month-long records

f:id:KG21:20210501170057j:plain


4月の1ヶ月間の記録でおもしろかったものを見ていきます。

 

まずは、ウォリアーズのステフ・カリー。

 

以前も紹介しましたが、4月は絶好調でした。

 

kg21.hatenablog.com

 

最終的な4月の月間成績は・・・・

 

37.3点・FG51.8%・3P46.6%(平均6.4本/合計96本成功)・FT90.8%

 

 

月間平均で35点以上をマークし、かつFG50%/3P45%/FT90%という高確率を残したのは、NBAの歴史上カリーが初めてだそうです。

 

 

月間平均35点以上プラス、FG50%/3P45%ということでも、2016年2月のカリー以来ということです。

 

 

さらには、33才以上の選手が記録した、30点以上の試合数でも、月間13試合というNBA記録を作りました。

 

 

そして、決めに決めた3P成功数は、月間96本!

 

もちろんこれもNBA記録。

 

従来の記録は、2019年11月にジェイムズ・ハーデンが記録した82本でした。

 

ちなみに、1シーズンを通して3Pを200本成功させたら、リーグでもトップクラスに入ります。

 

その半分を、たった1ヶ月で記録してしまうというのは、完全に異常値です。

 

4月のカリーは、本当にスゴかったということですね。

 

 

続いては、ウィザーズのウェストブルック。

 

ウェストブルックについては、やはり以前にも紹介しています。

 

kg21.hatenablog.com

 

この時も10試合中7試合でトリプルダブルをマークしていてスゴイ!と紹介したのですが、これは3月後半の10試合を取り上げたものでした。

 

4月に入って以降もこの勢いは続き、なんと4月は月間17試合のうち14試合でトリプルダブルをマーク。

 

トリプルダブル率は、驚愕の82.4%(笑)

 

トリプルダブルじゃなかった試合はわずか3試合しかなく、そのうちの1試合もあと1アシストでトリプルダブルでした。

 

もはやトリプルダブルじゃなかった試合を数えた方が早いという、異常事態になっています。

 

3月後半の数字を合わせると・・・・

 

★17試合中14試合でトリプルダブル(4月月間) 82.4%

★20試合中17試合でトリプルダブル(3/28〜) 85.0%

★25試合中20試合でトリプルダブル(3/18〜) 80.0%

 

もうどこで切り取っても、トリプルダブル率が8割を超えています。

 

これでとうとうキャリア通算のトリプルダブル数で、オスカー・ロバートソンの背中が間近に見えてきました。

 

オスカー・ロバートソンの通算トリプルダブル数181に対して、ウェストブルックは176と、あと「5」まで迫っているんですね。

 

ウィザーズの今シーズン残り試合があと9試合ですので、今のペースでいくと今シーズン中にオスカーの通算記録を抜いてしまう計算になります。

 

不滅と言われた大記録が、もうすぐ目の前まで来てるんですね。

 

歴史が塗り替わりますよ!

 

ちなみに、もうあまり話題に上らなくなってしまいましたが、シーズントリプルダブルももう確実な領域です。

 

しかも、リバウンドとアシストが平均11本を超え、いずれもキャリアハイなんですね。

 

32才にして両部門でキャリアハイをマークしてくるというのは、本当に超人です。

 

過去のシーズントリプルダブルとの比較です。

 

★2016−17シーズン:31.6点・10.7リバウンド・10.4アシスト

★2017−18シーズン:25.4点・10.1リバウンド・10.3アシスト

★2018−19シーズン:22.9点・11.1リバウンド・10.7アシスト

 

★2020−21シーズン:21.7点・11.2リバウンド・11.0アシスト

 

オスカー・ロバートソンが年間トリプルダブルを記録したのは1回だけですから、もう4回も達成しようとしているウェストブルックは、歴史を作り続けています。

 

そしてウィザーズですが、直近の14試合で8連勝を含む12勝2敗と絶好調。

 

3人のセンター陣がいい働きをしていて、好調なチームを下支えしています。

 

◆ダニエル・ギャフォード:18.5分・10.4点・FG63.9%・6.1リバウンド・1.9ブロック

◆ロビン・ロペス:17.6分・10.4点・FG74.2%

◆アレックス・レン:16.8分・8.3点・FG61.1%・5.0リバウンド

 

特に、ブルズからトレードで加入したギャフォードが、ウィザーズに欠けていたゴール下のショットブロッカーとして機能したことで、チームのディフェンス力をアップさせることに成功しています。

 

ギャフォードが加入して以降のチーム成績は・・・・

 

◯ギャフォードが出場した試合:12勝2敗

◯ギャフォードが欠場した試合:2勝4敗

 

サンプル数は少ないですが、これはたまたまというわけではないと思います。

 

ブラッドリー・ビールの決定力があるので、ディフェンス力が向上すればゲームに勝てる確率も上がってきます。

 

現在10位のウィザーズですが、このままの勢いでプレーイン・トーナメントの突入したら、他のチームの脅威となりそうです。