All Star 2020

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開幕から約2ヶ月が経ち、各チームとも25試合前後を消化しました。

大体シーズンの1/3程度を終えた段階ですが、ちょっとこのあたりで現時点でオールスターを選んだら誰になるのか、を考えてみたいなと思います。

(※スタッツは現地12/13までのもの。◯内の数字はリーグTOP30までの順位)

 

ウェスタン・カンファレンス>

 

PG:ルブロン・ジェイムス(レイカーズ) 

25.9点⑨・7.1リバウンド・10.8アシスト①・1.3スティール㉙・0.5ブロック・FG49.9%㉙・3P36.3%・FT68.8%

 

SG:ジェイムス・ハーデン(ロケッツ) 

39.3点①・5.9リバウンド・7.5アシスト⑨・2.0スティール③・0.7スティール・FG44.9%・3P36.3%・FT88.3%⑲

 

SF:ルカ・ドンチッチ(マブス) 

30.4点③・9.9リバウンド⑬・9.3アシスト②・1.3スティール・0.1ブロック・FG48.2%・3P32.8%・FT80.2%

 

PF:アンソニーデイビスレイカーズ) 

27.4点⑥・9.2リバウンド⑲・3.3アシスト・1.5スティール⑫・2.6ブロック②・FG50.0%㉗・3P34.1%・FT86.3%㉙

 

C:カール・アンソニー・タウンズ(ウルブス) 

26.5点⑦・11.7リバウンド⑧・4.4アシスト・1.0スティール・1.3ブロック㉒・FG51.4%⑱・3P41.8%㉑・FT79.6%

 

ウェストの先発5人は、ほぼ迷わないぐらいに選びやすいです。

平均40点に届きそうなハーデン、30点オーバーでシーズントリプルダブルに迫るドンチッチの2人はMVP候補。

アシスト王のルブロンをPGに置き、レイカーズの相棒ADをPFに。

KATは得点・リバウンドでTOP10に入り、3P成功率も4割を超えています。

ここにクリッパーズの2人が入ってこないところに、ウェストのレベルの高さを感じます。

 

G:デイミアン・リラード(ブレイザーズ) 

26.3点⑧・4.4リバウンド・7.5アシスト⑧・1.0スティール・0.4ブロック・FG44.3%・3P36.2%・FT90.9%④ 

 

G:ドノバン・ミッチェル(ジャズ) 

25.0点⑬・4.7リバウンド・3.7アシスト・1.2スティール・0.3ブロック・FG44.9%・3P36.2%・FT83.5%

 

G:デビン・ブッカー(サンズ) 

25.0点⑫・3.9リバウンド・6.4アシスト⑰・0.6スティール・0.3ブロック・FG50.7%㉒・3P40.6%・FT90.3%⑧

 

F/G:アンドリュー・ウィギンス(ウルブス) 

25.0点⑬・5.1リバウンド・3.3アシスト・0.7スティール・1.1ブロック㉘・FG46.1%・3P33.3%・FT74.6%

 

F:カワイ・レナード(クリッパーズ) 

25.8点⑩・7.9リバウンド㉖・5.1アシスト㉗・1.8スティール⑥・0.7ブロック・FG45.0%・3P35.7%・FT87.9%㉑

 

F:ブランドン・イングラムペリカンズ) 

25.2点⑪・7.0リバウンド・3.6アシスト・0.7スティール・0.8ブロック・FG49.4%㉚・3P40.7%㉚・FT84.5%

 

*F:ポール・ジョージ(クリッパーズ) 

24.6点・6.2リバウンド・3.8アシスト・1.4スティール・0.4ブロック・FG44.6%・3P39.9%・FT91.3%③

 

リザーブの7人はこんな感じ。

一昔前だと、25点オーバーは超一流クラスしかマークできない数字でしたが、半分以上のチームが平均110点を超える攻撃的なバスケの時代となった現代NBAでは、このクラスがポンポン出てきます。

ブッカー、ウィギンス、イングラムあたりは、まだ早いという感じがあるかもしれませんが、25点オーバーの頑張りを評価して選んであげたいなと思います。

ポール・ジョージはまだ70%の規定試合数に達していませんが、現在60%ですぐにクリアしそうなので入れてあります。

 

ちなみに、「なんであの選手は入ってないの?」という疑問にお答えしておくと・・・・

 

ロケッツに移籍したウェストブルックは、22.5点⑱・8.0リバウンド㉕・7.3アシスト⑩・1.7スティール⑩と相変わらずオールラウンドな働きはしているものの、FG42.5%・3P23.3%が低すぎて効率的なプレーをしていないため。

バディ・ヒールド(キングス)22.0点⑳、CJ・マッカラム(ブレイザーズ)21.4点㉑、デマー・デローザン(スパーズ)21.4点㉒といったスコアラー陣は、25点レベルにまでは到達しなかったため。

ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ)やルディ・ゴベア(ジャズ)といったビッグマンは、夏の代表チームでの戦いで疲れが残っているせいか、昨シーズンより成績を落としており、スタッツだけで言えば、モントレズ・ハレル(クリッパーズ)やハッサン・ホワイトサイドブレイザーズ)の方が良かったりするため。

 

ただ、それでも選ぶべき候補が多いウェストはいいですね。

問題はイーストの方です。。。 

 

イースタン・カンファレンス> 

 

PG:トレイ・ヤング(ホークス) 

27.7点④・4.2リバウンド・8.6アシスト④・1.2スティール・0.1ブロック・FG44.4%・3P37.2%・FT86.0%

 

SG:ブラッドリー・ビール(ウィザーズ) 

27.4点⑤・4.5リバウンド・7.0アシスト⑫・0.9スティール・0.3ブロック・FG44.8%・3P33.0%・FT83.5%

 

SF:パスカル・シアカム(ラプターズ) 

24.5点⑮・8.3リバウンド㉔・3.5アシスト・0.9スティール・0.8ブロック・FG45.7%・3P36.1%・FT81.9%

 

PF:ヤニス・アデトクンボ(バックス) 

31.1点②・13.1リバウンド⑤・5.4アシスト㉔・1.3スティール・1.2ブロック㉓・FG56.2%⑬・3P32.5%・FT59.7%

 

C:ジョエル・エンビードシクサーズ) 

22.8点⑰・12.3リバウンド⑦・3.3アシスト・0.9スティール・1.3ブロック⑰・FG46.1%・3P31.6%・FT81.1%

 

先発の5人はまだ選びやすいですね。

ヤング、ビール、シアカムといったあたりが先発に入ってきてしまうのが、良いのか悪いのかという感じがありますが・・・・

当人たちは頑張っているので選ばれて当然なんですが、イーストの層の薄さを実感してしまいます。

ヤニスは、MVPを取った昨シーズンの成績を超えてきています。

しかも、平均出場時間が31.4分しかないのにこの平均スタッツというのは、まさに化け物級ですね。

 

さて、問題はここからです。

 

G:ケンバ・ウォーカー(セルティックス) 

23.1点⑯・4.2リバウンド・5.3アシスト㉕・1.0スティール・0.6ブロック・FG42.9%・3P40.7%㉙・FT88.9%⑯ 

 

G:マルコム・ブログドンペイサーズ) 

19.5点・4.7リバウンド・7.7アシスト⑥・1.0スティール・0.2ブロック・FG47.5%・3P35.5%・FT92.9%②

 

G:ザック・ラビーン(ブルズ) 

22.7点⑲・4.4リバウンド・4.0アシスト・1.2スティール・0.5ブロック・FG43.6%・3P41.8%㉑・FT80.6%

 

F/G:ジミー・バトラー(ヒート) 

20.7点㉕・6.7リバウンド・6.8アシスト⑭・2.2スティール①・0.7ブロック・FG43.4%・3P28.4%・FT82.7%

 

F:ジェイソン・テイタム(セルティックス) 

20.6点㉖・7.0リバウンド・2.9アシスト・1.4スティール⑱・0.8ブロック・FG40.6%・3P36.4%・FT83.5%

 

F/C:ドマンタス・サボニス(ペイサーズ) 

18.0点・13.5リバウンド④・3.8アシスト・0.8スティール・0.5ブロック・FG51.0%⑳・3P19.2%・FT77.8%

 

C:アンドレ・ドラモンド(ピストンズ) 

17.7点・16.6リバウンド①・2.9アシスト・1.7スティール⑧・1.8ブロック⑧・FG54.6%⑯・3P0.0%・FT63.2%

 

う〜ん、これはかなり悩みます。。

 

まず、イースト上位につけるセルティックスとヒートのリーダー、ケンバとバトラーは間違いのないところです。

そしてオラディポ不在のペイサーズを率い、上位に留めているブログドンも高く評価できると思います。

インサイドは、リバウンド王のドラモンドと、ハイレベルな平均ダブルダブルのサボニスも、ペイサーズから2人目とはなりますが選びたいなと思います。

 

問題は、残りの2枠をどうするか・・・

 

まずガードですが、カイリー・アービング(ネッツ)が復帰すれば、選ばれるのはまず間違いないんですが、25試合中11試合と半分も出ていないのと、いつ復帰するのかが不透明なので、とりあえず外してあります。

 

このカイリーの代わりに先発に上がったスペンサー・ディンウィディ(ネッツ)は、それまで控えで十分な出場時間を与えられていないにもかかわらず、そこからスタッツを上げて平均20.8点㉔・6.2アシスト⑳まで伸ばしてきています。

これはスゴイことですね。

フルシーズンでスターターになれたら、余裕でオールスターなのでは?と思ってしまいます。

 

さらに、ホーネッツの若手デボンテ・グラハムは、まだ2年目の控えPGでしたが、途中から先発に上がると大爆発。

平均19.9点㉙・7.6アシスト⑦・3P42.2%をマークして、いきなりチームのエースとなる活躍を見せています。

 

このPG2人も甲乙付け難いんですが、昨年今年と2年連続で得点リーグTOP20入りを果たしているラビーンを、そろそろオールスターにしてあげてもいいんじゃないかな?と思って選んでみました。

 

ちなみにベン・シモンズですが、昨シーズンよりもスタッツを落としているので選んでいません。

さすがに平均14点そこそこではオールスターとは呼べないでしょう。

 

インサイドは、ブチェビッチやグリフィンがケガで欠場が多く、オールスタークラスの成績を残せていません。

 

20点級のスタッツを残しているテイタム&ジェイレン・ブラウンのセルティックス勢と、トバイアス・ハリスの3人に絞りました。

ただ三者三様で、テイタムはFG成功率が40.6%と例年よりも低く、ハリスは得意の3Pが32.5%と不調、ブラウンは2人に比べると得点もリバウンドも下回ります。

そこで今回は、総合的に判断してテイタムを選んでみました。

 

同じセルティックス勢のヘイワードは、開幕から好調なスタートを切りましたが、途中でケガして離脱しました。

それがなければオールスターに返り咲いていたかもしれなかったので、ちょっともったいなかったです。

 

バックスのミドルトンは、平均18.6点・FG50.0%・3P41.3%と相変わらず安定した働きを見せています。

実際にオールスターに選出されるのは、個人のスタッツよりもチームの成績が重要視される傾向がありますので、昨シーズン同様、イーストを独走する好調バックスから2人目のオールスターとして選ばれる可能性も、現実的には高いと思います。