"MVPカリー"が戻ってきましたね。
33才になったカリーですが、ここのところの好調さは手が付けられません。
11試合連続で30点以上をマークした、最年長選手という記録を作ったそうです。
10試合連続での30点以上も、2012年のコービー以来なんだそうです。
特に、4月に入ってからの10試合はスゴかったですね。
36点・FG9-19(47.4%)・3P5-11(45.5%)・FT13-13(100.0%)
37点・FG12-23(52.2%)・3P3-12(25.0%)・FT10-12(83.3%)
41点・FG14-21(66.7%)・3P5-10(50.5%)・FT8-9(88.9%)
32点・FG11-26(42.3%)・3P5-13(38.5%)・FT5-6(83.3%)
38点・FG13-21(61.9%)・3P8-15(53.3%)・FT4-4(100.0%)
53点・FG14-24(58.3%)・3P10-18(55.6%)・FT15-16(93.8%)
42点・FG14-20(70.0%)・3P11-16(68.8%)・FT3-3(100.0%)
33点・FG12-25(48.0%)・3P4-13(30.8%)・FT5-5(100.0%)
47点・FG15-27(55.6%)・3P11-19(57.9%)・FT6-8(75.0%)
49点・FG14-28(50.0%)・3P10-17(58.8%)・FT11-12(91.7%)
最後の5試合中4試合で3P10本以上成功というのも、ものすごい記録です。
そして、この10試合のスタッツ平均はというと・・・・
40.8点・FG12.8-23.3(54.9%)・3P7.2-14.3(50.3%)・FT8.0-8.8(90.9%)
平均41点、FG55%、3P50%で7本成功、FT91%というトンでもないスタッツになっています。
これ、4月の月間平均でしたからね!
そしてこの結果、シーズン平均は31.4点へとジャンプアップし、ブラッドリー・ビールを抜いてリーグの得点王に躍り出ました。
ちなみに、MVPを獲得したシーズンと比較すると・・・・
★2014-15シーズン:23.8点・4.3R・7.7A・2.0S・FG48.7%・3P44.3%・FT91.4%
★2015-16シーズン:30.1点・5.4R・6.7A・2.1S・FG50.4%・3P45.4%・FT90.8%
★2020-21シーズン:31.1点・5.5R・5.9A・1.2S・FG48.6%・3P42.5%・FT92.2%
スタッツ的には遜色ないですね。
唯一違うのは、チーム成績だけでしょうか・・・・
今シーズンのウォリアーズは、29勝30敗で現在9位とプレーオフ圏外。
このカリーの11試合連続30点以上の期間中でさえ、6勝5敗でしかありません。。
小さなガードの選手は、ビッグマンに比べると年齢的な衰えが早く来る傾向があるため、"35才限界説"も囁かれています。
既に33才のカリーが、いつまでこの超人的なパフォーマンスを続けられるかはわからないので、全盛期の貴重な1年が失われてしまうのはもったいないなあ・・・・と思ってしまいます。
クレイ・トンプソンのケガは致し方ないにしても、トンプソンが復帰する来シーズンにもう一度優勝争いができるチームに戻す必要があります。
そのためには、今シーズンの間に必要な戦力とそうでない戦力を見極め、オフ中に新戦力の補強とチーム改造を行う必要があると思います。
ドレイモンド、ウィギンス、ウーブレイ、ワイズマン・・・・
今シーズンの戦いぶりを見る限り、サポーティングキャストのバランスがうまくいっているとは思えません。
誰を残し、誰を出すのか。
そして、誰を補強するのか。
来シーズンのチーム構成を抜本的に改善しないと、貴重なカリーの全盛期を無駄にしてしまう危険性が高いので、是非カリーを活かす最高のチームバランスを作ってほしいなと思います。