プレーオフも盛り上がり、ドラフトも近づいていますが、FAシーズンも静かに始まっています。
一つ、トレードがありました。
<ネッツ> ⇔ <ホークス>
トーリーン・プリンス アレン・クラブ
2021年2巡目指名権 1巡目17位指名権
2020年1巡目指名権
ホークスが3年目の若手SFプリンスを出し、代わりに今年の17位指名権と来年の分の2つの1巡目指名権をGETしたというトレードです。
ただ、このトレードの1番のポイントは、アレン・クラブとその契約金額です。
ベテランシューターのクラブは、ベンチプレイヤーには似つかわしくない高額契約をもらっていて、来季1年で18.5milの契約が残っています。
ネッツは、今夏のFAマーケットをにらみ、この高額契約をどこかに引き取ってほしいと思っていました。
そこで、若手を中心にチーム再建中のホークスに声をかけ、1巡目指名権を2つあげるから、18.5milの契約をもらってくれと頼んだわけです。
なぜかというと、そうすることでサラリーキャップの空きを大幅に作ることができるからです。
★ネッツのサラリーリスト
https://hoopshype.com/salaries/brooklyn_nets/
クラブの契約がなくなれば、次に高い来季の契約はジョー・ハリスの7.7milと、高額契約が全くありません。
このトレードによって、ネッツはこの夏MAX契約2人分のスペースを作ることに成功したんですね。
その空きで狙っているのが、カイリー・アービングと言われています。
カイリーは、幼少期の大部分をニュージャージーで過ごしました。
その頃一番近くにあったフランチャイズは、ニュージャージー・ネッツ。
現在はブルックリンに移りましたが、NYはニュージャージーの隣りです。
以前はニックスが本命なのでは?という噂が多かったんですが、ここに来てネッツの名前が浮上してきています。
そしてネッツもそれに応えるように、キャップの空きをせっせと作っているわけですね。
じゃあ2人目は?
それは、ニックス行きの噂でも取り上げられていたデュラントです。
先に2人分の空きを作っていたニックスは、早くからカイリーとデュラントをセットで獲るんじゃないかという噂が立っていました。
しかしここにきて、ネッツも2人分の空きを作れてしまったんですね。
となると、ニックスとネッツのガチンコ争奪戦が繰り広げられることになりそうです。
ニックスは、カイリー&KDを狙いつつも、プレーオフ絶好調のレオナルド君にも興味を示しているので、今後の動きから目が離せません。
ちなみに、ホークスからネッツに移るプリンスは、2年目から先発の座をつかんだ若手有望株ですが、デュラントと仲がいい友達でもあるそうです。
これもリクルーティングの一環だとしたら、ネッツは相当な策士ですねえ〜
いろいろと楽しみな展開になってきました。