4/10のゲームで少し珍しいスタッツが記録されたので、ちょっとご紹介。
44点・7リバウンド・4アシスト・FG17/19本(89.5%)・3P7/9本・FT3/3本
Gary Trent Jr. (44 PTS on 17-19 FGM) joins Chris Bosh (40 PTS on 14-16 FGM in 2008) as the only @Raptors players to score 40+ points on 80% shooting or better in a game. @EliasSports pic.twitter.com/wPWn2u9J1C
— NBA.com/Stats (@nbastats) 2021年4月11日
80%以上のFG成功率で40点以上を挙げたのは、ラプターズのチーム史上、クリス・ボッシュ以来2人目のことだそうです。
Gary Trent Jr.’s 89.5 FG% tonight marks the 2nd highest field goal percentage for any player with 44+ points in a game during the shot clock era (1954-55), trailing only Mike Woodson (48 PTS on 91.7 FG%) in 1983. pic.twitter.com/iToue4Os00
— NBA History (@NBAHistory) 2021年4月11日
89.5%というFG成功率は、44点以上マークした選手の中では、NBA史上2番目に高い成功率だったそうです。
1番高かった記録は、1983年にマイク・ウッドソンがマークした91.7%(48点)だそうです。
Gary Trent Jr. joins Klay Thompson as the only players in NBA history to put up 40+ PTS on 85% shooting or better while attempting at least 9 threes in a game. #NBAVault pic.twitter.com/Qr5YgsFCGH
— NBA History (@NBAHistory) 2021年4月11日
また、3Pを9本以上放って、40点以上&FG成功率85%以上を達成したのは、クレイ・トンプソンに続いて史上2人目だそうです。
2Pよりも確率の低い3Pをそれだけ打って、かつこれだけ高い成功率をマークしたという記録ですね。
ちなみに、ゲイリー・トレントJr.はブレイザーズからトレードで加入した後、まだ10試合しか出ていません。
その短い間に、多大なインパクトを残す活躍を見せています。
●4試合目 対サンダー 31点をマーク(FG12/22本・3P6/11本)
●5試合目 対ウォリアーズ 24点をマーク(FG8/14本・3P6/91本)
●6試合目 対ウィザーズ 逆転のブザービーター3Pでチームを勝利に
●9試合目 対キャブス 44点をマーク(FG17/19本・3P7/9本)
最初の3試合を外した直近の7試合の平均で見ると、「22.1点・FG50.9%・3P46.4%」というエース級の成績を残しています。
通常は、チームにフィットするだけでも多少なり時間がかかるものですが、いきなりチームの中心となる活躍をしているのはスゴイです。
ブレイザーズでは主に6thマンとして起用されていましたが、ラプターズでは中心選手になるかもしれませんね。
【イネス・カンター(ブレイザーズ)】
24点・30リバウンド(オフェンス12・ディフェンス18)
Enes Kanter has broken the Blazers single-game record for rebounds.
— StatMuse (@statmuse) 2021年4月11日
24 PTS
30 REB
That’s also the most rebounds by any player since 2018. pic.twitter.com/YMoc8NzkQe
30リバウンドは、ブレイザーズのチーム史上最多記録だそうです。
なお、2018年のシーズン以来、最も多いリバウンドの記録でした。
Players with 30+ rebounds in a game since 2000:
— StatMuse (@statmuse) 2021年4月11日
Enes Kanter tonight
Dwight Howard in 2018
Andrew Bynum in 2012
Kevin Love in 2010 pic.twitter.com/2pmkFyX2Yp
2000年以降で30リバウンド以上をマークしたのは、わずかに4人のみだそうです。
★2010年:ケビン・ラブ(ウルブス)
★2012年:アンドリュー・バイナム(レイカーズ)
★2018年:ドワイト・ハワード(ホーネッツ)
★2021年:イネス・カンター(ブレイザーズ)
Enes Kanter (24 PTS, 30 REB) put together the 3rd 20+ point/30+ rebound game in the last 20 years. The other two were Dwight Howard (32 PTS, 30 REB) in 2018 and Kevin Love (31 PTS, 31 REB) in 2010. @EliasSports pic.twitter.com/AyOBTGDRHD
— NBA.com/Stats (@nbastats) 2021年4月11日
さらに、その中で20点以上&30リバウンド以上をマークしたのは、こちらの3人だけだそうです。
★2010年:ケビン・ラブ(ウルブス) 31点・31リバウンド
★2018年:ドワイト・ハワード(ホーネッツ) 32点・30リバウンド
★2021年:イネス・カンター(ブレイザーズ) 24点・30リバウンド
ブレイザーズの正センターはユスフ・ヌルキッチですが、ケガの影響があって18試合しか出場できていません。
その穴を埋めていた控えのカンターの方が、今シーズンはいい成績を残しています。
2人の先発出場時の成績比較です。
◆ユスフ・ヌルキッチ 18試合・22.2分・9.4点・7.4リバウンド・FG48.6%
◆イネス・カンター 34試合・30.2分・13.4点・13.4リバウンド・FG59.1%
もう明らかにカンターの方が、ヌルキッチを凌駕してますね。
カンターはトータルでも平均12.0リバウンドで、堂々のリーグ4位にランクされています。
シーズン終了後にはFAになるので、引く手あまたとなりそうです。