ネッツのケニー・アトキンソンHCが解雇されました。
これはちょっと驚きでした。
何の前触れもなかったこともあるんですが、一番ビックリしたのはネッツの成績が悪くなかったことです。
ネッツは昨シーズン、今シーズンと2年連続で予想を上回る結果を残してきました。
例えば昨シーズンは、何の前評判もなく、ロールプレイヤーの寄せ集めでしかない戦力から、誰もプレーオフなど予想していませんでした。
ところが、ディアンジェロ・ラッセルを中心に雑踏集団が見事なまとまりを見せ、なんと6位でプレーオフに進出しました。
でも、この5人がスタートのチームですからね。
PG:ラッセル
SG:キャリス・ルバート
SF:ジョー・ハリス
PF:ロディオンス・クルークス
C:ジャレット・アレン
そこに、
シャバズ・ネイピアー
スペンサー・ディンウィディ
アレン・クラブ
ジャレッド・ダドリー
ディマーリ・キャロル
ロンデイ・ホーリス・ジェファーソン
などが加わり、まさに10人以上のロールプレイヤーたちが力を合わせたカレッジのようなチームでした。
結果としてチーム成績が良かったことでラッセルがオールスターに代替出場しましたが、それまでラッセルをオールスタークラスの選手と評価していた人はいませんでした。
なので、全員がロールプレイヤーのチームでプレーオフまで行ったと言っても過言ではないと思います。
そして、それをまとめ上げたのがアトキンソンHCでした。
デュラントがネッツ移籍を決めたのも、もちろんカイリーの存在が大きかったのは確かですが、それ以前にネッツのチームワークとその戦い方に一目置いていたからに他なりません。
実際ネッツ行きを決めた後、ネッツのチームとしての雰囲気を評価していました。
ただ、カイリーが行きたいと言ったから、というわけではないんですね。
そして今シーズン。
デュラントは元々シーズン全休が決まっており、カイリーも結局20試合しか出場できずにシーズン絶望となりました。
ルバートもケガがちで37試合にしか出場できていないため、メインのスターターはこんな感じでした。
PG:ディンウィディ
SG:ギャレット・テンプル
SF:ジョー・ハリス
PF:トーリーン・プリンス
C:ジャレット・アレン
昨シーズンの先発とあまり変わらないというか、より小粒感が増したぐらいのメンツになってるんですよね。
ラッセルもカイリーもいなくて、ディンウィディがエースですから!
でもやっぱり、今シーズンも7位でプレーオフ圏内につけてるんですよね〜
これはスゴイことだと思います。
2年連続で、こんなメンツでこういう結果を出しているということは、やっぱり褒められるべきはHCだと思うんですよ。
なので、今回の解雇劇が驚きでした。
結局デュラントは、アトキンソンHCの下でプレーできないまま終わってしまうんですよね。。
うーん、次にどんなHCが来るのかわかりませんが、スター選手たちを操れるネームバリューのあるHCを考えてるんでしょうか?
マーク・ジャクソン?
ジェフ・バンガンディ?
トム・シボドー?
決まるのはオフに持ち越しとなりそうですが・・・・