディーン・ウェイド
C:ジャレット・アレン/エバン・モーブリー/ミフォンドゥ・カベンゲリ
SFのオコロをSGにスライドさせ、シモンズをポイントフォワードとしてSFで先発させるラインナップです。
これにより、6-11(211cm)のシモンズ、7-0(213cm)のマルッカネン、6-11(211cm)のアレンという長身フロントラインが完成します。
ドラフト3位で指名した7-0(213cm)のモーブリーもいるので、夢のあるビッグラインナップができると思います。
<シクサーズ>
PG:リッキー・ルビオ/タイリース・マクシー/ジェイデン・スプリンジャー
SG:コリン・セクストン/セス・カリー/シェイク・ミルトン/アイザイア・ジョー
SF:ダニー・グリーン/フルカン・コルクマズ/マティース・サイブル
PF:トバイアス・ハリス/ジェディ・オスマン/ジョージ・ニャン
C:ジョエル・エンビード/アンドレ・ドラモンド/ポール・リード
平均24.3点・3P37.1%のセクストンは、アウトサイドの得点源として計算できますし、6-4(193cm)のルビオと組むことで、ディフェンスでのミスマッチを減らすことができます。
ルビオはスペイン代表としてオリンピックでも活躍し、一流のPGであることを世界に示しました。
オールスターレベルのスコアラーとパスに優れる司令塔の合わせ技で、シモンズの穴を埋められるのではないかと思います。