ついでに、オール・ルーキー・チームについても触れておきます。
オールNBAチームと同様に、上から点数の高かった順に並んでいて、点数は合計点とカッコ内の数字がそれぞれ(1stチーム票=2点/2ndチーム票=1点)を表しています。
【All Rookie 1st team】
G:ジャー・モラント(グリズリーズ) 200(100/0)
G:ケンドリック・ナン(ヒート) 197(98/1)
F:ブランドン・クラーク(グリズリーズ) 189(92/5)
F:ザイオン・ウィリアムソン(ペリカンズ) 176(87/2)
F:エリック・パスカル(ウォリアーズ) 116(28/60)
【All Rookie 2nd team】
G:タイラー・ヒーロー(ヒート) 115(23/69)
G:コービー・ホワイト(ブルズ) 90(8/74)
F:PJ・ワシントン(ホーネッツ) 88(8/72)
F:八村塁(ウィザーズ) 74(10/54)
<選外>
G:RJ・バレット(ニックス) 61(10/41)
G:ダリアス・ガーランド(キャブス) 14(0/14)
F:ディアンドレ・ハンター(ホークス) 11(0/11)
C:ジャクソン・ヘイズ(ペリカンズ) 5(0/5)
F:キャメロン・ジョンソン(サンズ) 3(0/3)
F:コーディ・マーティン(ホーネッツ) 1(0/1)
以前予想した記事はこちらです。
大体予想通りなんですが、疑問点は1つだけ。
「なぜ、RJ・バレットが選ばなかったのか?」というとこだけですね。
これまた、「ニックスのチーム成績が悪かったから」でしょう。
ただ今回は、「似たような成績のチームからも選ばれている」点が違います。
比較してみましょう。
G:RJ・バレット(ニックス)
14.3点/5.0R/2.6A/1.0S/0.3B/FG40.2%/3P32.0%/FT61.4%/勝率31.8%
F:エリック・パスカル(ウォリアーズ)
14.0点/4.6R/2.1A/0.5S/0.2B/FG49.7%/3P28.7%/FT77.4%/勝率23.1%
G:コービー・ホワイト(ブルズ)
13.2点/3.5R/2.7A/0.8S/0.1B/FG39.4%/3P35.4%/FT79.1%/勝率33.8%
F:PJ・ワシントン(ホーネッツ)
12.2点/5.4R/2.1A/0.9S/0.8B/FG45.5%/3P37.4%/FT64.7%/勝率35.4%
7.5点/3.3R/1.6A/0.5S/0.2B/FG45.6%/3P38.8%/FT86.4%/勝率73.6%
チーム勝率で言えば、ニックスよりも悪いウォリアーズからも選ばれてますし、同じぐらいのブルズやホーネッツからも選ばれています。
なので、ニックスだけが特別悪かったわけではありません。
スタッツも、FG成功率や3P成功率の確率は良くありませんが、この点もコービー・ホワイトも同じぐらい良くありませんので、バレットだけが選ばれない理由にはなりません。
逆に、新人ながら開幕から先発出場を続け、規定試合数に達したルーキーの中で、平均得点で3位、リバウンドでも3位の数字を残しています。
なぜか、ラプターズの控えSGテレンス・デイビスが選ばれていますが、先発で30分以上出場するのと、ベンチからセカンドユニットの一員として10数分出るのとでは、マークの厳しさが違います。
ましてや、ニックスで第2スコアラーか第3スコアラーの役割を与えられていたら、相手のマークが厳しくなるのも当然です。
シュート成功率が悪かったのも、それが一因として考えられます。
いずれにしても、選ばれない理由はなく、1stチームでなかったとしても、せめて2ndチームには入っていないとおかしいと思います。
ここでも公平な審査が行われていないなと感じてしまいます。